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「路線バスの車いす対応に関する運用方法(案)」に対する県民意見の募集の結果について
 
平成20年10月6日
大分県企画振興部総合交通対策課

  平成20年8月13日から9月12日までの間、県民の皆様から募集した「路線バスの車いす対応に関する運用方法(案)」についてのご意見の概要、ご意見に対する県の考え方及び計画への反映状況を取りまとめましたので公表します。
  なお、19人の県民の皆様から延べ48件の貴重なご意見をいただきました。ご協力ありがとうございました。
番号
提出者数
ご意見の概要
県の考え方及び反映状況
10 
 通勤・通学時間帯の車いすでの乗降は、渋滞等を招き一般のバス利用者に迷惑を掛けるので控えてもらいたいという考え方は、障がい者を差別した発想であり、すべての時間帯で車いすの乗降ができるようにしてもらいたい。   ご意見を踏まえ、「路線バスの車いすでのご利用方法」に3.として次の文章を追記するとともに、<別紙1>の2.を大幅に加筆修正しました。
 なお、平日の朝夕の通勤・通学時間帯のご利用については、「変更が可能な場合は、極力避けて頂きますよう」お客様のご理解とご協力をお願いしておりますが、これは、あくまでも任意のご協力のお願いであり、バス事業者として平日の朝夕の通勤・通学時間帯の車いすでのご利用を一律にお断りするものではありません。
 <別紙1>に記載の事情をご覧頂き、可能な範囲で、ご協力頂ければ幸いです。
 3.ユニバーサルデザインの考え方からは、「事前のご予約のお願い」等を行うことなく、どなたでも気軽にバスをご利用頂ける環境を実現することが望ましいことはもちろんです。他方、現状においては、ハード・ソフトの両面でバス会社のみでは解決が困難な様々な課題が残っています。このような中、現状から一歩でも前進させるため、今回は、限定的な内容での開始となりました。
 各バス会社と致しましては、関係行政機関や県民の皆様にもご理解とご協力をお願いしつつ、今後とも、段階的ではありますが、車いすでの利用環境の改善に取り組んでまいる所存ですので、車いすのお客様におかれましては、ご理解・ご協力をお願い申し上げます。

 
  事前予約制そのものがバリアである。県外からの旅行者や、県内の車いす利用者でも当日になって外出を決定することが多いと考えられる。その際に事前予約制は現実的でなく、予約なしでも利用できるようにすべきである。  ご意見を踏まえ、「(ご予約がないことだけを理由として乗車をお断りするものではありませんが、事前のご予約は停車時間の短縮やバスの定時性の確保などに大変効果的ですので、是非ご協力をお願いします。)」旨を「路線バスの車いすでのご利用方法」の2.に追記しました。
 なお、ユニバーサルデザインの考え方からは、「事前のご予約のお願い」等を行うことなく、どなたでも気軽にバスをご利用頂ける環境を実現することが望ましいことはもちろんです。しかしながら、大分県内の車いす対応車両で最も多いスロープ付きワンステップバスの場合、今後、乗務員やお客様の習熟とバス停の改良が進むことにより停車時間の短縮が期待されるものの、当初は、乗車・降車ともにそれぞれ4〜5分程度を要する見込みであり、乗降を合計すると最大で8分〜10分程度、停車時間が増加する見込みです。車いすでの乗降を行う以上、停車時間の増加はやむを得ないものであり、県及びバス事業者として「こころのバリアフリー」運動を社会運動として進めていく所存ではありますが、路線バスの車いす対応の拡大を一層進めていくためには、他のお客様や後続車の皆様のご理解とご協力は欠かせず、可能な範囲で、バスの停車時間の短縮にも努める必要があります。
 このため、バス事業者による乗務員の訓練や行政によるバス停の改良などの努力も進めてまいりますが、停車時間の短縮のためには、事前にご予約を頂くことが大変効果的なことから、車いすのお客様に事前のご予約へのご理解とご協力をお願いするものです。 


 バス事業者は、車いす利用者の目線に立った対策を講じるべきで、バリアフリー対応の車両の導入促進と車いす対応運行本数の増便を積極的に図るべきである。
 また、全国に先がけ車いす専用車両の導入を図ってもらいたい。

  近年、マイカー通勤の普及や少子化に伴う通学者数の減少などを背景に、大分県内の路線バスの輸送人員や運送収入は概ね減少が続いており、厳しい事業環境にあります。このため、一気に多くの車両を更新することが難しい状況ではありますが、各バス事業者としては、できるだけ多くの車両の更新を進めるとともに、車両を更新する際には、技術的な理由などからバリアフリー法に基づき適用除外が認められている場合を除き、原則として車いす対応車両を導入してまいります。また、車いす対応車両の増加に対応し、ダイヤ改正などの際に、車いす対応便の増加を着実に進めていきます。
 なお、車いす対応車両のうち、ノンステップバスについては、ワンステップバスに比べ価格が一両当たり数百万円も高いことや、坂道や交差点で床面が道路に接触してしまうケースも多いという走行環境上の事情から、従来、県内では導入が進んでいませんでした。しかしながら、平成20年度から県においてノンステップバスに対する補助制度が設けられたことから、他の補助制度の活用により導入するものを含め、平成20年度中には、県内のノンステップバス車両数は8両となる見込みであり、今後も、補助制度を活用しつつ、各バス事業者において導入を進めていきます。
 また、車いす専用車両の導入については、採算性を確保することが難しいことが予想されるため、導入は困難です。
  バス乗務員の言葉遣いや態度には、個人差が大きく、上から目線のような態度や人権侵害とも思える対応があるので、最低限、障がい者の立場に立った応対ができるよう、研修・教育の徹底を図ってもらいたい。   各バス事業者は、乗務員の言葉遣いや応接態度について、定期的に研修・教育を行っておりますが、乗務員の一部に、お客様に不快な思いをさせてしまうような言葉遣いや態度の者がいることは、バス事業者として誠に残念であり、今後、不適切な対応を行うことがないよう、今般の車いす対応の拡大を契機に、社員教育の徹底を図ってまいります。  


 バス事業者と車いす利用者の意見交換の場を設けてもらいたい。また、車いす利用者のモニター制度を設けてもらいたい。

 路線バスの車いす対応の現状と拡大に向けた課題、車いす利用者の方のニーズなどの情報を関係者が相互に共有することは、具体的な改善を進めていくために有益だと考えます。他方で、車いすで路線バスを利用しやすい環境の整備には、バス事業者単独では対応が困難な課題も多く存在するため、意見交換を行う際には、行政関係者も含めて行うことが、望ましいと考えます。
また、単なる意見交換に終わらせず、具体的な改善につなげていくための仕組みも必要です。
 このため、頂いたご意見を参考に、関係者間の意見交換やモニター制度のあり方と意見交換等の結果を活かした具体的な改善の進め方について、平成20年中に結論を得るべく、県において検討を行います。


 広くバス利用者に対して、ユニバーサルデザイン化の情報提供や啓発活動を積極的に行い、車いす利用者も受け入れるような社会づくりが必要である。

 ご指摘のように、車いす利用者の方が気軽に路線バスを利用できる環境を整備するためには、バス利用者とバス以外の自動車ドライバーの皆様の理解と協力が不可欠です。このため、県及びバス事業者は、「みんなで創ろう!だれでも気軽に移動できる社会」と題して、「こころのバリアフリー」を呼びかけるポスターや今般の路線バスの車いす対応の拡大の周知のためのポスターを制作し、バス車内、市役所の庁舎等に掲示するとともに、県庁ホームページ等に掲載しています。また、県政テレビ番組での情報提供や報道発表なども行いました。
 今後も、県及びバス事業者で協力し、情報提供や啓発活動に努めてまいります。


 スロープ付きバスの運行には歩道のマウンドアップが必要である。また、バス停留所まで安全に移動できるような歩道全体の改修や屋根(上屋)、ベンチ、音声案内等のバス停留所のユニバーサルデザイン化に向けた整備が必要である。
 県は、バス停のユニバーサルデザイン化を図るため、バス停の改良を計画的に進めていくこととしており、平成20年度は、県管理の道路上に設置されているバス停約40箇所の改良を行っています。今後も、県民の皆様からのご意見を参考に、車いす対応系統のバス停などの優先度が高いバス停から、着実に改良を進めます。また、歩道全体の改良も進めていきます。
 なお、市町村など県以外の主体が管理する道路などに設置されているバス停については、それぞれの管理者に対して、改良を行うように働きかけを行っていきます。
 上屋やベンチ等の整備については、平成20年度から各バス事業者が広告会社と協力し、大分市内中心部の一部バス停において、広告付きの上屋の設置を行っております。バス利用者が減少するなか、バス事業者が上屋やベンチの整備を一気に進めることは困難な状況ですが、今後も今回のような機会を活用し可能な範囲でサービスの維持向上に努めてまいりたいと考えております。


  現行ノンステップバス車両の改良を望む。具体的には、車いす利用者が車外から見て、車いす席の利用状況がわかるように、車両前面に「空席」「利用中」「予約有り」の表示設備を、また、車いす固定装置についても、現行のベルト方式は締め方が緩いと危険なため、装置の改良を希望する。

 ノンステップバスの車両の改良については、バス事業者のみによる対応は難しく、自動車メーカーによる開発や国土交通省の標準ノンステップバス仕様の改訂などが必要です。
 このため、ご意見を踏まえ、県として、国に対し、ノンステップバス車両の改良の促進を要望いたします。
  車いす対応路線については、車いす利用者の希望も反映してもらいたい。
  具体的には、
    (1)大分駅、別府駅、亀 川駅周辺の路線
  (2)トキハわさだタウン、明野アクロス、パークプレイス等の大規模商業施設への路線
  (3)県立病院、大分大学病院等の医療機関への路線
  (4)大分大学、別府大県立図書館等の教育関係機関への路線
  (5)大分空港への路線やホーバー乗り場への路線
 
 頂いたご意見を参考に、県 とバス事業者で協議の上、車いす対応系統及び車いす対応便の増加を進めてまいります。
  なお、平成20年9月24日現在の車いす対応系統については、「バス停大分」ホームページに掲載しておりますので、ご参照下さい。

<車いす対応系統>
http://bus-stop-oita.net/pdf/wheelchair_bussystem.pdf

   
企画振興部総合交通対策課総務・陸海上班
電話 097−506−2153
電子メール a10750@pref.oita.lg.jp


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