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大分県立看護科学大学 卒業証書・学位記授与式にて
平成18年3月17日
 本学は、保健医療の現場において中核的、指導的役割を果たすことのできる資質の高い看護職の育成を目的といたしまして、平成十年四月に開学いたしました。そして、平成十四年四月には、学際的・国際的視野に立った教育者、研究者の養成を目指して、大学院修士課程を、そしてまた、平成十六年四月には、県内における看護教育、研究・研修の拠点としての機能を強化するため、九州の看護系大学では初めて大学院博士課程を開設したところです。
  本学は、これまで「科学的視点に立った看護学の研究」・「心豊かな看護職の育成」・「地域社会への貢献」という建学の精神の下、教育・研究に努めてまいりましたが、本日、このように皆さんを送り出すことができるということは、大変大きな喜びであります。
  皆さんは、教育環境に恵まれたこの素晴らしいキャンパスで、充実した学生生活を過ごされたことと思います。そして、さまざまな教養や専門知識・実践力を身に付けられ、新たな人生の第一歩を踏み出されるわけであります。今後、社会に出られ、患者さんと向き合う皆さんには、さまざまな困難も待っていると思います。
  本学で学ばれた知識や技能、また、学生生活を通じて得た友人がこれからの人生の大きな支えとなり、かけがえのない財産になるということを思い出していただき、困難を乗り越えていただきたいと思います。
  私は「安心・活力・発展」の大分県を基本目標に掲げ、県民中心の県政の実現に努力をしております。その取り組みの一つとして、本学は、特色のある、そして、より地域に根ざした大学を目指して、この4月から公立大学法人になります。このことによりまして、大学の自主性がさらに発揮され、県民の方々に、より身近な取り組みが行われるようになるとともに、県民一人ひとりが安心して心豊かに暮らしていけるように、医療や福祉のさらなる充実に貢献できる大学に育っていくだろうと思っております。
  現在、高齢化の進行や県民の健康意識の高まり、また、医療の高度化・専門化などによりまして、保健医療を取り巻く環境は大きく変化しております。看護職の役割はますます重要になってきています。
  皆さんは、これから医療機関や行政機関など、保健医療の現場で活躍される方、あるいはまた、大学院に進学して、より高度な研究に取り組まれる方など、その進路はさまざまと思いますけれども、看護職の果たすべき社会的役割の重要性を十分に認識していただいて、それぞれの場で、大いに活躍されるように期待しています。どうか、本学で学んだ自信と誇りを持って大きく大きく羽ばたいていたたぎたいと思います。