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皆さん方には日頃から「心の通い合う地域づくり」をモットーに地域で様々なご活動をいただいております。皆さんの活動なしには地域は持たない、と思うところでございまして、この場をお借りしまして皆さまの日頃のご活動に対して、心から敬意を表しまた感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございます。
今、少子高齢化でございます。いよいよ日本は人口減少社会に突入いたしました。人口がちょうどピークだった2005年は1億2777万人でした。この人口が2046年には1億人を切るだろうと言われております。40年間で2777万人が減っていくということでございまして、大変に大きな減少が見込まれております。年で割ってみますと70万人近くが1年間で減っていく計算で、大分県の人口が120万人でございますから、2年足らずで大分県がなくなるというような状況でございます。
特に、この少子高齢化は地方に行くほど進んでおりますから、このままで行きますと本当に大変になるということでございます。大きな流れは今のところ変えようがないと思いますけれども、大分県としましてはできるだけこの影響を緩和していく、それから引き伸ばしていくということが大事だと思っているところでございます。
このような中、実は昨年大変嬉しい統計がございました。大分県で人口流動統計を取っております。入ってくる人、そして出ていく人、この動きを捉えているわけでございますけれども、去年1年間をみますと、出て行く方が約1,000人、入って来られる方が約1,500人ということでございまして、入ってくる方が約500人多かったという形になりました。これは実に28年ぶりのプラスでございました。分析をしてみますと、企業誘致、あるいは地元の企業の利益の影響で仕事が増え、大分県からこれまで外に出て仕事をしていた若い人も県内で仕事ができるんだなと、とどまったり、あるいは大分県に行けば仕事がありそうだ、ということで他県から来てくれたりしているようです。また、この別府は日本一、一人当たりの留学生の多い街でございますけれども、大分県では留学生も増えております。こういったことがいろいろございまして、28年ぶりに流入人口が、流出人口を上まわったという嬉しい結果がでたわけでございます。
そういうことで、少子高齢化、人口減少でございますけれども、何とか大分県の皆さんが産業の発展を図りながら、大分県で仕事ができる機会を、雇用機会をつくっていく。そして、「大分県で頑張る」若者を増やしていくというようなことがまずもって大事なことじゃないかと、人口減少社会における「攻めの県政」で、こういう形で我々はこれからもやっていかなければと思っているところでございます。
皆さん方には、地域を大事にし、誇りに思われるという、ふるさとづくりで本当に大変にお世話になっております。皆さまのおかげで地域が守られていると申しても過言ではないと思っています。
地域で皆さん方が頑張って、コミュニティービジネスやいろんなことをやっていただいております。大分市の「吉野の鶏めし」もあります。佐伯市本匠の「雪ん子寿司」もあります。また杵築市大田の「お宝めし」もあります。皆さん方が、地域のいいところを活用して、いい物を使って、そして新しいものを提供して、そして元気のある地域をつくっていただいてる。これは大変素晴らしいことでございます。
高齢化の時代、皆さん方が高齢の方のために、時々、「元気にしちょるかぇ」と回って見られるとか、あるいはまた宅配サービスをしていく。そして日常生活に困らないような介助をしていただくいうような地域もあるわけでございます。
また、今、子どもたちの健全育成ということも大変大事でございます。子どもたちの最大の問題は対話をする時間が非常に乏しくなっているということでございます。人の話を聞き、そして人に自分の考え方を言うということが中々できない。大人が忙しかったりして、いろいろ話をしたり、話をしてもらったりという機会が少なくなっている。そういったことで、子どもたちもコミュニケーションのとり方が中々わからない。人の話をよく聞いて、そして人に話すという対話のやり方がうまくないというようなことがでてきています。高校入試には英語のヒアリングがありますが、日本語のヒアリング、何か話を聞いてその話の概略を書くとか、あるいは、今の話について質問がありませんかというような試験を入れようかというぐらい対話の能力がなくなっているということでございます。
このような中、皆さん方が読み聞かせ運動であるとか、あるいは青少年のための対話の時間といったようなものをおつくりいただき、青少年の健全育成にお力を入れていただいているということは大変に大事なことだと思っております。
この時代、食の安全も非常に重要です。日常、本当に我々が信用しきって接している食べ物でいろんな問題が起こってきております。家庭で、お家で作る手づくりの料理が一番安全で、地産地消が一番いいんだということが改めて考えさせられるわけで、皆さん方にはこれからも食の監視、地産地消運動を進めていただければ大変ありがたいと思っているところでございます。
また日頃の安全の問題も大変重要でございます。一旦災害があった時に、本当に、一人暮しのお年寄りをどうやって避難してもらうか、また体の不自由な方をどうやって避難誘導していくかでございます。この点につきましても、皆さん方にいろいろ日頃から苦心していただいて、避難誘導の経路なども考えていただいて取り組んでいただいております。
また、その他にも地域で何か起こったら消防団が頼りなわけですが、今、少子高齢化が進みまして、消防団が小規模化・弱体化しております。特に昼間は皆さんお仕事があるもんですから町の方に出て行ってしまうと、昼間、火災があった時に、どうするかという状況があるわけでございます。そこで県では、今、消防団応援隊というのをすすめております。地域の主婦の方にもお願いしまして、一旦火急のことがある時には、何か事がある時には、消防団の応援をお願いしようということも進めております。
このように、本当に皆さん方には、今、様々な面でお世話になっております。
冒頭申し上げましたけれども、本当に、現在、地域は皆さん方のお力なしにはもう維持できないというような状況になっておるもんですから、ぜひ、この婦人団体連合会の皆さん方が、これからも一致結束して、そしていろいろ研修も積まれ、活動も活発にやっていただけるということを我々も心からお願いするところございます。
今年は、大分で国体と障害者スポーツ大会が開催されます。国体は9月27日が開会式で、県内各地で競技が開催されます。また全国障害者スポーツ大会は10月11日が開会式でそれから三日間の競技があります。皆様方にはもうすでにいろいろな方面からお願いとか、ご協力をいただいておりますけれども、何と言いましても、全国から4万人の皆さんがおみえになられるわけです。大分県一流の、我々が誇りにしている、「おもてなしの心」で、ぜひ歓迎していただいて、そして来県された皆さんに「大分県は素晴らしいところだな、また行ってみたいな」と思ってもらうような大会にしたいと考えております。空港に着く、あるいは駅に着く、その時に大分県の我々は、「国体ですか、障害者スポーツ大会ですか」と声をかける、「どうぞ、よろしく」「頑張って下さい。」と、激励してさしあげると選手の皆さんは本当に感激するんだそうでございます。また、たくさんの皆さんが歓迎の拍手をされるとそれも本当に嬉しいそうです。そして、おいしいお茶や料理、皆さんの心温まる言葉、これで大分県のおもてなしをすすめていきたいと思っております。こうして、皆さんとともに心を尽くして全国から来られる皆さん方に接し、歓迎し、そして素晴らしい大会にしたいと思ってるところでございます。ぜひ、このようなご支援とご協力を切にお願いを申し上げる次第でございます。 |
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