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「あまべ渡世大学」開校式にて
平成19年6月 2日
 こうしてめでたく、「あまべ渡世大学」が開校の運びになりました。心からお喜びを申し上げます。学長はじめ、かまえブルーツーリズムの皆さん方が、志高く、そして周到な準備をしてここまで持ってこられました。皆さん方のこれまでのご苦心に対しまして、心から敬意を表し、また今日の開校を心からお喜び申し上げる次第です。私も、名誉学長ということで、本当に気を引き締めて一生懸命、応援をしていきたいと思っているところです。
  「渡世大学」という名前ですが、こちらの方では、「渡世が立つ」というのは、「あの人も中々努力して、最近はしっかりと渡世が立つようになった」ということで、「一人前になって、生業もしっかり立つようになった」という褒め言葉だそうでございまして、この「あまべ渡世大学」、成る程こういう意味だったんだなと、非常によくわかる感じがして聞いたわけでございます。
  あまべ(海部)でございますから、海の恵みに感謝しながら、魚を獲り、貝を採り、そして魚をさばいて、貝を開いて、生業をする。そういう海の人々の苦労、あるいは喜びをともにしながら、大学で学んでもらい、海の幸を楽しんでもらおうという企画でございまして、これは、よく考えられた良いアィデアだと思います。今、観光、ツーリズムと言いますけれども、ただ見るだけ、食べるだけでは面白くない。やはり、いろいろ体験をしながら、そして楽しみながら、観光を体験したい、ツーリズムを体験したいというニーズが増えてきております。ですから、グリーンツーリズム、あるいはブルーツーリズムということが、大変、盛んになってきているわけでございまして、そのお客さん方のニーズにもぴったり合う試みではないかと期待しているところであります。
  この蒲江、いよいよ来年の春、東九州自動車道が、佐伯までやってまいります。そしてもう今年からでございますけれども、佐伯から県境までの工事も本格的に予算がつきまして、急ピッチで進むという体制が出来てまいりました。いよいよ、高速道路が通る蒲江の町ということになるわけでございます。やっぱり、そういう時に一番心配なのは、「この素晴らしい蒲江がお客さんたちの通過点になっては困る」、いやそうではなくて、「九州各地から、この蒲江を目指して、お客さんが来てくれるような、そういう町づくりをしなければ」と思っていたところでございます。かまえブルーツーリズムの皆さん方が同じような思いでいろいろと考えて、今度こうして「あまべ渡世大学」というのを開いていただいたわけでございます。
  「非常に良いタイミングでやっていただいた、またお客さん方のニーズを非常にうまく捉えた試みをやっていただいた」と我々も期待に胸ふくらませているところでございます。これまでの御苦労も大変だったと思いますけれども、いよいよこれからが勝負であります。かまえブルーツーリズム研究会の皆さん方が力を合わせて、そしてこの「あまべ渡世大学」をぐんぐんと発展させていただきますように、心から期待をしております。