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第二十五回大分県愛育推進大会にて
平成19年8月30日
 愛育班の皆さま方は、日ごろから各地で、高齢者の対策、あるいは子育ての支援、あるいは障がい者の自立支援のため、たいへんにご活躍を頂いております。皆様のご活動のおかげで大分県内の各地域は成り立っているわけでございまして厚くお礼を申し上げます。
  さて、わが国は少子・高齢化とよく言われますが、いよいよそれが人口減少という形で現れてまいりました。2年前、日本の人口は1億2,777万人でピークを迎え、以後減少しておりまして、30年後には1億1千万人、約50年後には1億人を切るのではないかといわれております。大分県は現在121万人ですが、平成30年には、大分県の人口は100万人を割り、約97万人になると予想されています。
  こういう中で愛育活動を積極的に行っていただくということになると、皆様方にもご苦労をおかけすると思っております。どうぞよろしくお願いします。
 皆様方の活動はいろいろな分野に及んでおりますが、まず一つ目は、やはり高齢者の問題でございます、今、高齢化率は全国で20%、65歳以上の方の比率が20%ということでございますが、大分県の場合はすでに24%になっております。地域によっては30%、40%というところもございますが、高齢者の率が多いのは、経験豊かな知恵がたくさんあるということで、大変ありがたいことです。特に大分県の場合は、高齢者の方が地域のために元気いっぱい、いろいろご活動いただき、例えば高齢者の見守り、子どもの健全育成、地域のクリーンアップ作戦等々に大変にご活躍を頂きまして、この皆様方のご活躍によって地域が支えられております。ありがたいことです。大切な事は高齢者の方がいつまでも元気で社会に参画していただけるように、健康づくりをすすめていかなければならないと思っているところです。
  健康といえば高齢者は筋力が衰えますから、その維持のために体操をしていただく、スポーツをしていただく、あるいは食事にしても、年が年だからとおっしゃらずに、ちゃんとバランスの取れた食事をしていただくことが大切で、このようなことの応援をしていかなくてはならないと思っております。
  少子化の問題こちらは大変です。14歳以下の子どもの比率が14%以下になっている。これがさらに少なくなっていくということです。若いお母さん方と懇談した時、皆さんが言っておられたのは、「この大分県、九重は、若い自分たちにとって住みやすい、子育てがしやすい」と言っておられました。どのようなことかというと、まず、空気がよい、そして一緒に住んでいるおじいさん、おばあさんや、近所のおじいさん、おばあさんが、無農薬の大変おいしい旬の野菜をくださる。春になると山菜が取れる、料理の仕方が分からないときは、山菜の料理の仕方も教えてくださる。子どものしつけ方もいろいろ教えてくださるし、知恵も教えてくださるのでありがたいと言っておられました。
  このような社会が一番良いわけですが、大分県でも核家族化が進んでいるため、中々そうはいかない。子育ても自信がない、この子は大丈夫なんだろうか、と心配になり悩んでおられるお母さん方が多いわけでございまして、そういう人たちに経験豊かな皆さん方がこうしたらいいよ、大丈夫だよと言ってくださるのはありがたいことです。こういう子育ての応援をみなさん方にお世話になっているところです。
  障がいのある皆さんも、やはり住み慣れた地域で皆さんとともに暮らしていく事が大切なことであります。障がいのある方も、この地で元気いっぱい暮らしていくためには、この地で仕事をやっていけることです。障がいの重い方、授産施設等で福祉的な就労もありますし、あるいは一般就労といいまして普通の企業で仕事をすることも大事であります。大分県は実はこの一般就労の比率が2.14%、全従業員の中で障がい者の比率なんですが2.14%ということでして、全国の平均が1.52%でございますので、大変高く全国で一番です。これは皆さん方、あるいは先人がいろいろご苦労を重ねてこの実績を作っていただいたわけですから、そういう数字をしっかりと守っていけるように自立支援、就労促進をやっていかなければならないと思っております。就労の全体の率は全国1位なんですけれども、知的障がい者の就労はまだまだ進んでおりません。こちらは全国で40位となっておりますので、そういったあたりに力を入れながらぜひ障がいのある方も住み慣れた大分県で心豊かに暮らしていけるよう、皆さん方にもご助力をお願いいたします。
  いろいろ課題は多うございますが皆さん方のお力を頂きながら、また、皆様方とともに我々も汗を流しながら、誰もが住んでよかった、住んでみたいと思えるような大分県づくりに努力をしてまいりたいと思います。