ようこそ知事室へ

 
定例記者会見
 
4月13日に行われた知事選挙で初当選した広瀬知事は、4月28日初登庁し、正庁ホールで県職員を前に就任のあいさつをしました。
日時:平成15年4月28日(月)
    午前10時40分
場所:正庁ホール
 皆さん、おはようございます。大変厳しい環境の中ですが、大分県知事として皆さんの力をお借りし、ともに知恵を出し合って仕事をしていきたいと思っています。
 三つの視点
 県政に臨むにあたり皆さんに三つの視点に立つことをお願いします。
 一つは、「県民を中心にした県政」を推進していくことです。県民のために何が一番良いのか、そのことを真っ先に考えて仕事をしていただきたい。そのためには、県民の皆さんとの対話を大事にしていただきたい。県民の方を向いて仕事してください。知事は二の次で結構です。
 二つ目は「県民の自由な発想や活動を支える」ことで、全体として元気な大分県を創っていくことです。多様な価値観の時代にあって、それぞれの県民が自由な発想をめぐらし、活動していくことが大切です。上から旗を振るより、県民の皆さんが自由な発想で活動する、それを支え引っ張り上げる大分県にしたいと思っています。NPO活動など新しい動きもでてきていますので、既存の団体などの動きもあわせて悩みや行政ニーズを把握しなければなりません。旧来どおりの割り切り方では縦割りの弊害もでかねないのです。いかに対応するかを考えていく必要があります。活発に活動している人たちから「県庁に行ったら、たらい回しになった」などの声も聞いています。価値観が多様化し、動きが活発になっているため、行政では捉えきれないことが起きているのです。
 三つ目は、「外の風を持ち込む」ことです。県庁で待つのではなく、外に出て外の風を県庁に持ち込んでください。大事なことは現場ではどう考えているかです。それから、日本全体として時代がどう動いているかを把握しておかないといけません。いろんな意味で外の風を持ち込まないと、時代に取り残されることになります。現場を大事に時代の流れを見極めることが必要です。
 
 「安心・活力・発展」
 県政の課題は「安心・活力・発展」です。 
 「安心」では、安心して心豊かに暮らしていける大分県にするために、高齢者の社会参加や、子育てのしやすい環境づくり、医療・福祉のさらなる充実、環境保全の徹底を目指します。
 「活力」では、いきいきと活力あふれる大分県にするために、地域の経済を支える農林水産業をしっかり振興していきます。まちの経済をリードする商工業、サービス産業もしっかり発展させていきます。企業誘致も促進します。そして人やものの動脈である高速道路などの社会資本整備も進めていかなければなりません。
 「発展」では、人材を育て将来の発展可能性豊かな大分県にするために、教育の現場で豊かな才能を伸ばし、社会で存分に活躍できる人づくりに取り組みます。文化や芸術、スポーツの振興とともに、地域の発展を支える支援体制づくりも忘れてはなりません。
 もう一つ、避けては通れないのが「行財政改革」です。難しい時代に地方分権を確立し、しっかり対応するためにもぜひとも必要なことだと思っています。徹底的に無駄を省き、経費を切りつめるために、行政組織を簡素化し効率化してまいります。基本から見直していかなければなりません。
 時代は歴史的にも大きな変換期にあり、日本の経済も構造変革の時を迎えています。この構造的な変化の波に大分県が乗り遅れたら大変です。むしろ、変化の波を先取りしていかなければなりません。また、中央から地方へ、自主自立の地方自治が求められています。大分県もその受け皿としての体制を整えていかなければなりません。
 ぜひ、皆さんとともに力を合わせて、県民が総結集する気持でこの時代を乗り切っていきたいと思います。新しい時代を切り開いていきましょう。