ようこそ知事室へ
 
  定例記者会見
日時:平成16年4月1日(木)午後1時30分
場所:第一応接室
幹事社 それでは定例の知事会見を始めます。それでは、知事お願いします。
広瀬知事 よろしくお願いします。それでは、私の方から何点か申し上げます。
 
【平成16年度県政のスタートに当たって】
 今年度の県政の課題として、一点目は、前年度までに行財政改革プランを策定したわけですけれども、16年度は、いよいよこのプランを実行する初年度ということでございます。
 行財政改革プランに書かれていることについて、まず着実に実施していくということに併せて、プランにないけれども、もっとこうやれば効率的にできるじゃないかとかそういうことも常時見ながら、しっかりと行財政改革をやり遂げていきたいと考えています。
 二点目は、行財政改革も、もちろん大事でございますけれども、併せて県民が安心して心豊かに過ごすことができる大分県、知恵と努力が報われる活力ある大分県、さらには、人材豊かな発展可能性あふれる大分県づくりということも併せてやっていかなければいけないと思っております。
 選択と集中という気持ちで、安心・活力・発展の大分県づくりも引き続きやってまいりたいと考えております。
 三点目は、今年度は県の総合ビジョンを作っていかなければならないと考えております。
 県民の皆さんのお知恵を借りながら、また県民のご意見も十分に取り入れながら、中長期の発展計画を作っていきたいと考えております。
 四点目は、まさに今日から新しい大分県の組織がスタートしたわけでありますが、縦割りの弊害を排除して総合的な対応ができるように、できるだけ組織をフラットにして情報の伝達、そして意志決定をスムースにできるようにということがあります。いずれも県民の皆さんにとって使い勝手のいい役所を作っていくということを目指しているわけです。併せて、行財政改革への対応といったようなこともあるわけですけれども、新しい組織がスタートし、そして新しい体制が今日、スタートしたわけでございます。この新しい組織の思うところが県庁の中でちゃんと定着し、県民になるほど変わったなと思われるような体制づくりに、いよいよ今日から手がければならないと考えております。
 そんなことで、今年度も課題はいろいろありますけれども、皆さんのお力をお借りしながら、しっかりと対応していきたいと思っております。
 どうぞ、よろしくお願いします。
 
【まちづくり等に関する条例について】
 それから新年度ということになりますと、いろんな条例等もスタートするわけでございます。
 特に今年度は大変重要な条例の幾つかがスタートいたします。
 一つは、お手元に資料をお配りしてありますが「大分県文化振興条例」がいよいよスタートいたします。
 文化について、文化の薫り高いふるさと大分を作る、それから県民一人ひとりが文化の担い手である、それから文化を我々が誇りと自信が持てる共通の財産として育てていくという思いでやっていくということでございます。
 大分県文化振興県民会議を設けて、県民の皆さんのご意見も取りいれながら振興計画、基本方針を作っていくということになっております。さっそく、そういう作業にも着手したいと考えているところであります。
 「大分県安全・安心まちづくり条例」の制定というのもございます。
 これは、お手元にお配りしているとおりでございますが、県として観光にも力を入れようということで、県民及び県に来ていただいている観光旅行者等も対象にしながら、個人の生命身体、財産の安全を守っていこうということでございます。そのために、一つはそういう危害防止のための自主的な活動を奨励するということ、それから犯罪防止のための環境を整備するといったようなことを中心にして条例が制定されております。
 それからもう一つの条例が「美しく快適な大分県づくり条例」であります。これについてもお手元にお配りしている資料のとおりでございますけれども、ごみゼロおおいた作戦の展開ということを目的にして対応をいろいろ書いてございます。
 環境美化のためのいろいろな努力を助長する、併せて環境に不適切な行為については、これをやめていただこうということで、ごみのポイ捨ての禁止、あるいはピンクちらし掲示の禁止、自動車、自転車放置の禁止、落書き禁止、あるいは投光器、サーチライトの使用停止等をうたっております。
 こういったものに違反した者に対しまして、5万円以下の過料に処するというようなことが中身でございます。
 こういった県の新しい条例もスタートいたします。
 
【「ジョブカフェおおいた」の開所について】
 それから年度初め、若者の就職を支援しようということで「ジョブカフェおおいた」がスタートいたします。
 オアシスひろば21の地下1階に開所いたします。
 若者の自立、そして仕事を通じて社会にチャレンジをしていくということを助長しようということであります。
 大変不景気の中で失業率も高いわけですけれども、とくに若者の失業というのはなんとしてでも社会的に防いでいかなければならないことでございますが、「ジョブカフェおおいた」ということで、若者の就職、就業を支援していこうということでございます。
 特徴は、なんといいましても若者が足を向けやすいように、いろいろご自分でパソコン検索をやったりすることができるということで、最近のITを活用しながらやれることです。また、ワンストップサービスでいこうということを考えていまして、ハローワークとかの求職登録から就職の支援といいますか、どういう職種が向いているだろうかとか、あるいは、どういうことをやったらそういう希望がかなえられるだろうかといったようなことについて相談にのったり、職種の適正を診断したりといったようなこともやります。それから能力開発の支援だとか、最後は職業紹介も含めてワンストップサービスでやるということでございます。
 祝祭日を除く毎日8時半から5時まで開所しております。
 実は、この間、若い人と「ジョブカフェおおいた」の開催について、いろいろ話をしておりましたら8時半から5時までという時間はなかなか若い人は来にくいということで、アルバイトをしてる若い人なんかなかなかその時間には来れないので、夜か土日に開けくれるとありがたいなと言っておられましたけれども、夜と土日は閉まっててしょうがないんですが、いろいろ実情に応じて対応していくということになると思います。
 
【大野川大橋有料道路の社会実験について】
 それから大野川大橋の有料道路の件でございます。
 ご存じのように国道197号、鶴崎橋付近は朝夕交通渋滞があります。
 加えて今度は、岡地区にキヤノンの操業が来年1月に予定されてるということで、大分市内の交通についていろいろ考えなければならない時期に来ています。そこで、その渋滞対策の一つとして大野川大橋の有料道路について通行料金の割引をして、朝夕、そちらをもっと使いやすいようにすれば交通渋滞の緩和に役立つのではないかということでございます。
 渋滞状況の調査をしたり、あるいはアンケート調査をしたりしましたけれども、料金を割引することによって交通渋滞の緩和にもつながるという期待が出ておりますので、今年度、実際に料金を割り引いて、その有効性を調べ検証してみたい。そしてそれが有効だということであれば、そういう方向で定着をさせていきたいと考えております。
 朝夕のラッシュ時に一定時間割り引くということで大分市内全体の渋滞緩和に役立てたらと思っております。
 関係者、大分県、それから国土交通省もあると思いますけれども、そういった方に入ってもらって協議会を設け、さっそく実験の設計をし実験に入りたいと考えております。
 国土交通省の方でも国道10号の宮崎交差点などの渋滞緩和対策ということで、九州横断自動車道の料金割引による対応といったことを検討しております。
 両方であいまって全体の渋滞緩和に役立てばと思っているところであります。
 
【上海訪問について】
 それから、私の上海訪問についてでございます。
 中国の東方航空、大分・上海便でございますが、去年10月27日に運行を再開したわけですけれども、今年の1月から搭乗率が低いということで運休になっているわけでございます。
 大分・上海間というのは、これから、中国からの観光客の誘致とか、あるいは大分と中国の間の交流、貿易もあるでしょうし経済関係の交流もあるでしょうし、そういった面からもぜひ再開をさせたいということで、4月8日から中国、上海にまいりまして東方航空の方に強く要請をしてまいりたいと思っております。
 併せて、中国の蘇州にキヤノン蘇州工場が完成いたしますので、それも見てきたいと思っております。それから経済関係の増進ということで、日本貿易振興会の上海センターがありますから、そこも訪問して、いろいろ意見交換をしてまいりたいと考えております。
 
【大分トリニータホームゲーム関連事業について】
 それから大分トリニータのホームゲーム関連事業でございまして、3月20日に大分トリニータ、ホーム第1戦がありましたが、FC東京に対して見事逆転勝ちをしたわけでございますけれども、さい先、スタートは非常によかったんですが、もっともっと大分の子どもたちに大分トリニータに親しんでもらおう、あるいはビッグアイに親しんでもらおうということで、特別に地域別の招待日を設けるということをしております。
 お手元にお配りした資料のとおり、それぞれの試合日に、それぞれの地域の子どもたちを無料で招待をします。保護者は割引で1,000円ですので、ぜひトリニータに親しんでもらったりビッグアイを活用してもらうということであります。
 その時に、それぞれの市町村のスペシャルデーということで、いろいろ公演をやってもらおうといったような予定もあります。
 
【鳥インフルエンザ関連セーフティネット保証の発動について】
 それから、鳥インフルエンザの関連で中小企業庁にセーフティーネット保証の対応を要請をしておりましたけれども、今度このセーフティーネット保証が付くことになりました。
 この鳥インフルエンザの関連の事業者、例えば食鳥の処理加工業だとか、鶏肉の卸売り業といったことについても7業種ほど業種を指定しましてセーフティーネット保証をやるということでございます。
 
【県政ふれあいトークの日程について】
 最後に、今年度最初の県政ふれあいトークですが、4月15日に山国町と本耶馬溪町にまいります。
 私からは以上でございます。
 
幹事社 それでは質問がありましたらお願いします。
記者 大野川の有料道路の件なんですが、割引テストというのは実施することで決定ということでよろしいんでしょうか。
広瀬知事 結構です。
記者 時期は。
広瀬知事 時期は、4月に協議会を立ち上げますから、そこでどういう実験をするかというのを検討すると思います。とにかく渋滞対策が1日も早く待たれていますから、夏前には実験に入れるんじゃないかと思います。
記者 あそこは普通車で100円だったと思うんですが、100円から割り引きすると幾らぐらいになるのでしょうか。
広瀬知事 そこも協議会で決めるんでしょうが、一つの仮定としてありうる数字は、半分ぐらいだと思います。
記者 将来的に無料化ということはお考えなんですか。
広瀬知事 あり得ないでしょうね。
記者 理由としては。
広瀬知事 理由は、まだ70数億円の負債があるわけですが、あの道路、橋を造ったことについては、それを利用者負担で返していくということになってるわけですから、それを無料にしますと、その分を県費で払わなければならず、受益者負担以上のことになるわけです。例えば、そういうものでまた、他のところの地域に道路を造っていくということですから、ちょうど我々が高速道路の無料化について、料金収入でどんどん地方に道路を造っていくことになっていたじゃないか、東九州自動車道もそうじゃないか、俺たちは待ってるんだと、こう言っているわけですけれども、それと同じようなことになります。
記者 今回はあくまで渋滞緩和ということですか。
広瀬知事 渋滞緩和ですけども、しかし、例えばの話、一定の時間帯、特にラッシュのひどい時間帯だけということになると思いますが、そういうことで、仮に半額にしても償還計画には影響が出てくると思うんですよ。それはそれでまた対応しなければならないと思っています。しかし渋滞があって、しかも今度キヤノンの操業開始があるという時に、あそこのところをもうちょっと利用しやすいような形にすれば、渋滞の緩和に役立つでしょうということです。
 それから九州横断道の方の高速料金の割引テストも含めてやれば両方でかなり役に立つんではないかと思います。
記者 高速道路の話ですけれども、大分光吉インターから大分インターの間とか、そういうことになるんですか。
広瀬知事 一定の区間になると思います。宮崎交差点の渋滞対策というお話だったと思いますが、そういうところを挟んだ特定の区間になると思います。
記者 これは先ほど言われた協議会とはまた別な協議会になるんですか。
広瀬知事 同じ協議会で議論されることになるでしょう。
記者 道路公団とかも入っての同じ協議会なんですか。
広瀬知事 いろんなところが入ってやることになると思います。
記者 これは時間的なもので制限があるんですか。
広瀬知事 これから、国土交通省や公団が検討をしていくと思いますけれども、もちろん時間的なものもあるでしょうね。
記者 それは同時にやるわけですか、大野川の方と。
広瀬知事 別の話ですけれども、目的は同じことですから、同じようなことになるんじゃないでしょうか。
記者 国土交通省の方でも実験するというのは、もう決定してるんですか。
広瀬知事 決定していると聞いています。
記者 今日から新年度ということで、平成16年度の課題ということで、先ほど知事がおっしゃられたのは、先月まとまった行革プランを実行に移していくというのが一つの課題であるというお話がありましたけれども、それ以外に、平成16年度は市町村合併の動きが大詰を迎えるといいますか、来年の3月の末までにということで皆さん準備されてると思いますけれども、市町村合併についてはどういうお考えですか。
広瀬知事 市町村合併はもちろん大きな問題意識を持っています。
 ですけれども、これは基本的に当事者たる市町村がよく議論をし、自ら決めていくことだろうと思います。だから県としては、そういう市町村の動きをよく見て、必要なアドバイスなり必要な応援をしていくということなると思います。
 ただし、おっしゃるように今年度は非常に大事な年度に当たるわけで、最終的な詰めや実行をしていかなければならない年度に当たるわけですから、我々もそういう気持ちでさらに応援を強化していきたいと思っています。
記者 平成17年以降は、また延長されて、その時には都道県知事の権限が強化されて、かなり計画的に研究した時点で知事にむしろ強制力が付くと思いますけれども、それについては。
広瀬知事 そのようなものを利用しないでもいいように、しっかりと応援をしていくとが行政の要諦だと思います。
記者 条例の件なんですが、3つの条例ができて、一度に3つの条例を作らなければいけないというような、例えば一つ、それぞれには目的があるんでしょうけど、3つ併せた背景とか、県民に対して、こういうふうな効果が得られればなというお考えがあれば。
広瀬知事 おっしゃるように、3つ、たまたま一緒になったんですけれども、大変、一つひとつ大事な条例だと思いますけれども、それぞれに目的が違いますし、ご了解を願いたいと思います。
 この3つ、それぞれ違いますけれども安心をして心豊かに過ごすことができる大分県という意味では衣食足り、福祉も充実した後には「文化振興」というのは当然出てくる問題でしょうし、それから「安全安心のまちづくり」、これも安心の大分県のベースになるということだし、それから「美しく快適な大分県づくり」というのも心豊かに暮らす大分県づくりをするということで、同じような気持ちではないかと思っています。
 そういう意味でそれぞれに大事な条例ができたと考えております。
幹事社 それではよろしいでしょうか。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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