ようこそ知事室へ
 
  定例記者会見
日時:平成16年5月24日(月)午後1時30分
場所:第一応接室
幹事社 それでは定例の知事会見を始めます。それでは、知事お願いします。
広瀬知事 それでは、私の方から何点か申し上げます。
 
(リサイクル製品認定制度による第1回大分県リサイクル認定製品の決定について)
 最初は、リサイクル製品の認定製品の決定についてです。
 「ごみゼロおおいた作戦」の一環といたしまして、廃棄物の再生利用を推進するため、リサイクル製品認定制度整備事業を実施していますが、このほど第1回の認定製品が決定いたしました。お手元の資料にあるとおり、7品目を認定製品として決定しましたが、今後、この製品について県の事業などに優先的に利用させていただくとともに、市町村、民間企業へも優先利用をお願いしようと考えています。
 
(多様な担い手農業学習実践事業について)
 第二番目は、多様な担い手農業学習実践事業についてです。
 農業については、ご存じのとおり担い手の確保、育成が喫緊の課題になっています。
 農業を始めたいと希望している方、あるいは他の産業に従事しているが、農業を始めてもいいなと思っている方が、多数おられると思いますので、そういう方々に農業についての技術指導を行おうというものです。
 大分県の場合の新規就農は、年間約70人ですが、こういう方にできるだけ安定的に農業をやっていただくように技術指導をしようということです。
 研修の種類は、他産業に従事している人も受講しやすいように、週休日に開講する「3か月の中期研修」や、野菜などを実際に栽培しながら技術を習得する「6か月間の長期研修」を実施します。また、大型の農業機械などの操作方法を習得する「5日間の機械技術研修」も開講します。
 5月17日から、中期研修20名、長期研修10名の募集を行っています。
 
(大野川大橋有料道路の社会実験「大野川スイスイ作戦」について)
 次は、大野川大橋の有料道路社会実験「大野川スイスイ作戦」についてです。
 大分市内の交通渋滞緩和のため、大野川大橋有料道路や大分自動車道での料金割引による社会実験「おおいたスルーパスプロジェクト」を来月から実施します。このうち大野川大橋有料道路を「大野川スイスイ作戦」、大分自動車道の方を「大分道ラクラク作戦」として、社会実験を開始したいと考えています。
 「大野川スイスイ作戦」の内容は、お手元にお配りしてある資料にあるとおり、6月の1日から開始します。地図に掲げてありますコンビニエンスストアで回数券を販売させていただきます。額は、通常の約半分の金額の回数券になっていますので事前にご購入願います。朝夕の決められた時間に、回数券を利用していただくとおよそ半額で通行できます。例えば、普通車の場合、通常100円かかるところを50円で通行できます。
 今回の社会実験は、渋滞の激しい鶴崎橋付近の渋滞緩和のために行われるもので、朝の2時間だけ、料金所のレーンを市内方向4レーン、市外方向を2レーンに変更するなど、レーンの数も動かしながら、皆さんがスイスイと通行できるようにしたいと思っています。
 今回の社会実験ですが、効果があれば来年以降、本格実施に移したいと考えています。
 
(東九州軸産業戦略フォーラム)
 次に、5月26日に別府市のビーコンプラザで「東九州軸産業戦略フォーラム」が開催されます。主催は、九州経済産業局と九州地方整備局になります。
 本年1月に設置された「東九州軸産業戦略委員会」で、東九州地域の今後の開発方策等について議論をしておりましたが、その検討結果もとりまとめられましたので、それを踏まえてフォーラムを行うということです。
 2部構成になっておりまして、第1部は、東京大学名誉教授の木村尚三郎さんが「東アジアの交流と九州の役割」ということでお話をされます。第2部はパネルディスカッションが行われ、安藤宮崎県知事、鎌田九経連会長などと一緒に私もパネラーとして参加します。この機会に東九州軸の開発について議論を深めていきたいと考えております。
 
(地方財政危機突破総決起大会及び全国知事会議)
 それから明日の午後、日本武道館で全国知事会と地方の6団体が組織する地方自治確立対策協議会主催による「地方財政危機突破総決起大会」に出席します。
 本年度の三位一体改革は、国から地方への税源移譲が不十分な中、地方交付税の削減が突出して行われるなど、悲惨な内容になりましたので、地方分権推進の趣旨に沿った真の三位一体改革の実現のため、地方の声を訴えてまいります。その後、全国知事会議がありますのでそちらにも出席します。
 
(第31回大分県消費者大会)
 それから、5月27日に第31回目の大分県消費者大会を開催します。5月は皆さんご存じのとおり消費者月間です。この消費者月間にちなみまして、消費者大会を例年開催しています。
 現在、消費者が多様化した商品やサービスに関し、事業者との間でトラブルにあうケースが増えています。消費者サイドもいろいろと勉強をしなければならない時期ですので、「しっかり選ぼう消費者の知恵で」をテーマに消費者大会を行いたいと思っています。
 
(第44回大分県身体障害者体育大会及び第24回大分県ゆうあいスポーツ大会)
 それから、「第44回大分県身体障害者体育大会」を5月の29日及び30日の2日間にわたり大分市営陸上競技場などで開催します。昭和36年に全国に先駆けて開催して以来、今回で44回目になります。今年も35選手団、延べ1,406名が参加する予定です。
 また、翌週の6月6日には、庄内町総合運動公園多目的グランドで「第24回大分県ゆうあいスポーツ大会」を開催します。約2,500名の知的障害者や障害児が参加して陸上競技が行われます。
 なお、この二つの大会の記録を基に、11月に埼玉県で開かれる第4回の全国障害者スポーツ大会の県代表を選ぶことにしております。
 
(大分県グリーンツーリズム研究会のNPO法人設立総会)
 最後に大分県グリーンツーリズム研究会のNPO法人設立総会についてです。
 この研究会は、本年2月にNPO法人として認証されていますが、このNPO法人の設立総会が5月30日に開催されます。開催場所は、グリーン・ツーリズムの発祥の地、安心院町です。この研究会は、県下15市町村の団体が一体として設立されたもので、県下全域のグリーン・ツーリズムの推進に取り組んでいます。私も出席して「グリーン・ツーリズムと大分県の農業」と題しお話をさせていただきます。
 私からは以上でございます。
 
幹事社 それでは発表事項等について質問はありませんか。
記者 大野川大橋有料道路の社会実験では、具体的にどういった効果を期待されているのですか。
広瀬知事 大野川の周辺や鶴崎橋周辺の道路は、上り、下りとも朝夕を中心に混雑していますよね。その混雑をできるだけ緩和したいということで行うわけです。したがいまして、周辺道路のラッシュ時の渋滞緩和が実現すれば、効果があるということになるわけです。
記者 本格運用は、来年度、それとも来年からですか。
広瀬知事 来年からやるかなと考えていますが、いずれにしましても今回の実験の効果を見てからということになります。来年から大分キヤノン第2工場の操業が始まりますし、できるだけ交通渋滞を緩和する対策を講じておく必要があると思っています。
記者 国の財政制度等審議会が、中山間地域等直接支払制度について、廃止も含めて抜本的な見直しを行うべきとの意見書を提出しましたが、これについては、どのような対応をお考えですか。
広瀬知事 皆さんご存じのとおり、私は、県政ふれあいトークなどで中山間地域をいろいろ訪問していますが、本県の場合、この中山間地域等直接支払制度を活用して、集落営農を行うなど中山間地域の生産の効率化に役立てていると思います。有効に活用されているという思いがありますので、財政制度審議会の答申もありますが、むしろこれをぜひ延長してもらいたいと思っています。
 特に、新しい米政策みたいなものができてきて、これからますます競争力のある米を作っていかなければならない、あるいは産地によっては、米以外の作物を作っていかなければならない時期です。農業が新しい時代を迎えていくだけに、こういう制度は大変重要だと思っています。
記者 先日の九州地方知事会で、九州各県が共同して産廃税導入ということで可決されましたが、6月の議会に条例を上程する予定はありますか。
広瀬知事 そうですね、各県共同してといいますか、同じ問題意識で効率的に取り組もうということで、それぞれの県で責任を持って条例案を整備し、そして実施していくということになるわけです。そういう意味で、それぞれの県で条例案を作っていかなければならないわけです。大分県もできれば次の議会でお諮りしたいと思っています。
記者 内容か何かで追加とかありますか。
広瀬知事 内容については、昨年度懇話会を設け十分議論していただきました。それで、一つの案をいただいていますけれども、それでいけると思います。ディテールについては、いろいろあるでしょうけれども特に違ったことは考えていません。
記者 参議院選挙が迫りましたが、知事としての態度などどのようにお考えですか。
広瀬知事 私は、とにかく一党一派に偏しないで、県民中心に県政をやりますという立場です。県政の話と国政の話はちょっと違うという、そういう面もあるかもしれませんが、私はそういう気持ちで対応しております。
記者 応援演説に立ったりとか、例外はありうるのでしょうか。
広瀬知事 例えば、この間もそうだったのですが、国務大臣などが応援に来ますと、その時にこの際、大分県のためにいろいろ要望しておこうと、そういうことはあると思います。
記者 行革に関連してなんですが、県の外郭団体とか、若しくは、例えば県が出資等をしていて、指導的な立場にあるような団体の職員について、定年制みたいなものを導入するようなお考えがありますか。
広瀬知事 今は、適材適所でやっていますが、特に外郭団体等については、当然に県のOBのポストというようことではなくて、考え方としましては、ここは民間の方にやっていただけるものなら民間でやっていただきたい、ここは仕事の性格上、県庁のOBの方がいいだろうというようなことで決まってくるのであろうと思います。そういう中で特段今、支障があるとは思っていませんから、そういう方針でやってもらったらいいと思っています。一定の期間が経ちましたら、そろそろ代わりたいと言ってくる場合も多いわけです。
記者 県政とは離れるのですが、北朝鮮の拉致問題で小泉首相の訪朝の成果で賛否ありますが、差し支えない程度で知事のお考えを伺いたいと思います。
広瀬知事 大きな意味で北東アジアの平和と安定という観点から言えば、訪朝されてお話されたということは、良かったのではないかと思います。
 そしてまた懸案の拉致問題についても、既に帰国しておられる方々のご家族の帰国がなされたということも良かったと思います。
 ただ、まだ行方のわからない10名の方のご家族が、不法に拉致されたのにそれを国が取り戻してくれないのか、徹底した調査をやってもらえないのかという気持ち、これはもう本当によく分かります。そこは、やはり、これが最後ということではなくて、きちんと調査がなされることを見守っていかなければならないと思っています。
記者 明日の地方財政危機突破総決起大会で、知事ご自身これだけは言っておきたいことはありますか。
広瀬知事 参加者が大人数ですから。決議文は、知事会としても十分議論して出来上がっていますので、それを大声で誰かが読み上げてくれれば、それが私の気持ちです。
記者 職員の給与削減について、組合側が撤回を要求しているようですが、それについての知事のお考えは。
広瀬知事 勤務労働条件に関する事項ですから、職員団体と話し合って決めていくことが大事なことだと思っています。従いまして、私は誠意を持って話し合いを続けていきたいと思っております。組合の方も、給与の減少が続いている中での削減提案ですから、大変苦しいだろうと思いますが、引き続き誠意を持って話し合いを続け、何とかご理解とご協力を得たいと思っています。
幹事社 ほかに質問はありませんか。無いようですからこれで記者会見を終わります。どうもありがとうございました。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
【もどる】