ようこそ知事室へ
 
  定例記者会見
日時:平成16年6月7日(月)午後1時30分
場所:第一応接室
幹事社 知事お願いします。
広瀬知事 いいですか、それでは、私の方から何点か申し上げます。
 
砂防・河川の防災対策について
 始めに、この6月は土砂災害防止月間ということになっております。
 砂防・河川の防災対策についてちょっとお話を申し上げます。
 この防止月間にちなみまして、今月は防止PR、防止対策等を取り組んでまいりたいということになっております。
 考えてみますと、昨年は県下で69件の土砂災害が発生しております。11月末の鶴見町を中心にした災害が大きな災害としては記憶にあるところですが、そんなことも思い浮かべながら土砂災害の警戒を呼びかけていきたいというふうに考えています。
 広報をしっかりやるということのほかに市町村の防災担当者とかあるいは病院や高齢者福祉施設など、災害に弱い方々のお世話をする施設を管理しているというようなところを対象にして警戒、避難のための研修をやるといったようなことを考えています。
 また、小学生を対象として1日砂防教室というようなものを検討しているところです。
 6月1日からでございますが、そのほかに、宇佐市を流れております駅館川を洪水予報河川ということにしまして、雨量だとかあるいは水量、水位といったようなものの予報体制を県で整備するといったようなこともやります。
 同じようなことで、7月の末までにはなんとかインターネットとか携帯電話で県内の主要河川の水位情報をリアルタイムで県民に提供できるというシステムを作りたいと思っております。
 6月9日には大分県防災会議を開催いたしまして、防災対策を見直したいというふうに考えます。
 
(第2回定例県議会について)
 それから、明日から第2回の定例県議会が開会されます。当方では議案14件、それから報告9件、合計23件の提出案件を予定しているところです。
 主なものは大分県の産業廃棄物税の条例の制定といったようなものがあります。それからもう一つは市町村の配置分合議決を求めるということでありまして、今回は臼杵、野津の合併の件。豊後高田、真玉、香々地の合併の件。それと宇佐、院内、安心院の合併の件。この3件について議決を求めるということにしています。
 なお、行革プランに関連しまして職員給与の減額をいま提示をしております。これについて、ぎりぎりの交渉をいまやってるところでございます。
 明日、知事交渉に出ますけれども、その結果によっては関係条例の提案があるということになります。これはもちろん予断を持っておりません。
 
ごみゼロおおいた作戦のシンボルマークについて
 それから、ごみゼロおおいた作戦のシンボルマークができました。こういうものでございます。県立の芸術文化短期大学のデザイナーを目指す学生から募集をして、そこに例のごみゼロおおいた県民会議の皆さんの意見を入れて作ったものであります。
 真ん中の緑は青葉、若葉、それを見ている感じ、緑の大分。丸い矢印はリサイクルを意味し、ダイナミックな環境対策といったようなことの意味ですが、こんなものを作っております。
 これから大いにこれを全面に打ち出しながら、運動を展開していきたいというように思っています。
 
大分香りの森博物館の利活用に係る提案等募集について
 それから大分香りの森博物館の件でございますけれども、これについては今年の9月末をもって休館と、平成18年3月末に廃館ということになっております。
 ただ、いろいろ利活用できるアイデアと資金力があれば、それにこしたことないというふうに以前にも申し上げたところでございます。
 そういう思いで今度は幅広く県民、あるいは県の内外の皆さんからでもいいんですけれども、この利活用についてアイデアを募りたいと考えています。今日から9月末までの期間で募集をいたします。
 
「おおいた子ども大工道場」入門式について
 それから今度の6月19日から開講になるんですけれども、「おおいた子ども大工道場」というものをやります。
 6月19日に入門式で、大体半年ぐらい、12月ぐらいまで順次講習等が行われます。
 大工の棟梁から実際に指導を受けながら学習をしたり、あるいは夏休みには合宿をして現場実習を体験するといったようなことで、森のにおい、木のにおいを嗅いでいただきながら、ものづくりについて考えていただき、また子供たちの友情を深めてもらおうというような趣旨です。
 各地の入門生が40名余りおりますけれども、19日は皆さんが法被を身にまとって集合するということになっております。
 最近は若いお父さん、お母さんも錐の使い方も知らないという、そういう方のお子さんだから、こういう大工道場は大変面白いんじゃないかと思っております。
 
第18回日本車椅子ツインバスケットボール選手権大会優勝について
 それからうれしいニュースですけれども、5月22と23日、二日間にわたりまして、宮城県の仙台市で第18回日本車椅子ツインバスケットボール選手権大会が開催されました。そこで、大分県の太陽の家ブレーカーズが全国優勝を果たしました。
 この太陽の家ブレーカーズは、実は昨年別府で第17回の全国選手権大会が行われた時には、私も応援に行きましたけれども、確か1回戦で敗退をしたんですけれども、その後随分練習も重ねて今回は全国制覇という快挙を成し遂げました。
 大変おめでたいことだと、県民にも大きな力を与えていただいたということで、大分県賞詞を授与したいと考えています。
 
「121万人夏の夜の大作戦」〜地球からの贈り物〜キャンドルナイトキャンペーンについて
 それから6月21日は夏至の日でございます。
 「121万夏の夜の大作戦」というものを展開をしたい、キャンドルナイトキャンペーンを行いたいと考えています。
 ごみゼロおおいた作戦の県民会議の中にエネルギー部会というのがありますけれども、そこから提案があったものでございまして、これを、これ、いいじゃないかということで実施をしようというふうに考えております。
 いま、各地で協力をしようという動きが起こっておりますが、例えば別府タワーが、ライトオフをするとか、あるいは別府の竹瓦温泉周辺でイベントを開催するだとか、大分県には安岐町に梅園の里に天文台があります。もう一つは佐賀関の海星館、これまた天文台があります。こういう天文台も星空観察会を開催するといったようなことを計画しております。
 それから大分市のパークプレイス公園通り自治会の皆さんも手作りキャンドルを使ってイベントを行うというようなことを聞いております。
 いろいろこれからもイベントが出てくると思いますけれども、こぞって、一つ、夏の夜の大作戦、キャンドルナイトキャンペーンを実施したいというふうに考えています。
 
大分県文化振興県民会議について
 それから本日でございますけれども、大分県の文化振興県民会議が開催されました。
 この文化振興県民会議はこの4月から施行されております大分県文化振興条例に基づいて設置されている審議会でありまして、今日第1回の会合を開催しました。
 文化振興条例によりますと、とにかく大分県を文化の香り高い県にしようじゃないかと、そして県民一人ひとりが文化の担い手として自覚してもらおうじゃないか、そしてまたそういう結果、文化というものを県民共通の財産にして、大事にしていこうじゃないかというようなことを狙いとしているわけですけれども、そういう狙いを具体的に文化振興基本方針という形でまとめてもらうというものであります。
 
上海市とのサッカー交流について
 それから上海市とサッカー交流を行うという計画があります。
 大分トリニータと上海申花(しんか)、中国のプロサッカーチームの昨年の覇者だそうですけれども、この大分トリニータと上海申花がビッグアイで8月1日19時から国際親善試合を行うということが決まりそうであります。
 決まりそうだという意味は、大体、合意をしてるんですけれども、6月中旬に開催されます日本サッカー協会の理事会の承認が必要でございまして、それまでは、なりそうだということになるわけでございます。
 7月15日から大分・上海便の再開も予定されておりまして、あらゆる面で、こういう交流が活発になっていけば大変面白いなと考えております。
 上海申花にも熱狂的なサポーターがいるそうですから、彼らもきっと来てくれるんではないかと期待をしておるところであります。
 私からは以上です。
 
幹事社 ありがとうございました。
 各社の方質問があればお願いいたします。
記者 本会議の関係で、職員給与は、明日は時間は何時ぐらいですか。
広瀬知事 何時だったかな。午後という予定ですけれども、時間通り、午後、確か2時ぐらいだったと思いますけれども、時間通り始められますかどうか、それはまだよくわかりません。
記者 いずれにしても、追加提案ですね。
広瀬知事 追加になりますよね。うまくいけばですよ。
 本当に職員団体の皆さんも非常にこの行財政改革自体の深刻さを理解ももらってますし、非常に、我々も努力しておりますけれども、誠意を持って議論に応じてくれてますから、最後の最後まで誠意をもって話をしていきたいと思ってます。
記者 関連してですが、職員団体の方は、やはり財政再建団体に陥ることは防ぎたいという理解はあるようなんですが、やはりこれまでの県政の、言い方は悪いですけれども、つけを何で職員の給与にしなくてはならないんだという説明が欲しいということなんですけれども、そのあたりについて明日知事はどういうふうにおっしゃるのですか。
広瀬知事 まだ私自身、その議論について伺ってませんし、それは明日交渉の場でそういう話が出れば、お話をしたいというふうに思います。
 いま申し上げられることは、本当に、大変厳しい状況だと思いますけれども、誠意を持って議論に応じていただいてます。
 我々もそれに誠意を持って応えていかなきゃならんと思ってます。
記者 明日の見込みというのは。
広瀬知事 それはまあ、そういう厳しい状況ですから、私はいま特に予断を持っていません。むしろ誠実に議論をしていきたいというふうに思っているしだいです。
記者 香りの森について、知事ご自身から内外に向けてアピールがあればよろしくお願いしたいと思います。
広瀬知事 今度の行財政改革の中で、休館、そして最終的には廃館ということを決めざるを得なかったわけですが、もちろん何かあれを活用するような、活用していただくような知恵があればぜひそれをもって活用してもらったらありがたいなというふうに思っています。
記者 利用する際のお金とか、必要になってくるんですかね。
広瀬知事 売却すれば賃貸料はいらないわけですね。借りるということであればいるかもしれませんけど、そこも全くフリーです。いま特に予断はありません。
記者 県単独で廃館後、県単独で利用して何かやるという計画として何かありますか。
広瀬知事 ありません。
記者 無条件で求めるということですか。
広瀬知事 こういう制約がということは特にいま考えていませんけれども、ただ、あそこは県の公園でもあるし、そしてまた市の青少年施設もあるわけですから、そういう立地を踏まえて、そしてまた地域の方や県民の皆さんに歓迎されるような施設であることがもちろん望ましいと思ってます。
記者 土佐・佐伯フェリーですが、県としての支援をやるということですけれども、事業主体の方からは。
広瀬知事 今日もちょっとお目にかかりました。土佐・佐伯フェリーの皆さんにお目にかかりましたけれども。
 私からは、そういう私の率直な気持ちを申し上げたんだけれども、とにかく、今度の航路が復活するということは大分県にとっても住民生活の面でも、それから物の輸送という面でも、そしてまた観光といったような面でも大変ありがたいと思っています。
 県としてできるだけの応援をしていきますよというふうに申し上げました。
 ただ具体的に、こういうことをというような話はまだしておりませんから、今はそんなことで、ちょっと向こうの様子を見てようかなと思ってます。
 なかなかいろんな広がりを考えておられるようだから、大変面白いんじゃないかなと思ってます。
記者 佐世保で小学生の殺人事件がありましたね。それの感想と、また県内でも今回の事件と同じようというか、少年の事件、いろんな事件ございましたけれど、それに対する対策あたり、お考えがあれば。
広瀬知事 そうですね。本当に小学生、それも仲のいい小学生同士の間でのああいう事件です。本当に心が痛みます。
 特に被害を受けたお父さん、家族の皆さん、気持ちは、何ともお見舞いの言いようがない気持ちです。
 と、同時に加害の方のお子さんの親も、本当に、つらい思いだろうなと思います。
 こういう事件が起こらないように、よく考えていかなきゃならんと思いますけれども、一つ感じるのは、やっぱりバーチャルな世界でのやりとりというのは顔が見えないだけに、やってる時は心の痛みだとか、どのくらい相手を傷つけているかということがよくわからないようなことがある。そういう世界でチャットを楽しむというようなことがあるわけですから、バーチャル、バーチャルで、技術の進歩でやむを得ないところがあるんだけれども、実際に人の命の大事さとか、人の心を思いやる気持ちだとか、そういう現実世界の人と人とのふれあい、そして人間の大事さといったようなことをよく見つけていかなきゃならんのかなと思いましたけどね。
 まだまだ、そうこれ、簡単にコメント出来るようなことじゃないと思いますけれども、よく県内でも関係者の話を聞きながら真剣に原因等を考えていかなきゃならんなと思ってます。
幹事社 質問ございますか。
記者 先週末、国会の年金の関連で、大変与野党がもめましたが。
広瀬知事 与党にも野党にも、それぞれ言い分があることだろうと思います。
 ああいうことはよくあることだろうと、残念ながら思いますけれども。
 我々国民としてぜひお願いをしたいのは引き続き信頼性のある、国民誰もが納得できるような安定的な年金制度の確立に向けて努力をしてもらいたいという思いです。
幹事社 質問ありますか。
記者 税源移譲をしてますという、全国の知事さんの中でそれなりに評価するというのと、いや、という知事さんにわかれています。
 知事はどういう感想でしょうか。
広瀬知事 私は3兆円を目途に税源移譲をしようというふうに言われたことはそれはそれで、やっぱり一歩前進かなあと思っています。
 ただ、税源移譲というのは前から言われてたことで去年もそういう話があったんだけども、具体的に三位一体改革の全体像が示されて、そしてその中で具体的な工程表がちゃんと示されるということが大事なところなんだけれども、そこのところは秋以降に先送りされているところがあるわけですよね。
 だから評価半分、心配半分というところかね。
 しかし交付税の調整機能だとか、それから国庫補助負担金の改革の問題だとか、地方自身の意見がまだまとまってないところがあるわけですね。そういう点については我々自身もまた努力をしてコンセンサスを作っていかなきゃならんなと思ってますけど。
 この間、自由の森大学で久しぶりに田中知事と会いまして、いろいろ教えられることがありました。
 三位一体改革はあまり議論は分かれてなかったような気がしますけれども。
記者 日産自動車との2回目の調停がありますけれども。
広瀬知事 調停ですから、まずは双方の主張をちゃんとぶつけ合って、そういう中で落ち着きを考えていくということだろうと思いますよね。
 だから、まあ2回目ですけれども、我々としては、もうちょっとお互いの主張、我々の主張を普通に述べていくということだろうと思います。
 向こう側にわかってもらうということだろうと思います。
幹事社 質問はありますでしょうか。なければこれで終わります。
広瀬知事 よろしいですか。どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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