ようこそ知事室へ
 
  定例記者会見
日時:平成16年6月21日(月)午後1時30分
場所:第一応接室
幹事社 知事お願いします。
広瀬知事 それでは私の方から、何点か最初に申し上げます。
 
(台風第6号について)
 台風6号襲来ということで、昨夜は夜10時過ぎに災害対策連絡室を設置しまして、台風の行方を見守りながら情報収集に当たっていましたけれども、おかげさまで現在までのところ大きな被害がでないですんでいます。
 ただ、雨が大分降っておりますから、地盤が緩んでいる所もあるでしょうし、これからの吹き戻しなんかもあると思いますから、引き続き十分な警戒をしていきたいと思っています。
 
(県育成の水稲新品種「おおいた11(イレブン)」の命名と品種登録出願について)
 それから、お手元に資料をお配りしていますが、宇佐の農業技術センターで水稲の有望品種が育成されましたので、そのことについてお話をいたします。
 ここの資料にありますように、これに大分11(イレブン)と命名して品種登録の出願をいたしました。
 なぜこういうものを育種したかということですけれども、ヒノヒカリをもう少し早生にしようと、それから、より病気に強いものにしようということでやったわけです。
 「葵の風」というのが母で「ヒノヒカリ」が父で、平成2年に交配をして、それからずっとやってまいりましたけれども、平成12年に「大分11号」という系統番号で現地の適応性試験をやってきました。
 ちょうど今度の命名に当たりまして、大分11号ということなんで、大分イレブンというふうに名前を付けたわけです。
 もう一つのイレブン(大分トリニータ)にもちなんでこの名前にしました。
 この主要特性をご覧いただきますと、ヒノヒカリと比較して5日から7日間のより早生であるということ、それから倒れにくい、それから病気に強い、ヒノヒカリと同じに美味しいということで、いいことづくめでありまして、ぜひこれを普及をしていきたいというふうに思っております。
 県の単独の育種で普及を前提としてやっていくというのは今度が初めてです。16年度には15ヘクタールで実証の田んぼでやりまして、それから農業文化公園にも見本のほ場を作るということです。
 大いに普及をしていきたいと思っています。
 皆さんにもイレブンみたいになりたいと言ってぜひ勧めてもらいたいと思います。
 
(NPOパートナーシップ推進事業(提案公募型事業)の実施について)
 それから、NPOパートナーシップ推進事業というのをやります。
 県民の思いや自主的な活動を大事にしながら県政を進めていくということで、NPOとのパートナーシップというのも大事な示唆の一つになっておりますけれども、NPOと県との協働が可能な分野において、行政課題の解決を図るためにNPOの知恵と力を借りようじゃないかということで提案公募型の事業を実施したいということです。
 テーマは、お手元の資料にも書いてございますけれども、5つぐらいのテーマ、子育て支援・青少年健全育成、あるいは高齢者や障害者のための福祉、県民のITリテラシー、それから環境保全、観光・地域振興、県有施設の有効利用、こういったことについて、いいアイデアがあれば、ぜひそれをくださいということです。
 議論をし、調査をし、そしてこういうことができるよということで、提案をしてもらえればありがたいというふうに考えます。
 そしてそれについては事業をぜひやってくださいということで委託をします。1事業について100万円を上限にしてやるという、あまりお金はありませんけれども、ぜひ県民の皆さんの持ち合わせているボランタリーな発想だとか、活動を大事にしていきたいという趣旨です。
 
(道路環境美化ボランティア支援事業について)
 それから、同じくボランティアの支援ですけれども「道路環境美化ボランティア支援事業」というのがあります。
 これは道路で地元の自治会とか、あるいはボランティア団体の皆さんに既にいろいろ清掃だとか草刈りだとか、やってもらっていますけれども、それを応援しながらより回数を多く、それから万一の時のために保険なんかを掛けて安全を確保していこうということで支援をしていきたいと思っております。
 全部で37団体、3,600人の方々の活動をバックアップするということでやりたいと思っています。
 
(上海便の共通商品について)
 それから、7月15日から大分・上海便の再開があるわけですけれども、この上海便を使った共通商品を売り出してもらおうということでございます。
 ご存じのように、これまではそれぞれの旅行エージェントが商品を作り出して売り出す。そうすると人数が最小催行人数に満たない時には足切りみたいなことでアウトになっちゃうわけですけれども、それはもったいないし残念なことです。それからアウトになった場合には逆に他の空港から出発したりというようなことで不便もあったんですけれども、ようやく県内の旅行エージェントの団体、旅行エージェントが一緒になりまして共通の商品を売り出そうということになったわけです。そうなりますと、いま申し上げたような弊害がなくて済むということです。
 地元の百貨店が6月17日から22日まで「上海の物産展」をやっておりますけれども、そこで売り出しをしているものであります。
 
(中津〜大分間、通勤特急列車の新設について)
 それから、これまた交通関係ですけれども、中津と大分間の通勤特急列車を新設しようというものであります。
 これまで、私もちょっと気になってたんですが、アルゲリッチ音楽祭でこれからアンコール確実という時間にもかかわらず何人かの人がどんどん帰る。これはどうも、よく聞いてみますと、列車の便が、最終で無くなっちゃうということがあったらしいんですけれども、そういうアフターファイブのイベントだとか、お付き合いだとか、そういったことにも便利がいいようにということです。それから朝の時間もちょっと早く来たい方のためにということで、朝の便ですけれども、中津発の便で大分着が、今までは8時15分が最初だったんですけれども、今度は7時55分着という、早めのものが出る、8時前に着くということです。
 それから大分発がこれまでは、21時45分というのが最終だったんですけれども、今度は1時間遅れの22時45分ということで、中津には23時47分着ということになりますけれども、そんな便ができるということでございます。
 これまでの県民の皆さんの要望が実ったものというふうに思っています。
 
(杵築・速見・大田地域の合併協議について)
 それから、これご存じのとおりですが、6月18日に杵築・速見・大田地域の合併協議で一応、市の名称、事務所の位置、決定をみました。
 関係者の皆さんが地域の将来のために大所高所から判断をしてもらったものだというふうにほっとしているわけであります。
 
平成16年度第2回大分県緊急行財政改革本部会議及第1回大分県行財政改革推進委員会について)
 それから、平成16年度の第2回緊急行財政改革本部会議と第1回の行財政改革推進委員会をそれぞれ行います。今月の24日に本部会議をやります。それから7月7日に行財政改革推進委員会を行います。
 行財政改革元年ということで、すでに取り組んでいるところでありますけれども、取り組み状況について検証すると同時に、特に今年度、重点的に見直すということになっております、公社等外郭団体10団体の懸案事項について協議をするということが中心になると思います。
 
(第21回豊の国しらゆり塾入塾式について)
 それから、豊の国しらゆり塾というのは皆さんご存じだと思いますけれども、母子家庭の自立と連帯を目指しているということで、若い母子家庭のお母さんを対象に塾を開いて、勉強会をやっているわけです。今年は第21回になりますけれども6月30日に入塾式を行うことにしています。
 今年の入塾生は、29歳から46歳までの大変熱意と行動力のある塾生41名が集まりまして、ちょっと知っておくべき法律問題だとか、あるいは福祉の問題、それから、やっぱりこういうお母さん方の自立のためには仕事に就くということも大事なことですので、就労支援策についても講義をするということになっています。
 
(すべての県民で支える森林づくりシンポジウムについて)
 これまたお手元に配っていると思いますが、「すべての県民で支える森林(もり)づくりシンポジウム」というのが6月30日、県立総合文化センター、グランシアターで行われます。
 C.W.ニコルさんが講演を行い、それからその後、パネルディスカッションをやるということになっております。
 森の意義、多面的な意味なんかもいろいろ議論いただいて、そしてできれば森林環境税にもご理解をいただきたいというようなつもりでやっております。
 
(第33回日米大学野球選手権大会について)
 それから、日米大学野球選手権大会というのが初めて大分県で開催されることになっております。
 日本文理大学が去年、大学野球で優勝したということがあるんでしょうけれども、文理大学とアメリカの大学ということでやることになります。
 初戦と第2戦が大分でやられるということです。初戦は7月2日、それから第2戦は7月3日ということになっております。
 これもたいへん面白いんじゃないかと期待をしています。
 
(「121万人夏の夜の大作戦」〜キャンドルナイトキャンペーン〜について)
それから、「121万人夏の夜の大作戦」、先週の金曜日に、これは台風の真っ最中だから無理だろうということだったんですけれども、ご存じのようなことになりました。
 地元の皆さんも今年はやるぞということになったようでございますので、それならば、見学に行こうかとこう思っているところであります。
 別府タワーの消灯だとか、あるいは別府の女将の会の竹ぼんぼりだとか、あるいは大分のパークプレイス公園通りの手作りキャンドルナイトといったようなものを見学にいきたいというふうに思っています。
 私からは以上です。
 
広瀬知事 ちょっと、この新品種の「大分11」を試食してください。
 早生であり、病気にも強く、味も劣らない。いいことずくめですから。

 どうですか。

 誰か、「うまい」って言ってくれなきゃ。(笑い)
 二皿目持ってくるよ。(笑い)

記者 おいしいです。
記者 味が劣らないということなんですね。
広瀬知事 味が劣らなくて、病気に強くて。
 それから、今でももちろんヒノヒカリがあるからいいんですけれども、あれは標高0メートルから300メートルぐらいの所に適しているんですけれども、今500メートルとか600メートルとかいう所まで無理して作っている状態もありますから…。
 私からは以上でございます。
 
記者 せっかくちなんで命名されたんですけれども、肝心の命名された方(大分トリニータ)の連敗、負けが込んでますよね、このことについて何か感想は。
広瀬知事 連敗前に付けたもんですから。(笑い)
 大変残念なんですけども、まあ、しかし、これまでの勢いからすれば、ちょっと一休みかなという感じでして、私は決して先行きに悲観をしておりません。むしろ、これからまた元気を出してくれるんじゃないでしょうか。
記者 何かリーダーとして、アドバイスできるとしたら、何でしょうか。
広瀬知事 日頃の練習成果を出し切るということ、そうすればきっと幸運がやってくるというぐらいのことじゃないでしょうかね。
 自信を持ってやったほうがいいんじゃないでしょうか。
記者 ちなみに、このお米は差し入れされるんですか。(笑い)
広瀬知事 いいアイデアですね。そうすると勝ったりしてね。
 勝った後言いますよ、実はあれ差し入れしたんですよって。
記者 それに関連してなんですけれども、先週の18日ですけれども、運営会社の方に、大分企業支援ファンドの融資が決まったということなんですけれども、大分県もあの会社には出資をされてますけれども、そういうふうな厳しい状況の中で、出資の額を増やされるとか、運営費を出されるとかそういうお考えというのはどうでしょうか。
広瀬知事 出資については、立ち上がりの時に応援をああいう形でやらざるを得なかったと思いますけれども、後はできるだけ、市民の力、民間企業の力でやっていただくということが大事なんじゃないかなと、こう思っています。
 あんまり、もう動き出した段階で県が、あまりつぎ込むのはどうかなという感じはしますけれども。
 いずれにしても、ぎりぎり行き詰まってるということではなくて、今度のことはむしろ調子がいいときに経営基盤を強化していこうという面もあると思いますから。
記者 通勤特急列車なんですけど、県の方から何かJRに要望してこうなったとかいうような経緯もあるんですか。
広瀬知事 県が要望したとは申しませんが、一応、これは日豊線高速化のための協議会があるんですよ。協議会の会長は、確か私なんですよね。市民の声はそういう意味では一生懸命昔から陳情はしているわけなんです。
記者 協会の方からそういう声も出してきたと。
広瀬知事 そうです。
記者 そうしますと、高速化も実現して、こういう形で、こういうことになって、一つひとつ良くなってるということで、そのことについて知事のご感想は。
広瀬知事 中津・大分、それと大分・佐伯の県南と、それから久大線という非常に大事な路線があるわけです。その中の一つですよね。そこが朝、8時前に大分に着くということ、そして1時間遅く最終列車が出るようになったと、これは県内の一つの交流でも大変役に立つし、特に市民の生活、県民の生活というものに、やっぱり随分、評価されるんではないかと、喜ばれるんじゃないかと私は思います。
 本当に、私、この間ちょっと申し上げましたように、やはり音楽祭でも最後の方は急いで、急ぎ足で、きっと後ろ髪を引かれる思いでしょうけれども、会場を去る人もたくさんいたわけだから、そういう人たちが1時間遅くなってるというのは、大変救われる。
 同じように、せっかく話が佳境になってるのに急ぎ足で飲み屋を去らなきゃならない方もたくさんいたわけで、とても良かったんじゃないでしょうかね。
 生活の利便とか、県民の交流といった意味で、大変進歩したことだろうと思います。
記者 今日の夜の「夏の夜の大作戦」ですけれども、台風の影響で幾つか行事が中止になったものもありますけれども、改めて、こういった大きな取り組みは始めてだと思うんですけれども、どういったことをお考えになりますか。
広瀬知事 大分県で1時間、2時間の消灯ということですから、全体のエネルギーとか、CO2に及ぼす影響というのは、大きくはないかもしれないけれども、しかし、大事なことはこうして県民全体の運動としてエネルギーの節約だとか、あるいはそれはとりもなおさずCO2の削減ということにもつながるわけですけれども、そういったことについて共に考えるということは大きな意義があると思います。
 こういうことをきっかけにさらに運動の輪が広がっていくということを期待しているところです。
 今回もそうですけれども、市民の中からこういう提案が出てきて、そしてそれが県民全体で実行されるというところが非常に意味があると思います。
記者 近々選挙応援で小泉首相が来られるようなんですけれども、一緒に出られるんですか。
広瀬知事 会おうと思いますね、誘いがあれば。
記者 公示日はどうされますか。
広瀬知事 24日はどうなりますかね。まだ考えてません。
記者 例えば、出陣式に出向くとか。
広瀬知事 ああ、出陣式のこと。
記者 ええ。
広瀬知事 本当は出陣式はご遠慮しようかと思ってます。どっちに対しても。
記者 というのはどっちも県政与党だからという意味ですか。
広瀬知事 いや、私自身が一党一派に偏しないということだから。
記者 そうすると、石川副知事とか代理で行かれるんですか。
広瀬知事 どんどん行ってもらいます。
幹事社 各社さんございませんか。なければこれで終わります。
広瀬知事 よろしいですか。それでは、ありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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