ようこそ知事室へ
 
  定例記者会見
日時:平成16年7月5日(月)午後1時30分
場所:第一応接室
幹事社 よろしくお願いします。
広瀬知事 それでは7月の第1回の記者会見でございます。私の方から、何点か申し上げます。
 
(第40回献血運動推進全国大会について)
 まずは、このたび40回になるんですけれども、献血運動推進全国大会が、この15日に大分市で開催されます。
 皇太子殿下をお迎えして行うことになっております。
 県民の皆さんの献血に対する意識をさらに高めていただいて、献血運動に協力していただこうということです。
 皇太子殿下はこの大会にご臨席のためにおみえになりますけれども、14日に大分県に来られまして、15日の大会に出ていただき、16日までの2泊3日の予定でございます。
 まことに残念ですがこのたびはお一人だけでおみえになるということであります。
 
(「夏の事故ゼロ運動」の実施について)
 それから交通事故の件でございますけれども、6月末までの交通事故の死亡者は大分県で43名ということでございます。
 去年、同期で44名ですから、死亡者は1名減ってますけれども、事故の方は3,733件ということで、昨年に比べて296件、むしろ増えているというような状況であります。
 こういう中、7月15日から24日まで10日間ですけれども、「夏の事故ゼロ運動」ということで、交通事故防止運動を行うということになっております。
 特に、交通弱者といいますか、子どもとか、あるいは高齢者の事故が多いわけでございます。こういう事故を中心に交通安全対策のPRをやっていきたいというふうに思っております。
 
(豊の国ハイパーネットワークの民間利用の募集について)
 それから、豊の国ハイパーネットワークはご存じのとおり、全県に光ファイバー網を敷こうということで、既にそれはできまして公的セクターでは、例えば、防災情報システムだとか、あるいは医療情報システムだとか、遠隔医療ですね、それから、教育の関係等で、もう既に使っていますけれども、光ファイバーですから、まだまだたくさんの容量が余っております。従いまして、これを民間の皆さんに使っていただこうということで、民間利用を募集しようというふうに思っております。
 いろんな使い道が、きっと民間の皆さんの知恵で出てくるだろうと思いますけれども、もう既に、例えば、観光の関係で旅館が自分の旅館の回りの景色を今こういうふうに紅葉ですよとか、緑深いときですよとか、鳥の声はこういうことで、といった情報を流すというような計画もあるようですし、それから、こちらの方に事業所を置いてるんだけれども、自然を堪能しながら、しかし、東京の会社と例えば設計図のやり取りを行うとかいうようなことで事業を展開させて進めていくといったような、いろんな計画があるわけでございます。
 そういったものを自由に発想して使ってくださいということで募集をしているところです。
 締め切りは7月6日から始めまして3週間を予定していますが、もちろんその後でも、何か考えがまとまればその時点で議論には応じるということになると思います。
 
(「大学コンソーシアムおおいた」の設立について)
  それから、大学コンソーシアム大分の設立でございます。
 特に大分県の場合には今留学生が2,654名ということで、人口比でみますと東京都についで2位ということになっております。
 この大学生と、それから人材開発、あるいは大学生と地域のつながりといったようなことを含めまして、このコンソーシアム大分でいろいろやっていただくことになる。これを作ろうとしております。
 特に留学生人材情報バンクというのが当面はこの中心の事業になると思います。ご存じのように日本学生支援機構というのがあります、援護会ですね、昔の。学生支援機構というふうに名称を改めてますが、この大分支部が応援をしてくれるということになっています。
 
(大学発ベンチャービジネスプランの募集について)
 それから、同じく大学でございますが、大学発ベンチャービジネスプランの公募というのをやろうと思っております。
 せっかくの一番発想豊かな大学生がたくさんいる。加えて留学生大県ということもありまして、大学発ベンチャーの募集をやってみようというふうに思っています。
 今日から募集を始めまして、9月10日まで募集をしようというふうに思っています。
 留学生大県でございますから英文の募集要領ももちろん作っているところであります。
 審査会で書類審査をし、公開のプレゼンテーション審査を行い、そして最終的に上位6者に対して賞金を交付する。
 賞金の方は1位が20万円、2位が二人ですけれども10万円。3位が3人、5万円ということで用意しております。
 ぜひ、たくさんの方が応募をしていただきたいというふうに思っています。
 
(高齢者のスポーツ活動推進モデル事業について)
 それから、高齢者のスポーツ活動推進モデル事業。これは特別枠事業なんですけれども、高齢者、元気な高齢者が一番いいなということで、中高年齢者のスポーツ活動の支援をしようということで、専門的指導者の養成研修だとか、あるいは高齢者に有効な体力トレーニングの方法だとかを開発したり、あるいは野津原町をモデル地区に、ここにいい施設があるもんですから、そこで「高齢者スポーツ・レクレーション教室」といったものを開催したい。そういったことで、元気なお年寄りに、ますます元気になってもらおうということであります。
 
(国に対する要望活動等について)
 それから、いよいよ7月、8月はやっぱり国に対するいろいろ要望活動をしなければならない時期であります。
 7月15日に、新潟市で全国知事会が開催されます。ここできっと三位一体改革についてまた意見交換が行われるだろうと思います。
 それから7月22日、今度は福岡市で、「東九州自動車道建設促進協議会の総会」などが開催されます。
 それから7月27日でございますけれども、今度は東京で、これは大分県としてでございますけれども、県政重点事業に関する要望活動を行いたいというふうに考えております。
 こんなことで7月は国に対する要望が非常に多いシーズンでもあります。
 
(第22回大分県愛育推進大会について)
 それから第22回になりますけれども、大分県の「愛育推進大会」が、7月7日に開催されます。
 県庁の正庁ホールで開催することになっています。
 「恩賜財団母子愛育会」というのができております。これは、今の天皇陛下がお生まれになった時、これを祝って財団を作られたという歴史ある財団ですけれども、その大分県支部というのが中心に愛育運動をしようということです。
 子どもを産み育てやすい環境を作っていくということで、いろんな愛育活動をしていただいておりますけれども、そういった人たちの大会であります。
 
(県政ふれあいトークの日程について)
 それからもう一つは今月の8日でございますけれども、「県政ふれあいトーク」を実施することにしております。
 犬飼町、三重町、上浦町の3つの町に行くことにしております。
 私からは以上です。
 
幹事社 各社の方から質問がありましたらお願いします。
記者 大学コンソーシアム大分について、知事のお考えをお聞きしたいんですが。
広瀬知事 そうですね。私は、やっぱりこれからの地域づくりには、人材というのが非常に大事な役割、ベースになるだろうと思っています。
 そういった意味で大学コンソーシアムで、人材を求める方のニーズをしっかりと吸い取って、そしてまた、そこで仕事をしてもいいかな、仕事をしてみたいなという人たちの思いとうまく合っていって、それが地域の発展につながっていくといいなと思っています。
 大分県の場合には非常に進出企業もたくさんありますし、それから地場の企業もおかげさまで元気が出てきておりまして、そういった意味では雇用の機会、いろいろ仕事をする機会というチャンスは多くなってきていると思います。
 有効求人倍率なんかでは、非常に高いものがあるというふうに思いますけれども、ただそういうニーズと、その実際の人材とのミスマッチがあるようなところもありますから、そんなところがこういうところで発見し、またマッチしていけばいいなと、こう思ってます。
記者 他県でも既にあるんですか。
広瀬知事 そうですね。この留学生を視野に入れたものというのは珍しいんじゃないでしょうか。むしろ初めてじゃないですかね。
記者 国への要望のお話があったんですけれども、頭の中で描いていらっしゃる新しく出したい項目であるとか、これだけは要望したいというのはどういうことを考えていらっしゃいますか。
広瀬知事 今度は、やっぱり一つは三位一体改革、むしろ去年は補助金カット、交付税のカットというものが先に取られた感じがありますから、今度は税源移譲の方を先にという気持ちもあります。
 三位、少なくとも、一体改革をやってもらいたいという要望、これは県だけはなくて市町村も極めて強い要望だと思います。
 それからもう一つは、社会インフラの整備、残念ながら東九州の方は、やっぱり遅れてると思います。
 従って、これについては引き続き元気を出して要望していきたい。いかなければならないと、こう思っているところです。
記者 豊の国ハイパーネットワークの民間利用ですけれども、この利用についての制限についてですが、民間である以上、例えば完全な営利目的というような部分あるいは域外再投資の問題などもあるかと思うんですけれども、そこら辺の制限といいますか何かありますか。
広瀬知事 それはありません。ハイパーネット、こうやって、公的資金を使って敷設したということもありますし、それが公序良俗に反しないというような最低限の制限はもちろんあります。それからもう一つは、やっぱり公的利用を確保しながらということがありますから、全部を民間に開放するわけにはいかないといった点はありますけれども基本的にいまご質問のように、民間で自分の利益のために使うということについてどうかということについてはそれはそれで結構なんです。
 それはそのかわり一定の使用料、ここに書いてありますけれども、その使用料を払ってくれればそれで結構ですよということになると思います。
 むしろ民間の皆さんがそうやって使っていただくことが大きな意味では県の経済社会の発展にとっていいのではないかということになるわけですから。
 ただし量的に、一定の光ファイバーですから、制限があるかもしれません。それは公的な利用を確保した後、残りをという意味ですから。それはしかし相当残ってますから。
記者 参院選について、思うことはありますか。
広瀬知事 私も善良な市民として思うことがあります。参議院選挙について申し上げたいことは、とにかく内外の情勢が非常に大事な時だと思います。国内にあっては構造改革路線、その中での年金の問題、それから最近の景気の問題等々いろいろ課題がありました。それから、外にあってはもちろんイラクの問題、北朝鮮との問題等々あります。非常に大事な時期だと思います。
 そういった意味では国民として、やっぱり、しっかりと意識をするべき時ではないかというふうに思います。
 ぜひ投票をお願いしたいと思います。
記者 関連して、前回の会見で一党一派に偏しないとおっしゃっていましたが、先日小泉首相が来られた際に応援に駆けつけていましたが。
広瀬知事 一党一派に偏しないという考え方に変わりはありません。
 ただ、私も前回、ちょっと申し上げたと思いますけれども、総理が、自民党の総裁ではありますが、総理という立場でもあるわけですから、そういう人が来た時には、ある程度付き合うことになるかもしれませんと申しましたけれども、そんな気持ちでご一緒しました。そんな気持ちで参加したんですが、宣伝カーに乗ると、何か相当やっぱり燃えますから。
 一党一派に偏しないという私の方針には変わりがありません。
記者 ただあの時は、特定の候補の名前をあげられて、皆さんで押し上げてくださいとまではっきりおっしゃったんですけど、それはどうしてなんですか。
広瀬知事 それは私のあの時の応援の範囲内だと、こういうふうに思っています。
 それは皆さんのような質問もあるし、やり足りないのではないかという質問もあるし、いろんな議論があります。
 一党一派に偏しないという確固たる姿勢で臨んでいます。
記者 11日の参院選の投開票ですけれども、大勢判明直後に行われます各陣営での当選セレモニー等への出席のご予定等はありますか。
広瀬知事 今のところは何も決めてません。お祝いに行くかという意味でしょう、もう少しまだ1週間ありますから、考えます。
記者 三位一体改革について、全国知事会、政権公約評価研究会などの全体評価ではいろいろな政党も具体性に欠けると言っていますが。
広瀬知事 私はその研究会の会議には参加していませんが、この三位一体改革について申し上げますと、三位一体改革の方向というのは、やっぱり大事な方向だと思います。
 ただし、去年の暮れのやり方はひどかったと思いますが、今年は小泉さんが3兆円の税源移譲について先に打ち出したということがあります。そのことについては一つの評価ができると思うんですが、まだ全体のスケジュールが示されていないこと、具体的な方向ができてないという点については、まだ物足りないというか、これからの大きな課題ではないかと思っています。
 だから、評価すべきところはあるんだけれども、まだこれから何か警戒をして見ておかなければならない点もありますということです。
幹事社 他にありますでしょうか。なければこれで終わります。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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