ようこそ知事室へ
 
  定例記者会見
日時:平成16年7月20日(火)午後1時30分
場所:第一応接室
幹事社 それではよろしくお願いします。
広瀬知事 初めに、先日、新潟県と福井県で豪雨災害がございました。
 多くの方が亡くなられ、また甚大な財産の被害もあったようであります。
 亡くなった方には心からお悔やみを申し上げ、また被害を受けられた皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。
 本当に、大変なことだったわけですけれども、考えてみますと、こういう災害はいつ何時起こるかわかりません。常に防災に心がけ、そして万一の時の避難等についても、そういう訓練をしておかないといけないと思った次第であります。
 心から、お見舞いを申し上げ、我々も気を引き締めて対応していかなければならないと思いました。
 
(皇太子殿下の行啓について)
 先週の、14、15、16日と皇太子殿下が本県を行啓されました。15日の献血運動推進全国大会へのご臨席が主目的でしたけれども、前後に県内の施設等のご視察をいただきました。
 大変、県民の皆さんに沿道で、あるいはそれぞれの施設で大歓迎をしていただいたということで、殿下からも大変うれしかったというご感想がございました。
 
(大分市・佐賀関町・野津町の合併協議について)
 それから、大分市と佐賀関町と野津原町の合併でございますけれども、6月23日の協議会で全ての協議が終了したということで、7月23日に合併調印式を行うということで、立ち会いの要請がありましたから私も出席をさせていただくということになります。
 町立病院の問題をはじめ、この合併についてもいろいろ問題がありましたけれども、市長さん、町長さん、議会のリーダーの皆さん、そして住民の皆さん、いろいろ問題を乗り越えて、ここまでこられたということに対して心から敬意を表したいと思います。
 私もそういった意味で、23日の合併調印式には喜んで参加をさせていただきたいと思っております。
 
おおいた産業活力創造戦略(仮称)の策定について
 それから、大分県のビジョンづくりの関係でございますけれども、今日、新長期総合計画の策定委員会があります。いよいよ本格的な作業がスタートするわけですけれども、その産業版ということで、「おおいた産業活力創造戦略」、仮称ですけれども、そういったものを作っていこうということで、その作業がスタートいたします。
 農業は農業でそういったビジョンが出てくるでしょうし、それぞれの部で、所定のところについて勉強するということが大事ではないかというふうに思っています。
 産業分野でもそういうことで、産業経済の基盤づくりということについて、議論を始めるということであります。
 三つぐらい大きく、意見がございまして、一つは物づくり。製造業の競争力確保といったようなことがあります。
 もう一つは商店街等、商業物流、あるいはサービスといったようなものについての振興策。
 三つ目はこれから企業ニーズが非常に多様化する、そういう中で人材に対するニーズも非常に変わってくると思います。そういう中で、産業人材育成をどういうふうにやっていくかということも大事なことだということで、製造業と流通サービス業と、それから人材といったようなもので議論が始まるということになっております。その辺のエッセンスが今度は総合計画に入ってくるということになると思います。
 
(「ものづくりプラザ」の入居者募集について)
  それから、「ものづくりプラザ」の入居者を募集するというものでございます。
 ベンチャー企業の創業を応援しようということがあります。併せて、大分県の産業科学技術センターというのがありますけれども、そこで共同研究を大いにやってもらおうということで、産業科学技術センター内にインキュベート施設を作る。部屋を5室ばかり空けまして、そこで「ものづくりプラザ」を開設するということです。
 創業をして、創業間際はなかなかアイデアは豊富なんだけれども居場所もないということで、そういう人たちに部屋を提供する。あるいは共同研究をしたいけれども共同研究するにも場所がない、そういうときに、そこで共同研究のための施設を作るといったようなことで、そういう希望者を募っていきたいと思っています。
 入居の期間は最長3年ということです。
 事務室に使っている場合には室料は無料、それから共同研究の場合には部屋料は10分の8を免除、つまり2割にするというようなことであります。
 そんなことで、ベンチャー支援、ベンチャーによる技術開発、技術革新の促進といったようなことをやっていきたいというふうに思っています。
 もうご承知のとおりですけれども、ソフトパークにiプラザというのがありますが、そこにいま7室、やっぱりベンチャー支援のための部屋がありますけれども、併せて5室ということであります。
 お手元に、「ものづくりプラザ」のパンフレットをお配りしていますが、こういうことで募集をしたいということです。
 
「121万人県民一斉ごみゼロ大行動」の実施について
 それから、「ごみゼロおおいた作戦」ですが、ボランティアの皆さん方の努力で大分活発な活動が行われるようになっておりますけれども、今度は、8月8日を中心にということですから、8月8日でなければいけないということはないんですけれども、121万人県民の一斉ごみゼロ大行動を行うということであります。
 これは去年、県議会が子ども議会というのを行った時に県民一人ひとりごみを拾っていったら、それで1回だけで121万個のごみが拾えるではないかという、大変大人には耳の痛い提案がありまして、そんなことを頭に置きながら、ようやくいま盛り上がってきているボランタリーな活動を総結集してみるということで行うものであります。8月8日を中心に行うわけです。
 私の町は7月中に行うから、という人は、もうそれはそれで結構ですし、私の町は8月の10日過ぎに行う、お盆前に行うということであればそれでいいし、そういうことで、あくまでボランタリーな活動を総結集ということで、121万人県民一斉ごみゼロ大行動というのを行いたいと思っております。
 
大分トリニータvs上海申花戦に、小学生1万人を無料招待について
 それから、8月1日でございますけれども、大分トリニータと上海の申花(しんか)の試合がビッグアイで行われます。
 せっかくの試合でございますから、県内の小学生、1万人を無料で招待しようということであります。
 とくに予約とか何とかいりません。小学生であることを名札とか何でも持っていっていただければ当日、西口と東口に小学生専用の受付がありますから、そこで名札等を示していただいて、入っていただければというふうに思います。1万人でございます。
 それからもう一つは5時半までに受付をした小学生の中でご希望があれば抽選で22名ですけれども、試合開始直前の選手の入場の時のエスコート役をやっていただくということも行うそうであります。
 ぜひ夏休み中のサッカーの試合ですから、小学生にも楽しんでもらいたいというふうに思っています。
 
(第1回大分県新長期総合計画策定委員会について)
 それから先ほど申し上げましたけれども、県の新長期総合計画の策定委員会、今日の3時からこれが行われます。
 
第1回県立大学等公立大学法人化検討委員会について
 それから県立大学、看護科学大学と芸術文化短期大学がありますけれども、これについて法人化をしようという議論があります。
 法人化がいいのかどうか、法人化をした場合にどういう、そこにいたるまでのどういう問題があるかといったようなことを含めてこの法人化検討委員会というのを立ち上げたいと思っております。
 7月26日に第1回の会議をやります。
 来年の1月頃までにはだいたいご提言をいただければというふうに思っているところであります。
 
豊のマイスター認定証交付式について
 それから「豊のマイスター認定証」の交付式です。
 物づくり離れが進んでおります。後継者不足が叫ばれているわけですけれども、豊の国の技能後継者をつくっていかなくてはいけないということで、物づくりの指導的な立場にある人たちを「豊の国マイスター」ということで、後進の指導に当たっていただくということにしております。
 今度は、配管、左官など10職種で10名の方に担っていただくことになっております。
 
(県政ふれあいトークの日程について)
 それから、県政ふれあいトークですけれども7月21日に、明日ですが、上津江村と大山町に行くことにしております。
 私からは以上です。
 
幹事社 各社の方から質問がありましたらお願いします。
記者 最初におっしゃられた産業活力総合戦略ですけれども、これは新しく作る長期計画とはまた別のものになるんですか。
広瀬知事 いえ、長期計画の産業活力版だというふうに考えていただければいいんですけれども、もちろん商工労働部の方でもっと詳細に議論をし、そして新長期計画につなげていきたいということです。従って出てくるものは、戦略、新戦略がひとつ出てくるし、それから長期計画が出てきますけれども、考え方は、作業としては同じものになる。同じ方向になると思います。
記者 長期計画の中にも、全く同じ文言が盛り込まれるということでは、
広瀬知事 長期計画は全体をカバーしてますから、長期計画にいたる下準備みたいなところがあるわけですね。
 もちろん、ものすごく魅力的なワーディングがあればそれは長期計画に取り入れることもあるだろうと思います。
記者 冒頭で新潟県と福井県の災害についてふれられたんですけれども、それについては大分県としての支援とか、あと、例えば知事から職員の方への指示とか、そういうものがありましたら。
広瀬知事 いま特に、県として何か支援をしようということは考えておりません。
 それから職員への指示ということでは、先ほどもちょっと申し上げましたように、災害が、いつ何時起こるかわからないということで、やはり常に防災に心を配り、そして万一の時の避難等についてシュミレーションですか、訓練をしっかりやっておくということが大事だということは、関係の部局に言ってあります。
記者 先日開かれた全国知事会議での具体的なまとまりは、いかがですか。大分県としてはどのようなスタンスで今後いかれるんでしょうか。
広瀬知事 残念ながら先日はまとまらなかったわけですけれども、なかなかそれぞれの県によって事情が違うという面もあるわけで、一つにまとまっていくのは難しい面もあるわけです。大分県は、国庫負担金について言いますと、全国的に一定のレベルを確保しながら教育を進めていくという教育の性格からいっても、それぞれ地方に裁量を与えながらという点はあまり余地がないのではないかというふうに思ってます。
 また、それを税源移譲して、そういう中でみるということになりますと、これは去年、さんざん我々は煮え湯を飲まされたわけですが、果たしてどんな税源が移譲になるのか、減ったところもあるし、場合によっては税源移譲によって地域間に格差が生じるということにもなるわけですから、そのことと、さきほど言いました一定のレベルを確保しながら全国的な一定レベルを確保しながら推進するという教育の性格の整合をどうするのだろうかというところもあります。
 他方、地方の予算の執行における裁量権という意味では、それは裁量性みたいなこともされているわけですから、私どもはこの義務教育国庫負担金をいま去年あれだけ苦い目をみたあとに、また、削減すべき補助金の中に入れるというのはいかがなものかという気持ちであります。
 一つは教育の性格。一つは税源移譲といった時、税収が地域によって凹凸がありすぎるというような問題。一つは去年制度改革によってかなり裁量性が地方にも出てきてる、そういった見直しの今後を見たいといったようなことから私は補助金を削減することについては非常に疑問を持っています。
記者 11日の参院選挙で、かなり大差の結果だったんですけれども、あの結果をどういうふうに見てますか。
広瀬知事 いま、内政面でも構造改革を進める時代と言われるぐらいいろんな法制度の見直しが進んでいる。その中にはもちろん年金なども入るわけです。
 それから外政の面でも、これまたイラクに対する自衛隊の派遣、さらにそれを正規軍にするのかどうかといったような、これまた大きな議論が起こっているときです。
 そういう時に、国民がどういう判断をするのかという意味では大変関心を持って見ていましたけれども、そういう中で、あの結論が出たんだなと思っております。
記者 今回自民党サイドからかなり、知事に対しても、ある種のプレッシャーがあったと思うんですけれども。
広瀬知事 そんなに、そうプレッシャーがあったわけではありません。というか、プレッシャーがあったのかどうか知りませんが、プレッシャーを感じたことはありませんでした。
記者 選挙戦の中で、知事は一党一派に偏せずとおっしゃってたんですが自民党の側は広瀬知事が当選を望んでおるとか、心から叫んでおるとか、そういう宣伝をしたわけですけれども、それに対して何か意見ございますか。
広瀬知事 宣伝したかどうか知りませんので、党に聞いてみてください。
 まあ、それはいろんな議論が出てくると思いますし、それはそれで選挙ですから、いちいちあんまりナイーブになることはないと思ってます。私は、大事なことは一党一派に偏しないでやるということを自分自身で言ってきたし、そういう行動にも、そういう制約を捨てて自分でやってきたということで、それで良かったんではないかと思ってます。
記者 特に知事が少年時代を過ごされた日田で相当な差が開いたんですけど、あれは驚きを持たれましたですか。
広瀬知事 いや、まあ、いろんな見方があるでしょうね。候補について、日田は相当増えたでしょう、前回に比べて。
記者 6年前と比べてですね、その前と比べると。
広瀬知事 6年前の厳しい状況に比べて増えてるというふうになります。
記者 市町村合併を巡って、辞表を出した町長がいるんですけれども、それについての見解はどうでしょうか。
広瀬知事 この合併の問題に限って申し上げれば、6月18日に法定協議会があって、町長さんだけではなくて、正副議長さんをはじめ関係者も皆出てたわけです。そういう中で確か全会一致で協議が整ったという話がありまして、私もその後、安心して調印式に立ち会ったくらいですから。そうしたら出席をしていない立会人が一人いたということになりまして、それから町議会の方に反対されたわけですね。私は本当にこれは一体どうしたことかなと思っていました。
 町長さんもいろいろ議論をした結果そのまま終えてと思ってたら、ああいう形で辞任にまでなったということで、非常に町長さん自身も残念な思いがあるでしょう。
 これから、また町の方が決めるだろうと思いますけれども、私もそれを尊重していきたいと思います。
幹事社 他に質問ありますでしょうか。
記者 参院選中の世論調査で各知事を評価するかしないかということで、広瀬知事については、7割、8割ぐらいが支持するという結果が出てるんですけれども、その結果についてはどのようにお感じでしょうか。
 それとあと一つ、今後、これを一生懸命やっていきたいとか、これに力を入れたいとかいうことはございますか。
広瀬知事 今回、私も数字を拝見しまして大変光栄なことだと思っています。多くの皆さんに支持をいただいたということについては本当にありがたいことだと思っております。
 ただ、大事なことは県民を中心にという気持ちをしっかりとこれからも堅持していくということ、それから、それに当たってはできるだけ機会を見つけて直接県民の皆さんの意見を聞かせてもらい、また、いろんな現場も見せてもらうという県政ふれあいトークみたいなことを通じて、そういうことをしっかりやっていくということが大事ではないかと思っています。
 そういう初心を忘れずに引き続きやっていきたいというふうに思ってます。
記者 行政改革の進め方については、もう、大方の支持は得てるというふうな手応えというのは、それでお感じになりましたか。
広瀬知事 実は、行政改革、行財政改革というのは、県民の皆さんに痛みをお願いするわけで、大変申し訳ない気持ちでいたんですけれども、そのことについて、ご理解をいただいたということで大変ありがたいなと思っています。
 それは県の安定的な発展のためにどうしてもやっていかなければならない、必要だと思ってますから、ぜひ引き続きご理解をいただきながらお願いしたいと思います。
幹事社 他にありますでしょうか。
 どうもありがとうございました。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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