| 幹事社 各社から質問があればお願いします。 |
| 記者 発表事項ではないのですが、BSEの検査体制について、国の方で見直しが進めてられていますが、20か月以下は、検査の対象外とするというような方向付けが、されていたのですが、それについて知事はどのようにお考えでしょうか。また、除外となった場合に県独自対応というのは何かありますか。 |
広瀬知事 まずは、とにかく食の安全というのは非常に大事なことでございます。消費者もそのことを非常に真剣にとらえてますから、日米の関係でもそこのところを十分に検証したうえでやってもらわなければならないと思っております。
それでもう大丈夫だということであれば、そういう方向でやってもらってもいいのですが、大事なことはこれまでやってきた検査を変えることによって安全安心ということが脅かされないかどうかということをよく検証してもらいたいということです。
そういう検証の結果を受けて、県としてどうするのか、そのまま県もそれを受け入れるのかをよく考えていけば良いと思います。また、全頭検査をやるのかということについてですけれども、これは検証の結果をよく見ながら我々としても考えていくことになろうと思います。今のところどちらにするという結論は持っておりません。 |
| 記者 20か月以下を外しても問題がないというような報道もありますし、国がそういう判断された場合には県もそれに従うことになるのでしょうか。 |
| 広瀬知事 いえいえ、問題がないかどうかをよく検証してもらわなければならないということと、その検証について消費者が十分納得してるかどうかということが大事です。そういうことを踏まえて県としての対応を決めていくことになると思います。 |
| 記者 今の動きの中で一部の県では独自に全頭検査をやるというような動きもありますが、そういうお考えはありますか。 |
| 広瀬知事 それもあるでしょうね。ただ、県として今は考えていません。さっき申し上げましたように、検証の結果をみなければなりませんし、それを消費者がどう受け止めるかということだろうと思います。今、特段の予断を持つような問題ではないと思います。 |
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| 記者 検査見直しの話が、日米間で進められるなど、外国とのつきあいの中でこういう見直しが進もうとしてる現実をどうお考えですか。 |
| 広瀬知事 よく外圧だとかいう議論がありますけれども、外圧であれ何であれ、健康や消費者のために何が一番大事かという結論が大事なことだと思います。だから外圧で決まったからけしからんとか、そういうことをいちいち言っていたら、国際化、グローバルゼーションの時代にきりがないと思います。いろいろなことをやっていって、それが外国からこれはおかしいんじゃないかと言われることもありますし、逆にこちらから外国に向かっておかしいんじゃないかと言わなければならないこともあるかもしれない。それがグローバルゼーションだと思いますから、そういう中で消費者の食の安全を守るのに何が一番大事かと、そこがしっかり守られているかどうかという判断は、主体的にやっていかなければならないと思います。 |
| 記者 例えば専門家が、今の検査の精度では、20か月以下ではBSEを検出できないということをいっても、なかなか風潮として消費者が納得するのかという疑問もあります。そういう点で、さっき知事がおっしゃったようにさまざまな検証を行ったうえで大丈夫だというふうに考えるとして、そのへんで何かできるのかと思うのですが。 |
| 広瀬知事 あなたと全く同じ考え方です。大事なことの一つは、専門家が、安全・安心だという科学的な検証をやることと、もう一つは、そのことを消費者がしっかりと受け止めることです。そういう前提でこの問題は解決をしていかなければなりません。それができない時には、県としてどういう対応をとるか判断することになると思います。 |
| 記者 今のところは、国の動向だとか、それらを見極めていきたいということですか。 |
| 広瀬知事 極めて純粋にそう考えています。 |
| 記者 来年度の県政運営の基本方針なんですが、本年度と大きく違う点など何かありますか。 |
広瀬知事 いや、あまり大きな違いはありません。要するに基本的な方向は「安心・活力・発展」というキーワード、これを守っていくということですから、その大きな基本理念は変わっていないわけです。
ただし、ここに書いてありますように、昨年度と比べてみますと、ユニバーサル社会の実現だとか、ごみゼロおおいただとか、そういうのが今の段階ではまだ出てきていなかったのではないかと思います。ようやく議論の末に方向としてこういうことでいかなければいけないといったようなものを今回は掲載してきたということになります。 |
| 記者 来年はいよいよ市町村合併になりますが、状況的に変わってくる部分も大きいと思うのですが。 |
| 広瀬知事 市町村合併には適切に対応していかなければならないと思っています。 |
| 記者 基本方針を今回はじめて作るわけですけれども、予算編成前のこの時期に作るということの意味について伺います。 |
広瀬知事 これまでは、予算編成の時に内部でいろいろ議論して、予算が固まったところで県の方針が出てくるという感じだったと思います。しかし行政に対するニーズも非常に多様化していますし、そういう中で適切な政策形成をしていかなければならないということからしますと、できるだけ早い時期にこういう方針でいきますよという基本方針を打ち出し、それを頭に置きながら政策の具体化をしていく必要があります。
また、これが足りないのではないかという議論がその後も出てくるかもしれませんが、それはそれで、その中で入れていけばいいと考えています。
「安心・活力・発展」と言いましたけれども、中でどういうことに重点を置いてやっていくべきかということについて、できるだけ早く県民の皆さんにも知ってもらい、その方向で政策を固めていくことが大事なのではないかと思っているわけです。 |
| 記者 市町村合併が進んできていますけれども、県の地方機関についての見直しのスケジュール的な目安というのは、どうなっていますか。 |
| 広瀬知事 市町村合併が進みます。そうすると地方振興局がありますよね。それと保健所や土木事務所などもあります。こういう地方機関がたくさんあるわけですけれども、これについて今年度中にどうしようというわけにはいかないと思いますけれども、議論はもうすでに始めているところです。今後、必要な方向付けをしながら、市町村合併の状況を見ながら、具体的には1年遅れぐらいでやっていくことになるだろうと思っています。 |
| 記者 台風に関連してですけれども、いわゆる土砂崩れ等の災害予防の部分ですけれども、先日の地方6団体がありまして、改革案の中で、先ほどの砂防事業等、急傾斜地の予算とか削減が盛り込まれていますが、そうなると大分県にもいろいろと影響も大きいのではないかと思いますが、そのあたり、防災というか予防対策という面で知事はどう対応していかれますか。 |
広瀬知事 災害対策は除くけれども災害予防といいますか、砂防だとか河川整備だとか、そういったものについては一般の公共事業と同じように取り扱うというのがこの間の改革案だったのですけれども、私はむしろそのことについては、災害対策と災害予防のところは一体的にやらないと危ないぞという感じで反対をしました。結局それは確かに普通の公共事業とは違うということで、国から地方に行くとしても、そこのところは全額交付税等でみるべきだという言い方に結論としてなっていると思います。
それほど災害の予防対策というのは、他とは違うという認識はあると思いますし、私は、大変そこは心配をしているところです。今度の三位一体改革で実害がないようにしていかなければならないと思っております。 |
| 記者 台風関連なのですが、16号、18号被害で予算の専決処分を行いましたが、先週襲来した21号による被害についての対応はどうなりますか。 |
| 広瀬知事 基本的には、今度の補正には入っていないわけですけれども、対策でみれるものがあれば、今回の補正予算の中でどんどんみていったらいいと思っています。足りない分は、正式に言えばそれはちゃんと算定して、査定しなければならないということになりますけれども、これが16号で、こっちは18号、これは21号って、なかなか分からないところもありますし、そこは、できるところは、やっていくことになるだろうと。実際上はそういうことになりますが、形の上でどうかと言われれば、今回の専決処分は、16号、18号対策であり、21号は別ですということになります。しかし、実際上は、21号でいろいろ被害が出ていて対応ができるものは、どんどん今回の予算でやっていくことになると思います。それで足りない分は12月補正でどうするかということになります。 |
| 記者 新しい内閣ができましたが、感想は。 |
| 広瀬知事 党の三役や内閣の顔ぶれをみますと、結構、意外な人が入ってるというような見方をされていますけれども、私自身は大変、志もあって、実行力もある人たちが選ばれてるなあと思います。実行型、実務型のいい党、内閣の顔ぶれじゃないかと思います。 |
| 記者 香りの森博物館が先月末で休館しまして、今後、いろいろと審議会等で利活用法を考えるということになると思いますが、お聞きしますと、いろいろな提案や、企業からの打診が来ているようですが、現時点で、知事として利活用のあり方等についてお考えがあればお聞きしたいのですが。 |
| 広瀬知事 残念ながら9月末をもって休館ということになったわけですけれども、現在、利活用について提案を募集しているところです。けっこう、いろいろな提案が来ているようです。利活用のアイデア提案が48件、それから企業等が自分で利活用したいという応募が18件来ています。こういうふうにあるべきだということではなくて、民間のアイデアと実行力を活用しながら、有効利用してもらおうということが今回の発想ですから、特に私がこうであるべきだと申し上げるのはあまりよろしくないのかもしれません。むしろこれだけの提案や応募が来ているということを大事にしていきたいと思っています。 |
| 記者 最近、テレビやマスコミでプロ野球の再編問題が取りざたされていますが、知事のお考えはどうでしょうか。 |
広瀬知事 プロとして言えば、どれだけ多くのお客さんに楽しんでもらえるかというのがプロスポーツの神髄ですよね。そういう意味では、リーグのチーム数が多いことが、そういうチャンスが多くなるということになると思います。それ以上はありません。
それと、先ほどの県政運営の基本方針の話は、特に基本方針は変わっていないけれども中身はいろいろと新しいものが出てきていると思いますから、それはご判断いただければと思います。 |
| 記者 知事として来年度は特にこれを重点的にというのはありますか。 |
| 広瀬知事 それは、先ほど申し上げた7つの重点政策です。これだけという方向でもないし、つまり安心して、若いお父さん、お母さんも、それから子どもたちも、そしてお年寄りも安心して過ごすことができる大分県ということが一つ。次にごみゼロみたいな環境問題に対するチャレンジというのが一つ。それと農林漁業にしろ商工業にしろ、こういう時代の変化に対応できるような強力な活力のある農林漁業、商工業、産業をつくっていかなければならないということ。それともう一つは教育について7番目に書いておりますけれども、今日の発表にあったように大きな改革にチャレンジをしているということですから、それに向かって子どもたちがいい選択ができるように体制をつくっていきたいというように、そんなことをいろいろ思っています。 |
| 記者 今年は改革元年とおっしゃってましたけれども、来年は行財政改革などが軌道に乗る年かなとも思いますが。 |
| 広瀬知事 行財政改革については、基本方針の2本目の柱の一番最後に書いていますけれども、行財政改革は着実にやっていかなければなりません。これは行財政改革プランをご覧いただきますとわかりますように、何年に幾ら節約し、何年に幾ら節約すると、もう細かく年度ごとに書いていますから、なんだこれだけしか進んでいないじゃないか、これは全然進んでいないじゃないかという検証を受けるような気持ちで常に自ら主体的にこの改革に取り組んでいかなければなりません。行財政改革は、今年度が元年で来年度は2年目として、引き続き改革を行っていかなければならない、そう思っています。 |
| 幹事社 他にありませんか。ないようですのでこれで終わります。どうもありがとうございました。 |
| 広瀬知事 どうもありがとうございました。 |