ようこそ知事室へ
  定例記者会見
日時:平成16年11月1日(月)13時30分
場所:第一応接室
幹事社 それではよろしくお願いします。
広瀬知事 それでは、わたしの方から何点か申し上げます。
(台風23号被害について)
広瀬知事 先日発表いたしましたけれども、台風23号による被害は、全体で123億円を超える大変大きな額になりました。
 私も10月23日に大分市の一文字防波堤、長目半島の柿ノ浦、泊ヶ内、四浦半島の深良津、さらに鶴見半島の地松浦等に行きまして、その後佐伯市、直川村へも現地調査に伺いました。予想をはるかに上回る波や風により、港湾、漁港関係が大きな被害を受けておりました。
 先日、台風の16、18号被害対策を中心に補正予算を組んだところですけれども、12月に議会がありますから、足りない部分は12月議会で補正をお願いするというようなことで対応をしていきたいと考えております。
 なお、先日、九州地方知事会がありましたけれども、度重なる台風襲来で九州各県とも大きな被害を受けているものですから、国に対して早期に補正予算を組んでください、災害の査定等を急いでやってください、それから交付税措置の重点配分等を求めることを内容とする、緊急要望を決議したところであります。
 被害を受けられた皆さまには心からお見舞い申し上げますとともに、復旧対策を県としても急いでやらなきゃいけないと思っているところであります。
 
(産業廃棄物税創設に対する総務大臣の同意について)
 次に、産業廃棄物税でございますけれども、本年の6月県議会で条例の可決をいただきました。その後、総務大臣に協議をしておりましたけれども10月29日に同意が得られました。産業廃棄物税につきましても、九州各県共通の課題として議論をしてきたわけですけれども、これによりまして来年4月から導入になると思います。沖縄県を除く九州7県が全部そういうことになると思います。
 
(中津港「多目的国際ターミナル」の本格供用開始について)
 それから、中津港の「多目的国際ターミナル」の建設を進めてきたところですけれども、おかげさまで11月13日、現地で供用開始式を行いまして供用が始まることになりました。ダイハツ車体も操業を開始しますし、この港を中心に中津市、あるいは県北地域の発展が図られるのではないかと期待をしているところであります。
 
(大分駅付近連続立体交差事業に伴う万寿跨線橋の切り替えについて)
 次に、これもお知らせ、ご協力の要請ですが大分駅の連続立体交差事業を現在行っておりますけれども、顕徳町万寿跨線橋の切換え工事のため、12月1日から迂回路への切換えが行われます。大分駅付近でいろいろな工事が行われていますけれども、この万寿跨線橋付近の切換えは平成17年度中に行われると思います。まずは仮のバイパスでここを通るようにしてもらい、その間、ブロックというのですか、これを積んで、また本線に戻るというようなことになっています。どうぞよろしくお願いします。
 
(東九州自動車道・新直轄事業(蒲江〜県境間)着手式について)
 それから、東九州自動車道について、蒲江から北川間が、昨年12月25日の第1回国土開発幹線自動車道建設会議、国幹会議といっていますが、そこで、新直轄方式で行うということに決まりました。今年度からいろいろ調査が行われていますけれども、11月19日に地元の蒲江町と共催で事業の「着手式」を行います。
 新直轄方式になりますと国が4分の3、県が4分の1という負担になります。これにつきましては、さらに過疎地域の対策もありますから、もう少し地元負担が安くなると思いますけれども、そういう動きがいよいよ始まります。
 
(おおいた子育て支援シンボルマークについて)
 次に、大分子育て支援シンボルマークについてでございます。
 「次世代育成支援対策推進法」が、平成15年7月に成立しております。これによりまして国、地方あげて子育て支援をしていこうということになってるわけでございます。
 大分県で「次世代育成キャンペーン」のためのシンボルマークの募集をしておりましたけれども、それがこのたび決定いたしましたのでお知らせします。お手元にありますでしょうか。このシンボルマークで啓発事業を行うことになります。
 
(県立総合文化ホールと大分スポーツ公園総合競技場のネーミングライツ導入に向けたスポンサー企業募集について)
 それから、県立総合文化センター及び大分スポーツ公園総合競技場のネーミングライツの導入に向けたスポンサー企業の募集をいよいよ行います。本日から30日までの1カ月間で募集をしたいと思っております。総合文化センターの方は年額5千万円、ビッグアイは、年額1億円程度を希望しているところであります。
 
(第59回国民体育大会秋季大会の結果について)
 次に、第59回国民体育大会の秋季大会が終わりまして、冬季、夏季、秋季合わせて1033.5点という得点をいたしました。天皇杯順位としては19位ということで、10位代をキープするんだという目標は達成されました。
 これはフェンシング競技で総合優勝など競技別の総合優勝があったとことと、陸上、レスリング、自転車等で個人優勝があったということで、元気に10位代をキープしたということです。
 
(大坂花き市場「花のカーニバル」における販売促進活動)
 それから、これからの行事でございますけれども、11月3日から6日までの4日間、大阪の鶴見花き地方卸売市場で「花のカーニバル2004」が開催されることになっております。今年は大分県にスポットを当てて開催されるということになっておりまして、本県から花き生産者、農協、全農おおいた等が参加して大いにキャンペーンをしようということになっております。わたしもキャンペーンにまいろうかと思っております。
 ご存じのとおり大分県の花は、平成15年の生産額が73億6千万円ということでございまして、県内の農産物としては大きなウエイトを占めているところであります。これを機会にさらにマーケットへの売込みを展開していくわけです。
 
(第34回大分県技能祭)
 次に、「第34回大分県技能祭」が11月7日に開催されます。
 
(平成16年度健康なまちづくり推進大会)
 それから「平成16年度健康なまちづくり推進大会」が11月12日に開催されます。今年の大会では水泳の元オリンピック選手である長崎宏子さんを迎えて講演をするということがあります。
 
(青少年健全育成強調月間の取り組み)
 最後に、11月は「青少年健全育成強調月間」ですけれども、11月10日に「青少年健全育成大会」を開催いたします。
 私からは以上です。
 
幹事社 各社から質問がありましたらお願いします。
記者 補正予算を組むという方針なんですが、台風16、18号による農道被害などは、当初予算に計上した災害復旧費で対応できるという話も出ていたのですが、台風21、23号で、その枠を越えてさらに補正の額が大きくなるのでしょうか。その辺の見通しを伺います。
広瀬知事 ご存じのとおり、こういった災害のために災害復旧対策費や予備費として予算が既に組まれているわけです。加えて先日、台風16、18号被害で補正予算を組んだということがあります。こういったことはスピードが大事ですから、その中で間に合う部分はやっていきますし、今の見通しでは、残念ながら足りないかもしれません。従いまして、その分については補正予算を組まざるを得ないかなと思っているところです。
記者 額の見通しなどは。
広瀬知事 いま試算をしているところです。防波堤とか港湾などの被害が大きいですね。
記者 東九州道自動車道なんですけれども、知事は「着手式」といっておりましたが、着工への見通しはいかがですか。
広瀬知事 いつも東九州自動車道の予定表を見ると憤りを覚えるんです。東九州の方は、高速道路が真っ白になっておりまして、まだ19%しか供用されておりません。そういう中でようやく昨年の暮れに大分県の蒲江と宮崎県の北川間、これは高速道路で一番の難所だと思いますが、そこのところが、とにかく建設しよう、建設方式としては新直轄方式でやろうということが決まったわけです。
 そして今度「着手式」が行われるということで、私としては、これでようやく東九州自動車道の希望が持ててきたかなあという感じで非常に安どしているところです。
 新直轄方式でやるという場合は、15年以内に供用開始しようというのが大きな方針だったと思います。そういう意味では、いよいよ着工してこの一番の難所が15年以内にできるということになれば、残りの部分もかなりつながっていくだろうと思っています。
 そういう大きな方針のとおりやってもらいたいし、我々の思いとしては遅くとも15年、できるだけ早くやってもらいたいと考えております。
 新直轄方式ということになりますと、国だけではなくて県の負担も出てくるわけですけれども、これは後進地域の特例等により、かさ上げがありますから、地方の負担は11パーセントぐらいになると思います。いずれにしましても東九州自動車道ができましたら、本当に大きな経済効果が出てくると思いますから、大いに期待をしているところです。これからも油断せずに早期供用開始を願って運動していかなきゃいかんと思っているところです。
記者 三位一体改革について国の方から案が出てきましたが、知事会で議決を出しましたけれども、あらためて評価というか、足りないというお話をされておられましたが。
広瀬知事 国の方は案が出てきていないでしょう。この三位一体改革について、先日の九州地方知事会でも実は議論がありまして、非常に厳しい状況について話がありました。
 三位一体改革は、税源移譲とそれに見合う補助金の縮減と地方交付税の見直しというのも入ってくるんだと思います。今は、地方交付税の引き下げの話が先行しているような感じがしますが、まず、地方交付税のこれまでの機能、金額の確認などをしっかり行う必要があります。基本的に夏の議論は、税源移譲と補助金の縮減ということに議論が集中していたと思います。そのすきを狙って地方交付税も減るということで、ここで三位一体改革の原点に戻ってやらなきゃいかんと思っています。この議論の発端は、地方も厳しいけど国の財政も厳しいというところがありますので、決して甘くないと思っています。これから年末にかけて厳しい見通しでやらなきゃならないと思います。
記者 先ほどの話に戻るのですが、東九州自動車道の「着手式」と言われましたが、これまでの着工式とはどう違うのですか。
広瀬知事 着工というのは工事を始めるのですが、今回は調査を始めるということですので、調査を行い、ルートを決めて地元に説明していくというふうなことが始まるわけです。もう既にいろいろやっていると思いますけれども、「着手式」とはそういうことです。
記者 先ほど質問したのですが、着手ということで国が事業主体ではあるんですけれども、完成は遅くとも15年以内ということですが、着工についての見通しとともに要請などは行いますか。
広瀬知事 それはこれから大いにやっていかなければならないと思います。着手したからすぐ着工してくれというような話にはなかなかならない面もありますが、着手した以上はとにかく早く調査し、ルートを決めていただくということになると思います。いずれにしましても着手ぐらいで安心してはいけませんから、これからが大変です。
記者 新潟県で大きな地震がありましたが、ああいった地震はいつどこで起こるか分からないわけです。県として先日の地震発生を受けて、どういう防災対策をされているのか。また、防災計画などの見直しや点検など、そのあたりはどうお考えでしょうか。
広瀬知事 ご指摘のとおり、先の新潟県中越地震では多くの方が亡くなり、また罹災されたわけで、亡くなられた方には心からお悔やみ申し上げますとともに、新潟県の皆さんにお見舞いを申し上げます。今後、できるだけ我々も支援をしていかなきゃいけないと思っております。
 おっしゃるように、こういった地震はいつ、どこで起こるかわからないということも考えなければいけません。今度の新潟県中越地震でどういう点が問題になっているのかということを大分県の対策に生かすべく、よく調査をしておいてくれということで、今朝の部長会議でもそういう議論を持ちました。
 一つは情報通信が寸断され、住民に不安が募ったという問題、それから食糧や水もさることながら、トイレや生活用品、衛生用品といったものが不足した状況で、ストレスがたまっていったということもあります。食糧、衣料につきましては、支援品が多く寄せられたのですが、道路が寸断されたため、輸送体制が問題となりました。これにつきましては早急な連絡体制といいますか、輸送できる体制を作らなきゃいけません。ルートは、県内だけではなく県外からもいろいろあるでしょうけれども、そういうことも考えていかなきゃいけない、そういうことを今日議論しまして、それはいずれも課題ではないかと思います。危機管理監を中心に各部局の担当者が集まって分析し、大分県としての対応を考えていかなければならないと指示したところです。
記者 いつ頃までに報告をまとめたいとお考えですか。
広瀬知事 分析に時間がかかるという話もありますが、これは急いでやらなければいけませんので、来年早々もう一度、掘り下げた勉強をしようということにしてあります。従いまして、危機管理監を中心とした研究チームはただちにスタートするということです。
記者 庄内町の養豚場について、住民からの要請を受け、先週立ち入り調査をされましたが、その結果と、今度どうされるかという知事のお考えをお聞きしたいのですが。
広瀬知事 先日、立入り調査をいたしました。いろいろな法令に抵触している疑いもあるようですけれども、現在、立入り調査の結果を分析して、これからの対策を関係者で議論しているところです。私はその結果を待って、なんらかの対応をしていきたいと思っております。大事なことは、住民があれだけの迷惑を被っている場合に、県としてもあらゆる法令を検討して、対策を講じるということなんだろうと思います。
記者 ネーミングライツを出されているんですけれども、ビッグアイの年額1億円が妥当と思われる理由と、企業にメリットをアピールされたりということはありますか。
広瀬知事 これにつきましては、広告会社にある程度評価を依頼したようなところもありまして、1億円程度という評価をいただきました。難しいところは、我々の希望額として出したんだけどもそれで企業が出てくるのかということです。「いやいやそんなものは安い」という企業が出てくるとありがたいのですが、いずれにしましても希望額としてはその程度でいいんじゃないかということで出していったわけです。これから市場の原理で決まってくると思いますが、何社かプロポーザルを出してくれることを願っております。それが出てこないと、ちょっと大変なことです。
記者 ネーミングライツですけれども、最近では例えば神戸のグリーンスタジアムからのヤフーの撤退だとか、アメリカではずっと定着していますが、日本では、最近機運が変わってきたかなという感じもするんですけれども、その中で大分県が募集するということで、企業とのコミュニケーションが非常に大事だと思います。新聞に書くだけではなかなか理解できないと思います。
広瀬知事 私なりに情報収集したり、情報提供したりしています。いま見通しがあるわけではありませんが、できるだけセールスといいますか、努力をするということしかないと思います。ネーミングライツについては、おっしゃるように浮き沈みもあると思いますが、長い目で見て大分県の中で親しんでもらえれば、それは会社にとっても大分県にとってもいいと思えるようになればいいと思うわけで、あんまり大きな金額を提示しなさいということを考えているわけでありません。むしろお互いに、みんなで親しんでもらえる関係ができればいいなと思っています。
記者 大分のふるさとづくりを応援しますとか、そういった感じでしょうか。
広瀬知事 そういう感じでやってくれればありがたいし、我々もそういう感じを今、めざしているわけです。いずれにしましても1億円にしろ、5千万円にしろ、そういうものが何年かにわたって得られれば、県にとっては大変助かりますし、県民にとっても理解をいただけるでしょうし、企業にとっても良いイメージにつながると、そういう関係を築けたらと思います。
記者 実際にお願いするかどうかについては、選定委員会を設けるようですが、例えばビッグアイは、スポーツ施設ということで小中学生とか、よく使うわけですが、総合文化センターもそうですけれども、こういう企業はあまりふさわしくないというようなお考えはありますか。
広瀬知事 今、募集している中では、そういう条件は書いておりません。それは、いくつか出てくれば、最終的には選考委員会で選考されることになると思います。
幹事社 他にありませんか。ないようですのでこれで終わります。ありがとうございました。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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