| 幹事社 各社から質問があればお願いします。 |
| 記者 台風被害に関することですが、385億円の被害額とおっしゃいましたが、そのうち、今回の補正予算で35億円を計上しておりますが、これが最低限ということで、まだ直さなければならないところもあろうかと思いますが、その点について伺います。 |
広瀬知事 385億円というのは農林漁業の被害等や公共施設等を含めてということになるわけですけれども、その中で、県費としてやらなければならないものを補正予算に組んだということです。
先月の専決予算等や、国等の支援等も含めてかなりの額になるんじゃないかと思います。
財政再建元年に当たりまして、大変厳しいんですけれども、なんといいましても被災された方が一番厳しい思いで頑張っておられるわけですから、我々も予算を組んだわけです。しかし、財政再建の方も結果を出さなければならないと考えています。 |
| 記者 関連してなんですが、災害に強い施設づくりですとか、来年度以降の災害に対する備えみたいなものが必要だと思います。こうやって大きな台風が三つも四つもきたときに、復旧に費用をかけるというのは、すごく嫌な気持ちだと思うのですが。 |
| 広瀬知事 被害を受けた人に対する救済みたいなものは、復旧になるんだけれども、例えば急傾斜地の崩壊の復旧等は、ある意味では、復旧であると同時に、将来に対する予防でもあるわけです。そういった意味で、復旧というと後ろ向きのことばかりというふうにとらえるかもしれませんが、半分以上は、実はここで食い止めてさらに大きな被害が起きないようにしようという面もあるわけでして、両面あるというふうに考えていただけばいいと思います。 |
| 広瀬知事 昨日、土木建築部長に大入島に行ってもらいました。例の埋め立ての件で、地区の皆さんから、要望書を受け取っていましたので、それに対する回答を持っていったわけです。区長さんとお話をし、そして皆さんが集まっているところにも行ってお話をしてきました。先方からは、改めて回答がいただけるのではないかと思っています。その回答をお待ちしてから対策を考えたいと思います。 |
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| 記者 どのような回答を県から出されたのですか。 |
広瀬知事 白紙撤回をするように言われていましたけれども、それはできないと。ただし、皆さんが心配していることは、いろんな話をしながらやっていきましょう、それから、17ヘクタールの埋め立てを考えているわけですけれども、当面は6ヘクタールを埋め立て、その後については、計画の改定時期がありますからその時にまた考えましょうということを述べてあります。
いずれにしましても、我々はこれまで誠意を持って対応してきたつもりですし、皆さんの心配しておられることに一つ一つ対応してきたつもりですから、これからもそういう態度でやっていきたいと思っています。ぜひ理解をしていただきたいと思っています。 |
| 記者 関連なんですが、質疑でふれられてましたけど、埋め立てを縮小するという話も ありますけど、その辺はどういうことなのでしょうか。 |
広瀬知事 今、縮小すると決めたわけではないんですけれども、全体の埋め立て計画が17ヘクタールあります。非常に意欲的な計画になっているんですけれども、当面、必要なのは6ヘクタールぐらいかということなので、まずはそれぐらいで始めよう、そして状況を見て、もうこれでいいということになればそれはそれで縮小したらいいんじゃないかと考えています。
そこは、港湾計画を作っていかなければなりませんし、見直していかなければなりませんから、今の様子を見てということになると思います。
我々としても、とにかく17ヘクタールに決めたのだから、それを何が何でも造るというようなことではなくて、皆さんのご意向もよく聞きながら、また、経済情勢もよく判断しながら考えていこうと思っているわけです。 |
| 記者 住民の方が反対されているから縮小するということですか。それとも別の理由がおありなのでしょうか。 |
| 広瀬知事 どういうふうに受け取っていただいても結構なのですが、まず、6ヘクタールをやりましょうというのは、この埋め立ての議論が出てきたのは、そもそも佐伯港にもっと大型の船が出入りできるようにしゅんせつしようというところから始まっているわけですが、そのしゅんせつが、6ヘクタールもあれば十分だということもあるものですから、それなら、もうそれでいいじゃないかということもあります。 |
| 記者 知事が今、状況を見ながらとおっしゃいましたけれども、それはいつぐらいに判断したいとお考えですか。 |
広瀬知事 できるだけ早く回答いたしたいと思っています。昨日、土木建築部長が回答を持っていって、先方も回答を出してくれそうですので、まずはそれを待ちたいと思います。
これまで、埋め立て予定地にレッドデーターブックにある小さな貝がいるんだというような話が出ましたが、それについても調査を行い、確かにいると、その部分については移せばいいなとか、いろいろ先方が心配する点に一つ一つ議論をしてきたつもりです。
ヘドロみたいなものを捨てることになるんじゃないかというような心配も聞いています。それについても、そういうことはないんじゃなかろうかと、そういうことがあるのならば、どうしたらそれがないようにできるだろうか、そんなことも考えましょうというようなことも言っています。それから面積についても、計画がこうあるからというようなことではなくて、我々としては本当に一つ一つ皆さんの心配を取り除く努力をして、ここまできたという感じがあります。ぜひ、理解をしていただきたいと思います。 |
| 記者 埋め立て方針は変わらないけれども、面積については状況を見て小さくすることもあり得るということですか。 |
| 広瀬知事 そうですね。佐伯港の近代化というのは、県南地域の開発のために何とかしなければいけないという、これは県としても地元としても大きな問題意識として持っているわけです。そのためには、何とかあそこをしゅんせつして、大きな船が出入りできるようにしなければいけません。そういう中から出てきている問題だと思います。しかし、そのことによって自然を破壊したり、住民の皆さんに大きな損害を与えるようなことになっては大変ですから、そういうことのないよう、十分に手を尽くしながら行っていきたいと考えています。 |
| 記者 いくつか係争中のものがありますけれども、計画を縮小することによってそういった裁判の解決ですとか、住民の理解を得られるというふうにお考えですか。 |
| 広瀬知事 それは、ぜひ理解をしてもらいたいと思います。裁判の部分は一つ一つクリアしていくより仕方がないと思います。それはそれで法律論の議論があるのは、それはしっかりと受け止めて、礒草の件についても先日、一審の判断が出たわけですし、ああいう形で、それは議論してもらいたいと思っています。ただ、こういうことで、地元の住民の皆さんが、賛成派、反対派に割れて、感情的になるというようなことだけはいけないと思いますから、よく話をして冷静にことを運んでいただきたいと思います。 |
| 記者 工事の着工を延期しているわけですが、着工についての目途とか、どのようにお考えですか。 |
| 広瀬知事 我々としては、とにかく皆さんの心配を一つ一つクリアしていきながら、理解をしてもらおうということで、今日までやってきました。そして昨日は土木建築部長に行ってもらって、お話をさせていただいたということでもありますが、まずは、先方から回答がくると承っておりますから、それがきてからと思っています。ただ、おっしゃるように期限も厳しくなってきていることは事実です。 |
| 記者 期限というのは、予算繰り越しのことですか。 |
| 広瀬知事 予算というよりも、県南地域の開発にとって、これからが非常に大事なところで、そのことについてあまり時間をかけられないという思いです。 |
| 記者 土木建築部長が行かれたなかで、住民の方から、知事に直接会って話がしたいという意見もありましたが、それについてどうお考えですか。 |
広瀬知事 私が会ってお役に立つようなことがあれば、会ってもいいなと思っています。
とにかく一度回答をいただいてからだと思います。 |
| 記者 ビッグアイと県立総合文化センターのネーミングライツについての進捗状況はどうなっていますか。 |
| 広瀬知事 ああいう形で現在、募集をしている最中です。もう少し様子をみたいと思います。ネーミングライツは、大型施設の管理運営費に少しでも役に立てたいということで始めたわけです。したがいまして、行財政改革にとって非常に大事なポイントでもあるんで、何とか結果を出したいと思っています。 |
| 記者 先日、立ち入り検査をされた庄内の養豚場の件をお伺いします。 |
| 広瀬知事 先月末に立ち入り検査をいたしました。その結果、いろいろな法令に抵触をしている可能性があるということがわかりました。そこで例えば家畜排せつ物法の抵触などは、住民の迷惑度も大きいので、行政指導を行ったりとか、そういうことでそれぞれの法令に則して、改善命令等を出していくことになると思います。とにかく、住民の皆さんが非常に迷惑をしているわけですから、誠意ある対応をしてもらいたいと考えています。 |
| 記者 財務大臣が踏み込んだ削減案を提示しましたが、それについてお考えを伺います。 |
広瀬知事 今、政府部内で三位一体改革について、政府としてどう対応するのかというのをそれぞれの省で議論をしているわけです。そういう中での議論ですから、それに一つ一つ、めくじらを立てることもないと思いますが、しかし、我々としては、地方自治の確立、そのために必要な地方財政の自主性確立のために、必要な改革を行ってもらうために、引き続き努力していくということだと思っています。
あの数字は、昨年、今年度の予算編成の時に地方交付税の削減がありましたけど、それであれだけの苦しい思いをしたわけですから、財務大臣が言うような数字の削減は、とてもじゃない、大変なことで、本気に考えているとは思えませんが、いずれにしましても政府部内でいろいろかけ引きもあってやりとりをしているときだから、それに一つ一つ反応しないほうがいいかなという気持ちもあります。
ただし、三位一体改革、その中での財政自主権について大きな方向に向かって努力をしていくということはこれから特に大事だと思っています。明日、県議会議長、市長会等の6団体が集まって話をすることになっています。 |
| 幹事社 他にありませんか。ないようですので、これで終わります。どうもありがとうございました。 |
| 広瀬知事 どうもありがとうございました。 |