| 幹事社 各社質問がありましたらお願いします。 |
| 記者 大入島の件ですが、地元の人の話を聞くと埋め立ては認められないという主張に変わりはないようなのですが、知事が住民と会う機会ですね。あちらに行かれて知事からあらためて、要請するというようなことはありますか。 |
| 広瀬知事 そういう機会ができれば喜んで会って、県の考え方、皆さんが心配していていたことに対して、どういうふうに我々として対応できるのか、そういうところについてもお話をしたいと思っています。ぜひ行きたいと思っているところです。 |
| 記者 着工は年明け早々と言われていますが。 |
| 広瀬知事 先ほど申し上げましたように、期限はもうぎりぎりのところまで来ています。我々も1年間かけて対応について真摯に取り組んできたつもりです。ぜひご理解を願いたいと思っています。 |
| 記者 話は変わりまして、明日詳しくわかると思いますけれども、財務省の来年度の政府予算案についてお伺いします。 |
広瀬知事 こういう時代ですから、厳しいものになるとは思っていましたけれども、確かに財務省原案は今の国の財政の状況を踏まえて厳しいものになっていると思います。
ただ、そういう中で地方交付税等については、概ね昨年と同じレベルということですから、本当は昨年と同じレベルということはそれまでから比べると250億円下がったということですから、大変厳しいのですけれどもそんなことは言っていられないと思います。
昨年と同じレベルというのは、これは良しとせざるを得ないのかなと思っているところです。 |
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国では、厳しい予算の編成作業に入っています。それと連動して地方では、これから厳しい予算編成が進められるだろうと思っています。行財政改革の2年目に当たるわけですから、また気を引き締めて予算編成に当たらなきゃいけないと思っています。
それから社会資本の整備関連の予算がかなり削減されていますよね。これも国の財政状況から言えば、やむを得ないところもあるのかもしれませんが、その中で社会資本の整備が遅れている大分県としては、できるだけ選択と集中で予算を持ってきてもらいたいと思っています。 |
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| 記者 中でも一番厳しいのは、そのあたりでしょうか。 |
| 広瀬知事 そうですね。あとはまだ様子が分からないですので、明日、ポイントをお話しましょう。 |
| 記者 税源移譲の件で、義務教育費等、9割方使途が決まっていて柔軟性がないわけですが、それについてどうお考えですか。 |
広瀬知事 義務教育費については、暫定的な措置が今年は取られているということで、額としてはあまり変わらないだろうと思います。
その他の補助金についても、あれだけ三位一体改革の議論をした結果だろうと思いますけれども、ある程度地方の使い勝手を考えながら交付金化するとか、それはまやかしだという人もいますけれども、一つの前進ではないかと私は思っています。
三位一体改革の本元は、おっしゃるように税源移譲にあるわけですけれども、この税源移譲はよっぽど考えないと、都道府県の間で格差が出てきます。実際の税収入において、そこのところが頭の痛いところで、何か調整機能みたいなものが入らざるを得ないと思います。税制そのものに調整数値が入るか、あるいは地方交付税みたいな調整機能が発揮されるか、そういうことがありますけれども、いずれにしましても調整機能が必要になってくるだろうと思います。 |
| 記者 今年1年、行財政改革実行元年というふうに位置づけておられますが、そういった意味で、今年はまだあと10日ありますが、今年1年間を振り返っての感想と来年に向けての決意をお伺いします。 |
広瀬知事 今年1年を振り返ってみますと、2月に鳥インフルエンザの問題が起こり、そして夏から秋にかけて4度にわたって台風に襲われたということがありました。
危機管理ということが現実の問題として常日頃からよく考えておかなければならない問題だなあということを痛感しました。
次に、そういう中でしたけれども県民の皆さんが各地、あるいは各分野で安心・活力・発展の大分県づくりに活躍してもらったという感じがあります。例えば、豊かな自然を守ろうじゃないかということで「ごみゼロおおいた作戦」を展開してきましたけれども、今年はいろいろな活動が具体化したなあという感じがします。
それから農林漁業も台風被害等が大きかったのですけれども、例えば安心院町の松本地区が地域おこしで天皇杯を受賞するなど、新しい農林漁業の芽も出て来ているんじゃないかなあと思います。
経済産業につきましては、今年は画期的な動きがあったのではないかと思っています。
新日鐵の世界一の高炉から、東芝の世界最先端の半導体工場、キヤノンのデジタルカメラ工場、そしてダイハツ車体の竣工といったようなことがありました。ぜひこういうものを地場の経済の浮揚につなげていかなければならないと思います。
それから、人づくり、人材育成では、1年生だけで申し訳ないのですが、小学校1年生で30人学級を実現しましたし、高等学校改革についても本格的な議論が始まりました。そのあたりが安心・活力・発展の進展というところですかね。
次に、今年は行財政改革元年ということで、大型施設の管理費を削減するとか、公社公団の問題だとか、総人件費の問題だとか、いろいろありましたけれども、これも県民や県庁職員の協力のもと、何とかクリアできるのではないかなと思っています。
もう一つは今年は市町村合併が議論されましたね。そんな思いです。
来年の決意につきましては、現在、いろいろな方に知恵をいただきながら長期総合計画を策定しておりますけれども、しっかりしたものを作り上げて、県民の皆さんがこれならいけると、よっしゃと思ってもらえるような、一緒に力を出してもらえるような計画を作るということです。
行財政改革につきましても、元年というのは相当腹を決めてやるんだけれども、2年目になってたるまないよう、2年目もしっかりやれば何とか軌道にのるのではないかと、こういう思いで初心に返ってやらなければいけないと思っています。
やっぱり来年もこの二つじゃないでしょうか。 |
| 記者 今、危機管理ということをおっしゃいましたが、今年は台風が4度も襲来し、500億円もの被害が生じましたが、来年に向けて災害に強い大分県づくりみたいな計画はありますか。 |
広瀬知事 今年はえらい災害に遭いました。港にしろ道路にしろ、あるいは鉄道も長い間、不通になり大変でした。災害の復旧に当たりましては、同じようなことが起きても、もう事故にはならないというぐらいの復旧を行い、復旧が即また新しい災害対策になるというようなところもありますので、そういう思いでいろいろな復旧作業をやっていくということがひとつです。
それから農林漁業の分野はなかなか難しいところがありますが、今年の予算でもそうでしたが、例えばナシやブドウの棚をこれまで以上にパイプで補強して災害に強い物を作るという場合には補助金を上乗せするというようなことで考えていきました。できるだけそうして農林漁業についても災害に強いものにシフトしていくようにしていきたいと思っています。これはなかなかお金もかかることだし、大変だと思いますけれども、徐々にでもやっていきたいと思っています。
それから災害といえば、来年は、国民保護法に基づく計画みたいなものをつくらなければならないでしょう。そういうこともあります。 |
| 記者 国民保護計画の策定なんですが、一応指針みたいなのがありましたけど、あらためて、それに対するご感想と、国の方では自治体と連携して訓練を行ったりとか考えているようですが、そのうえで、大分県として何かありますか。指針は3月ぐらいに決まると思うのですが、それに向けた何か要望などありましたら、お聞かせください。 |
広瀬知事 この法制ができるとき、私は二つのことを言ってきました。一つは、緊急時によくあるのは、忙しさから情報を関係者に伝えることがおろそかになりがちです。情報をもらって動く側の地方としては、そこのところが、何がどうなっているのか分からないということがよくありますので、情報の伝達交流というのをよほどうまくやっていただきたい。避難につきましても、自衛隊が今どこにいて、どういう対策をやっているのかなどわからなければ避難のしようもありません。自衛隊が避難で協力してもらえるのかどうか、いやそうじゃない。そこはもう最前線でやっているから、これはこっちになるんだとかいう話など、あらゆる情報ができるだけ迅速に、広範に来ることが大事なことだと思います。
もう一つが、国、県、市町村の役割分担といいますか、責任と権限というのは。そういったこともかなり明確にしておかないと混乱を起こす恐れがあります。その辺が、これからはっきりしてくるのではないかと期待しています。 |
| 幹事社 ほかはありませんか。ないようですのでこれで記者会見を終わります。どうもありがとうございました。 |
| 広瀬知事 どうもありがとうございました。 |