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  定例記者会見

日時:平成18年7月18日(火) 13時30分〜
場所:第一応接室

幹事社  それでは7月第2回目の定例記者会見をお願いします。
広瀬知事 それではわたしの方から何点か申し上げます。
(バス路線「臼三線」の存続について)

 まず、バス路線の臼杵・三重間を臼三線と言っていますが、これについては運営しているJR九州バスから来年3月末で路線廃止をしたいという話しがありまして、大変ご心配をおかけしていたのですが、県と臼杵市、豊後大野市それから関係バス会社の間で話しが整いまして、大分バスの子会社である臼津交通と大野交通の2社が来年の4月1日から代わって運行するということになりました。
  平日は11便くらい運行しているのですが維持します。しかし、休日は合理化の観点から少し減便になるということです。いずれにしても大事な地域住民の皆さんの足が確保されたということでホッとしているところです。
  わたしも三重総合高校に行った時に、学生さんから「臼杵から三重総合高校に通っているので、バスが無くなると困るんですよ。」と言われて、なるほどと思っていたのですが、学生の皆さんも安心できるのではないかと思っています。
  ただ、この新しいバス会社が運行するに当たっては、バスの購入費とか新しい負担が出てくるわけです。こうした初期経費については、県なり関係の市なりである程度カバーしようということで、我々もできる限りの応援をしながら住民の皆さんに不便がないようにしていきたいと思っているところです。
  詳細は後ほど担当課の方から説明があると思います。

 

(官民共同開発による牛の分娩予知通報システムについて)・・・PDF:172KB

 次に、官民共同で開発したのですが、牛の分娩予知システムが完成し、いよいよ販売を開始するということです。
  平成15年度からビジネスプラングランプリを行っています。皆さんもご承知のとおりですが、ビジネスプランで面白いものを考えて、それを県内で実行するという方を応援するという制度です。平成15年度に優秀賞を得た(有)番ぴゅう太という会社がありました。ご記憶にある方もおられるかもしれませんが、今は(株)リモートとなっていますが、家畜体温を監視するシステムを発表しました。その会社と県の農林水産研究センター畜産試験場と産業科学技術センターの3者が一緒に研究を重ねてまいりまして、牛の分娩を予知するプログラムの開発をしたということで、このほど特許の出願もしたということです。
  牛の分娩は畜産農家の方々にとってなかなか大変らしいのですが、これで30数時間前から予知できるということで大変負担の軽減になるのではないかと思います。
  今度、幕張メッセで「国際園芸技術展」というのがあるらしいのですが、そこでも展示して大分県から全国に売り出すということです。
 

(おおいた誰もが安心して暮らせるまちづくり特区について)・・・PDF:45KB

 次に、特区のご報告ですが、安心まちづくり特区が今度認定されたということです。
  障害児のデイサービス事業所および知的障害者のデイサービス事業所は県内に27カ所しかありません。他方、老人のデイサービスセンターは250事業所あります。体の不自由な方あるいは知的障害者の方は、なかなかデイサービスを受けられる方が少ないという問題があったわけです。施設も都市部に集中しているものですから、なかなか地方の人が受けられないということがあったのですが、せっかく老人デイサービスセンターが各地にありますから、そこを活用したらどうかということで、特区として認められることになったということです。
  もちろん老人デイサービスセンターに空きスペースがあり、あるいは施設の職員が一定の障害者のための介護知識を習得しているとかの要件がありますが、そういう要件を達成し差し支えないということであれば老人デイサービスセンターでも障害者のデイサービスが行われるということになったわけです。
  当面は、県内の7つの市と村で9カ所の老人デイサービスセンターが特区の認定を受け、そういうサービスを併せて行うということで、16名の障害児あるいは知的障害者が利用することになりました。
  一定の要件の下に、そういうことができるようになれば障害者にとっても便利ですし、それから老人にとってもまた新しい意味での刺激になっていいのではないかということで効果を期待しているところです。
 
(循環型環境産業創出事業の助成事業決定について)
 次に、ごみゼロおおいた作戦の関係ですが、ごみゼロおおいた作戦は一石四鳥も五鳥も狙っていると申し上げておりました。ゴミを拾うだけではなく3Rを推進する。そのための技術開発や産業開発をやっていくのだというお話しをしてまいりましたが、廃棄物の再生利用の事業化を支援する環境地域産業化支援事業というのがあります。このたび、12の応募の中から2件を選定いたしました。
  一つは、林業の町日田で、杉なんかのバーク処理に困っていたのですが、これを原料にして木炭を作りまして、これを石炭火力発電所の石炭補助燃料として供給するという事業です。
  もう一つは、新日鐵の大分製鉄所で、石炭火力発電所から出る石炭灰を改質しましてコンクリート強度の補完材に、あるいはプラスチックの高級補強材として活用するという技術、産業ができたようですから、これを支援していきたいと考えているところです。
 
(豊ちゃく2006の策定について)
 次に、「豊ちゃくプロジェクト」というのをご存じだと思いますが、道路整備等をちゃくちゃくと進めていくために、大分県版の豊ちゃくプロジェクトというのがあります。毎年、これから5年間でこういう道路をこういうふうに整備します、そして今年はこれだけの供用開始ができますというように、できるだけ予見可能性を持たせるという意味で公表しているものです。ちなみに去年のプラン「豊ちゃく2005」では、17年度に46カ所の供用目標を設定しましたが、実際には48カ所供用ができたということで、住民の皆さんにも事業の進捗が分かる仕組みになっています。
  新たな「豊ちゃく2006」では、これから5年間に供用目標の169箇所について事業内容を具体的にお知らせしていくというものです。
  佐伯市蒲江の西野浦地区の西野浦河内線という県道がありますが、新しくこの1.3qや長目半島の森林管理道長目半島線の臼杵・津久見の市境にあたります2.1qを行うというように具体的な供用目標の場所を示しております。
  こういうことで、住民の皆さんに予見可能性を持って見ておいてもらうということです。
 
(豊和銀行に対する支援について)
 次に、6月30日に豊和銀行の取締役会で地元の取引先に対する第三者割り当て増資の議決が行われました。いま出資の要請を行っていると聞いておりますが、県としてはかねて申し上げておりますとおり、豊和銀行は大分県の経済産業活動にとって不可欠な銀行だと考えておりますので、この第三者割り当て増資についても側面から応援をしていきたいと考えております。
 
(大分県版エコマネー「めじろん」推進事業について)・・・PDF:45KB
  それから最後ですが、エコマネー「めじろん」推進についてはすでにお話しをさせていただいてるとおりですが、7月14日現在で延べ4,051名の方に40,510めじろんの発行をしています。
  わたしはまだ持っておりませんので急いでどこかボランティア活動に出かけて行っていただこうと思っています。8月1日から協賛企業のトキハやトキハインダストリーあるいはイオングループ、マルショク等のご協力をいただいて県下各地にエコマネー地域センターを開設し、エコマネーとめじろんグッズの交換あるいは植樹のためにエコマネーを寄付していただくこともあるのですが、受付を開始いたします。
  大変魅力的な「めじろん」グッズができましたので、ちょっとご紹介をさせていただきます。
  これが若者に人気の風呂敷で100めじろんです。これは例のエコバッグで、なかなかいいですね。グッズの交換もいよいよ始まります。ぜひエコ活動にご参加いただいて、めじろんグッズと交換していただきたいと思っています。
 
(県政ふれあいトークについて)
  それからお知らせですが、県政ふれあいトークで次回は7月21日に大分市内の子育て支援関係でまいりたいと思います。
  わたしからは以上です。
 
幹事社 それでは各社から質問ありましたらお願いします。
記者 豊和銀行を側面から支援というのは具体的にはどういうことがあるのでしょうか。
広瀬知事 豊和銀行が第三者割り当てということで、いろいろな企業にお願いに行くのだろうと思いますが、県としては豊和銀行の再建といいますか応援している立場から、県の姿勢を明確にしながら、皆さんのご協力を得やすい環境をつくっていきたいと思います。自分で増資に応じるわけではありません。
記者 特区の話しですが、非常にいい取り組みだと思いますし、各地でそういう形も出てきていると思うのですが、高齢者の施設で子どもさんを預かるということになると、それなりの、先ほど知事がおっしゃった知識とか受け入れの体制の問題も当然あると思います。そのあたりは県として、例えば研修をしたりとかの支援は考えていらっしゃらないのですか。
広瀬知事 確かに施設が空いてるから使えばいいではないかというようなものではないと思います。おっしゃるように、それなりにスキルを持った介護をする人がいなければいけないと思いますから、県はそういう研修制度を設けたり、研修を実施するということをやらなければならないし、応援をしていきたいと思っています。
記者 昨年秋から運休している上海線についてですが、先週チャーター便による交流が行われましたが、今後の再開に向けた取り組みについてお考えがありましたら。
広瀬知事 当面、チャーター便を活用しながら、できるだけ交流を広げていくということだと思っています。いま、いつから再開という見通しを持っているわけではありません。
  むしろチャーター便をうまく活用していきたいと思っています。
記者 (株)リモートの牛の監視システムですが、これは農工連携の一事例だと思うのですが、農工の連携、今後どう発展していった方がいいとか、そういうお考えがありましたら。
広瀬知事 農業は担い手もなかなか不足してくる世の中だし、できるだけ省力的にやっていくということが大事だと思っています。
  そんな意味ではこういった技術によって負担が減っていくということが非常に大事だと思います。
  省力化技術それからエネルギーの管理というのが非常に大事です。エネルギー価格が上がっているだけに、そういう省エネルギー技術といった意味で、工の部分の技術蓄積を活用していくということが一つあると思います。
  それからもう一つは、農産品を農産品としてだけ売るよりもさらに加工して売っていくということが大事だと思います。その加工ということになるとまた工の部分の技術がさらに出てくると思います。
  それからお互いに研修とかいうことでも農と工の連携ということが出てくるでしょう。
  いろんな面で農工の連携というのが期待されるのではないかと思っています。
記者 大入島の件ですが、先週また県の幹部の方が島に渡られて話合いの機会を持たれたようですが、途中で相手方が退席されたようで、また不調に終わり、なかなか解決の糸口が見つけられないような状況ですが、いかがでしょうか。
広瀬知事 残念ながらそういうことになりましたが、しかしこれまでの長い経緯からいって、彼らが県や市に対する不信感を持っているというところもあるわけですから、そういった意味では我々としてはできるだけ機会をつかまえて話合いを続けていくということが必要なのではないかと思っています。部長は大変でしたけれど行って良かったと思っています。また行きます。
記者 昨日の日出生台演習場なのですが、四者協の皆さんで視察されまして、その結果、安全性などについてどのような報告を受けていらっしゃるのかということと、今後の知事のお考えについて、お願いします。
広瀬知事 この問題は、国は安全保障体制の一環としてこれをやりたいと思っているでしょうし、我々は我々で住民の安全確保という観点から縮小、廃止、少なくとも拡大は困るという、お互いになかなか譲れない立場で話合いをしているわけです。
  そんな一環として、この間、現地を視察したということなんです。視察した限りでは安全性にいろいろ配慮してやっているという印象を受けたということは聞きました。
  これから引き続きお互い難しい立場にあるのですが、粘り強く話合いを続けていきたいと思います。
記者 視察に行けば当然安全性というのは十分、強調されるでしょうし、今度は宮城県の視察に行くようですが、安全性が十分に確認されるのであればということで、行くこと自体が受け入れに向けたステップになるのではないかというような見方もあるようですけれども、そのあたりはいかがですか。
広瀬知事 そういう誤解を招くのも嫌だなと思っていたのですが、話合いを続けているわけですから、そういう一環として「ぜひ見てくれ」と言われて、見に行くのも嫌だという必要はありません。それは、どういう演習をやっているのか、見ておくことは大事なことではないかと思い、わたしはむしろ見てくるようにと申し上げた立場なんです。
  それは向こうのペースにはまるのではないかという心配もあるかもしれませんが、国も国民の安全保障の確保という大事な立場がありますし、我々は住民の安全確保という立場からですから、お互いに話しもしないというわけにはいかないと思っています。
記者 そうしますといまの時点で向こうが強調する安全性への配慮と、受け入れる、受け入れないというのは別ものだとお考えですか。
広瀬知事 我々は施設庁と結んだ協定では小火器の訓練は入っていませんからね。
記者 先日の知事会についてですが、道州制の議論については、まだまだ温度差があるような、それぞれの知事さんの意見がだいぶ分かれたそうですが、知事会として道州制の議論をこれだけ各県温度差がある中で、今後の進め方として、どういうふうにしていけばいいのかという考え方をお願いします。
広瀬知事 道州制の議論をかなり時間を割いて行ったのですが、道州制にいくに当たってどんなことが問題としてあるかということについてはあまり議論は分かれなかったのです。ただし、その問題点を議論するに当たって道州制を前向きに考えて、それを一つ念頭に置いて議論をするのか、いやいや全く白紙で議論をして、そして良ければいくし、駄目ならいかないという前提を置かずにやろうかというだけの話しで、議論をしなければならない論点は皆さん同じような感じだったのです。
  従って、これから全国知事会でも引き続き委員会で議論をされると思いますし、九州地方知事会の皆さんは、どちらかというと前向きの方が多かったような気がしますから、九州地方知事会でも、いろんな議論が活発に行われるだろうと思います。いろんな形で、いろんな分野で議論をしていくのではないかと思っています。
  いずれにしても、一番よくないのは話しにならないから議論もしないということが一番よくないので、これはいずれにしろ国民的な課題であることには間違いはないのですから、ちゃんと知事会としても当事者意識を持って議論をしておくということが大事なことだと思っていますし、そうなっていくと思います。
記者 知事はどちらなのですか。
広瀬知事 僕は、むしろ問題点はたくさんありますが、だからといって、もう話しにもならないというふうにやるのはいかがかと思います。むしろ、そういうことが課題としてあるのだから、そういう認識を持って前向きに議論をしたらいいのではないかと、何もそういう意識もなしに議論をしていると進まないのではないか、いい悪いの結論さえ出なくなってしまうのではないかと、そういう言い方をしました。
  もう一つは第二期改革が多かったですね。この二つに大きな時間を割きました。
幹事社 ほかによろしいですか。これで終わります。ありがとうございました。
広瀬知事 どうもありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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