| 幹事社
まず知事の方からよろしくお願いします。 |
| 広瀬知事 それでは私の方から何点か、お話をさせていただきます。 |
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(新型インフルエンザのワクチン接種について) |
まず、新型インフルエンザのワクチンの接種が始まるということです。
4月28日に新型インフルエンザが発生して以来、県では医療体制の確保や抗インフルエンザウィルス薬の備蓄といった対応をしてきました。
県民の皆さんにも大変冷静に対応していただき、淡々とことを進めることが出来、皆さんのご協力に大変に感謝をしているところです。
さて、いまの状況ですが、県内では先週インフルエンザ定点あたりの患者数が7.13になり、地域によっては注意報の基準である10を超えているところもあります。 地域によってはと言いましたが、一つは東部保健所管内で12.9、一つは大分市で10.5というところも出て来ているわけです。
引き続き十分な注意をしていかなければいけませんが、こういう中、待ちに待った新型インフルエンザのワクチンの接種が、いよいよ今日から始まります。
この新型インフルエンザについては、多くの方が軽症のまま回復していますが、基礎疾患をお持ちの方、あるいはお腹に赤ちゃんのおられる方については重症化する例がありまして、そういうことを踏まえて、ワクチンがいくらでもあればいいのですが、数が限られていますので、優先順位を付けながら接種をしていこうということです。
これをちょっとご覧いただければと思いますが、今日から始まります。初めに医療従者の方に接種をしてもらおうということです。 救急車で搬送等をする救急隊員等を含んだ医療関係者にまずしてもらいます。
そして、11月に入りましたらお腹に赤ちゃんのおられる妊婦さんや基礎疾患をお持ちの方に予防接種を始めたいと考えています。
基礎疾患はどういうことかといいますと、専門家に聞いていただけばいいと思うのですが、気管支喘息をお持ちの方や心不全の方、腎臓疾患や肝硬変といった腎臓と肝臓に基礎疾患をお持ちの方です。妊婦さんと基礎疾患をお持ちの方は11月から始めます。
その後に、その他の基礎疾患をお持ちの方にも始めます。
それから、幼児が重篤化する可能性があるということで、1歳から就学前のお子さん、それから小学校の低学年、そしてその次に来年の1月になると思いますが、1歳未満の子どもさんにインフルエンザの接種が出来ませんので、その1歳未満の子どもさんの保護者の方、お母さん、お父さんに予防接種をする。
そして1月以降、小学校の高学年、4年生から6年生ということで、順番に予防接種をしていくことにしているところです。
いつからどういう人を対象にしますということは、新聞やホームページで十分に連絡を取りながらお知らせしていきます。
予防接種の場合には、かかりつけのお医者さんで予約をしていただいて打っていただくということになると思います。
いよいよ予防接種が始まるということです。
ワクチン接種に関する相談窓口も、厚生労働省と県に総合窓口設けていますので、何かありましたらどんどん問合わせをしていただければと思います。
申すまでもありませんが、今回のワクチンというのは季節性のインフルエンザワクチンと同じです。重症化を防止するということですから、感染そのものを防止するということではありませんので、そこのところはご理解願いたいと思います。
それから、これまでの季節性のインフルエンザワクチンもそうですが、まれに副作用、それも重篤な副作用が起こりうると言われています。この点についてもご理解をいただいたうえで予防接種を受けていただくことになると思いますが、効果はそういうこと、副作用もまれにあるということをご理解いただいて受けていただくということです。
順番にしていきます。それから予防接種を受けても感染しないわけではないことですから、感染拡大を防ぐための県民一人ひとりのご協力は引き続き必要ということですので、その点はぜひお願いをしたいということです。
これまでもお願いをしていますが、手洗いやうがい、咳エチケットの励行ということについては引き続きよろしくお願いいたします。
新型インフルエンザのワクチンの接種がいよいよ始まるということです。
大変恐縮ですが、限られたワクチンですから順番にしていくことで、ご協力を願いたいと思います。 |
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(九州地方知事会議及び九州地域戦略会議について) |
それから第二点ですが、九州地方知事会と九州地域戦略会議が今月の26日、27日に別府湾ロイヤルホテルで開催されることになっています。
九州地方知事会議、九州の7県の他に沖縄県知事と山口県知事が入っていますが、その皆さんで共通課題について取り組んでいこうということです。
政策連合ということで、いろいろこれまでも取り組みをやってきましたが、そういうことについて話をして、今回は東アジアへの輸出促進や共通の課題である地球温暖化対策のキャンペーンといったことについて、10項目ぐらい政策連合のマターがありますから、そういうことの協議をしていきたい。
それからもう一つ、今度の九州地方知事会では、ちょうど政権交代があった後ですから、新政権に関連する情報交換や関わり方、考え方といったことについても意見交換をすることになると思います。
新政権との関係については、地域主権については非常に積極的に取り上げていただいているので、そこのところを我々として積極的に対応していきたい、そのために我々としてもいろいろな提案すべきことをどんどん提案していったらいいということもあります。
それから、住民の暮らしに関係すること、子ども手当の問題、後期高齢者の医療制度の問題、それから障害者自立支援法の問題等々がありますが、こういったものについて見直しをする、廃止をする、あるいは新設をするということがありますから、これは非常に県民生活に関連があります。このあたりをどういう制度設計がされるのかということについてもよく意見を交換しながら、言うべきことを言っていかなければと思います。
それから、社会資本の整備については大幅に見直すという話があります。これも地方にとって非常に大事なことですから、この円滑な推進方等についても議論をしていきたいと思っているところです。
今回の九州地方知事会議は、かなりいろいろなことについて意見交換しなければいけないと思っているところです。
それから二日目、27日は九州地域戦略会議があります。九州地域戦略会議というのは九州各県の知事と九州経済界の代表者による協議の場ということで、これは出来て間近なものですから、大分県で開催するのは初めてになるのではないでしょうか。
これも、いろいろな課題がありますが、地球温暖化対策への取り組みや観光戦略、これも九州全体で取り組もうということで、そのようなことについて協議が行われることになっていると思っています。
10月26、27日、九州地方知事会議と九州地域戦略会議を開催することにしています。
また、こうした九州ワイドの取り組みですが、今月21日に東九州自動車道建設促進地方大会が開催されることになっています。
宮崎県の日向市で開催されまして、会長を仰せつかっていますので、出席をしようと思っているところです。 |
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(CO2排出量削減に向けた国内クレジット制度等の活用促進について) |
それから第3点ですが、CO2の排出量削減に向けた国内クレジット制度などの活用の促進についてです。
二酸化炭素の排出量削減に、あらゆる努力をしていかなければいけないことになるわけですが、その一環として国内クレジット制度ができたり、あるいはオフセットクレジット制度が出来たりということです。
制度が出来たのですが、中身については私もなかなかわからないところがあります。 このあたりは、まだまだ地域の皆さんに十分に理解されてないというところがあります。したがいまして、この問題について、11月5日、セミナーや相談会を開催し、また、地球環境対策課には、セミナー1回限りではなく支援窓口を作って、いろいろ相談業務を受けたり、いろいろな手続きがありますから、そういう手続きについて相談に乗ったりという相談窓口も設置する。セミナーも開催するということで国内クレジット制度等の利用促進、活用促進を図っていきたいと考えているところです。よろしくお願い申し上げます。 |
| (平成21年度農林水産祭「おおいた みのりフェスタ」) |
それから、お知らせですが、今年も大分県農林水産祭を開催します。「おおいた みのりフェスタ」ということで、10月24、25両日別府公園で農林業部門を開催します。それから、10月31日と11月1日に、亀川漁港で水産部門のフェスタを開催することにしています。
夏の間、作況がいろいろ心配されていたのですが、9月15日現在では、水稲の作況が99ということで、平年並みになってます。梨やミカンも、心配された台風などもなかったので、おいしい物が収穫されているという状況です。
ぜひこういう機会に、また大分県の農林水産業の振興を図るということで、農林水産祭を盛り立てていきたいと考えているところです。 |
| (第29回大分国際車いすマラソン大会) |
それから同じく、食の実りの秋とあわせて、スポーツの秋です。第29回になります大分国際車いすマラソン大会が10月25日日曜日に開催されます。24日にはガレリア竹町ドーム広場で開会式を行うことになっています。
今年は国内で235名、海外から67名、全体で302名の選手が出場する予定です。
大分県からは32名の方が出場します。
昨年が全体で281名でしたから、かなり人数も増えてきたことになります。
出場選手ですが、スイスのハインツ・フライ選手がまたおみえになります。それから日本記録保持者、福岡県の副島正純さんも出ます。女子も2年ぶりに一昨年の覇者の土田和歌子さんがおみえになります。障害の重いT52クラスでは、世界記録の保持者の福島県の八巻智美選手が出場され、今年もいろいろな選手が来て盛大に行われるということで楽しみにしています。
なお、申すまでもありませんが、この大分国際車いすマラソン大会は多くのボランティアの方に支えられています。今年も2,000名を超えるボランティアの皆さんに大会を支えていただくことになっています。この場をお借りして厚く御礼を申し上げたいと思います。
県民の皆さんにもぜひ、盛り立てていただければと思います。 |
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(「おおいた教育の日」推進大会について) |
それから、11月1日は恒例の大分教育の日が開催されます。13時から推進大会を県立芸術会館で開催することになっています。
申すまでもありませんが、学校だけではなくて家庭、地域三者一体となって、子どもたちの教育を推進しようということでこの日が設けられています。今年もその主旨に沿って大会を推進したいと考えているところです。
毎年「私が教えられたこと」というテーマでエッセーの募集をしていますので、その入賞者の発表や表彰を行います。
また「ネット・ケータイ時代に育つ子どもと大人たちのよりよい向き合い方」ということでシンポジウムを行うことにしています。千葉大学教育学部の藤川大祐准教授の基調講演やパネルディスカッション等を予定しているところであります。
私からは以上です。 |
幹事社 幹事社から一つ質問させていただいてよろしいですか。
三番目にありましたが、東九州道の地方大会で、このメモの中にもこの大会を受けて11月に関係方面へ提言活動を行う予定とありますが、従来なら中央大会ということでしたが、このあたりをいまの時点で知事はどのようにお考えになられていますか。 |
| 広瀬知事 地方大会では、とにかく必要性を確認して、そして共に運動しようということになると思いますが、さて、中央大会は、例年ですと地方大会が終わるとその足で中央大会をやって、地元の国会議員や国土交通省の皆さんにおこしをいただいて、東九州自動車道の重要性についてよく話をし、理解してもらうということをしていたわけですが、そういうやり方がいいのか、あるいは別のやり方がいいのか、これは受け止める政府の方のやり方とも関連してくると思いますので、一番効果的なやり方をやろうと思っています。必ずしも地方大会の後、同じような形で中央大会をするということでなくて、新しい政権に訴えるのにどういう形が一番いいかということでやってみたいと思っているところです。 |
| 記者 直接、大臣のところに行くということか。 |
広瀬知事 大臣のところに直接話をした方がいいのかもしれないし、いま、党あって党なしといいますか、全部政府で決めるということですから、大臣のところに行った方がいいかと、政府与党一体となってというか、与党の議員を通じてという必要もないのではないかと思ってます。
これは4県の知事さん、それから北九州市長さん、そういった関係者がメンバーですからよく話し合って、一番いい形でやりたいと思います。 |
| 記者 冒頭にあったインフルエンザワクチンの件です。全国のニュースでインフルエンザワクチンが足りないのではないかということで、かなり心配の声も一般の方からあがっているという話も出ていまして、先ほどの話にもあったのですが、県民にはワクチン接種にどういう気持ちで臨んで欲しいかということと、県としてインフルエンザワクチンの対策に向けて、またどう取り組んでいきたいかというのを、改めてお聞かせいただければと思います。 |
広瀬知事 おっしゃるように、新型インフルエンザのワクチンは足りないです。それはそのとおりだと思います。十分な物がないので、これまでの季節性インフルエンザワクチンのようにお医者さんに行けばいくらでも接種してもらえるということではないので、したがって、さっき申し上げましたように優先順位を付けて、順番にしていただくということにせざるを得ないので、この点は残念なのですが、ご理解を願いたいと思います。
ワクチンの生産はそれだけ時間がかかるものですから、やむを得ないところがあると思います。
ただ、このワクチンを打ったからといって、インフルエンザに感染しないというわけではなくて、先ほど言ったように重篤化を防ぐということですから、これまでと同じように県民皆さんお一人おひとりに、予防のためのうがいや手洗い、あるいは咳エチケットといったようなことについて、引き続きよろしくお願い申し上げたいというのが一つ。
それから、ワクチンは足りないのだが、タミフルやリレンザといった抗インフルエンドウイルス薬は十分に備蓄が出来ていますから、そっちの方は引き続き十分な対応が出来るようになっていますということもご理解願いたいと思います。
本当に、もう心配いらないぐらい、順番でやらなくてもいいぐらいあれば十分なのですが、それがないものですから、ぜひそこはご理解いただきたいと思います。 |
| 記者 知事会の件なのですが、まだもちろん議論しだいというところではあると思うのですが、新政権に対する意見交換というのは、意見交換にとどまることなく、何か九州知事会として一定の方針を決めて提言していくようなものになっていくのか、いまの段階ではどのようなイメージをお持ちですか。 |
広瀬知事 先日全国知事会がありまして、いろいろ政府からも聞かれてることもあるわけです。たとえば国と地方の協議の場を法制化しましょうということになっていますが、どういう形でやるのが一番いいのかと、地方6団体としてどういう代表が出るのかということをいろいろ聞かれてるので、そういうことにはこちらから答えなければいけない。
それから聞かれてはいないのだが、しっかり物申しておかなければいけないところもある。あるいは我々の考え方をまとめておいて、必要に応じて言おうというところもある。いろいろな場面があると思います。それにしても、いろいろなことに知事会としてしっかり対応できるようにということで、この間の全国知事会で、国と地方の関係、財源の問題、社会資本の整備の問題、行財政改革の問題等々についてプロジェクトチームを作ってよく議論をしておいて、そして物言えるようにしておきましょうということで、全国知事会でそういうふうになっていますから、一応そこを念頭に置きながら、九州地方知事会ではいろいろな課題について、フリーディスカッションをしておいて、そして全国知事会の意見をまとめるときにしっかりそこのところを反映できるようにしておくということが大事なのではないかと思っています。
九州地方知事会として、直接どうこうしようということをいま考えているわけではありません。ただ、これはどうしても言って置かなければいけない、早くしておいた方がいいということがあれば、それは大いにしていったらいいと思っています。 |
| 記者 いま国で補正予算の見直しが進められています。県も9月補正を含んでいろいろなことをチャレンジしていこうという予定ですが、国の補正の見直しが県の予算執行に影響するのか、しないのか、またするとしたらどれくらいの影響があるだろうかということを、いまの段階で考えていらっしゃることをお聞きしたいのですが。 |
広瀬知事 私、前から申し上げていますが、今度の補正というのは景気振興、あるいは県民の暮らしを守るという意味で、必要最小限のものを補正で計上しましたと申し上げてきましたが、したがって、それについてはあまり政権交代があっても、その必要性については十分理解してもらえるのではないかと言っていたのですが、今回の見直しでも補正予算で組んだものが執行出来なくなるというのはあまりないのではないでしょうか。
いまのところ、たとえば病院の改築を計画していたのが少し削られるとか、そういうことはあるかもしれないが、大きなものはあまりないのではないかと思ってます。それだけ理解をいただいていると思います。 |
| 記者 新型インフルエンザワクチンの件に関連してですが、病院に話を聞いても、新型インフルエンザと併発して、重症の可能性がある肺炎のワクチンというのもいまかなり需要が高くなっているという話を伺うのですが、県としてはそっちの方のワクチンだったり、新型インフルエンザワクチンだけではなくて、いままであったようなワクチンの需要が高くなっているということに対して、どのように対応したいと考えていますか。 |
| 広瀬知事 季節性のワクチン、インフルエンザの? |
| 記者 新型、たとえば肺炎だったりとか、新型のワクチン、プラスの別のワクチンといいますか、関連して需要が高くなっているような物に対してどのように対応したいかということを。 |
広瀬知事 実は、この夏から新型インフルエンザのワクチンの生産を始めたことから、普通の季節型のワクチンの生産が減少していることもあるわけです。そこのところもまた新型インフルエンザワクチン生産の影響として出て来ているというところもあります。
季節性の方もそろそろ皆さんに予防接種ができるようになってきていると聞いています。
私も10月の初めに通常のワクチンを打とうと思ったのですが、ありませんといって断られましたから。 |
| 記者 従来のインフルエンザ以外の物も含めてと言う考え方でいいのですよね。肺炎は。 |
| 広瀬知事 肺炎のワクチンというのは何かわかります? |
健康対策課長 肺炎球菌ワクチンは、現在でも任意接種ということで定期の接種になっていません。費用的にも1回8,000円で、残念ながら県内の市町村で肺炎球菌ワクチンの公的補助というのがない状況です。
行政として、そういう肺炎球菌ワクチンを接種することでインフルエンザにかかっても重症化しないということがわかっていますので、そうした部分の公的な支援というのはこれからの課題だと考えているところです。 |
| 記者 先ほど東九州道の話が出ている中で、場合によっては直接大臣にということも選択肢の一つであると。その裏返しの話というわけでもないのですが、地元の与党議員とのいろいろな関係といいますか、こういった問題を進めていくうえでの関係づくりというのはどんなふうに考えていらっしゃいますか。 |
広瀬知事 地元の議員は国会議員であると同時に地元代表でもあるわけだから、よく働いてもらいたいと思いますが、たとえば大分県連の支部にそういう課題についての窓口を設けるという話もありましたが、まだまだ機能を始めていないようですから、そういうところに話をするだけでは十分ではないだろうと思います。引き続き、直接大臣にもあたっていかなければいけないだろうと思います。
そちらの方も体制が出来てくるだろうと思いますが、いまのところはまだまだ。 |
| 記者 現実的に、なかなか諸々の話を意見交換したりとか、そういうシチュエーションにいまのところなりにくい感じですか。 |
広瀬知事 やってみてもいいのですが、向こうの都合もあるだろうし、体制の問題もあるだろうから、様子をちょっと見ているということです。
案外、いろいろな問題を大臣と副大臣と政務官で決めるという体制を政治主導ということで取っているが、なかなか意思疎通ができない面もあります。もっと円滑に意思疎通をするために、いろいろ体制も考えてみなければいけないだろうと思います。
そんなことがいまから出て来るのではないでしょうか。 |
| 記者 意思疎通というのは、たとえば地方と、彼らとの間のという意味ですか。 |
| 広瀬知事 そうです。 |
| 記者 彼らの間の中でも。 |
| 広瀬知事 国民やいろいろな関係団体との意思疎通等々、いまこういう話を誰にどうやって持っていったらいいだろうかと困っていることが多いのではないですか。それは早くこういう形で意見を吸い上げるということを決めた方がいい。 |
| 記者 いまのに関連して、従来なら自民党が与党であった時代は議員さんもどうぞ、どうぞという形で、お膳立てが出来ていたと思うのですが、そういう意味で戸惑いというのか、今後への心配というのか、それとも、これはこれでいい方法を探っていくというのか、いまの現状について率直な感想はどうですか。 |
| 広瀬知事 それは政権が変わってやり方が変わるというのは当然のことだろうと思います。したがって従来どおりでやるべきだというふうに思うわけでもないし、そうでなければならないというわけでもないのだが、ただ政治というのは出来るだけ多くの皆さんの気持ちを吸い上げて、そして右か左か判断をしていくということが大事なので、そういう国民の気持ちを吸い上げる機能を、早く新しい形で作ってもらうということが大事なことです。 |
| 記者 話は変わるのですが、トリニータは昨日降格を何とか逃れましたが。 |
| 広瀬知事 ホッとしました。 |
| 記者 それで、今後、このまま残留してくれればいいのですが、もしそうならなかった時、トリニータは別にいま何も言ってきていないかもしれませんが、財政的な支援であるとか、これまでされてきましたが、人的支援もされてきた。もし、そうなった場合に今後どんなことをお考えかということと、金銭的な面での支援をするということは、向こうからたとえば要請があった場合に選択肢もあるかどうか。 |
広瀬知事 なかなかJ1の残留が厳しい状況だと思いますが、ぜひ最後の最後まで頑張ってもらいたいと思います。
今後の支援ということですが、これまでも県民と行政と経済界一体となって、応援をしていこうということで、まさにトリニティー(三位一体)でやってきたわけです。こういう苦しい時だからこそ、我々は、その三つの応援体制をしっかりと固めていかなければいけないと思っています。県も行政の一翼を担うものとして、しっかり応援をしていきたいという気持ちは、引き続きというかますます強く持っています。だけど、具体的にどういうことが必要になってくるかについては、まだ何も聞いておりませんし、我々も分析をしているわけではありませんから、いま、あらかじめ色々という必要はないと考えています。引き続きしっかりと応援をしたいという気持ちに変わりはありません。 |
| 記者 国の来年度予算の概算が出ました。95兆円というのが出ましたが、これに対する感想を伺いたいのと、あと、出来れば年内で示して欲しいと出ていましたが、来年度予算への注目点というのを改めてうかがいたのですが、いかがでしょうか。 |
広瀬知事 マニフェストを全部積み上げてきたら、あれだけの数字になったということで、一方で財政の無駄を省いて、あるいはまた、ばらまきを廃してということは民主党が前から言ってきたところなので、マニフェストもありますが、しかし、その中で優先順を付けながら、やっていくと思っていました。とにかく、全部1回出して、一時にやるということなんで正直少しビックリしていますが、これから新政権の中でも削るべきところは削っていくということを言っているので、編成課程でどのくらい優先順位を付けながら絞り込んでいけるかというところが注目される点だと思っています。
何でもかんでもやらなければいけないということになると、それは結構な話ですが、結局それは国民の負担に戻ってくるわけだから、高福祉高負担ならそれは新規のもちゃんとして、そして確保してもらなわなければいけないし、よく全体の政権運営の議論の中で決めていかなければいけないのではないかと思います。 |
| 記者 その中で、子ども手当の話ですが、新政権の前後からも出てましたが、一部で地方負担の話が出ていますが、知事ご自身、子ども手当に対する地方負担に対するお考えはどうですか。 |
広瀬知事 いろいろなマニフェスト事項がありますが、私は、「子育て満足度日本一」の大分県を目指すものとしては子ども手当みたいなものは非常に大事だと思います。思いますが、あれだけの政策になると国が統一的にやらないと、地方においてそれぞれ負担してくれということになると、市、地域ごとのばらつきがあったりするわけだから、あれは国全体で一つの基準でやるべき話だろうと思います。
そういうことができる財源があるのなら、とっくにやっているのですけど、とてもできません。 |
| 記者 JR九州の農業参入のことについてなのですが、大分市内でニラ栽培に乗り出す方向で、いま大分県と協議していることが取沙汰されていますが、どういう協議をされているのでしょうか。 |
| 広瀬知事 他業種、あるいは他県から資金なり技術なり労働力なりを農業分野に持ってくるという農業における企業誘致というのは、我々の農業政策の非常に大事な柱です。したがって、いろいろな話が行われていることは事実なのですが、ご質問の点については、いま最後のいろいろな詰めをしているところだと思いますので、私からこうだというふうに申し上げない方がいいのではないかと思いますので、ご理解を願いたいと思います。 |
| 記者 わたりの件に関してなのですが、合同調査の中で市町村の半分がないという回答をしていますが、これに対する知事の見解をお願いします。 |
広瀬知事 ちょっと私の実感からは離れてると思います。わたりというのはご存じのとおり、一定の職責に応じて給料を出すということになっているところを、それ以外の理由で給与表を適用しているということだと思いますが、これは現実にはそれぞれの職員の任用の問題だから、ないと言えばない、あると言えばあるというところがあって、なかなか認定が難しいところがあります。いま総務省の方で、かなりこのわたりの問題を問題視して、それぞれの地方公共団体に実態を調べてくれという話をしているので、そっちの方はそっちの方で進んでくると思います。
ようするに一番大事なことは、職務給の原則ということです。職責に応じて給料表の適用を決めていくという、それを原則にするべきで、住民の皆さんの税金を給与として使わせていただいているのだから、そこは厳格にやらなければいけないということで、職責に応じて給料表を適用していく職務給の原則というのがあるわけです。それぞれのわたりがあるかないかというのはなかなか難しい、個々の任用行為だから難しいのだけど、結果的にいま職務給との関係がどうなっているかというのを調べている数字はありますが、大分市と姫島村は給料表が別になっていますからなかなか分析が難しいので、ちょっと除きますと、20年の4月現在で、5級というのは大体県の課長補佐相当の人がもらう給料ですが、その5級以上の給料表に位置付けられている人が61.3%います。
それから、県の課長がもらう給料として位置付けられている6級以上というのが47.2%います。県も決して少ないとは言いませんが、だいぶ前にいろいろ議論をして、いま改革をしています。大分県の場合には5級以上が38.5%。61.3%に比べるとかなり低い。それから6級以上が14.7%。47.2%に比べるとだいぶ低い。したがって、県内の市町村の場合には県の課長補佐級の給料をもらってる人が61.3%。県の課長相当以上の給料をもらっている人が47.2%、約半分は県の課長相当以上の仕事をしているということはちょっと不自然で多すぎるのではないかと、これは組織がおかしいのか、あるいは給料の格付けがおかしいのか。二人に一人が課長ということはあり得ない、そんな組織はあり得ないと思いますので、そんなことで結局、職務給の原則という点から、級別職員構成を見てみるといまのような形でかなりあれだということで、そこを私は非常に心配をしているところです。 |
| 記者 わたりについての話なのですが、そういう市町村の方もこれから改善していかなければならないと思うのですが、県としてはまず隗より始めよという形でやっているわけですね。市町村に対してどういうふうに働きかけていきますか。 |
広瀬知事 働きかけるまでもなく、随分、こういう給与構造だと、本当に一時給与をカットして何とかしのぐということは出来るのだが、それも一時的な問題ですから、大変きつくなって来ると思います。
したがって、市町村も改革に取り組んでおられると思います。ぜひそれをやっていただきたいと思います。
わたりがあるかないかということよりも、結果として級別の職員構成、いまのようなことでは本当に市町村民の皆様方がビックリするだろうと思うのです。そこは、前向きに改めていただく必要があるのではないかと思います。そこら辺は私が申すまでもなく、市町村長さん皆さん、そんな気持ちで取り組んでおられると思います。 |
| 記者 大分川ダムと大山ダムですが、見直しになっていましたが、どうも本年度の事業については影響はないようだということです。改めて、不安はないのかということと、あと、来年度の予算獲得に向けて、どういうふうな考え方と見通しを持っていらっしゃるのかという点をお願いします。 |
広瀬知事 国土交通大臣の話では、今年度は次の段階にいかないように凍結する、ということであるが、両ダムとも今年度はいまの段階から前に進む予定がないからいいか、ということなのですが、全体として予算を削っていこうということなので、実は影響が全くないとは言えないだろう、と心配しているところです。ただ、そういうことで、とにかくダムや高速道路の工事などの事業について1回見直すというのはいいが、ある程度これまで予定どおり進めてきており、これは必要だ、これはこういう手順でやっていこうということできているところを、何の説明もなく一方的に一律に停止をしていくというのは、どうも納得出来ないという気持ちがあります。
私どもとしては、お話の大分川ダム、大山ダムは、利水の面からも治水の面からも十分に必要性は説明出来ると思うので、そういうところをしっかりと説明をして、とにかく、やってもらうと、円滑に進むように考えてもらいたいと思います。
それぞれに必要性等を判断して、やってもらわなければ困る。 |
幹事社 よろしいですか。
ありがとうございました。 |
| 広瀬知事 ありがとうございました。 |