| 司会 それではご質問等、どうぞ。 |
| 記者 シーリングの一律カット方式を改めることについてですが、もちろん財政が厳しいということが前提にあって、これまでシーリングをしていたわけで、これを完全に天井を外してしまった場合に、以前までのように野放図にというか、各部局から青天井の予算要求が積み上がってきてしまうという懸念はないのでしょうか。 |
広瀬知事 一方でそういう議論もしてたのんですが、一つは、とにかくビジョンを実行していかなければいけないので、ある程度、そのビジョン実行のための予算を新規に考えてくれということがあるのと、そうすると、そのために知恵は出すが金がないというわけにはいかないだろうということで、やってみたらどうだということをやったわけです。
それから、他方、スクラップについても、さっき申し上げましたが平成16年から19年までに50億円の特別枠、それを一定割合、具体的には15%ぐらい、8億円ぐらいになりますが、それを1回財政課で吸収して、そしてそれを配分するということで、上乗せのベースになるお金も一応、他のところからスクラップアンドビルドで切ってきたということもありますから、自ずとそういった中で財政規律は保たれるだろうと思っています。
部局にはいろいろ知恵を出してください、スクラップアンドビルドもやってくださいといって、財政課には財政規律維持のためにどうやったら無駄を省けるかということでやってくださいということで両方でうまく、いい結論が出るのではないかと思っています。 |
| 記者 シーリングについて、各部局毎の上をなくすと、やっぱり出てくるという懸念が先ほどあるとおっしゃっていましたが、そういう場合の利害調整について、どういうふうにお考えになっていますか。 |
| 広瀬知事 これまではどういうふうにしているかというと、私が各部局から結局聞くわけです。それで、これはいい何とかしたいというのと、まあこれはちょっとしょうがない少し我慢してもらおう、というような仕分けをせざるを得ない。それで財政課に話をして、財政課でここのところはこうしようとか、ああしようとかいうことで、使う方と懐の方と幸い部局が分かれていますから、そのいいところを取って知事が責任を持ってするということになっています。 |
| 記者 先ほど公共事業の関係で、国の内示見込み額でいこうということをおっしゃられましたが、公共事業に関しては、かなり国の動向が不透明な部分がかなりあると思うのですが、そういった中での編成の難しさというか、提出期限を見ると6日までに見積書をということですが、このあたりはどのようなお考えですか。 |
広瀬知事 そうなんです。非常に不確定要素があり、まずどんと減らされるだろう、しかしどのくらいで落ち着くかという総額の問題があります。その中で、我々大分県はとくに社会インフラの整備が遅れているから、他はどうでもこっちはやってくれということも言っているので、切り込まれた中で、どのくらい大分県に来るかというところは、またもう一つの不確定要素としてあるという状況です。したがって、いまからその辺を悩んでいてもしょうがないので、とにかくどのくらいの事業をやりたいのか、やれるのかを精一杯考えてみよう、それで、それをベースに国にもよく話をして、そして最終的な落着きのところで締めていくよりしょうがない、とこういうことです。
悩ましいところですが、あまり最初から悩んでいてもしょうがないから、目一杯要求しようということにしたわけです。 |
| 記者 今回の特別枠ですが、名称が「おおいた挑戦枠」から「ビジョン実現枠」と名称変更をされた理由はどういうことですか。 |
| 広瀬知事 「ビジョン」というのが非常に頭にありましたので、それだけの理由なのですが、「ビジョン」をとにかくしっかりやっていくというのが、我々大事なことなのではなかろうかと思って。とくにこの時期、なぜビジョン、ビジョンというかと言いますと、非常に財政が厳しくなっている、税収が厳しくなりどうなるかわからない。それから国の動きがどうなるかわからないという時に、そういう中で我々の責任は、あの中期行財政ビジョンをしっかりとやっていくことだろうということで、そういう意味でビジョンを全面に出した。挑戦とか何とかいうよりも、とにかくビジョンというのがいま我々が一番指針とすべき政策課題だから、むしろそこの指針として大事な意味を持っているのではないかという考え方です。 |
記者 今後、締めて編成作業に取りかかられるということで、知事も繰り返して、おっしゃってるところでますが、国の政府予算の作業の見通し等々で、地方に迷惑がかかるというか、そういう部分もあるかと思うのでが、改めて、方針は示しましたが、県の編成作業は順調にというか、例年どおり行くかどうかという心配というか、不安もあると思うのですが、そこらあたりはどうでしょうか。
スケジュール的に。 |
広瀬知事 そうですね。年内編成、年度内成立ということは新政権も明言しておられるし、そういう意味で、まずタイミングはぜひ間に合うようにしてもらいたいというのが一つ。もう一つは、中身についても地方のことをよく考えてもらいたいということがあります。
タイミングについては、政府もすでに言っている。それから、中身についても概算要求が各省から出されていますが、総務省からの要求を見ますと、地方一般財源は今年は前年に比べて1.2兆円の増ということで、確か2%増になっていたと思います。一般財源、県税と交付税と臨時財政対策債を合わせたものですが、それが2%増ということになっていますので、これならばベースは何とかやれると思っていますが、ただ、そうは言っても、事項要求みたいなことで具体的に幾ら要求ということが入っているわけではないから、したがって、まだまだ予断は許さない、予算編成の厳しさ、いま各閣僚の皆さん認識し始めたところではないかと思うので、これからなかなか厳しくなるのではないかと思います。楽観はしてませんが。
問題はタイミングと中身です。いまのところ、あまり心配しなければいけないようなことは言われていないのだが、楽観はしてません。 |
| 記者 国の方の方針がまだ揺れてる中で、非常に判断しづらい部分はあると思うのですが、規模として、あくまでイメージとしては平成21年度に比べて、知事のいま頭の中でのイメージは、拡大する方向にあるのかやはり縮小せざるを得ないのか、いまの範囲内で言えるとすれば、どういうイメージをお持ちなのですか。 |
広瀬知事 景気がこういうことですから、かなりそこを配慮してもらわなければいけない。したがって、当初予算ベースで見れば拡大、少なくとも横這いぐらいにしてもらいたいと思っています。
ただ、公共事業がかなり際どいところにありますから、大分県の落着きとしてどういうことになるのかというのは、まあこれから随分注目されると思います。 |
| 記者 県の予算としては、まだ国を見ないと判断できないと。 |
| 広瀬知事 それは出来ないと思います。 |
| 記者 待ちみたいな感じですか。 |
| 広瀬知事 そうです。いまの我々にできることは、いろいろな局面に対応できるように、柔軟に予算を議論しておくということです。 |
| 記者 県政推進指針ですが、政策の中でも今年の補正などで基金を作られたようなやつでできてるものとかが多かったと思うのですが、たとえば学力テストは中止するとかいう議論もありますが、そうしたものが出てきた時に、この指針というものに何か影響というのはどうでしょうか。 |
| 広瀬知事 学力テストは全数か抽出か、抽出という議論になりかねないと思いますが、いずれにしても全国の中で大分県はどういうふうに位置付けられるのかというのは、それでも比較できるような数字で抽出されると思いますから、ここのところは緊張感を持って対応していかなければいけないと思っているところです。あとは、新しい政策の関連で見直さなければいけないところがあるかどうかですが、いまのところはないのではないかと思っています。 |
| 司会 では、よろしいでしょうか。 |
| 記者 県政推進指針の個別の細かいことで恐縮なのですが、5ページのところで、子どもたちへの挑戦というところで科学への興味関心を高める拠点施設という形で出てて、いわゆるご存じのように科学館とか、そういうものが連想されるかと思うのですが、ちょっと中期ビジョンの書きぶりよりも踏込んでいるかという気もしますが、そこはどうでしょう。 |
広瀬知事 拠点施設と書いていますが、いろいろな意味があります。子ども科学館みたいなこともあるだろうし、あるいは科学の実験をみんなで楽しむことが出来るような施設ということもあるだろうし、学校の理科教室にちょっとプラスアルファしたようなものというようなこともあるし、いろいろなことが考えられると思います。
子どもの理科教育の推進という意味で、ソフト・ハードを併せどういう形が一番良いのかということを探っていくことが大事なのではないかと思っています。
いろいろなところで理科教室の拡大版みたいなものを作って、いろいろな先生が、いろいろな地域の子どもたちに興味を持つようなことを教えるというやり方もあるだろうし、科学館みたいなことで見学に来てもらって楽しむというようなこともあるだろうし、いろいろなことを議論していかなければいけないと思います。 |
| 司会 では、これでよろしいでしょうか。 |