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  あすへの話題-とうとう来ました 
 空を飛んだか地を這ったか、とうとう鳥インフルエンザウィルスがやって来た。他県で感染例があって、県でも鶏の飼養戸数の確認作業などをしていたのでスムーズに初動防疫体制をとることができた。家畜防疫員が万一のために予防注射をしていつでも動ける状態だったことは頼もしかった。
 感染の疑いありという段階から発症現場の消毒、患畜への接触者の確認、濃厚接触者への抗インフルエンザ薬の投与を行った。国の動物衛生研究所で確定されるや現場から半径30キロメートル以内の鶏と鶏卵などの移動や出荷の制限措置をとった。患畜はペット用に飼われていたチャボで市場に出回るものがなかったのは不幸中の幸いだった。ただ、圏内に熊本県の一部が入ったことは誠に申し訳ない。
 現在この30キロメートル圏内の飼養者をすべて訪ねて同様の発症例がないか確認作業を行っており、これも一両日中に終了する見込みである。
 圏内にはブロイラー用と採卵用合わせて140万羽以上が飼養されていて、これらが国のマニュアルでは当分の間出荷できないことになり、相当の損害が見込まれるが、これについては国や県も経済的支援をするということになる。
 30キロメートルという、かなり大幅な予防線が張られていることでもあり、鶏や卵を食べて感染した例は世界的にないそうだし、人から人に感染することもないそうなので、冷静な対応を期待したい。
 農林水産省や厚生労働省も以前懲りたことでもあったのか情報公開には積極的で、我々も広報や県民からの相談対応に十分に心がけて余計な不安や根拠のない風評が生じないようにしたい。
日本経済新聞2月25日夕刊掲載
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