ようこそ知事室へ
 
県民とともに悩み、喜ぶ県政を

 今、国、地方を問わず行政を取り巻く環境は、大きく変化しており、これから名実共に地方の時代を迎えます。地方は今後自分たちで自立していく道を模索していくことが求められています。それぞれの地域が地域の強みに磨きをかけ、弱みを克服しながら競争力のある地域づくりを進めていかなければなりません。
 私は、県民とともに悩み、喜ぶ県政が大切であると認識し、知事就任以来、「県民中心の県政」を基本に全力で取り組んでいます。これからの変革の時代を乗り切り、心豊かに暮らすことのできる県を創るためには、本県の特性に磨きをかけ、競争力のある地域づくりが何よりも重要であります。
 本県には3つの特性があります。
 その1は、美しい天然自然とそこに育まれた個性ある文化です。私どもの大分県は、全国的に見れば必ずしも豊かな県とは言えません。しかし、我々には澄んだ空気、きれいな水、豊かな海や森林など、どこにも負けない天然、自然に恵まれています。21世紀は環境の世紀とも言われています。美しい環境とおいしい食材などの個性は、地域にとって大きな宝です。この地の利を活かして農林漁業を振興し、「ごみゼロおおいた作戦」によりさらに磨きをかけて、観光、産業興しに繋げていきたいと考えています。
 2つ目は、最先端の企業が集積していることです。鉄鋼、化学、機械、造船、自動車、半導体等の重要産業が数多く立地しており、これらの大企業と地場企業とが一体となって産業クラスター作りを進めていくことが活力ある地域経済を構築する重要なポイントと考えています。そのため、グローバルな競争に勝ち抜く新しい産業集積の形成を押し進めるとともに、新しい技術やビジネスモデルに挑戦するベンチャー企業の育成や既に県内にある醸造品や農林水産業の副産物など地場資源を先端技術を用いて加工する新しいタイプの地域産業の集積、さらには先端技術産業に対応できる人材の育成など、積極的に取り組んでいるところです。
 3つ目は、留学生を活用した地域づくりです。大分県の留学生の数は人口当たり東京都に次いで全国第2位であります。グローバルな時代に彼らが文化、教育、ビジネスへと広範な範囲で本県の発展に貢献していただけるよう環境整備を整えていきます。
 しかしながら、他に比べ遅れている点も多くあります。一番は社会インフラの遅れです。この遅れを取り戻すため東九州自動車道、中九州横断道、中津〜日田高規格道路など早期建設に向けて全力で取り組んでいます。
 そのような考えに立ち、現在、大分県の新しい長期計画策定に着手し、「安心・活力・発展」の大分県を皆様にお示ししたいと考えています。皆様のご理解ご協力をよろしくお願いします。