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大分県は、県北の中津平野、県央の大分平野、県南の佐伯平野など、比較的規模の大きい平野を持つ。内陸には、日田、玖珠、由布院、竹田などの盆地があり、火砕流による堆積と、河川による侵食拡大の作用を受けている。 河川は山国川、駅館川、大分川、大野川、番匠川などがあり、周防灘、別府湾、豊後水道に流れ出る。筑後川上流部の大山川、玖珠川は日田盆地で合流し、三隈川となり、筑紫平野を抜け有明海へ注ぐ。北川水系の中岳川は南流し、延岡で五ヶ瀬川と合流し日向灘へ注ぐ。 海岸は、豊後水道のリアス式海岸が特徴的。海食崖、海食洞、海食洞門、また屋形島などにみられる堆積の地形ビーチロックは、サンゴ礁地域以外では、きわめてまれである。 大分県には松山ー伊万里線、大分ー熊本線、臼杵ー八代線などとよばれる構造線が通過する(図)。臼杵ー八代線より北側の領家帯と呼ばれる地域は、花崗岩類と変成岩類で特徴づけられる。その南方の秩父帯、四万十帯は、プレート運動により付加帯として形成された地質。秩父帯には、石灰岩層がはさまれ、津久見のセメント工業の基礎をなし、また鍾乳洞を発達させている。これらの古い時代の地質を基盤とした新しい時代の火山活動により、国東半島の両子火山、別府地域の由布・鶴見火山群、久住山、大船山、黒岳などからなるくじゅう火山群などが形成された。 (写真/ランドサットから見た大分県)
▲豊後水道のリアス式海岸の一部、波当津海岸
【構造線と地質帯】
構造線…大規模な断層または断層群のこと 付加帯…付加作用によって海溝から大陸斜面中下部にわたって作られた楔状の地質帯のこと。多くの逆断層が発達している。