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特集
「食育」ってなぁに?〜食べることは 生きる基本〜
みなさんの学校で最近、地元の食材を使った特別メニューの給食が出たり、学校栄養士の先生から食事や栄養についての話を聞いたりすることがありませんか? こういった取り組みは「食育」とよばれるもの。「食」の大切さを学び、きちんとした食生活が送れるようになろうという取り組みです。 今、この「食育」が注目されています。そして地域や学校や家庭で、さまざまな取り組みが行われています。それはなぜなのでしょう? ある学校では

 わたしたちにとって身近(みぢか)な調味料である「みそ」。佐伯(さいき)市立佐伯(さいき)小学校では、自分たちの手でみそを作り、そのみそを使って調理をしようという試(こころ)みに、昨年の10月から取り組んできました。
 みその仕こみから3ヶ月たったこの日、いよいよ手作りみそを使った料理にチャレンジします。メニューは大分を代表する郷土(きょうど)(ふるさと)料理のだんご汁。
 その前にまずはみそについてお勉強。「みそ」とはどんなものなのか学びます。というわけで5年生の児童の目の前に並べられたのは3種類のみそ。
「今日はこのみそを、まず目で見て、においをかいで、そして味わってみましょう」
 大分県食育総合(そうごう)アドバイザーの金丸弘美(かなまるひろみ)さんの話を聞いて、早速(さっそく)みその観察を始める児童たち。
「1番のみそは絵の具のおうど色みたい」
「3番の色はかぼちゃに似てる」
 ひとくちに「みそ」と言っても、比(くら)べてみるとずいぶんちがいがあるみたい。色もにおいも味も、確(たし)かにちがいます。これは新たな発見です。
「みそと言ってもいろいろ種類がある。だから『合わせみそ』と言って、自分の好(この)みや料理に合わせてみそを混(ま)ぜ合わせたりするんです」
 と金丸(かなまる)さん。なるほど!
 みそについて勉強した後は、手作りみそを使っただんご汁の調理に取りかかります。だんご汁は大分県内ではよく親しまれている料理。家庭や学校給食でもしょっちゅう食べているけれど、手作りみそで作ってみると、どうかな? 何かちがうかな?
「おいしい!」
「うーん、お家(うち)のよりちょっとしょっぱい?」
 やっぱりみそがちがうと料理の味にもちがいが出るみたい。調味料ひとつでこんなにちがうなんておどろきです。「食」って不思議(ふしぎ)!

みそについてお話してくださる浅利さんと金丸さんの写真

地元でみそ作りを行う浅利(あさり)さん(左)
と大分県食育総合(そうごう)アドバイザーの金丸(かなまる)さん(右)

目で見て、違いを感じ取る児童たちの写真

目で見る

においで違いを感じ取る児童たちの写真

においをかぐ

舌で味わい違いを感じ取る児童たちの写真
舌(した)で味わう
手作りみそをまぜる児童たちの写真 自分たちで作った手作りみそのだんご汁を味わう児童たちの写真

手作りみそのできはどうかな?

手作りみそのだんご汁、お味は…?
「食育」ってどういう取り組み?

 この佐伯(さいき)小学校の取り組みのように、「食」について学び、その大切さを知ろうとすることを「食育」と言います。
 わたしたちは食べることによって生きています。毎日の食べ物がわたしたちの体をつくってくれているのです。
 そう考えると「食」ってとても大切。でもその大切さを分かっている人はどれくらいいるでしょうか?
 佐伯(さいき)小学校の取り組みでは、「みそ」という日本ならではの、昔からある食材にスポットを当てました。毎日のように口にするとても身近(みぢか)な食材だけれど、原料は何なのか、どうやって作るのか、よくよく考えてみると知らないことだらけ。自分の体を作るもとになっているものなのに…。
 だからこその「食育」なのです。


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