こうやって「食育」が見直されるようになったのには、理由があります。「食」をめぐる状況(じょうきょう)が昔とは変わってきたのです。
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朝食を食べないなど、きちんとした食生活が送れていない人が多くなっている。 |
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狂牛病(きょうぎゅうびょう)や食品表示にうそがあるなど、食の安全がおびやかされている。 |
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食事や運動不足などが原因(げんいん)で、病気になる人がふえている。 |
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食べ残しなど、そまつにあつかわれて捨(す)てられてしまう食べ物が多い。 |
などなど。こういった状況(じょうきょう)の中、自分たちの「食」をあらためて見直す必要が生まれてきたのです。
昔はあえて「食育」とは言わなくても、ふだんのくらしの中で自然に食の大切さを学ぶことができました。おじいちゃん・おばあちゃんといっしょにくらし、家の畑でとれた食材を昔ながらの調理法で、みんなでわいわい楽しく食べる―そんな生活が当たり前だったからです。
今はちがいます。米や野菜がどうやって作られるか見たことがない人も多いでしょう。お父さん・お母さんが働きに出ていて、なかなか家族そろってごはんを食べられないという家庭も少なくないかもしれませんね。家庭だけで食育を行うのはとてもむずかしい時代となったのです。
こういった状況(じょうきょう)を変えるため、家庭だけでなく、学校や地域(ちいき)などあらゆるところで「食育」が行(おこな)われるようになったのです。「食」は体と心の健康、そして豊(ゆた)かな生活にそのままつながっています。その「食」について知ることは、とても大切な取り組みと言えます。
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