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なぜ今、「食育」?

 こうやって「食育」が見直されるようになったのには、理由があります。「食」をめぐる状況(じょうきょう)が昔とは変わってきたのです。

朝食を食べないなど、きちんとした食生活が送れていない人が多くなっている。
狂牛病(きょうぎゅうびょう)や食品表示にうそがあるなど、食の安全がおびやかされている。
食事や運動不足などが原因(げんいん)で、病気になる人がふえている。
食べ残しなど、そまつにあつかわれて捨(す)てられてしまう食べ物が多い。

 などなど。こういった状況(じょうきょう)の中、自分たちの「食」をあらためて見直す必要が生まれてきたのです。
 昔はあえて「食育」とは言わなくても、ふだんのくらしの中で自然に食の大切さを学ぶことができました。おじいちゃん・おばあちゃんといっしょにくらし、家の畑でとれた食材を昔ながらの調理法で、みんなでわいわい楽しく食べる―そんな生活が当たり前だったからです。
 今はちがいます。米や野菜がどうやって作られるか見たことがない人も多いでしょう。お父さん・お母さんが働きに出ていて、なかなか家族そろってごはんを食べられないという家庭も少なくないかもしれませんね。家庭だけで食育を行うのはとてもむずかしい時代となったのです。
 こういった状況(じょうきょう)を変えるため、家庭だけでなく、学校や地域(ちいき)などあらゆるところで「食育」が行(おこな)われるようになったのです。「食」は体と心の健康、そして豊(ゆた)かな生活にそのままつながっています。その「食」について知ることは、とても大切な取り組みと言えます。

 
見直してみて!自分たちの「食」
自分の食生活を見直してみましょう。食事を楽しみましょう。毎日3食きちんと食べましょう。特に朝食はいきいきとした1日のもとです。
調理や保存を上手にして、食品をむだにしたり捨てたりすることを少なくしましょう。 それでは最後に食生活の大事な点をあげておきます。みなさんには少しむずかしいかもしれませんので、ぜひ身近な大人の人といっしょに読んで、自分たちの食生活をふりかえってみてください。主食、主菜、副菜の3つがそろった、バランスのとれた食事をしましょう。
郷土料理や旬の食材を上手に取り入れて豊かな食生活を送りましょう。 食べることが体と心の健康をつくる―そう考えるときちんとした食生活を送ることはとても大切だと分かります。 何よりも、食べることって楽しい! 楽しく食べて、元気に毎日をすごしたいものですね。野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚などいろんな食品から栄養をとりましょう。
運動量にあった食事量を。太りすぎもやせすぎも良くありません。食塩や脂肪はひかえめに。体を動かすエネルギー源となるごはんなどの穀類をちゃんと食べましょう。

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