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歴史・文化 【文化財[2]】

史跡・名勝・天然記念物
 古墳・城跡など、歴史的な文化遺産を面として指定したものが史跡で、国指定史跡に「岡城跡」(竹田市)・「亀塚古墳」・「大友氏館跡」(大分市)・「咸宜園跡」(日田市)など35件、県指定史跡に「瑞巌寺磨崖仏」(九重町)・「重政古墳」(三重町)・「臼杵城跡」(臼杵市)など92件がある。なお、「臼杵磨崖仏」は、国指定史跡の中でも特に優れたものとして「特別史跡」の指定も受けている。
 すぐれた景観(名勝地)も文化財指定されている。本県における国指定の名勝は「耶馬渓」1件であるが、その指定地は、耶馬渓町・本耶馬渓町など3市7町1村に及んでいる。県指定名勝は、「納池公園」(久住町)・「夷谷」(香々地町)・「藤河内渓谷」(宇目町)・「伝来寺庭園」(中津江村)など7件がある。
 貴重な動植物や地質鉱物は天然記念物として指定される。国指定としては、「小半鍾乳洞」(本匠村)・「高崎山のサル生息地」(大分市)・「尾崎小ミカン先祖木」(津久見市)・「堅田郷八幡社のハナガガシ林」(佐伯市)など18件があり、県指定としては、「姫島の黒曜石」(姫島村)・「高島のウミネコ営巣地」(佐賀関町)・「長湯のヒイラギ」(直入町)など80件がある。
 また天然記念物の中でも特に貴重なものとして特別天然記念物に指定された「カモシカ」が祖母傾山系(竹田市・緒方町・三重町・清川村・宇目町)に、また「オオサンショウウオ」が院内町にそれぞれ生息している。

無形文化財・民俗文化財
 工芸技術などの無形の文化的所産としては、国指定重要無形文化財に日田市の「小鹿田焼」が指定されている。県指定の無形文化財としては、宇佐神宮に伝わる「宇佐神宮御神能」と臼杵市に伝えられている古式泳法の「山内流泳法」がある。
 庶民の生活習慣や風俗慣習、あるいは伝統芸能や行事に関して貴重なものは民俗文化財として指定されるが、これらも有形のものと無形のものに大別される。国指定の重要有形民俗文化財には、古要神社の「傀儡子」(中津市)・「石風呂」(山香町)・「漁撈用具」(蒲江町)など4件がある。県の有形民俗文化財としては、「切支丹柄鏡」(宇目町)・両子寺の「木造鈴鬼面」(安岐町)・「庚申塔」(千歳村)など13件が指定されている。無形の民俗文化財としては、岩戸寺・成仏寺・天念寺で行われる「修正鬼会」(国東町・豊後高田市)、「古要神社の傀儡子の舞と相撲」(中津市)・「日田祇園の曳山行事」(日田市)・「吉弘楽」(武蔵町)の4件が国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。また、県の無形民俗文化財には、「犬山神楽」(大野町)・「御嶽神楽」(清川村)・「風流・杖踊」(弥生町)・「本城くにち楽」(天瀬町)・杵築市「奈多宮の御田植祭」など44件が指定されている。
 
岡城跡(竹田市)


夷谷(香々地町)


小半鍾乳洞(本匠村)


高崎山(大分市)


小鹿田焼(日田市)


古式泳法 山内流泳法(臼杵市)


修正鬼会(国東町・豊後高田市)


風流・杖踊(弥生町)


宇佐神宮
全国に4万余という八幡社の本宮。成立には謎が多いが、宇佐の神を奉じた氏族は農業・土木・製鉄・鍛冶などに精通したハイテク集団であり、先見の明もあって神仏習合をなしとげる。また機を見るに敏で、東大寺の大仏鋳造を契機に朝廷との結び付きを深め、道鏡事件など国家の大事にたびたびかかわる。さらに武士の時代には源氏の氏神になるなど武神として活躍、今日も厚く信仰されている。