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東国東地域

 
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弥生のムラ


●地勢
 この地域は大分県の北東部に位置する国東半島のおおむね東半分を占め、西は西国東郡に、南は杵築市に接している。
 地勢は、国東半島中央に位置する標高721mの両子山を中心に丘陵地が海岸に向かって放射状に伸びている。その谷間を小河川が流れ、いわゆる国東二十八谷を刻み、狭長な平地を形成している。半島先端に浮かぶ姫島は、県内最大の離島である。

●面積・人口
 国見町、姫島村、国東町、武蔵町、安岐町の4町1村からなり、総面積は324.57km2。人口は38,186人。

●歴史
 弥生時代の当地域をうかがうものとして、国東町の安国寺集落遺跡(国指定史跡)があげられる。この遺跡は弥生時代後期の代表的遺跡として知られており、出土品が多く「西の登呂」とも称されている。
 平安時代から鎌倉時代にかけては、多くが神仏習合の宇佐八幡宮・弥勒寺の領地であったことから、天台宗の寺院が各地に建立され、「六郷満山」と呼ばれる特異な山岳仏教文化が栄えた。
 鎌倉時代から戦国時代は、大友氏一族の田原氏などの武士の領地であり、江戸時代は大部分が杵築藩領に属した。

●産業
 第1次産業の産業別人口構成比が高く、農林水産業が主要産業となっている。農業では、米、みかんが中心であったが、近年イチゴや小ネギ、花きの栽培が伸びている。林業では、椎茸やマダケの生産量が多い。水産業では、全県の漁獲量の約45%を占めるタチウオをはじめ、タコ、カレイの漁獲量が多く、また、車えびの養殖も盛んである。工業では、空港を擁する地の利から、県北国東地域テクノポリスの中核として、カメラや半導体などの先端技術企業が立地している。
 
六郷満山峰入りと国東半島トレッキング
 国東半島では、多くの奇岩や洞窟を行場として神仏習合の独特の天台仏教文化が栄えた。「峰入り」は熊野磨崖仏から両子山に至る160kmの険しい道のりを歩く修験者の難行である。9世紀に始まり、明治以降しばらく途絶えたが、昭和32年に復活し、最近では平成3年と平成12年に行われている。
 現在、これら修験の道をたどるトレッキングコースが設けられており、修験道を踏みしめながら古寺名刹を探訪することができる。