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中津下毛地域

 
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猿飛千壺峡


●地勢
 中津下毛地域は、北部が狭く、南部は西方に大きく張り出した形状を示し、西端には英彦山がそびえ地域を貫流する山国川の分水嶺になっている。上中流部は浸食地形による渓谷が多く、山地が大部分を占め、下流部は段丘地形中津平野を形成している。気候は、北部は準日本海型気候で、南部は山地型気候である。

●面積・人口
 1市3町1村からなり、 総人口は85,617人、面積は490.61km2である。

●歴史
 本地域は、明治以前は豊前国下毛郡に属しており、現在のような中津市を中心とした地域として発展してくるのは、1588年黒田官兵衛孝高(如水)によって山国川河口デルタに中津城及び城下町が建設されてからである。黒田氏の転封後は、細川氏、小笠原氏と続き、1717年奥平氏が10万石で入部し、明治の廃藩置県まで続くことになる。

●産業
 中津市を中心とする海岸部は、宇佐平野に連なる県内有数の穀倉地帯を形成し、米、麦、大豆を中心として白菜等の露地野菜、小ネギ等の施設野菜、なし等の果樹農業も盛んである。また、中津市周辺は、自動車関連産業を中心として企業立地が相次ぎ、平成16年末には市内今津地区にダイハツ車体鰍フ操業開始が予定されている。重要港湾となった中津港の拡充、整備も進んでいる。
 下毛郡を中心とする内陸部は、冷涼な気候を利用した夏秋野菜や茶、そば等の産地が形成されるとともに、肉用牛の生産、酪農なども盛ん。また、スギやヒノキ等の木材生産は九州でも有数の産地である。
 
下毛(しもげ)の由来
 山国川は古くは「御木川(みきがわ・みけがわ)と呼ばれていた。御木川とは、天皇の木を運ぶ川を意味するが、この地域がよい杉の産地であったことからこのような呼び名になったものと考えられる。
 その後、この御木が三毛という表現になり、御木川も三毛川というようになった。
「毛」というのは、植物が繁るという意味であり、つまり、この地が肥沃であることを表している。
 のちに、山国川を境に上下に上毛(こうげ)と下毛とに分かれたことに、「下毛(しもげ)」という地名は由来するといわれている。