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観光・伝統工芸 高崎山自然動物園・大分マリーンパレス水族館「うみたまご」
世界初の観光施設として誕生
 1953年に開園した“高崎山自然動物園”は、大分市と別府市の間にそびえる高崎山(標高628m)に猿群が生息する国立公園です。そして、この高崎山のふもとに、1964年開館し2004年4月に新生オープンしたのが“大分マリーンパレス水族館「うみたまご」”(旧・大分生態水族館マリーンパレス)です。
 案内してくれた大分市観光協会会長の二宮さんは「初代公選大分市長・上田保 (うえだたもつ)さんの発想と実行力でこれらの施設は誕生しました。高崎山自然動物園は、全国に注目される観光施設を造ろうと思案した上田さんが“池のコイがえさに寄って来るだけで人々が喜ぶのだから、頭のいい猿に餌付けをしたら必ず話題になる”と発案したことがきっかけでした。当時は猿の餌付けなど世界初の試みだったため、だれも成功するとは思っていませんでしたね。またマリーンパレスでは、上田氏の発案で世界初の大回遊水槽設置や、マリーンガールによる魚の餌付けを行ったほか、その後もラッコのショーやイシダイの輪くぐりなど、世界初のパフォーマンスを行ってきました」と熱く語ります。

自然と動物を五感で楽しめる
 開園当初から注目を集めた両施設は、周辺一帯の開発に合わせて、時代を先取りした特長ある施設を目指しています。
 「一番の見どころは、別府湾を見渡せる見事な景観です。四季折々に変化する情景は、世界に誇れる財産です。また、道路や両施設を結ぶ歩道橋も広くなったので、大変便利になりました。さらに、バリアフリーに配慮して高崎山にはモノレール、水族館にはエレベーターを設置するなど、どなたでも楽しめる施設を目指しています」と二宮さん。
 自然や動物がより身近になった両施設は、何度訪れても飽きない観光スポットです。

   
  大分市観光協会
会長
にのみやよしお
二宮 吉男
さん
(大分市)
 
  大分市観光の活性化・発展のために尽力されています。

高崎山おさる館
水族館「うみたまご」の敷地内に2004年4月開館。猿の生態について、映像とオブジェで詳しく学習できるほか、ショップ・レストランもあります。
エシェル・ドゥ・アンジェ
田ノ浦公園に2004年7月オープンしたレストラン。別府湾一望の全面ガラス張りの店内で、一流シェフによる欧風料理が堪能できます。
 
大分を肌で感じる
高崎山自然動物園・水族館「うみたまご」を観光してみよう!
好天に恵まれ、二宮さんの案内で両施設を巡りました。
水の中は気持ちよさそう。やさしい目をしていますね。
さるっこレールからの眺めは最高!
ベビーラッシュですね。とてもかわいいです。
 
レア・ヤング
Rhea Young さん
(アメリカ出身)
「小・中学校で英語教師をしています。今回で高崎山は3回目、水族館「うみたまご」は初めて来ました」
 

観光・伝統工芸 銅板工芸彫刻
可能性は無限大
 人類が金とともにもっとも古くから使用してきた銅。建築物や調理器具・電気機器類のほか、あらゆるものに活用されています。板状の銅は柔軟性があるため、“曲げる・切る・穴を開ける”などの加工が容易です。この特性と技術を応用して銅板工芸彫刻は制作されるのです。
 「銅板加工の面白さは、平らな板が立体的に変化するさまと色の美しさです。また、ふと思い浮かんだアイデアを、何年も試行錯誤を繰り返して成功したときは、何ともいえない達成感を味わえます。時にはアイデアが夢にも出てきて、朝が来るのが待ち遠しい日もありますよ」と語る梅野さんは、※注1「螺鈿(らでん)細工法」及び※注2「アメリカンフラワー着色工法」を考案した業界の第一人者です。

※注1:細く切った貝殻を花や木の芽等の絵柄部分にセメダインで埋め込み、張り合わせる工法。
※注2:「螺鈿(らでん)細工法」に透明クリアー(変色防止剤)を吹き掛け、乾かないうちにアメリカンフラワー(ガラスの粉)を振り掛ける工法。

   
 

  銅版工芸士
((有)梅野板金工作所 代表取締役)
うめの たつみ
梅野 龍巳
さん
(日田市)
 
  15歳より建築板金の道一筋50年。銅板工芸に魅せられ、独自の新工法を考案し、全日本銅研展で特選、準大賞、1996年大賞受賞。1999年度労働大臣賞(現代の名工)、2002年には黄綬褒章など数々の受賞歴があります。
技だけでなく作業道具も伝えていきたい
 梅野さんは、銅板工芸彫刻の中でも難しい技能である打出し工法、押出し工法、金箔張り工法について、その卓越した技術を後進に伝えるため、県日田高等技術専門校の銅板工芸の講師として多数の訓練生を育てています。「作業の一技法である金づちで銅板をたたく作業は、体力に加えて細かい力調整や正確さが必要です。こういった道具は、職人以外に使用する人が少なくなりましたが、伝統的な道具だからこそ味のあるいい作品に仕上がるのです。銅板工芸彫刻は“道具の価値”を再認識するだけでなく、人間として重要な“精神力”を培うことができる伝統工芸です」と梅野さんは語ります。
 
大分を肌で感じるワークショップ
銅板工芸彫刻に挑戦!
“道”という文字を浮かび上がらせます。約2時間で完成しました。
金づちは初めてなので難しいです。線が曲がってしまいました。
手がしびれてきました。結構、力が必要ですね。
銅と硫酸カリウムの化学変化で“にじ色”に変わるんですか。いい色になりますように…。
 
サラ・エリザベス ・オキーフ
Saran Elizabeth O’Keeffe さん
(アメリカ出身)
「2003年に日本に来て、日田市内の高校で英語を教えています。伝統工芸といえば小鹿田焼(おんたやき)しか知りませんでした」
 
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