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伝統
04
日田に伝わる下駄作りの現場を訪ねて
会話の合間にも、下駄のゴムを削る原田さん。簡単そうに見えて、とても難しそうな作業です
何工程もある下駄づくり作業。4日間で約100足作るとか
日田下駄作り
 ゲタのカランコロンという音は、いつ聞いてもいいものですね。昔から日田市は杉の産地として、下駄づくりも盛んでした。日田市に住んで18年ですが、今回、初めて日田の下駄づくりをしている工房を訪ねました。ハラダ履物工業の主人である原田さんは、お父様の代から下駄職人をしていて、現在は、日田下駄組合の組合長をしています。戦後200軒ほどあった下駄づくりの家も今では12軒ほどに減少。昔は桐ゲタを生産していましたが、桐に病気が流行って絶えた後、山のかんばつ材から下駄を作ったのが山下駄と言われるようになったそうです。最初は手作りでしたが、次第に機械が導入され、日田の杉や桧で作った下駄は全国に出荷されるようになりました。下駄もライフスタイルと共に変化していき、デザインも様々に変わって行きました。今では、下にゴムが張っているサンダル風下駄が人気のようです。下駄づくりの工程の中で一番難しいのは面取りと言って、表面をなめらかにするところ。そこは、熟練した職人でないとできません。原田さんの作る下駄は大分県内の旅館やお土産品店に卸しています。組合長の今の悩みは後継者がいないこと。
「中国産の下駄が入って来て、今、若いもんはこんな仕事はしたがりません」と話します。それは日田市民としてもとても寂しいことです。下駄は私も持っていますが、ちょっと履いて出るのにとても便利。日田市内のお土産屋にはどこでも下駄は販売されていますが、それが中国産では、ちょっとがっかりです。日田産の下駄は優しい履き心地。指で挟んではく下駄は、健康にもいいようです。昔ながらの下駄はもちろん、子ども用のかわいいデザインや、若い女性向けに千代紙模様のデザインなど、現代風にアレンジされている下駄を、もっと身近にたくさん履いてほしいと思います。
ハラダ履物工業
日田市上野町163
TEL:0973-24-2989
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