「真玉歌舞伎」で地域文化おこし
大分県一村一品21推進顕彰受賞(真玉町)
大正期から戦前まで栄え、戦後途絶えていた真玉歌舞伎(町無形文化財)が昭和54年に真玉歌舞伎保存会(会長 藤延 光)によって復興した。伝統を守りながら、毎年、外題(テーマ)を変え、町内外の敬老会や文化祭などで公演を続け、地域文化の振興と地域の活性化に貢献している。
役者は11人の会員。松竹歌舞伎出身の益田孝吉(国見町)さんの指導で、口写しによるせりふと実演により、会員が台本を作り、約2ヶ月かけてせりふをおぼえる。その後、立ち回りを練習し、本番に備える。
「師匠の厳しく、熱心な指導に加え、会員の真剣な取り組みでできあがる。稽古はつらいが、観客の拍手は何ものにも代え難い喜び」と安藤忠昭事務局長は語る。
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