Vol.43 2005年11月発行
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少子高齢化や経済のグローバル化などが進む一方で、環境保護や県民の安心・安全の確保など課題は山積みしています。また、地域間競争に打ち勝つことのできる魅力ある地域づくりも重要です。このような課題を解決するためには、個人を取り巻く環境の変化やニーズの多様化を踏まえ、きめ細やかで柔軟な発想と対応が必要となります。地域住民の皆さんが「自らの地域は自らつくる」という意識を持ち、NPOや自治会活動などに積極的に参加することが求められます。 すでに県内ではさまざまな取り組みが始まっています。どの地域も、過疎化や少子高齢化、自然環境の悪化、地域の連帯感の希薄化などの悩みを抱えています。悩みがあるからこそ、地域コミュニティの再生や地域資源の掘り起こしなどの新しい試みに挑戦しているのです。 この特集では、時代の風を先取りし、新たな地域間競争に打ち勝っていく大分県の実現をめざす8つの重点戦略と、地域を元気にしようとする県民の皆さんの先進的な活動を紹介します。 |
大分の豊かな天然自然に磨きをかけ、輝かせる行動を各地に起こし、全国に誇れる美しく快適な大分県を創造するため、県民総参加による「ごみゼロおおいた作戦」の展開。環境保全、リサイクルなど資源循環の取り組み、省資源・省エネルギー運動、新エネルギー導入の取り組みの推進。環境関連技術の開発支援などによる循環型環境産業の育成。 子供を生み育てることに喜びを感じられる、高齢者が生涯現役として活躍できる、障害者も地域で生き生きと生活できる環境づくりの推進。地域での見守り・支え合いの輪を広げる取り組みの推進。 自然災害、SARSなどの感染症、広域化・悪質化・巧妙化する犯罪などの危機から県民の暮らしを守るため、災害に強い基盤整備などの推進。県民の危機管理意識の向上を図り、「備えあれば憂いがない」暮らしづくりへの取り組み。 |
● 安心して心豊かに暮らせる大分県 | |||||||||||||||
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