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とよの国の食彩
 


おおいたの人権くん

体験で気づくこと
  9月30日から開催された「全国人権啓発フェスティバル」に、高齢者の人権についての知識や理解を深めていただくため、「高齢者疑似体験コーナー」を設けました。その準備の段階で、用具の提供や指導を受けるために大分県社会福祉介護研修センターを訪ねたときの体験です。
  センターの担当者から、わたしたちも実際に体験してみた方がよいとの提案を受け、チャレンジすることに。おもりを入れたベストや関節が曲がりにくい装具、視野を狭くするためのメガネや耳栓などを装着して準備完了です。
  階段の昇降や、トイレの使用などいくつかの体験をしましたが、視野が狭くなってとても見えにくく、かすんで見えることや、財布から小銭が取り出しにくいなど、通常だとあたり前にやっていることが思うようにできないことに、いら立ちと不安が募りました。
  これまで、スーパーのレジやバスの乗り降りで、お年寄りの後ろに並んだときに、早くして欲しいなと思ったりしていましたが、疑似体験とはいえ、お年寄りにとっては本当に大変なことなんだと、理解することができました。
  人権について考えるとき、体験をしてみること、その機会がない場合はちょっと想像力を働かせることで、気づきにつながり、人権尊重社会を築くことになるのではないでしょうか。



とよの国の食彩 ドジョウ鍋 宇佐市安心院町 
昔は、田んぼにメダカやアメンボ、ドジョウなどを普通に見かけました。戦中や戦後、土用の時期にドジョウは貴重な栄養源として食べられていたそうです。今回の料理は「ドジョウ鍋」。ドジョウとたっぷりのネギを煮付け、酒としょう油でシンプルに味付けされた鍋は食欲をそそります。ぷりぷりとした食感のドジョウはコラーゲンなどの栄養も満点。やっぱり寒い時期は、鍋ですね。
材料
ドジョウ(50匹程度)、ネギ、日本酒、しょう油、(お好みでサトイモ、豆腐、卵)
作り方
(1) 水からあげたドジョウに日本酒をたっぷり(約3合)かける(最初暴れますが、2〜3分で動きが止まります)。
(2) ドジョウを酒ごと鍋に入れ、しょう油(1/4カップ)を加え、強火で5分間、中火で5分間煮付ける(ドジョウの色が少し白く変わります)。
(3) できあがり前に、ネギをたっぷり刻んで入れる。
サトイモなどの季節の野菜や豆腐も合います。溶き卵を入れれば柳川風に。
ドジョウ鍋の写真
安 心 院 で グ リ ー ン ツ ー リ ズ ム に 触 れ ま せ ん か ?
ドジョウ料理が味わえる場所の簡易マップ  今回、「ドジョウ鍋」をつくってくれたのは、宇佐市安心院町で農泊「舟板 昔ばなしの家」を営む中山ミヤ子さんです。農家民泊を始めて10年になる中山さんがドジョウ料理を出すようになったのは3年ほど前から。市内にドジョウを養殖する人が出てきたことと、懐かしい味を提供したくて始めました。農泊では、ドジョウ料理のほか、山菜などを使った素朴な料理が人気を集めています。安心院町はグリーンツーリズムの先進地。農業体験と自然を求めて多くの人が訪れます。  農作業で汗を流し、田舎料理を味わいながら静かな夜が更けていく、心もからだも癒されるに違いありません。
【ドジョウ料理が味わえる場所】 (要予約)
レストラン柚子の里(道の駅いんない) TEL:0978-42-6083
やまさ旅館 TEL:0978-44-0002
農泊 舟板「昔ばなしの家」 TEL:0978-44-4663
農泊 「龍泉亭」 TEL:0978-44-4863
   
【ドジョウの販売】
井ノ口養魚場 TEL:0978-44-0305



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