「安全・安心」は私たちの暮らしの基本。いきいきとした毎日を送るためには、安全で安心して暮らせる環境が何より大切です。
大分県では平成15年に刑法犯の認知件数が17,362件と戦後最多を記録しました。1年間に県民の70人に1人が犯罪被害者となる計算になります。この危機的な状況を回復するため、平成16年に「大分県安全・安心まちづくり条例」を施行。県民団体、事業者、行政等からなる協議会組織を立ち上げ、県民運動として安全・安心まちづくりを進めてきました。
同時に防犯意識の高まりから、県内では多くの自主防犯ボランティア団体が結成されました。その結果、刑法犯認知件数は3年連続で減少。平成18年には11,823件となりました。
しかし、総件数は減少傾向にあるとはいえ、治安が良いと言われた昭和期に比べると依然として高水準の状態にあります。また、振り込め詐欺などの新たな手口の犯罪の増加や、子どもや女性が被害にあう犯罪の相次ぐ発生など、治安をめぐる情勢は厳しい状況が続いています。
自らの暮らしや地域を守るために、私たちはどのようなことに心がければ良いのでしょうか。今回の特集では、犯罪防止のヒントをご紹介します。 |