広瀬 明けましておめでとうございます。
今日は大分県が生んだ素晴らしいスポーツ選手お二人からお話を伺います。
元マラソンランナーでモントリオール以来、3回のオリンピックで日本代表を務められた宗茂さん、そして元プロ野球「広島東洋カープ」の主力選手で、2000本安打を達成されるなど数々の記録を残された野村謙二郎さんです。 お二人は大分国体には大変ご縁があるそうです。一巡目の国体が開かれた1966年。宗さんは中学2年生で県内一周駅伝の選手に選ばれて、翌年2月臼杵市の代表として走られたそうですが、国体の思い出はありますか。
宗 臼杵ではバレーボールがあったんですが、ちょうど東京オリンピックが終わって2年目という「東洋の魔女」がすごいときで、毎日応援に行っていました。
広瀬 そうですか。野村さんは、あの年に佐伯市でお生まれになって、ちょうど国体の開会式の翌日が誕生日なんだそうですね。
野村 僕も知ってびっくりしました。生まれた年に国体があって、それから今年また国体があるということで、感慨深いものがあります。
広瀬 実は私も、この年は学校を出て社会人になった記念すべき年なんです。大きな組織の中でなんとなく自分を見失いそうになったときにふるさと大分で国体ということで、何かふるさとが随分大きく見えたような感じがしました。
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