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間越生まれの塩が都会のグルメの心をとらえた

 「身土不二」をモットーとするなずなの塩は、県内での販売が基本で、県外へは個人宅配のみ。 にも関わらず、「おいしい塩」の噂は口コミで都会へ広まり、デパ地下や高級寿司割烹でグルメの心をしっかりとつかんでいる。
   
「城山堂」(佐伯) 『銀座松屋』のお中元に 佐伯・城山堂の「塩ようかん」

  大正2年創業の老舗菓子舗『城山堂』が2年前に発売した「塩ようかん」は、なずなの天日塩に惚れた社長・吉田崇さんがこの地元の逸品を生かす新商品をと試作を重ね完成させたもの。『銀座松屋』の催事に出品するうちファンがついて今年からはデパ地下に並び、お中元カタログにも掲載された。 「普通の塩はのど元に塩辛さが残るが、なずなの天日塩は量をふやしても残らない。他の天日塩もいろいろ試したがまったく味が違う」と吉田さんは絶賛。北海小豆一等級の豆を厳選した自家製餡を用い、昔ながらの木枠(むろぶた)に流してゆっくり冷ますことで小豆本来のうま味を引き出す。上品な甘さと塩味、ソフトな食感が魅力。都内の高級スーパー『クイーンズ』『成城石井』各6店舗でも販売されている。

塩ようかんの写真
「塩ようかん」はなずなの塩が生んだヒット商品。
下の木枠がようかんを流すのに使うもの

三代目社長の吉田さんの写真
「お客さんから『昔のようかんの味がする』といわれて嬉しかった」と話す三代目社長の吉田さん
餡と塩が混ぜられている様子の写真
餡が煮上がる直前に塩を入れる
●御菓子司 城山堂  TEL:0972-22-0534
  本店/佐伯市駅前1-4-19 

「鮨 たなべ」(東京) 天然物の魚と季節の野菜 塩にこだわる主人の”粋”
  東京・目黒の住宅街にあり、魚は天然、野菜も季節の物、と選び抜いた素材を粋に料理してくれる店。ご主人の田辺芳敏さんは「鮨屋は塩が重要」といろんな塩を試し、2年ほど前、お客さんの紹介でなずなの塩を知った。今では店で使う塩はすべてなずな。白身魚や貝の刺身・にぎりには天日塩を挽いて振る。「なずなの塩は甘味があるので砂糖を減らせる」とのことで、産直あきたこまちを使い甘さを控えたコシのあるシャリが魚のうま味を引き立てている。昨夏には間越を訪れて塩づくりを見学。「実際に行って感動し、塩への思いも深まった。もう変えることはないですね」とさらに惚れ込んでいる。

コース料理の写真
夜は季節感あふれるひと口珍味や
刺身、にぎりなどがつくコース料理
田辺芳敏さんの写真 寿司を握る姿も粋なご主人
穴子の刺身の写真
なずなの天日塩でいただく穴子の刺身は人気の一品
●鮨 たなべ TEL:03-3792-5855
 東京都目黒区中町2-44-15 中町ハイツ

「すし・割烹 神代」(大阪) ”塩でいただくすし”が看板メニュー
  大阪市内に4店舗を持つ社長の山下勝さんは27年前の創業時から塩で食べるすしを提案し、塩にこだわってきた人。5年ほど前になずなの塩を知り、そのうま味と甘味に惹かれて全店で使うようになった。赤峰さんの本で塩への思いに触れ「哲学を持ってつくられているのが素晴らしい」と絶賛する。
●すし・割烹 神代 TEL:06-6344-1147
  北新地上通店 大阪市北区曾根崎新地 1-2-9新鈴木ビル1F

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