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先人の軌跡 九重の自然を守る会初代理事長 赤峰武2008チャレンジ!おおいたSPORTS
ソフトボール2008チャレンジ!おおいたSPORTS
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奇跡への挑戦者たち
村上さんの写真 「チャレンジ大分国体強化事業」
ソフトボール
(大分選抜チーム「S・Tオール大分」)
杉田さんの写真
昨年の全日本実業団大会で3位になった「日本テキサス(日出)」のピッチャーだった村上選手。「自分が抜けることはチームに申し訳ないと思ったが、30歳を目前に今しか挑戦できないことをしたいと思い、選抜チームに入ることを決断しました」。平日の津久見での練習には、仕事を終えて日出から通っている
めじろんイラスト●ソフトボールとは…
  野球に類似しているが、ピッチャーは必ず下手投げで、手と手首が体側線を通過しながらボールを離さなければならない。一般的な投げ方はウィンドミルという投げ方で、腕を大きく1回転させ、その遠心力を利用して投げるため、大きなスピードを得ることができる。走者の事前のリードは許されず、投球の際にピッチャーの手からボールが離れた瞬間に離塁ができ、離塁が早すぎると走者はアウトとなる。投捕間距離、塁間距離ともに野球と比べて短く、守備の優劣やタイムリーエラーが勝敗を左右することが多い。試合は、7回で行われる。
バットの写真
 おおいた国体を2年後に控えた2006年国体予選の九州ブロック大会で、県内の社会人クラブの選手で結成した県選抜チーム(成年男子)が、奇跡を起こした。
 九州・沖縄8県のうち、沖縄は国体出場の常連、熊本は日本代表のピッチャーを有し、他の5県には西日本リーグ所属チームがある。このうち上位2県が本大会への出場権を得ることができる。まさか大分県がその出場権を手にするとは、誰も予想していなかった。しかし、奇跡は起こった。なんと大分選抜チームは、国体本大会への初出場を決めたのだ。「率直に言うと、勝ったぞというより勝ってしまったという感じでした」と監督を務めるキャッチャーの杉田選手は、試合直後の感想を語る。
 数年前からチームの総合力を上げるために、選抜チームをつくって国体予選に出場してきた。3年前からはさらに強化を図るため、選手の入れ替えを減らしメンバーを固定して、試合経験を重視してきた。その結果が見事に表れたのだ。本大会では、2年連続優勝を果たした愛知県と初戦で対戦し3対0で敗れたが、大会2ヶ月前に同チームと練習試合をしたときは、18対0という大差で負けていた。このことからも、着実に力をつけていることがうかがえる。
 今年、この選抜チームを正式にソフトボール協会に登録した。各選手はもともと所属していたクラブチームを離れ、選抜チームの選手として正式な試合に出場し、実戦経験を積んでいく。各チームにとっては、主力選手が抜けるわけだから大きな痛手となる。各監督は苦渋の決断を迫られたが、「長い目で見れば、選手の強化が図れるので国体後はクラブのためにもなる」、「クラブのプライドにかけて頑張ってこい」と送り出してくれたと言う。
 選抜チームの練習は週3日、火曜と木曜は津久見市民球場で、日曜は大分市内のグラウンドで行っている。津久見は室内練習場のため内野の練習しかできず、大分のグラウンドは抽選のため確保が難しい。与えられた環境に合わせた練習を行うしかないので、どんな条件にも適応できるようになった。練習中は、元気の良い声が次々と飛び交う。ノック練習では、ミスをした選手には容赦なくゲキが飛び、「次は失敗できない。捕ってやる!」と気合いが入る。活気あふれる雰囲気からチームのまとまりや力強い勢いが伝わってくる。
 ソフトボールの魅力は「スピードと迫力」。下から投げられるピッチャーの球は体感速度が速く、熊本の日本代表選手が投げる約130キロの球速は180キロ近い体感速度という。また、野球に比べて塁間が短いので試合展開も早く、ボールを捕って投げる間に持ち替えたりしていたら間に合わない。これが、野球をしていた選手にとってはおもしろいのだという。
 国体成年男子強化事務局の鍵矢栄典(よしおき)さんは、「地元の選手ばかりで頑張っています。おおいた国体では最低でもベスト4には入りたい。壁は厚いですが、選手のモチベーションも上がってきているので不可能ではありません」と期待を寄せる。
 この国体初出場で得たものは、選手の自信だ。今までとは一転、注目される立場になったわけだが、「いつでも挑戦者」と井原キャプテンは言う。その挑戦者としての貪欲な精神を忘れずに、国体への連続出場、さらには本大会での勝利をつかんでほしい。彼らを見ていると、その奇跡が続くように感じられる。
練習の様子 井原さんの写真
「おおいた国体では、必ず勝利して総合得点に貢献したい」と話す井原キャプテン。守備はショート。小学生の時からずっと野球をしていて実業団に所属していたが、会社の運営上で部が同好会になった4年前、同じ会社にいた「大分クラブ」の監督から、ほぼ強制的に引っ張られたと言う
杉田さんの写真
日体大の4番バッターとして活躍した杉田監督(キャッチャー)。現在は、佐伯豊南高校で保健体育の先生をし、女子ソフトボール部の顧問を努める。18年度の新人戦県大会で、5年目にして初の優勝に導き、3月に行われる全国大会への出場を決めた
津野さんの写真
県ソフトボール協会理事長の津野さん。「今年から、選抜チームが『S・Tオール大分』の名で協会に登録されました。これから実践を積んで、ますます実力をつけていくでしょう」
鍵矢さんの写真
大分国体成年男子強化事務局の鍵矢さん。「選抜チームに選手を送り出してくださった各チームの監督や選手の皆さんに心より感謝しています。皆さんの期待に応えられるように、選手とともに精一杯頑張ります」と意気込みを語る
集合写真
選抜チームのメンバーは全員で15名。監督いわく、「守るというより耐えるチーム」。九州ブロック大会の第2代表決定戦では、一時7点差をつけられたが、そこから逆転し、さらに3点差をつけて勝利した。「最後まであきらめない、気持ちの強い選手ばかり」。弾みのついたチームは、例年ならシーズンオフとなる冬場も練習に励んでいる

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