Vientoのトップへ大分県庁のホームページへ
特集 ゆっくり、大分 その1 ゆっくり歩く 歩けば何かが見えてくる 健康ウォーキング(由布市湯布院町)歴史ウォーキング(国東市国見町)自然ウォーキング(竹田市久住町)コラム
語り継ぎたい大分の姿 『城井一号掩体壕』2008チャレンジ!おおいたSPORTS山岳2008チャレンジ!おおいたSPORTS
空手道おおいたの色彩 紺碧(こんぺき)

2008チャレンジ!おおいたSPORTS
世界への挑戦状を手にした
3人の先駆者
空手道
めじろんイラスト●空手道とは…
相手と技の攻防を行う実戦形式の「組手競技」と、四方八方からのさまざまな攻撃を想定しての攻防をまとめた「形競技」がある。組手競技では、相手の体の寸前で技を止めること(寸止め)を大前提とし、「有効、技有り、一本」の技によりそれぞれ1〜3ポイントが与えられる。制限時間の2分間(成年男子のみ3分間)に8ポイント差がついた時点で勝敗が決まるが、先に制限時間となった場合は、その時点でポイントが高い方が勝ちとなる。形競技では、1人ずつ演じ、極めの正確性、気迫、技の緩急、表現力などを競う。
 会場に一歩足を踏み入れると、そこは、声援が飛び交い熱気にあふれていた。その中で繰り広げられる真剣勝負の世界。コートの中に目を移すと、そこからは、この声援が届いているのだろうか、熱気が伝わっているのだろうか、というほどの別世界が感じられてきた。技と技の合間の呼吸、互いにつかみ合っている間の視線、そこに存在していたのは“静”の戦い。それは、一瞬を見極めるための集中力から生まれる独特の雰囲気だ。県空手道連盟の清原今朝勝理事長は、コートの中をじっと見つめながら、「技はほんの少しの差だったりするんです。最後は気迫で決まりますからね」とつぶやいた。
 4月に行われた全日本空手道連盟のナショナルチーム選考会で、大分県勢初となる3名の選手が選出された。選考会後、初めての公式試合となる県空手道選手権大会に、この3選手も出場した。
 昨年の国体で準優勝、全日本代表入りも3年連続となる福田浄円(じょうえん)選手(中量級)は、その実力を見せ付け、危なげなく決勝まで勝ち進んだ。このまま快勝かと思われた決勝戦だったが、相手選手もそう簡単にはポイントを取らせてくれない。最後には、相手を圧倒する貫禄で優勝を奪い取った。「大分国体は生まれ育った地、中津で開催されるので、今まで支えてくれた方に、優勝という形で感謝の気持ちを伝えたいです」と意気込みを語った福田選手。きっと、個人の勝利だけでなく、県選手団を力強く引っ張ってくれることだろう。
 ナショナルチーム初選出の古梶拓也選手(重量級)も、順当に決勝へと勝ち進んだ。決勝戦でも終始試合をリードし、このまま勝負がつくかと思った試合終了3秒前、相手選手の上段蹴りが決まり、3ポイント差から一気に同点に追いつかれ延長戦へ。先にポイントを取った方が勝ちとなる延長戦では、一瞬の隙が命取りとなる。しかし、古梶選手は冷静な判断力で技を決めた。「どうにかなる、とりあえず行けの精神です。ナショナルチームでは、強い選手からいろいろ学びたいと思います」と語った。
 一方、5年ぶりに全日本への復帰を果たした佐藤博香選手は、決勝で延長戦へともつれ込み、惜しくも勝利を逃した。会場の片隅で悔し涙を流す。この2年間、空手から離れた生活を送っていた。竹田市の出身で隣県の熊本の高校に通っていた時に熊本国体が開催され、2008年の大分大会開催を知った。「今までは、とにかく勝たないといけないと思っていましたが、ブランクを経て、大好きな空手だから私らしく取り組もうと思えるようになりました。私にとって、大分国体は熊本に続き2回目の地元開催となる恵まれた機会。ぜひ勝利を飾りたい」と話す佐藤選手の目からは、いつの間にか悔しさの色が消え、希望の輝きで満ちていた。佐藤選手にとって、大分国体への道のりは始まったばかりだ。
 国体を来年に控え、県勢から3名もの選手がナショナルチーム入りという明るい話題に、他の選手のモチベーションも上がっている。また、決勝戦での互角の戦いを見ると、県内には全日本クラスの選手が他にもいるということで、何とも頼もしい限りだ。「地元開催ということで意識が上がるとレベルも上がるんです。総合優勝、つまりは日本一を狙います」と清原理事長の力強い言葉。今回の快挙が、やがて大きな波となり、大分国体への勢いにつながることと期待している。
福田さんの写真
空手以外に興味のあることは相撲観戦という福田浄円選手。「一発勝負の世界が好きなんです」。現在は、母校の近畿大学でコーチをしながら、自らもレベルの高い練習を行っている
古梶さんの写真
「父が空手の指導者だったので気が付いたら空手をやっていました。私の人生に空手がないのはおかしいという感じですね」と古梶拓也選手。彼にとって、空手は“運命”なのだそうだ
佐藤さんの写真
一度は空手と距離をおいたものの、いつかはまた空手に携わりたいと思っていた佐藤博香選手。大分国体を来年に控え、ナショナルチーム選考会での復帰となった。「思い切りがよいことと気持ちが負けないことが私のポリシーです」
國宗さんの写真
道場では年を忘れて指導すると話す県空手道連盟の國宗秀樹会長。「空手を通じて、たくさんの出会いがあったことがすばらしい財産です」
清原さんの写真
現在も現役という県空手道連盟の清原今朝勝理事長。日本スポーツマスターズに60才から出場し始めた。目標は30年連続出場。つまり、80才まで現役を目指す。「生涯やり続けることが武道です」
伊藤さんの写真
「国体に携われることに感謝しています」と話す伊藤健一さん。大分南高等学校の保健体育の先生。同校の空手道同好会を指導するとともに、県空手道連盟の常任理事も務めている

Vientoのトップへ大分県庁のホームページへ
特集 ゆっくり、大分 その1 ゆっくり歩く 歩けば何かが見えてくる 健康ウォーキング(由布市湯布院町)歴史ウォーキング(国東市国見町)自然ウォーキング(竹田市久住町)コラム
語り継ぎたい大分の姿 『城井一号掩体壕』2008チャレンジ!おおいたSPORTS山岳2008チャレンジ!おおいたSPORTS
空手道おおいたの色彩 紺碧(こんぺき)