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平成18年4月、東京銀座にオープンした坐来大分。 消費者の需要動向を探るアンテナショップとしてだけではなく、県産食材を使用した料理を中心に、おおいたブランドを首都圏に確立するための拠点となる「フラッグショップ」としての役割を持つ。 この店の「今」に至る道のり、そして「これから」を店長兼料理長の梅原陣之輔氏に聞いた。
日田から坐来へ
- 料理人としての経歴を教えて下さい。
 最初は京都の料亭です。 その後福岡にいるときに坐来を紹介して下さった方がいて、現在に至ります。
- 最初に京都を選んだのはなぜでしょうか?
日田と同じ盆地文化があり、その盆地文化を学ぶ中で、日田に帰ったとき面白い提案が出来るのではないかと思ったのが理由です。
- 坐来に行くことを決めた理由は?
自分の中に、大分の料理のことをもう少し学ぶべきなんじゃないかという想いがありました。 そのような状況の中、この仕事の話があり、これをきっかけに大分の料理について勉強できるのではないか、ということで決めました。
- 子どもの頃から料理人という職業に興味を持たれていたのですか?
実家が日田市内で飲食店だったということもあり、料理に限らず何かを作るような仕事をしたいと思っていました。 祖父が宮大工をやっていたので日田の木材を使って家具を作るような仕事にも興味がありました。
坐来の「今」
- 坐来に来られて苦労したことは?
「大分県のアンテナショップ」と「東京銀座のレストラン」の両立ですね。 アンテナショップとしては単価を下げるなど、敷居を低くして集客しないといけない。 しかし、「東京銀座のレストラン」としては、良いサービスと料理を提供して口コミでお客様に来ていただかないと、店が存続し得ないところです。
- 首都圏の人は大分に対してどのような印象をもたれてますか?
大分には非常にいい印象を持ってらっしゃる方が多いです。 この店は接待で使われることが多く、他のいろんな店で接待を受けた方がいらっしゃいますが、その中でも大分の食は豊かだと言われます。 また、お客様の中には福岡県に出張で行ったり、職場にされていた方が多く、その時に温泉や食を含めた大分観光をして、いい印象を持ってこの店に来られることが多いです。
- 坐来のセールスポイントを教えて下さい。
料理はいろいろとありますが、今(※)の季節ですと、鮎の一夜干しを鮎魚醤(ぎょしょう)で焼いた物は、他県にはないオンリーワン商品です。 あとはスタッフですね。大分の語り部としてスタッフが料理の説明などをストーリーを持ってお客様に話できること。そういうおもてなしがお客様にご評価いただいてます。
※インタビュー時6月下旬

- 今まで出したもので評判のよかったものは?
あつ飯でクロメを乗せたものは、締めの一品として非常に喜ばれています。
- お酒は?
麦焼酎、日本酒、ワインと全般的に評判がいいですね。 ワイン好きの方も「大分でこんないいワインが作れるのか」と驚かれます。 酒については料理やシチュエーションに合わせて提案できる品揃えがあるかが大事です。 また、酒蔵見学に行ったスタッフが語り部として話すことによって「厚み」が出ます。
- 物販で人気があるのは?
ゆずごしょうが一番人気ですね。アジやサバの干物も最近よく出ます。
- 大分の食材の良さとは?
大分は海だけでなく、山も豊かで美味しいものがたくさんあります。 干ししいたけはやはり大分のものが一番で、同業者の人も探してるぐらいですし、海鮮は季節をおって関アジ・関サバ等いろいろあるのでPRしやすいです。
坐来の「これから」
- これから坐来でチャレンジしたいことは?
フラッグショップとしては引き続きレストランとしてのベースアップをして行きます。 飲食店を併設したアンテナショップが山形県など出来てきていますが、まずレストランとして他店に負けないようにクオリティ重視で行きたいと思います。
- アンテナショップとしては?
大分へのフィードバックですね。「豊のしゃも」とか産地の方々へのフィードバックを今まで2年間やってきましたが、そのクオリティを上げて行きたいです。
- ありがとうございました。これからのご活躍を期待しています。 |