おおいターン

ちょっとお先にターン人

[利光真寿さん/大阪府→大分市] [藤島伸也さん/愛媛県→大分市]
[吉井将弥さん/大阪府→日田市] [向井智美さん/福岡県→大分市]

吉井さんのIターンスケジュール
しいたけの写真

↑研究を重ね作りあげた菌床しいたけ

手作り家具の写真

↑リビングには手作りした家具が並ぶ

大阪府→日田市中津江 日田市マップイメージ

自然に包まれた海外での暮らしを経験 
 日田市中津江にIターンをして10年が経つ吉井さん。高校を卒業後、宝塚市のホテルでフレンチの料理人として働いていたが、阪神・淡路大震災により職を失った。これを一つの転機と考え、ワーキングホリデーでニュージーランドへ。現地では、日本食レストランで働きながら英語の勉強をしていたが、それでは日本で暮らしているのと変わらないと感じ、ニュージーランドを自転車で1周しようと思い立つ。
 自然豊かなニュージーランドを自転車で旅していると、言葉は通じなくても田舎町の人情を感じることができたという。旅の途中に妻となる小倉出身の淑美さんと出会い、半年間一緒に旅をした。全周約5000Hを7カ月かけてまわり、その後帰国して結婚。大阪で再就職もした。

いろいろ考えるよりも思い切りの良さが必要
 ニュージーランドの旅で魅力を感じた、自然の中での暮らしが忘れられず、雑誌を読んで興味を持った大分へ下見に行くことにした。県が主催する新規就農の現地見学会で訪れた中津江を移住先に決める。「後先を考えすぎると行動に移せなくなる」と吉井さん。準備も整わぬままIターンした。
 移住後は、わさび、しいたけ、キュウリなどから、どの作物を作るか選ぶことになった。吉井さんが選んだのはしいたけ。地元農家で1年間の研修を受け独立。その後県のきのこ研究指導センターでも腕を磨き、今では品評会で7年連続県知事賞を受賞するまでになった。自慢のシイタケはネットなどで販売し、生産から流通まですべて一人で行っている。

新たなふるさとに農業の力で恩返し
 全く知らない土地、特に一般に閉鎖的と言われている田舎へ移り住み生活することや、自分たちが初めて味わう環境で子どもを育てることに、最初はとても神経を使ったそうだ。しかし、ゆっくりと時間をかけ自然体でいれば、地元の人と打ち解けていけることや、子どもの環境に慣れていく柔軟性、たくましさを感じた。今は、「過疎が進む中津江で新しい農業の魅力づくりに励み、Uターンを呼びかけていきたい」と、夢を語ってくれた。

妻淑美さんのコメント

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