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修正鬼会(しゅじょうおにえ) -重要無形民俗文化財-

印刷用ページを表示する 更新日:1990年2月1日更新

1990年2月号 広報おおいた

修正鬼会(しゅじょうおにえ) -重要無形民俗文化財-

説明

国東六郷満山に古くから伝わる伝統行事。神仏混淆(こんこう)の色彩の濃い正月の民族行事で芸能史的に貴重なものを含む。国指定の重要無形民俗文化財。「養老年間(717~723年)に六郷満山を開いた僧仁聞(にんもん)が無病息災、五穀豊じょうを祈願して始めた」といわれている。昔は、ほとんどの天台宗の寺で行なわれていたが、平成2年頃からは、豊後高田市天念寺で旧正月7日に毎年、国東町の成仏寺(旧正月5日)と岩戸寺(旧正月7日)で毎年交互に行なわれているだけとなった。当日は、各寺院から集合した僧侶によって午後3時ごろから夕方まで勤行が続く。夜になって大タイマツに点火され、荘厳な火の祭典が始まる。講堂では「米華(まいけ)」「開白(「かいびゃく)」「香水(こうすい)」「四方固め」「鈴鬼」などが古式にのっとっり行なわれる。続いて荒鬼が登場。タイマツを持って堂内を荒々しく舞った後、参拝者に「無病息災」の火の粉を振り掛ける。成仏寺と岩と寺戸はこの後、村をまわって祈りをささげていく。行事のすべてが終わると、国東の里は清々しい夜明けを迎える。

場所

場所:豊後高田市

カテゴリー

山・林業

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