仕事始め式 知事あいさつ (平成24年1月4日)
皆さん、あけましておめでとうございます。
決意も新たに新年をお迎えになったことと存じます。
皆さん方には日頃から県民福祉の向上と県の勢いを盛り立てるために、いろいろご尽力をいただいておりますことに心から敬意を表したいと思います。我々はそういう仕事を任されていることに大きな誇りを持って、責任を果たしていかなければならないと思っております。
今年は、昨年、県民の皆さんと共に練り上げてきた「安心・活力・発展プラン2005」見直しプランの実行元年ということになります。
各分野で、それぞれこの基本方針に沿って政策を組み立てていただき実行をしていただきたいと思います。そんな意味で年頭にあたりまして皆さん方に4点、特にお願いを申し上げたいと思います。
一つは「県民中心の県政」ということを忘れないようにしていただきたいということです。我々の仕事がよって立つところ、もちろん県民のために、県民の皆さんの福祉向上のためということでございまして、そのことを、常に、頭に置きながら仕事をしていただきたいと思います。
県民がいろいろ困って相談に来るということも多いと思います。また、こちらから出掛けて行って、「こうやったらどうかですか」という話をしなければならないことも多いと思います。いずれにしましても県民中心、県民のために我々は仕事をするんだということを忘れないようにしていただきたいと思います。
県民の皆さんに対しては、かねてから「ノーと言わない県庁」ということで、お願いをしております。しっかりと相談に乗り、しっかりと対応策を提示する、そういう県庁でありたいと思います。
二つ目は、世の中が、政治の面でも経済の面でもあるいは社会現象の面でも大きく変わろうとしている時代です。何も国内だけではありません。国際社会そのものが大きな変動の時期にあります。
したがって我々は県民の目となり耳となるという気持ちでアンテナを高く張って、そして世の中の動向をしっかりと見極めていくことが大事だと思います。
先を見通すというのはなかなか難しい時勢ですけれども、英知を絞って目をこらし、耳を澄まして、出来るだけ世の中の動きを察知していくということが我々の今年の大きな課題ではないかなと思っています。
そして三つ目は我々は県民の皆さんから行政を任された集団であります。そういった意味では、それぞれの分野で専門性をしっかり培っていただいて、この時代を乗り切る知恵を自分自身で見つけ出すということが大変大事ではないかと思います。
専門性を磨くということが大事で、加えて我々は組織として仕事をしているわけですから、組織としての力を発揮するために連携をしっかり、専門性と組織としての連携ということを忘れないようにしてもらいたいと思います。
こういう時代ですから、これまでのような縦割りでは対応できないことが多いと思います。自分たちがわかることはここまでだとなりがちですが、しかし、この分野はきっとこことここに関係するなということがわかったら、自ら出掛けて行って、しっかりと連携をしてください。組織として県民のために仕事が出来るような、そういう体制を作ってください。専門性と組織としての連携ということもぜひ、お願いしたいと思います。
そして四つ目は、明るい職場づくりと綱紀の粛正です。
一人ひとりは、一生懸命仕事をしております。しかし、それだけではなかなか律しきれない世界がやってまいりました。先ほど申しましたけれども組織としての力を発揮するということが大事です。
そのためには幹部の皆さんが、ぜひ心を砕いて、明るく、風通しのいい職場を作っておくということが大事です。それぞれ専門的な知識を持った人が、遠慮することなく、県民のために意見を出す。それに対して、またいろいろ明るく活発に議論が出てくる。そういう組織を作ってもらいたいと思います。
健康上いろいろと苦しくなってきてる方がおられるかもしれない。特に最近ではメンタルといったようなことが大変大きな問題になっています。
皆さんが部下のことを考えて、そしてしっかりアドバイスをする、ご自分自身のことももちろんですけれども、部下の健康のこともよく考えていただくということが大変大事ではないかと思います。明るく健康的な職場ということをぜひ心がけていただきたいと思います。
私が常々申し上げているところですが、県庁には人材以外に他には何もありません。したがって、県庁にとっては職員それぞれが宝です。そんな気持ちで、ぜひ、部下の皆さんの健康に留意し、そしてみんなが、明るく知恵を出し合えるような、そういう風通しのいい職場を作ってもらいたいと思います。
そんな中で、ぜひもう一つ気をつけていただきたいのは綱紀の粛正ということです。どんなに県民のために、県民中心で仕事をしても、どんなに県民の目となり耳となって先を見通す仕事をしても、そしてまた、どんなに専門性を発揮し、組織として連携して力を発揮しようとも、この綱紀の面で緩みがあれば一気に県民の皆さんの信頼を失います。したがって四つ目には、やはり明るい職場と、そして綱紀粛正ということに十分に気を付けていただきたいと思います。
大変に難しい時代です。先の見通せない時代です。だからこそ我々に対する期待が大きい。だからこそ我々がしっかり責任を果たすのだという気持ちで、この1年間、ぜひ皆さんと共に頑張っていきたいと思います。
皆さんどうぞ、本年もよろしくお願い申し上げます。