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平成29年6月5日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2017年6月14日更新

                                      動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:平成29年6月5日(月曜日)13時30分~
場所:第一応接室


幹事社   それでは定例会見を始めさせていただきます。 


平成30年度政府予算等に関する要望・提言活動について 

 知事写真①

 それでは私の方から何点か申し上げます。
 最初に、来年度政府予算等に関する要望・提言活動についてです。ご存じのように「骨太の方針」及び「成長戦略」が今週には閣議決定されると聞いております。そうしますと政府の方も予算編成に取りかかることになりますから、その時期を捉えて、平成30年度の政府予算に対する要望・提言活動を今週の7日と8日に行います。
 中身につきましては、資料のとおりですけれども、安心の分野では子育て支援の充実や健康寿命延伸に向けた取組の促進について、それから災害時の被災者生活再建支援制度の拡充等についても訴えていきたいと思います。
 それから活力の分野では、農業の構造改革の促進や商工業の経営改善、あるいは大分県版第4次産業革命”OITA 4.0”の推進など、こちらも盛りだくさんになっています。
 それから発展の分野では、発展基盤を作るという意味で、1つは広域交通ネットワーク、中九州横断道路や中津日田道路などの整備促進、それから安全安心のための基盤整備ということで玉来ダムや大分川ダムの建設促進、また長年の懸案でしたコンビナートの地震・津波対策といったようなことを、しっかりお願いしたいと思っています。
 もう1つ県の基盤という意味では、東九州新幹線もぜひ整備してもらいたいと、それから喫緊の課題ですけれども、国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭、その次の年のラグビーワールドカップ2019に関連する諸施設の支援についてもお願いしたいと思っています。

 平成30年度政府予算等に関する要望・提言活動について [PDFファイル/44KB]
 平成30年度政府予算等に関する要望・提言 項目一覧表 [PDFファイル/80KB]

平成29年度6月補正予算案について 

 平成29年度一般会計の6月補正予算を計上することにいたしました。
 お手元に資料をお配りしていますが、補正額は、19億1,846万9千円で、既決予算と合わせますと、6,117億2,446万9千円ということで、6月補正後の予算は、昨年度に比べて△1.4%となりますけれども、これは、昨年度は熊本地震対策があったことによるものです。
 中身につきましては、1つは子育て支援対策の充実で、平成30年4月の待機児童ゼロに向け、整備を進めなければいけないということで、認定こども園の保育所部分の整備の費用を計上しています。
 それから2番目が児童福祉施設の整備です。本当に残念ながら、今年の3月に宇佐市四日市の認定こども園で事件がありましたので、それを受けて幼稚園型認定こども園における防犯対策を強化しようということで、非常通報装置や防犯カメラ等の整備をする経費を計上します。14の施設に対して、3/4の補助をしようというものです。幼稚園型認定こども園と書いていますけれども、幼保連携型認定こども園は、国の方から直接補助金が交付されるということです。
 それから3番目が、県産のブランド豚「米の恵み」を作りました。餌に飼料米を混ぜてオレイン酸の含有率を高めておいしい豚肉を作ろうというものです。そして「米の恵み」という名前で売り出そうとやっていますけれども、この増頭計画に対して、ぜひ応援をしていこうと、補助していこうということで、8億9,357万1千円を計上します。
 それから4番目がプロフェッショナル人材の活用推進ということで、人手不足も大変でございますけれども、県内の企業が事業を拡大するために、人材ビジネスを行う企業と連携して、例えばマッチングイベントなどを開催しようというものです。
 こういう形で、約19億1,800万円の補正をやらせていただこうと思っているところです。
 財源につきましては、歳入の内訳にありますように、国庫支出金と安心こども基金を取崩した繰入金となっています。

 平成29年度一般会計6月補正予算案 [PDFファイル/79KB]

 第33回国民文化祭・おおいた2018 第18回全国障害者芸術・文化祭おおいた大会
オープニングステージの出演者募集について

 知事写真② 

 国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭おおいた大会を来年10月6日のオープニングステージから11月25日まで開催しますけれども、今回の文化祭は、「街にあふれ、道にあふれる、県民総参加のお祭り」で、いろいろなジャンルの人、いろいろな年齢の人が出会う新しい出会いの中で、新しい発見をしようというものでもあります。それから、「地域をつくり、人を育てる」ことも大事にしようということで、ご存じのように芥川賞作家の小野正嗣さんに脚本をお願いして、若手振付家のトップランナーであります穴井豪さんに舞台演出をしていただく、オープニングステージ「ヨロコビ・ムカエル?」で走り出そうと思います。
 できるだけ多くの方に参加していただきたいということで、出演者を一般募集します。本日、この会見の後で小野さんと穴井さんから皆さんにご説明させていただくことになっていますので、よろしくお願いします。
 約150名募集しますけれども、8月4日までに応募していただき、オーディションを8月21日、22日に行います。お手元に応募用紙を配布していますけれども、応募資格は子どもからお年寄りまで、また障がいのある方もない方も、外国の方も含めて大分県にゆかりのある方、ゆかりというのは、これはかなり芸術的な定義でして、大分県で勉強したことがある、大分県で仕事をしたことがある、大分県で勉強も仕事もしていないけれども、大分県が好きで仕方がないという方でも結構ですので、いろいろな方に応募していただきたいと思います。
 年齢制限はありませんが、未就学の方については保護者の同伴が必要です。
 後は、月に何回か練習がありますから、その練習に参加できる方になります。

 オープニングステージの出演者募集について [PDFファイル/80KB]
 オープニングステージ出演者募集ちらし [PDFファイル/2.58MB]

大分県ドローン協議会の設立について

 大分県ドローン協議会の設立でございます。
 国内のドローン本体とドローンに関連するサービス市場は1,000億円、2,000億円とも言われるくらいまで成長してきたんですけれども、大分県版第4次産業革命“OITA4.0”の一環として、ドローン産業の開発を進めていこうじゃないかと取り組む中で、その中核となる大分県ドローン協議会を設立しようということで、6月13日に設立総会が開催されます。
 ドローンの利活用についてのセミナーの開催や、ドローンを操縦できる技術者の育成、研究開発への助成などを行う予定です。5月末日現在で、107者から入会申込みをいただいています。意外と皆さんの反応が良いのかなと思っているところです。
 県ではご存じのように、本年度に飛行試験を行うことができるテストフィールドやリサーチ棟を産業科学技術センターに整備することにしています。ドローン市場を大分県版第4次産業革命“OITA4.0”の一つの柱にして進めていきたいと思っています。

 大分県ドローン協議会リーフレット [PDFファイル/2.05MB]
 大分県ドローン協議会設立総会・交流会次第 [PDFファイル/86KB]

第149回九州地方知事会議及び第31回九州地域戦略会議の結果等について

 これはご報告ですけれども、先月23,24日に鹿児島県指宿市で九州地方知事会議と九州地方戦略会議をおこなわれました。
 何点かテーマがありましたけれども、1つは熊本地震に係る広域応援も含めた検証・評価等について、それからもう1つは地方創生について、もう1つは今後、九州で様々な国際スポーツ大会がありますから、これを契機とした地域活性化について、といったようなことを議論したところです。
 熊本地震に係る検証・評価につきましては、いろいろな議論がありましたけれども、やはり、あの熊本地震の時に各県の情報連絡員を熊本市内に派遣したものかどうか随分迷ったということがありましたので、震度6強以上の時にはそれぞれ各県が自動的に派遣する、それ以下震度6弱以下の時には、幹事県たる大分県が、派遣しましょうと、出動のタイミングをうまく調整する、あるいは物資の集積拠点について、各県から届く支援物資の集積所をどうするかということについて議論してまいりました。
 この議論をする中で、九州地方知事会で陸続きでない沖縄県の広域支援について、もう少し考えなくてはならないという議論になり、ちょうど今度7月に沖縄県が図上訓練をやるということでございましたから、それに九州各県が参加していろいろな方策を検討していこうということになりました。
 地方創生では、「九州創生アクションプラン」に基づき、しごとの場づくり、教育環境づくり、出産等の希望が叶う社会づくり、それから安心安全な暮らしづくりについて、4つの分科会で議論していますけれども、しごとのところでは来年度、大産業展をやっていこうというような話がありました。
 九州地方知事会で採択した特別決議、熊本地震からの早期復旧・復興に向けた万全な対策についてなど、いろいろな決議が出ておりますけれども、これも今週、国の方に知事会長として訴えてまいります。

 第149回九州地方知事会議及び第31回九州地域戦略会議の結果等 [PDFファイル/701KB]

「ファザーリング全国フォーラムinおおいた」の開催について

 「ファザーリング全国フォーラムinおおいた」の開催についてです。
 皆さんご存じかと思いますけれども、平成18年の総務省の調査で、大分県の6歳未満の子を持つ男性が家事や子育てに使う時間が確か36分で、全都道府県の中で47位という大変な数字があったんですけれども、それから皆さんに努力していただいて、平成23年の調査では86分で全国7位まで上がりました。大分県の男性は優等生と言えるんだと思いますけれども、そのような大分で、6月16、17日に、「ファザーリング全国フォーラムinおおいた」が開催されることになりました。
 16日の開会式では、県内の各経済団体の代表者、私も入っていますが「イクボス共同宣言」を行います。職場の部下の仕事と家庭生活の両立を応援しますよ、という宣言です。そういうことで、男性の子育てを応援しながら全国的にファザーリングを広めていければと思います。

 ファザーリング全国フォーラムinおおいた ちらし [PDFファイル/750KB]

豊後大野市朝地町の地すべりについて


 もう1つ豊後大野市の地滑りの件です。
 最近の様子はどうかと言いますと、天候がいいからということもありますけれども、昨日と今日あたりは1時間あたりの亀裂が広がるスピードが最大7mmぐらいということで、一時は22~23mmあったんですけれども、それから10mm以上減って、だいぶ落ち着いてきたかなと。でも、1時間に2mm以上動くとやはり要注意だそうですから、7mmではまだまだ危険であることは間違いありませんので、今後もよく監視していきたいと思っています。
 今、我々がやっているのは、横にボーリングをして、そこから水を抜こうということで、斜面の東西からボーリングをしてパイプを入れて、東から7本、西から3本、全体で10本入っていますけれども、合計して1分あたり約23リットルの水が出ているということで、この水を抜くことが重要かなと思っています。
 もう1つ、地すべり区域の横を流れている平井川がありますけれども、そこが閉塞されそうな感じもあるということで、その横に仮の排水路を設置しました。
 それから、その上の方に排水ポンプを置いて、万一の時にはそのポンプで水を吸い上げて、流すこともできるようにする。とにかく、土砂で閉ざされた河川に水が溜まってダム状にならないように、1つは仮の排水路で水が流れるようにする、それでも万一の時には、ポンプで排水をする、と手当を施しました。
 決して抜本的な対策は打てていないんですけれども、できることはやってるという状況です。

 私からは以上です。


幹事社  では質問のある社はお願いします。 
記者  29年度6月補正予算についてですが、今回の補正予算で地すべり災害に関連するものは計上しないのですか。  
広瀬知事   災害の多い県ですから、何か災害があったときにはということで、少額ですが対策費を準備していますので、何かあった時にはそれを使うことになります。
 それから予備費もありますから、今のところそれで間に合っています。今申し上げたように、状況があまり動いていないので、逆に言うと抜本的な対策をまだ打っていない状況ですから、今回の補正では計上しないということです。既決予算か予備費で対応することだろうと思います。  
記者  朝地町の件なんですけれども、先日知事が現場に行かれたときに、住民の方からシャワーを用意して欲しいなどの要望もあったと思うんですけれども、それに関してどのような対策をされていきますか。
広瀬知事  早く家に帰れる状況になるのが一番いいんですけれども、長引くようであればシャワーを設置してほしいというお話でした。あれから良い方向にいかないかなと思っていたんだけれども、なかなか時間もかかりそうなので、市の方にもお話をして、近々シャワーが用意されると思います。
担当課  シャワーの方はいま設置工事中です。
広瀬知事  早く帰れる状況になるかということもあったものですから、様子を見ていたんですけど。
記者  補正についてなんですけれども、30年4月の待機児童解消に向けて、改めて6月補正で組まれていますけれども、待機児童解消について、今どのようになっているかというところをお聞かせください。
広瀬知事  平成30年、来年の4月に待機児童ゼロにしましょうという目標を掲げて、保育園の整備、そしてまた保育士さんの養成等を行ってきたんですけれども、今年の4月に計画数よりも待機児童が増えてしまいました。505人ということで、今年は300人くらいにしようと思っていたのが増えてしまったということがあるものですから、これは待機児童対策をもうちょっとしっかりやらないといけないと、関係市と協力しながら待機児童対策を強化しているというのが今の状況です。したがって、今回の補正予算でも、そこのところを特に、来年までにやらなくてはならない、保育所の整備等について強化しようと補正予算を計上したものです。
記者  ドローンの協議会の立ち上げについて、改めて思いをお聞かせください。    
広瀬知事  OITA4.0の議論を申し上げるときによく言っているのですが、グーグルやアップルを狙うのではなくて、むしろ我々の生活の中で、あるいはまた中小企業の企業経営の中で、こういうシステムがあるといいな、こういうことがあると助かるなというような、そういう地道なニーズを拾い上げながらやっていくということが、実はOITA4.0の近道になるんじゃないかという気持ちがあるわけです。
 そういう観点から考えてみたときに、ドローンに非常に強い企業エンルートが大分へ来て、いろいろと実験フィールドを用意して使いたいというような話があったので、これじゃないか、いいじゃないかということで、それでOITA4.0の柱の1つとしてドローンを掲げようと。つまり、我々の身近なニーズ、身近なシーズとして捉えていこうじゃないかということで始めました。
 ドローンというと、大丈夫かな、大分県にそういう技術があるのかというお気持ちがあるかもしれませんが、たまたまソフトウェアの方もいろいろなことを考えている企業があるということで、非常にニーズとシーズがマッチングして強力になったようで楽しみです。いろいろできてくるんじゃないかと思います。  
幹事社  発表項目ではよろしいでしょうか。では発表項目以外で質問のある社はお願いします。
記者  先般、指宿で九州地域戦略会議が開かれ、外国人材の活用についていろいろ話し合われたと思いますが、外国人労働力の活用について、知事ご自身がどのように受け止められているか。今後どのように活用していくかというところを伺いたいと思います。
広瀬知事  大分県はAPUを中心に外国の学生さんがたくさん来て勉強をしています。それで、いろいろな勉強をするうちに、日本でこういうことをやったらいいんじゃないか、ああいうことをやったらいいじゃないかということを考えている学生さんも多い。
 また、そういう学生さんをアルバイトなんかで使ってみると、結構この方いいなという中小企業の方も多いということで、私はこういう時代ですからできるだけ外国の人材を大分県のために、あるいはまた国のためにも活用させてもらうということは悪いことじゃないと思っています。
 その中で、学生がアルバイト等の仕事をするにあたって、いろいろな規制があるものですから、そういったものをもう少し緩和して仕事がしやすい環境を作ったらいいんじゃないかなと。例えばインターンで仕事をするのは時間が制限されることがあったり、いろいろな規制があるものですから、そこのところは実態に応じてもうちょっと緩和する方がいいんじゃないかと。
 それからもう1つ、日本で仕事を起こしたいという人はビザが必要なんですけれども、本当に出来るかどうか証明するために、500万円の資金を用意しなさいとなっています。これも、学生さんが卒業してすぐ500万円を用意するのは難しい面もあるだろうから、半年間は猶予を置くべきじゃないかと思います。大分県にはインキュベーション施設があります。ここに入れば、事務所の費用が少なくてすむわけですから、その人たちに対しても500万円用意しろというのはどうかと、そういう人たちは、もう500万円のところを減額してもいいんじゃないかと。いろいろな実態に応じて、もっと彼らが仕事をしやすい環境を作って行く、そういうことが大事なんじゃないかと思います。
 我々は今、経済の発展のためには多様性が大事なんだと言っているんです。女性も社会参画していかなければいけないし、シニア層も働いてもらった方がいいというようなことを言っている時に彼らの活用も大事だと、そんなことで自分も旗を振っているところなんです。
 九州の知事会と経済界が一緒になって九州地域戦略会議というのがありますけれども、そこでもほとんどの皆さんが、そういう感じでした。  
記者  もう1点なんですけれども、なかなか今、在留資格というところで業務の多様性が、なかなか外国人の人材というのが制限されるところがあると思うんですけれども、彼らのキャリアアップのために、ある程度多様に業務経験を積めるような環境をこれから作っていこうとかお考えはありますか。
広瀬知事  これも不思議なことなんですけれども、ある県でビザを取るとその県は非常に理解があると、他の県で取るとなかなか厳しいことを言う。Aというところは大企業、中小企業問わず仕事に就けるのに、他のところは大企業ならいいけれども、中小企業はまず考えることができないなど、いろいろなことが言われています。
 それからもう1つは、ここまで規制をしているけれど、本当にそれが必要かどうかということも、もう少し考えたらいいんじゃないかと思います。   
記者  天皇陛下の生前退位を認める法が近く衆議院を通過するとみられるんですけれども、過去の会見でも出たことがあるのかもしれませんが、改めて、特例法に対する知事の評価と、これまで知事が天皇とお会いになった際の印象に残ったことを一言うかがえますでしょうか。  
広瀬知事  きっと天皇陛下のお気持ちとしては、日本国憲法にああいう形で象徴として規定されている中で憲法上の役割をしっかり果たさなければならない、そういうお気持ちが非常に強い方ではないかと思います。それが、ご年齢や健康上の理由等で務めが果たせないという状況になれば、やはり、退位をするのがいいのかなと、ご自分でご判断なさったのではないかと思います。
 そういうお気持ちをしっかりと汲んで、国会であの法案ができたというのであれば、それはそれで現憲法の下で、一番いい形で進んできたのではないかと思います。
記者  知事がこれまで天皇とお会いになった際のご印象など残っているものがあれば。    
広瀬知事  
お優しい方。温かいお方だなと思います。やはり、天皇としての立場といったようなことはいつも考えておられるんではないでしょうか。そういう責任感というのは非常に強い方だなと思いました。  
記者  
自治体の基金のことについてですけれども、国が自治体の基金残高を調べているようにあるんですが、国は自治体が貯め込んでいるんじゃないかという観点からそういうことをやっているようですが、それでお尋ねします。
 1つは知事として、そういう国の動きに対してどういうご感想をお持ちかということ。
 2つ目は、じゃあ実際に大分県としておおよそどのくらいの基金が適当だとお考えなのかということについて。
広瀬知事  
ご存じのように、我々は道路や橋、そして大学など、いろいろなものを作るときには、それが大事なこととしてやっているわけだけれども、当然時間が経てば、老朽化対策などをやらなくてはいけなくなります。そういう場合、これまでは県債を発行して何とかやってきたのですが、それがまた大きな負担になっているということで行財政改革を行い、そしてお金を何とか絞り出して、それを基金に積み上げ、資金が必要なときに少しその中からお金を出して、財政負担を平準化するということをやってきたのが大分県の行革ではないかと思っています。
 余ったお金を貯金しているなら、少し出させてもらったらいいじゃないかという議論があるとすれば、それは国に返してもらわなくてはと思っているところです。
 まだまだ老朽化対策や、これからやらなくてはいけない事業がありますので、そういった意味での基金の積み上げはまだ非常に少ない、足りないと思いますから、むしろ、このあたりを理解してもらう必要があるなと思っていたんです。
 そういった意味で、今度の骨太の方針がどのように決まるのかと注意をして見ていましたけれども、その中でまず、総務省においてそのあたりの実態、地方はどういう経緯で、どれぐらいのお金を積んでいるのか、持っているのかということを調査するということになったので、これは当然のことですので、調査があればしっかり応じて議論をしていきたいと思っています。一方的に多すぎるとか言われると、ちょっと一戦交えなきゃなと、そんな感じでした。 
記者  
大分県としては大体どれくらいの規模が適当、必要だとお考えですか。
広瀬知事  
ちょっと調べて見ます。でも、まだまだ足りないことは事実です。
 今、県立芸術文化短期大学や県立病院の改修など、いろいろなことをやっていますけれども、財政が持つかなと心配しながら、これはこの積み立てからとか、いろいろやってきて、なかなか大変です。
記者  
県内で砲弾がたくさん見つかっていますが、どのようにご覧になっていらっしゃるかというところと、県で問題がもしあればお伺いできればと思います。
広瀬知事  
砲弾が5月に神社で見つかったんですけれども、全部昔の不発弾だったようです。
 案外神社にたくさんあるのかもしれないなと思いました。無事に帰還できたと、太平洋戦争の時ではなく、その前から。ついては、感謝の気持ちを込めて神社に奉納するということがあったかもしれないなと。
 県警が県の神社庁の方に依頼をして調査が進められています。そうしたところ、神社からたくさん見つかりました。25箇所から実に42点ぐらい発見されています。発見されると警察の方に連絡がありますので、そこで写真を撮って、自衛隊の専門機関に見てもらって、これはちょっと危険だから現場で信管をどうしよう、これはもうトラックに積んでまず、基地の方に持って帰りましょうと、というようなことで、いろいろな処理のパターンがありますけれども、それで処理されることになるわけです。
 たまたまそういうことで、問い合わせをしてみたら、たくさん発見されましたので、大事に至らずに良かったなと思っています。淡々と処理を進めていくと思います。大分県だけではないんじゃないでしょうか。
記者  
今日、労働局の方から文書で指導を受けたみたいですけれども、新日鐵住金で火災が連発していまして、大変不安を感じている県民もいると思うんですけれども、もしあれば知事のご感想と、あと、県として対応があれば、どういうことを検討されているのか教えていただければと思います。
広瀬知事  
本当に、随分火災が続きましたけれども、その度に原因を調べて対策を打ってもらっていますから、それで全体として不安が募っているということはないと思います。しかし、それにしても続くなという感じがありますので、先ほどの老朽化じゃありませんけれども、工場ができて50年ですかね、しかも製鉄所となると、随分長いレーンになるわけですから、石炭のコークスの関係などいろいろなラインがあるわけだから、その管理は大変だろうと思います。それを工場全体で、もうすでにやっていると思いますけれども点検していただきたいと思います。 
記者  
マリンカルチャーセンターの利活用について、今後また改めて公募をするのですか。
広瀬知事  
マリンカルチャーセンターは、あの地域の観光や地域振興など、あらゆる面で大変期待の大きい施設だと思います。しかも、子どもたちの社会学習施設として、教育上も意義を果たしていると思います。
 東九州自動車道が開通して、随分便利が良くなったと思います。いろいろなお客さんが来られるような状況になってきて、施設も老朽化したので、さあこれからどうするか、通常ならば我々の施設ですから、我々が手入れをして、そしてまた指定管理をするのが、通常のやり方なんだけれども、もうそこまでしなくても、誰か利活用してくれる方がいるんじゃないかということで提案募集を行いました。
 今回は応募がありませんでしたが、もう少し時間をかけてやってみたらいいんじゃないかと思っています。
 応募する方がいなかったから、じゃあもうあの施設は廃止だ、というつもりは全くありません。
記者  
改めて公募を行いますか。
広瀬知事  
再度、公募をやってもいいと思います。それぞれ個別にやるという手もありますし、いろいろまた一番いい方法を考えたいと思います。
幹事社  
他にありませんでしょうか。ないようでしたらこれで終わります。ありがとうございました。
広瀬知事  
ありがとうございました。    

※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]

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