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平成29年9月19日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2017年9月20日更新

                                      動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:平成29年9月19日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室


幹事社   よろしくお願いします。

台風第18号の被害について 

 知事写真①

 それでは私の方から何点か申し上げます。
 まずは台風第18号の関係です。今回の第18号はコースが心配されたんですが、結局南寄りということで津久見市、臼杵市、佐伯市など県の南部を中心に広範に被害が及びました。私も今日の午前中に、佐伯市、津久見市、臼杵市、それから大分市のニラ産地を見てまいりましたが、予想以上に大変厳しい状況だなと、改めて痛感したところです。被災された皆様に改めてお見舞いを申し上げます。
 また、今回の災害では残念ながら、豊後大野市の71歳の男性が行方不明となっています。現在、警察や消防等の捜索が続いていますけれども、残念ながらいまだ発見に至っておりません。
 私どもは発災前、16日の夕方に防災局長を本部長とする災害警戒本部を設置し、情報収集等にあたっていましたけれども、昨日午前に臨時部長会議を開催し、被害状況の確認等、今後の支援について検討し、これは全庁挙げて対策に取り組む必要があるということで、災害対策本部を昨日の昼に設置したところです。警戒本部から対策本部に切り替えることにいたしました。
 被害の状況につきましては、お配りしている資料をご覧いただければと思います。人的被害は先ほど申し上げましたように、残念ながら行方不明者が1名、軽傷が3名、それから住家被害が全体で1,174棟ということで、特に佐伯市の725棟が大きいです。それから津久見市も床上浸水が多い数字となっています。
 これだけの被害が出ましたので、先ほど災害救助法の適用を決定しました。国とも協議をいたしまして、佐伯市と津久見市について、適用を決めました。同じ要件となっている被災者生活再建支援法も同時に適用されることになると思います。
 ただ、こうやってご覧いただきますと、全壊や半壊があまり出ていませんので、国の被災者生活再建支援法の救済の他に、今回も県の支援もしっかりやらなくてはいけないと思っています。そういう措置が必要になってくるだろうと思います。それはやります。
 それから2番目に孤立地域の状況ですけれども、津久見市で3地区、豊後大野市で2地区の計5地区です。このうち四浦第5区については、ちょっとまだ時間がかかりそうですけれども、他の地域は大体、今日中に何とか通行できるようになるのではないかと思っています。孤立地域の解消というのは非常に大事なことですから急いでやりたいと思います。
 それから避難者等の状況ですけれども、今日の9時現在では県全体で16人です。昨日、一昨日の最大時には1,192名ということで、大変多くの方が避難をしておられたわけですけれども、今は大体ご自宅に戻られているという状況です。
 それからライフラインの被害ですけれども、津久見市で上水道の断水、減水が続いています。上水道のパイプがいたる所で破損しているものですから、その関係で水がうまく通らない、通っても安心して飲める水になっていないということですので、これを急いで復旧をする必要があります。それまでは給水車で対応することになります。
 通信関係につきましては、ここに書いているとおりでございまして、復旧を急いでいただいているところです。
 社会インフラ等も相当やられています。道路被害、それから河川被害、土砂被害等があります。この他に、漁港や港湾に山から流れてきた灌木や葦等が溜まって、なかなか出入りができないところが県管理5港、市町村管理が4港、全部で9港あったんですけれども、今のところ全て出入りはできるようになっています。
 それからJRの被害ですが、日豊本線と豊肥本線で被害が発生しています。かなり多くの所で被害が発生しているものですから、今、状況を調査中ということで、運転再開には時間がかかるかもしれません。
 それから県有施設の被害ですが、大銀ドームの地下2階、地下1階の浸水によって、エレベータ4機が今、停止中です。
 次のページですが、農林水産業の施設被害は調査中です。水害ですから広い範囲に被害が及んでいると思われます。
 それから商工業の関係も、特に県南には鉄工所や造船所がありますので、その辺りの被害がないか、ということで、これについては当面は、災害時に適用される特別融資がありますから、農林水産業についても商工業についてもそれを適用して、皆さんが対策を取りやすい環境を作っておきたいと思っています。
 それから今回も、先ほど申し上げました9月17日15時25分に自衛隊に派遣要請をいたしましたが、これは、被害状況等の情報収集をお願いする予防派遣というものです。いろいろな調査をして、人命救助等の活動が必要であればということで待機していただいていましたけれども、9月18日、昨日13時をもって撤収ということになりました。自衛隊の方にも大変お世話になりました。
 とにかく今回も、応急的な対策を早急に、併せて迅速かつ着実に全体の復旧作業をやっていきたいと思っています。

 平成29年台風第18号に係る災害の状況について [PDFファイル/100KB]

8月の大分県観光統計調査結果等について 

 続きまして何点かご報告があります。
 「大分県観光統計調査 延べ宿泊客数(8月)」という資料をお配りしています。ご覧いただきますと、熊本地震がなかった前々年と比べてみますと、国内のお客さんはこの8月は90.3%ということで1割減、国外からのお客さんは128.9%ということで3割増、合計しますと93.3%ということになっています。
 当初は2割、3割落ち込むのではないかと言われていて、それから見ると、落ち込みは少なく、それは良かったんですけれども、ちょっと心配なのは、この前の月、29年7月がこれも対前々年比で、国内のお客さんが90.1%、国外のお客さんが156.1%、全体として96.6%ということでした。
 災害が起こった月は全体として96.6%、翌月になったら93.3%ということで、逆に少し減っています。7月はキャンセルの時間がなかったので、一応来てくれたんだけども、8月は来なかったのかな、ということも考えられますし、予想の2割減、3割減という心配から比べると良かったんですけれども、それにしてもやはり、7月に比べて悪くなっているというのは問題だと思いますので、対策をもう1回、しっかり立て直す必要があります。
 例えば首都圏からの観光客向けに、航空機で大分空港や福岡空港に来ていただいて、それから県内の観光地に二次交通で来ていただく、その2つをセットにした旅行商品を作ったり、あるいは由布院が久大本線の不通で影響を受けていますので、大分空港から由布院までバスを強化、拡充しようと、10月1日から来年の1月末まで朝昼晩1往復ずつ増やして合計9往復運行することにしました。
 観光につきましては、心配したほどの減りがなくて良かったのですが、傾向として、上がっていないどころか若干下がっていますので、もう一度しっかりと誘客に取り組みたいと思っています。
 大分県観光統計調査 延べ宿泊客数(8月) [PDFファイル/20KB]
 空港アクセスバスの増便について [PDFファイル/70KB]

ラグビーワールドカップ2019大分開催2年前イベント
「大分ラグビーファンゾーン2017」の開催について 


 ラグビーワールドカップ2019の関係です。
 水害がありましたけれども、やはりこういう時こそ元気を出してやっていかなくてはいけないということで、9月24日(日)のジャパンラグビートップリーグ「キヤノン・イーグルス対ヤマハ発動機ジュビロ」の試合については、予定どおり開催させていただこうと思っています。
 昨年のトップリーグが1万人をちょっと超えましたから、今回はちょっと欲張って2万人を目指してやっていきたいということで、チケットの売れ行きはまずまずなんですけども、本当に来ていただけるように最後の魅力アップをしておかなくてはいけないと思っているところです。ぜひ、ご覧いただくようお願い申し上げます。
 その後、10月8日(日)ですが、ラグビーワールドカップ2019大分開催に向けた2年前イベントとして、JR大分駅上野の森口前「大分いこいの道」広場で「大分ラグビーファンゾーン2017」を開催します。大分市では、ここをラグビーワールドカップ2019のファンゾーンにとお考えのようですので、それを頭に置きながら2年前イベントとして、ファンゾーン2017を開催したいと考えています。テストも兼ねて、ファンゾーンでのイベントステージやグルメゾーン、ラグビーの体験コーナー、ワールドカップ2019のPRなどを行います。とにかくここにお客さんに集まっていただいて、ここを拠点にして大銀ドームまでお客さんをシャトルバスで運ぶという作戦を採るわけですから、そのためのテストも兼ねて2017ファンゾーンを楽しんでいただきたいと思っています。
 さらに、現在ニュージーランドが保持しているワールドカップ優勝トロフィーのウェブ・エリス・カップも披露されます。スティーブン・ペイトン駐日大使にもご出席していただく予定です。
 9月24日のトップリーグ、それから10月8日のワールドカップ2019大分開催2年前イベント「大分ラグビーファンゾーン2017」です。
 それからいよいよ11月2日(木)には、ラグビーワールドカップの全試合日程や会場等が決まるということで、そこに向けてぜひ盛り上げて行きたいと思っています。

 「大分ラグビーファンゾーン2017」ちらし [PDFファイル/1.17MB]

大分県版図柄入りナンバープレートに関するアンケート調査について 


 大分県版図柄入りナンバープレートに関するアンケート調査のお願いです。
 大分県版図柄入りナンバープレートについては、今年の2月に県民の皆さんにアンケート調査をして、これは面白くないから止めた方がいい、という話になったら止めようかと思っていたのですが、結構じゃないかと、面白いじゃないかというお話しの方が圧倒的に多かったので、実際にナンバープレート案を作ってみました。
 今年の2月に実施したアンケートの中で、「取り入れるべき特色ある図柄」として、何が良いと思いますかとお尋ねしたら、1番が確かおんせん県ロゴ、2番目が県鳥のめじろ、それから3番目が豊後梅といったところが人気が高かったので、それらを基に大分県デザイン協会に話をして、デザインの作成をお願いしました。
 いよいよ、そのデザインが出来上がりましたので、今度はどのデザインがいいかというアンケート調査を実施します。期間は、本日(9月19日)から10月18日までの1ヶ月間です。
 お手元の資料の3枚目ですけれども、Aが温泉マークとおんせん県ロゴ、Bがおんせん県ロゴ、それからCは山並みが見えますが、きっと露天風呂から見た温泉ですかね。それからDが露天風呂、Eはこれまた古風な湯の町です。このように、デザイン協会の皆さんのおかげでまとまってきました。なかなかどれがいいのか分かりませんので、県民の皆さんにアンケート調査をお願いしようと思いすので、どうぞご協力願います。

 大分県版図柄入りナンバープレートに関するアンケート調査のお願い [PDFファイル/110KB]
 大分県版図柄入りナンバープレートに関するアンケート調査票 [PDFファイル/147KB]
 デザイン案 [PDFファイル/579KB]

日出生台演習場の使用等に関する協定の更新について 


 続きまして、日出生台演習場の使用等に関する協定の更新です。
 日出生台演習場の使用につきましては、陸上自衛隊西部方面総監と大分県、それから由布市、九重町、玖珠町の1市2町の間で協定を交わしておりますけれども、この協定が平成29年9月17日で満了するということで、9月17日付けで更新いたしました。  協定そのものにつきましては、県、関係市町村、陸上自衛隊でいろいろ相談をしまして、今の協定で特に付け加えるものも、また除くものもないと、このままでいいのではないかというお話でした。陸上自衛隊の方もそれで良いということでしたので、協定そのものは現行のまま更新するということにいたしました。
 更新にあたり、陸上自衛隊に対して地元の思いである5項目を要望し、それについての回答がありましたので、それも新たに取り決めたところです。
 これまでの項目に3項目を追加しています。お手元の資料のとおりでございますけれども、「日出生台演習場の使用等に関する協定」の更新についてということで、この冒頭の5行目に書いてありますように、5年間の有効期間が満了したので、引き続き5年間の延長を確認したというのが1つです。
 また、その下に「なお、協定の更新に併せて、要望したことに対し下記のとおり回答がありました」ということで、下記の内容を確認したということです。
 第1の実弾射撃訓練等の時間については、ご承知のとおりでございますが、日曜日及び国民の祝日の訓練開始時間、冬期の訓練終了時間について、それから5番目の有害鳥獣対策について、その他に、2番、3番、4番を新たに追加しました。
 2番が擬爆筒等の使用について、ということでございまして、着火すると煙や音が出る擬爆筒というのがあるんですけれども、その音量や砲弾射撃の音量について、使用状況を調査して、結果を提供するということです。これは何かと言いますと、例えば実弾射撃訓練の時間は日曜日や祝日は8時からということになっているのですが、8時前にパーンという音がして、「おかしいじゃないか」と抗議をすると、「いやあれは擬爆筒です」という話があったりしますので、その擬爆筒の音量が砲弾と同じということであれば、それも含めて規制してもらわなくてはいけませんし、砲弾とは違う、それも理解される範囲内である、ということなのか、擬爆筒の音量等をよく調査して、科学的に議論を進めるようということで、まずは調査をしましょうというのがこの2番の趣旨です。
 それから3番の航空機の運用については、もちろん地元住民に配慮した運用を実施するということですけれども、特に、最近オスプレイが緊急着陸するということがありましたし、また自衛隊に配備されるというような話もあります。そのようなことで、オスプレイに対する県民の皆さんの心配が強いということで、オスプレイを一緒に使うことはないですね、という話をして、それに対して、もちろん今はそんな計画はありません、と陸上自衛隊の方は言っていますけれども、一応、念のためにオスプレイ等の運用計画がある場合には、事前に県民に十分な説明を実施するという回答を頂いています。今、このような状況があるわけではありませんけれども、念のために確認をしています。
 それから、4番の野焼きへの配慮ですが、現在も野焼きに配慮して、何月何日を野焼きのために演習を休みます、ということになっているのですが、その日が雨だと、もう後がないということもありますので、予備日の増加をお願いしました。
 このように、幾つか改善点を含めて、確認事項をこのようにいたしました。

 「日出生台演習場の使用等に関する協定」の更新について [PDFファイル/60KB]
 日出生台演習場の使用等に関する要望 [PDFファイル/72KB]

平成29年「秋の全国交通安全運動」の実施について


 それから、9月21日から30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」を実施します。
 交通事故の発生状況ですけれども、昨年の同時期に比べますと件数、負傷者数ともに減少していますけれども、亡くなられた方が、今年は昨年の同じ時期に比べて9人多い31名となっており、しっかりと交通安全運動をやっていかなければならないと思っています。
 運動の重点がチラシに書いてありますけれども、追突事故の防止のためには3秒の車間距離、子どもと高齢者の安全な通行の確保、それから夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故の防止、全ての座席のシートベルト、それから飲酒運転根絶といったことを重点に交通安全運動を展開することにしています。

 「平成29年秋の全国交通安全運動」ちらし [PDFファイル/735KB]

第28回豊の国ねんりんピックについて 


 最後ですが、「第28回豊の国ねんりんピック」を9月24日(日)に大洲総合運動公園を主会場として開催します。今年も県内各地から選手・役員約4,000人が参加する予定です。
 ぜひ、健康に楽しい1日を過ごしていただければと思っています。
 私からは以上です。

 「第28回豊の国ねんりんピック」概要 [PDFファイル/56KB]
 


幹事社  それでは発表項目につきまして、質問のある社はお願いします。
記者   台風の被害の関係なんですけれども、様々な被害があるのですが、今回、津久見市役所で公用車がほとんど水没してしまって、車のほとんどが動かせない。それで結局、復興・復旧作業の調査もスピードが遅くなっているという現状があるのですが、そういう部分というのは自治体同士で支援し合ったりできるものはないんでしょうか。  
広瀬知事   おっしゃる通りです。本日、私も必要ならば県から車をお貸しすることも考えますという話をしました。今のところ津久見市の方は、リースでやってみようと思っていますということでしたけども、それも限界があるかもしれませんので、県や他の市がお貸しすることがあってもいいんじゃないかと思っています。本当に車がなくて大弱りです、とおっしゃっていました。  
記者  先ほど、災害救助法と被災者生活再建支援法を含め様々あるけれども、県として支援をやっていかなければというお話でしたが、これは県として独自の支援をやっていくということですか。  
広瀬知事   そうですね。災害救助法はご存じのように、いろいろな応急対策、避難所対策など何かにつけて、市町村が心配しなくていいように、国と県で費用を負担しますということで、それはそれで市町村にとってみると助かるだろうと思います。被災者生活再建支援法は災害救助法と同じ要件なものですから、それが適用になると国から一定の資金が出るのですけれども、ご存じのように住宅の全壊や大規模半壊以外のものは対象になりません。そうすると、床上浸水でほとんど使えないものをどうしてくれるんだということもありますし、そういったものについて県の方はこれまでも独自に支援をしてまいりましたので、その分はやっていこうと思っています。   
記者   日田、中津の九州北部豪雨では、日田市は被災者生活再建支援法が適用になりましたが、日田市以外では県の独自支援がありました。イメージとしてはそのメニューと同じような感じですか。
広瀬知事   そういうことになると思います。だから、日田市で適用されるけれども、日田市の中でも全壊や大規模半壊以外は対象にならないので、そこは県の方で独自に応援しますと、中津市は地域として適用にならないんだけれども、県として独自に支援するということでした。
記者   エリアとしては災害救助法の適用ということもありますので、佐伯市と津久見市、2市に対して今の県の支援を考えていらっしゃるということですか。
広瀬知事    いや、そうはいかないと思います。実際、臼杵市も被害がありますから。 
記者   断水が津久見市で広範囲に及んでいると思うんですけれども、復旧の見通しも立っていないということで、それに対して県の方から技術的な支援というのは行わないんでしょうか。
広瀬知事   早速今日、津久見市に要員が5~6人行って、いろいろ相談に乗っています。市の方も、水道管に水を通して、とにかく皆さんが水を使えるようにして、ただし、途中でいろいろと破損しているところがあって、泥水が入ったりしているかもしれないので飲み水としては使えませんが。けれども、掃除やいろいろなことに水は必要なものですから、そういうことで流しているということです。逐次、管を管理しながら直していくということを言っていましたので、時間がかかるかもしれませんが、何かうまいやり方がないか、県ももちろん知恵があれば一緒にやりましょうということで、今日、応援に行っていると思います。
記者  
孤立の関係で、最後まで残るのが四浦第5区、四浦半島の突端の方になると思うのですが、ここは県道の陥没とその先に大規模な土砂災害が何カ所かありますが、県として、県道の復旧・復興のスピード感というのをどのように考えていらっしゃいますか。    
広瀬知事    今はまだ、どんな被害になっているのかという実情を調べる段階ですから、いつまでにというのはなかなか難しいかもしれません。孤立して、人も行けなくなって連絡が取れなくなると困るんだけれども、幸い四浦ですから海の方、船では往来ができますから、なんとかそこで連絡をしながら一番早い復興の方法を考えていくことになると思います。今のところ、いつまでという見通しはまだ持っていません。
記者   県独自の支援を進めていくということなんですけれども、県議会に追加予算を計上するなど、その辺の考えはいかがですか。
広瀬知事   今、議会に7月の水害の補正予算を出しています。今回もいろいろ計算してみると必要性が出てくるかもしれません。その時には間に合えば、今度の補正予算の中で追加をしてもらって、あるいは別途の補正予算でもいいかもしれません。とにかく今議会が開かれているので、今のうちに出せれば出したいと思っています。ただし、無理ならばまたその後、専決ということになると思います。 
記者  全体での規模感というのは。 
広瀬知事  今はちょっと分かりません。 
記者  先ほど知事の方からも少しお話しがあったのですが、災害対策本部への切り換えについてです。台風が通過して翌日ということだったんですけれども、中には遅いじゃないかという声があることについて、知事としての受け止めと、それに関しての影響はどういったものがあったと思われますか。
広瀬知事  防災局長も私も、いつ対策本部に切り替えるかなと、いろいろ考えたところはあると思いますが、最終的にはこれで良かったのかなと思っています。
 と言いますのは、16日にいよいよ台風が接近だということで、18時に情報収集にとにかく怠りのないようにということで、災害警戒本部を設置しました。その後、佐伯市や津久見市など非常に雨が降りそうだというところには、今度は県から防災連絡員をその日の夜に派遣し、とにかく情報収集に万全を期すということをやったわけです。
 先ほど申し上げましたけれども、相当な雨が降る、状況によっては心配があるなという時、17日の午後3時過ぎに自衛隊に対して災害に備えた予備派遣の要請をしました。自衛隊の方も、幾つかの拠点に出て情報収集等をしてくれたということで、16日、17日は情報収集を中心に、もちろん何かあったらもちろん対策本部を設置するということで、警戒本部を中心に情報収集に動きました。
 18日ですけれども、情報を総括してみようと、午前10時に臨時部長会議を開催して、まだ分からないところもあるんだけれども、相当広範にわたって浸水している所も出てきているようだから、これは対策本部を設置した方がいいということで、12時に対策本部を設置しました。
 順番としても警戒本部、自衛隊の予備派遣、そして臨時部長会議を開催してから対策本部の設置ということで、結果的には非常に良かったのかなと思っています。   
記者   特に災害対応で問題があった点は。    
広瀬知事  
全くありません。    
記者 
 ちなみに、17日に台風が接近してきた時点では知事はどのようにして連絡を受けて、どのように指示をされていましたか。
広瀬知事
  家で全部連絡を受けていました。
幹事社  
その他発表項目についていかがでしょうか。
記者
  日出生台演習場の協定の関係ですが、今回の協定に関しては、四者協から要望した内容の全てを自衛隊が認めたという形になりますか。 
広瀬知事
  四者協の要望は、大体そうです。要望書にも書いていますが、大体全部入っているんじゃないでしょうか。
記者  
言及されていましたけれども、オスプレイについては緊急着陸していますから、不安の声もあるということで、知事としてはオスプレイの安全性についてどのように捉えていますか。
広瀬知事  
心配をしています。
記者  
どういった点が、心配ですか。
広瀬知事  
もちろん、現に使用しているアメリカ軍が一番心配しているはずなんだけれども、そのアメリカ軍から、そうか、大丈夫なんだと、納得できるようなところまでは説明がきてないと思います。
記者
  協定に関しては、10月には米軍の演習に関しての協定も更新されると思いますが、そちらの覚書の方でも今回の要望5事項については反映させていきたいということですか。
広瀬知事
  米軍の演習に関する中身ですか。我々大分県としては、県民の安全・安心のために、長期的には縮小・廃止という考えで言っているわけですから、そういう考え方でいろいろ議論していくことになるだろうと思います。また、いろいろなことが出てくるかもしれませんが、もちろん沖縄の米軍基地の負担をできるだけ全国で負担することは大事だと思います。しかし、我々大分県は、もうすでにこの日出生台の演習ということでそれについては守っています。いつも言っているとおりです。
記者  
関連ですけれども、今、知事も言及された沖縄からの移転訓練については知事もこれ以上の負担を受け入れることは難しいとお考えですか。
広瀬知事
  大分県としてです。
記者  
大分県としてですか。オスプレイの移転訓練についても、その意味から難しいということを、常々九州防衛局や国に対しても伝えてこられたかと思います。
 一方で、今回陸上自衛隊との協定については持って来ないでくれ、ではなくて、事前に説明をということで、この米軍の移転訓練と、ちょっと違うのかなと思うんですけれども、その意味でアメリカが持ってくるオスプレイの負担と、日本の陸上自衛隊の持ってくるオスプレイの負担で、何か違いはあるんでしょうか。
広瀬知事  
あると思います。自衛隊が何をするかということと、在日米軍を全国で負担するということとは意味が違うんじゃないでしょうか。
記者  
意味が違うとは。
広瀬知事
  それは、オスプレイが動くか動かないかというだけの話ではなく、日本国の自衛隊がどういう運用をするのかということと、アメリカ軍が運用するものを、日米安保条約地位協定に基づいて全国で負担するというものとは、それは意味が違うんじゃないかと思います。
記者  
意味が違ったとしても、持ってくるオスプレイというもの自体は、同じなんじゃないですか。
広瀬知事
  それは同じですよね。オスプレイはオスプレイですから。しかし、今回は緊急着陸の問題もありましたし、それから自衛隊が導入するかもしれないという議論もある中で、オスプレイの話をしない訳にはいきませんから、オスプレイのことをお話しました。それは軍の運用の話、自衛隊の運用の話ですから、オスプレイはもう使いません、と回答が来るのはほとんど無理だと思います。しかし、自衛隊としては、私たちは今、オスプレイの使用を計画しているわけではありません、全くそんなことは思っていませんと、四者協からの確認に対して言ってくれていますので、それで十分ではないでしょうか。それ以上のことはあまり言えないのではないでしょうか。
 今回、オスプレイのことを何も書かないという選択もありました。しかし、この時期に何も触れないというのは果たしてそうだろうか、と四者協の皆さんが議論をして、やはり一言言っておかなくてはいけないということになって、あのようになったのではないでしょうか。
記者  
当面は陸上自衛隊から、そういうオスプレイの話はないというお話でしたけれども、長い目で見ると、将来的には日出生台に来ることも十分考えられると思うのですが
広瀬知事  
当面はないという話であって、そのことと将来のことは、そもそも自衛隊がオスプレイを使うのか、使わないのかという議論もあるでしょうし、いろいろな議論があると思いますので、それについて、今、四者協と陸上自衛隊の間で話をしても意味がないのではないでしょうか。
記者  
今のお話しでいくと、意味がないと言われるかもしれないですけれども、もし将来自衛隊が予定どおりにオスプレイを国内に配備して、日出生台でも使わせてほしいという話があった場合には、どのように対応されますか。
広瀬知事  
我々は全く受け入れるつもりはありませんし、あちらもそんな計画は全くない、これが全てではないでしょうか。
記者  
今のところ受け入れるつもりはないということですか。
広瀬知事  
申し上げたとおりです。
幹事社  
では、発表項目以外でございましたら。
記者  
衆院選、解散総選挙が近いと具体的な日程も取沙汰されていますが、衆議院が解散すればということですが、この時期の解散を知事としてはどのように受け止めていらっしゃいますか。争点はどういったものかお考えがあればお聞かせください。
広瀬知事
  首相が今の時期に記者会見するのは面白いと思います。これこそ日本国憲法の定めるところ、解散は総理の専権事項ですから、今、我々がどうこう議論しても仕方ありません。
 しかし、いろいろな見方があると思います。本当かねと、唐突じゃないかねという議論もあるでしょうし、練りに練った作戦だという人もいるかもしれませんし、一番大事なことは、本当に、国民のため、あるいは日本のために、何が一番いいのかということを真剣に為政者たるもの考えてもらえないかということでしょう。
記者  
解散総選挙に絡むところなんですけれども、今回の議会でも少し話に出たJRの被災した部分について、国に対して災害対策の要件緩和を県として求めていくと、それには法改正が必要で、今、自民党の部会でも、この秋の臨時国会に出す動きがあった最中なんですけれども、報道されているとおり、本当に冒頭で解散となれば、この議論もまた先延ばしになってしまいますけれども、その辺どういうふうに理解していますか。
広瀬知事
  そういう意味では、今、国会で議論をしてもらって、こういう法律を作ってもらいたいと、こんな大事な時に解散をされては困るなというようなことは、いろいろな人が思っているかもしれません。
 しかし、解散総選挙は国会の構成の基本に関わることですから、これがあるから止めてほしい、というわけにはなかなか行かない問題ではないでしょうか。おっしゃる通り、ご心配いただくのはありがたいんだけれども、JR久大本線の話があるので、ちょっと待ってください、というわけにはなかなか行かないかなと。もっと、それも含めて国のあり方について国民に信を問うのが先かなということになれば、比較の対象にならないのかなと思います。
記者  
発表項目と関連するかもしれませんが、ラグビーの関係で、昨年のトップリーグは皆さんが相当頑張って1万人という数字を達成されたと思うのですが、今回あらためて2万人というかなり高いハードルを設定された理由、意図を含めて教えてください。
広瀬知事
 1つはラグビートップリーグを昨年やってみて、いろいろ見ていくと、また興味が湧いてくるのではないかという感じがするので、まあ皆さん1回、ラグビーを見ていただいて、その楽しさを分かっていただけたらいいなという、気持ちがあります。
 それからもう1つは、これはちょっと計算しすぎかもしれないけれども、ラグビーワールドカップ、我々は普通ではなかなか見られないような好ゲームを見たいなと、好試合を見たいなと、いう気持ちがあるわけです。そうすると決勝や準決勝は会場が決まっていますから、あと、それより高いといったら準々決勝や、あるいは日本代表の試合など、いろいろなことで欲が出てきます。そういう良いカードを持ってくるためには、いろいろ大分県のことを考えていただいている方もおられるけども、そのためにも、やはり、大分の皆さんは関心を持ってくれているんですと、大丈夫、あそこに良い試合を持って行ってもお客さんが来るよ、と言ってもらえる環境を作っておかなくてはいけません。そういう意味で、今年の初めに開催地の中で県民の関心、認知度が高い所はという調査をしたら、大分県が1番だったというようなことも、これなんかは非常に大きな材料になると思いますけれども、1万人集まるかと言ったら集まったと。今度は2万人と言ったけど、またそういうことになるんじゃないかなと、これは当たるか当たらないかは分からない計算です。
記者  
昨年の1万人の実感も含めて、2万人の難易度というのは実際にはどのようにお考えでしょうか。
広瀬知事
  私も2万人はなかなか大変だと思っていたんだけれども、おかげさまでワールドカップ開催ということで皆さんのラグビーに対する関心が高くなってきた、特に昨年お見えになった方が、面白いなという気持ちになってきたというので、切符の売れ行きはいいようです。ですから、まだまだ望みは捨てずに、最後まで2万人達成に頑張ろうと思っています。
記者  
豪雨の話しに戻ります。大銀ドームが浸水してエレベータが故障したということで、大銀ドームは広域防災拠点になっていたと思うんですけれども、浸水の際のドームの対策を見直さないといけないなという知事のお考えはありますか。
広瀬知事
  ご指摘のとおりです。まさに広域防災拠点なんですけれども、今回の浸水は総合体育館の工事をやっている方からざっと雨水が吹き込んだということで、もちろん油断もあったと思いますので、これからそういうことのないように、しっかり対応していかなくてはいけないと思います。おっしゃる通りです。
記者  
話を戻して恐縮なんですけれども、オスプレイについてもう1つ質問させてください。オスプレイ等の運用計画がある場合には事前に説明を実施するという文言があると、私なんかはこの文言を読むと、じゃあ事前に十分な説明をすれば良いですよ、というニュアンスを含んでいるように解釈するんですけれども、先ほどの知事の説明では、そういうことは言ってないということなんでしょうか。
広瀬知事  
ニュアンスとしてそんなことをお考えになるかもしれないので、まさかないはずですけれども、万一、そんなことを考えている訳じゃないですよね、という話をしましたら、そんなことはありませんと、今は全くそういう計画はありませんということで、それがまず前提としてあって、将来もそんなことを考えている訳ではないんだけれども、ご心配なら書いておきましょうということになったわけです。この文章について少し弱いんじゃないかという感想があるのかもしれないけれども、これ以上は書けません。運用も決まっていない時に、オスプレイは持って来ませんと書けるかということになるでしょうし、今書ける精一杯のことではないかと。この背景は、さっき言ったようなやりとりですから、まあ、いいんじゃないかなと思っています。
記者  
先ほどのお話の中で、書かないという選択肢もあったんだろうけれども、こういう時期だからという発言があったと思いますけれども、それは全国各地で自衛隊もオスプレイを導入してオスプレイを使った訓練をしようという動きが様々な報道もありますし、そういう動きがある中でという、そういう意味合いですか。それとも、この間、県内にオスプレイが緊急着陸したということも含めて、オスプレイが話題になっているから入れたという意味ですか。
広瀬知事  
9月17日の取り決めですから、我々としてはちょうど緊急着陸があって、安全性についていろいろ議論をしている時ということもあったので、何も言わないという訳にはいかないだろうということで議論をしました。何も言わない方が良かったのではないか、というのもあるかもしれません。何も言わないか、言うならこのくらいということになると思います。しかし、何も言わなかったら何も言わないで、ということになるのではないかという気もしますし。難しいところです。
幹事社
  よろしいでしょうか。ありがとうございました。
広瀬知事  
ありがとうございました。
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