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平成31年3月19日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2019年4月3日更新


動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:平成31年3月19日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室


幹事社  時間になりましたので3月2回目の定例記者会見を始めます。まずは知事から発表項目をお願いします。

大分県 外国人材の受入れ・共生のための対応策の公表について

  知事会見

広瀬知事  よろしくお願いします。今日は少し発表項目が多いです。まず、外国人材の受入れ・共生のための対応策がまとまりましたので報告させていただきます。
 昨年12月25日に、国が「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」を公表しました。同日、大分県におきましても、県と市町村が連携をして、外国人材の受入れ・共生のための対応策を検討するための協議会を設立し議論を始めました。
 この協議会では、県内企業にとって必要な外国人材を適正に受入れること、そして、日本人と外国人が安心して暮らすことができる地域社会を実現することを目的に議論を重ねました。   議論の中で、市町村には主に共生分野に取り組んでいただくことになりました。具体的には、外国人と日本人が共生し暮らしやすい環境を作っていくための生活相談に応じたり、お互いの文化を相互理解を深めるため、日本人に対する多文化共生の講習などを行います。
 県の取組としては、外国人材の受入れのための一元的な相談窓口を設けたり、監理団体のうち大半を占める事業協同組合を支援する中小企業団体中央会の機能を強化したり、また、企業向けのセミナーの実施などを行います。
 このように県と市町村の大きな役割分担の中で、これから外国人材の受入れ体制を作っていくことが決まりました。これからも協議会で色々とフォローアップしていくことになると思います。毎年、定期的にこの協議会を開催し、新しい課題が出てきていないかどうかも確認しながら取組を進めて参ります。

 大分県外国人材の受入れ・共生のための対応策 [PDFファイル/1.42MB]

大分空港海上アクセス実現可能性調査の結果について

 次に、大分空港海上アクセスの実現可能性調査の結果についてです。
 大分空港のアクセス改善に向けた海上交通アクセスの実現可能性について調査を行い、実現が可能と考えられる「高速船」2案と「ホーバークラフト」1案の3つの案で結果がまとまりました。
 まず、高速船につきましては、空港側に高速船が発着に使用できる一定の深さがある護岸がないため、その整備に時間と経費がかかるほか、運航スピードがホーバークラフトには劣るなど、初期投資や利便性の面で課題があります。なお、高速船については、海の近くの海際部に発着し空港まではバスなどで移動する案と、できるだけ空港に近い中間部で発着しバスを使わずに移動する案の2案がありますが、特に、中間部に発着する案では海底を掘り下げるための費用などが高くなります。
 ホーバークラフトについては、発着地は既存施設が利用可能で、インフラ整備の時間と経費は少なく、運航スピードの面でも利便性が高いと考えています。しかし、現在、国内で製造されていないため、海外から輸入する手続きや、国内向けの改造が必要になるなどの課題があります。
 今後は、この3案をもとに、色々と話を詰めていくことになると思います。
 ご存じのように、大分空港海上アクセスについては、ホーバークラフトで運航していたものが運休になった経緯があります。運休になった理由の一つが利用客の減少でしたが、当時は、空港利用者数そのものが170万人ぐらいでホーバークラフトの利用客も減少していました。現在の空港利用者は200万人近くまで回復しています。また、当時は、ホーバークラフトの耐用年数がきて部品交換をしなければいけない時期にありましたが、その時にエンジンの生産が中止されていて、部品交換と言っても作り替えるぐらいの費用がかかるということでやむを得ず運休になりました。現在、イギリス・ポーツマス-ワイト島でホーバークラフトが運航されていますから、そのような例もみながら検討することになると思います。

 海上アクセス実現可能性調査(大分空港ー大分市航路)の結果 [PDFファイル/45KB]

 発着候補地の位置図 [PDFファイル/195KB]

大分県立武道スポーツセンター(昭和電工武道スポーツセンター)のゴールデンウィーク無料開放について

 県立武道スポーツセンター、昭和電工武道スポーツセンターという名称になっていますが、ゴールデンウィーク期間中、無料開放します。おかげさまで順調に建設が進み、4月26日に竣工式を行い、ゴールデンウィークには県民の皆さんにご覧いただけます。ゴールデンウィークが終わりますと、5月11日に開館記念式典、翌12日には大分県武道祭を開催します。
 なお、この武道場の看板の文字は、大分県に縁があり金閣寺や銀閣寺の住職も兼ねる臨済宗相国寺派の有馬頼底(ありまらいてい)管長に揮毫をしていただきましたので、その除幕式も竣工式で行います。

 大分県立武道スポーツセンター施設概要 [PDFファイル/1.94MB]

 大分県立武道スポーツセンター(昭和電工武道スポーツセンター)のゴールデンウィーク無料開放について [PDFファイル/8KB]

防災アプリの運用開始について

 「おおいた防災アプリ」の運用開始についてです。
 災害が起きた時に、どういう状況なのか、どこに避難すれば良いのか、避難する時にはどういうルートが良いのかということを県民に情報提供できるようにしておくことは非常に大事です。
 このための「おおいた防災アプリ」を開発し、4月1日から運用を開始します。このアプリをスマートフォンにダウンロードしていただいて、是非、使っていただきたいと思います。
 今から担当職員が実演しますのでご覧ください。

(防災対策企画課実演)

広瀬知事  何か、ご質問があれば。

記者  多言語化について、何カ国語に対応されているのですか。

防災対策企画課職員  運用開始時には4カ国語ですが、今後改修を予定しており、13カ国語に対応できる予定です。

記者  将来的に。

防災対策企画課職員  来年度7月ぐらいまでには追加する予定です。4カ国語が、英語、中国語、中国語は難しい字の繁体と簡単な字の簡体の2種類、それに韓国語です。改修後は、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、ポルトガル語、タガログ語、ネパール語が追加され、全部で13カ国語に対応します。
 是非、4月1日からダウンロードしていただきますようお願いいたします。

 おおいた防災アプリちらし [PDFファイル/2.89MB]

日田市水害復興芸術文化事業「日田の山と川と光と音」記録動画の完成について

広瀬知事  もう一つご覧いただきたいのですが、日田市水害復興芸術文化事業として「日田の山と川と光と音」が10月27日に開催されました。ちょうど国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭の時でございましたが、日田市大山ダムで展開された最先端のメディアアートで、その記録動画が完成しましたのでお披露目をさせていただきます。
 このイベントは、一昨年7月の九州北部豪雨で大きな被害を受けた日田市の復興を後押しするため、2015年のミラノ国際博覧会の日本館はじめ、国内外でデジタル・テクノロジーを駆使した大規模なプロジェクトを展開する「ライゾマティクス・アーキテクチャー」が、日田の大自然を舞台にして光と音のイベントを開催したものです。

(動画再生)

広瀬知事  この動画は、YouTubeにもアップしていますので、広く皆さんにご覧いただければと思います。

 日田市水害復興芸術文化事業「日田の山と川と光と音」事業概要 [PDFファイル/110KB]

ラグビーワールドカップ2019大会に向けた取組について

 次にラグビーワールドカップ関連ですが、小学生高学年向けの副教材ができました。「ラグビーの精神」、「来日する国々について調べよう」、「世界の言葉を使ってみよう」などの内容で、ラグビーワールドカップを通じて、外国に対する興味を持っていただければと思います。先日、ラグビーワールドカップ日本代表の大野均さんが来県した際、世界各国に試合に行ったときに、現場の子どもたちが、日本語で「おはよう」とか「こんにちは」とか話しかけてくれると、すごく元気が出ると言われていました。積極的に世界の言葉を使ってみたり、子どもたちが世界に関心を持つきっかけにこの副教材を使っていただければと思います。
 それからもう一つ、4月16日から18日まで、オーストラリア、シドニーのノックスグラマースクールという高等学校のラグビー部が来県し、大分、別府で親善試合などを行う予定になっています。段々、本番に向けて盛り上がってきています。
 項目については以上です。

 大分県の小学生がラグビーを通して楽しみながらいろいろなことを学ぶミニブック [PDFファイル/4.38MB]

 オーストラリア ノックスグラマースクール ラグビー部 大分訪問について [PDFファイル/12KB]


広瀬知事  私にとりましては今日が任期最後の会見になります。大変皆さんにお世話になりました。ありがとうございました。
 この4年間を振り返ってみますと、地方創生ということで、色んなことに取り組みましたが、まだまだ全体として少子高齢化、人口減少の激しい流れを緩和するというようなところまではいっておらず、なかなか大変だと思っているところでございます。また、今期は、熊本地震以来、大分県でも災害の多い4年間だったと思います。県土の強靱化についても、非常に力を入れていかなければならないということを実感した4年間でもありました。
 このような国内の少子高齢化や気候の大きな変動といったことを体験し、また、海外でも米中の対立やヨーロッパの混乱など、本当に内外の情勢や、時代の潮目と言っても良いのではないかと思うぐらい大きな変り目にあるような気がいたします。
 こういう潮目をしっかり読みながら、県民と共に、大分県の安心・活力・発展の未来を築いていかなければいけないと思っているところです。大変お世話になりました。
幹事社  ありがとうございます。それでは発表項目につきまして、質問のある方はお願いします。
記者   大分空港海上アクセス実現可能性について、3案のうち、知事ご自身はどれが一番良いと思っていますか。
広瀬知事  海上アクセスの改善という点からいうと、大分空港と大分市を早く結べる事が大事なので、そのような意味では、ホーバークラフトが一番早いと思います。但し、ホーバークラフトについては、過去に運休になった訳ですから、同じ失敗を繰り返さないことが大変大事で、そこをしっかり調査しなければいけないと思います。
 高速船については、空港側の発着地が空港ビルから遠く、発着地からまたバスに乗って空港ビルまで移動するということになると、お客さんにとっては何の利便性もなくなります。このため、海底を掘り下げるなどして、もっと空港に近い発着地を整備するかということになりますが、これはなかなか大変です。本当に、それぞれメリット、デメリットがあります。
 ご質問があったので申し上げましたが、どの案が良いかは、虚心坦懐に調べてみなければいけないと思っています。
記者  具体的にこの3案に絞り込んだ訳ですから、後は、地元の経済界の方などにお伺いしたり、何らかの審議会を設けるなどして、1年後に決めるとかそういうスケジュール感でしょうか。
広瀬知事  こういうことが考えられるというところまでは、経済界の方など関係者も入って、この可能性調査で検討しました。後は、むしろ、どういう船型があるのかということも含めて、色々なメリット、デメリットを少々費用がかかるかもしれませんが調査し、判断していくことになると思います。
 関係者の調査委員会をまた設けるということではないと思っていますが、やはりもう一度よく議論をしてもらう必要があるということになれば、また、そういうことになるだろうと思います。
記者   ということは、通常、次は県庁内でといいますか、次の知事が決断されるということですか。
広瀬知事  調べてみて、断然こちらが良いということであれば、こちらと決めるでしょうし、どちらも駄目ならやめますし、色んな方向性がありますから、そこをベースに調べることになると思います。
記者  今回、海上アクセスの案が出ましたが、改めて、整備する重要性を、どういったところに感じられているかお聞かせ下さい。
広瀬知事  現在、空港から大分まで、1時間以上かかることもあります。ビジネスのお客さんにとっても、観光のお客さんにとっても、これはあまり評判が良くなく、何とかならないものかという話をよく聞きます。県民の皆さんはもちろん、利用者の方のためにも、これが何とかできるものなら何とかしなければいけないと思い、調査をしました。これから、九州の東の玄関口を旗印にして大分県の発展を図っていこうという立場からすると、1時間かかるけどすいません、空港は例外ですという訳にもいかないと思います。
記者   海上アクセスに関しては、県民からの期待があったと思いますが、率直に言うと、なかなか初期投資だったり、運営部分のコストやスパンが思った以上にあるのかな、やはり難しいのかなという印象があります。この初期投資額やスパンについて、率直な受け止めや、思い、どういう印象を受けたかをお聞かせください。
広瀬知事  とにかく、できるだけ早く、空港と大分を繋げられれば良いと思っています。そういう意味では、ホーバークラフトは過去に運休になった経験がありますから、高速船がもう少し利用できるのではないかと思っていたのですが、やはり、発着地の整備等の関係で、非常に費用と時間がかかるということで意外な感じがしました。
 ホーバークラフトについては、難しいと頭で思っていたのですが、現にイギリス・ポーツマス-ワイト島で運航している例があるので、これをもう少し研究してみるかという気持ちもあります。色んな意味で意外だったので、色んなことをもう少し研究できたら良いと思っています。
記者  実施するとしたら、やはり県の単独事業というお考えでしょうか。費用的な面もそうですが、例えば大分市とか市町村と分担したりとか、あるいは国の支援を工夫したりとか。
広瀬知事  今は何も調べてませんが、県単独だけではなく、市が協力してくれるのであれば、それは大変ありがたいです。市だけではなく、公設民営ということも考えられますし、民間の力を借りられるかも含めて、色んな方法を考えてみなければいけないと思います。
記者   4年間を振り返ってみられて、まだまだというところもあるとのお話でしたが、人口減少が全国的に止まらない中、どういう状態になったら、知事としてある程度ご自身の仕事ぶりに納得がいくということになるのでしょうか。
広瀬知事  人口の減少カーブは、人口構成がかなり先まで読めるので、そこからするとなかなか難しいところはあります。ある程度、減少の緩和が見込めるところまで来たとか、あるいは、まだ時間はかかるけれども、この流れで行けば歯止めがかかるのではないかとか、この状況を何とか脱する道筋ができることが大変大事なことなのではないかと思います。それには、時間がかかるかもしれませんが、道筋ぐらいは作らないといけないと思っています。
記者  特に若い世代、20代後半の年齢層が減っています。これは容易ではないことですが、どのようにして若い人たちを増やしていくのか。
広瀬知事  若い世代が減っている理由として、20から24歳の世代が社会減全体の7割を占めています。県外の大学に進学してそのまま向こうで就職するということだと思います。大分に戻ってきても色んな仕事があるという話をすると、そうだったのかという話になるとのことなので、若い人は帰って来ないと諦めず、本当に帰ってきたいと思わせるような仕事を作り、そのことをしっかり知ってもらうことが大変大事です。
 農林水産業の新規就業者も402名と、初めて400名を超えました。UIJターンも1,000人を超えたのですから、いかに大分県の仕事や暮らしが良いか、魅力的かということを自信を持って知ってもらうことが大事だと思います。今が十分だとは決して言いませんが、そういうことが言える大分県を作っていきたいと思います。
記者   関連して、外国人という意味ではどうですか。人材活用で、生産年齢人口を補うという意味では外国人材に頼るということも考えられるのでは。
広瀬知事  現在、技能実習で本県に来ている外国人材が3,000人ぐらいです。新たに創設された在留資格「特定技能」について、国は、今度、5年間で、最大34万人の外国人材の受入れを見通していて、その1%にあたる3,000~4,000人を本県で受入れるという見方もあります。そうすると、技能実習生と特定技能の合計で、5,000~6,000人を受入れることになるのではないかと思います。この他にも、これは在留資格の問題ではありませんが、留学生もいますから、そのぐらいの外国人材を受入れると考えておくと良いと思っています。
記者  地方創生についてですが、地方創生が言われるようになったのが、確か今から4~5年前の2014年ぐらいだと思います。県としても、色々な戦略を作られ、一生懸命取り組まれているのは分かるのですが、4~5年経って、今、知事がおっしゃったように、何か道筋が見えるところまでも至っていないのは非常に深刻な事態という気がします。そうした場合、そもそも、4年前に立てた計画がそのままで良いのかどうかということも考えるべき時期にきているのかという気もします。もちろん、大分県だけの話ではなく全国的な話ではありますが、知事はどのようにお考えですか。
広瀬知事  この4年間は計画に沿って取り組んできました。例えば子育て満足度ということで保育料や子ども医療費の充実を図ってきました。その結果、平成28年には、22年ぶりに出生率が1.6台になり、これは、やはり大きな成果だと思っています。しかし、出生数は減り続けていますから、出会いサポートセンターを作りました。もっと仕事の導入も図らなければいけないということも出てきます。これまでのやり方が良いかと言われれば十分ではありません。少子高齢化に対応をするもっと強力な計画を作っていかなければならないということはあると思います。だから加速前進なのです。
記者   前回の会見の時も、次の5期目で特に力を入れたい3つの中で、人口減少対策や、先進技術の挑戦などをあげられていましたが、やはり最重要課題は、人口減少対策が一番というお考えでよろしいですか。
広瀬知事  そうです。
記者  防災アプリについて聞きたいのですが、アプリを作られたきっかけと言いますか、作ろうと思ったのは、具体的にこの災害があったからというようなものがありますか。九州北部豪雨ですとか。
広瀬知事  二つあります。一つは、熊本地震の時、別府なども地震で随分揺れて、多くの観光客や留学生の皆さんが非常に不安にかられ、福岡総領事館から在留者の安否などの問い合わせが多くあり、非常にご心配をおかけしました。観光立県と言いながら、少し配慮が足りなかったという感じがありました。
 それから、もう一つは、ラグビーワールドカップが開催されますので、多くの外国のお客さんが来県されることを期待しています。したがって、その対応も考えなければいけません。
 この過去の例と、将来へ向けての対策ということです。
幹事社  発表項目についてはよろしいでしょうか。それでは発表項目以外で質問のある方はお願いします。
記者  行財政改革についてお伺いします。知事は就任以来、継続的に行財政改革に取り組まれてきたと思いますが、行財政改革における、この4年間の総括と、来期以降に行財政改革の分野で特に力を入れていきたいところがあればお聞かせください。
広瀬知事  行財政改革については、職員にも理解してもらい、最初の4年間に随分思い切ってきつい行革を行いました。しばらくの間は、定年退職する職員分を新規採用で補わず、実質的に職員が随分減りました。職員が20%ぐらい減ると、一人の職員の仕事が1.2倍ぐらいになりますから大変だったと思います。それでも良くやっていただいたと思います。施設整備も同じで思い切って整理をしました。
 そうすると、例えば、職員給与も、職員が1人退職して1人採用することになっても、退職者より新規採用者の給与の方が低い訳だから、段々新陳代謝で減ってくるというようなことが起こります。そのような以前に行った行革の効果が、今でも効いてくるという面があります。
 また、以前、行革を行った時に職員をあげて議論をしたので、行革マインドが、随分、定着していて、予算が残ったら使ってしまおうというのが役人の習性でありましたが、このようなことを言う職員は今はいません。予算が残ったら予算を削るとは決して言わないことで、いらないなら返そうという意識に統一されています。かなり行革マインドが定着し、最近は、実は非常に楽で、自然に行革の成果が上がっています。
 しかし、これからの行革を考えるにあたっては、少子高齢化、人口減少、人手不足という課題に直面することを考えなければいけません。行政で人がいるから雇用しようという訳にはいかなくなってきます。ビッグデータではありませんが色々活用しながら、行政サービスの質は落とさず、できるだけ効率的に行政を行うことを考えていかなければいけない時代になり、新しい行革の局面を迎えたのではないかと思います。
 これまでの行革の成果も吸収しながら、新しい課題に向かっていくことが、これから大事なことではないかと思ってます。
記者  もし、5選目の知事当選を果たされた場合には、県政推進指針を出されると思うのですが、今の段階で反映する項目といいますか、青写真みたいなものが、既に頭の中にございましたら、何かご紹介いただけませんか。
広瀬知事  なかなかお答えできません。まだ、選挙結果がどうなるのか分かりませんし、ましてや、当選した後どうするのかということはあまり考えていません。
 ただ、自分自身で考えれば、やはり政策の一貫性が大事なので、そういう意味ではやるべきことはどんどんやっていかないといけないだろうと思っています。
記者  選挙に関して、昨日、励ます会もありましたが、現在、選挙に向けて具体的にどのようなことをされているのか教えてください。
広瀬知事  現在は、政見放送をお願いしているところです。
記者  村山元総理からも投票箱を開けるまでが選挙だというお言葉がありました。21日が告示ですが、県民からの4年に一度の審判の場というところでもあるかと思います。ご自身の心境としては緊張感というのは。
広瀬知事  昨日は果たしてどのぐらいの方が来るのかと思っていましたが、2,000人の集会となり満席になるほどの方に来ていただき、また、村山元総理や、御手洗氏のお話もいただき、大変ありがたいことに大きな期待を背負ってるとひしひしと感じているところです。それだけ、だんだん責任感も感じるようになったというのが今の心境です。
 本当に期待に応えるべく、昨日の村山元総理の話ではありませんが、油断せず、1票でも多く積み上げていくという気持ちで戦いたいと思っています。
記者  JR日田彦山線について、先日のトップ会談で結論がでず、継続協議になりましたが、改めて、県として今の状況をどう受け止めているのか、今後4月以降になりますが、いつ頃までに結論を出したいと思っているのかをお教えください。
広瀬知事  年度内に方向性を出そうということで協議してきましたが、残念ながら、1億6千万円の財政支援の話でデッドロックになり結論に至らなかったという状況です。ご承知のとおり、1億6千万円の財政支援については、筋が通らないと思っていますから、JR九州が何とか考え直せないのかと思っています。交通のネットワークの確保は大事です。そこについては、JR九州も責任があります。自治体としては、鉄道での復旧と継続、運行はJR九州にしてもらうという提案をしています。そこについて1億6千万円の財政支援が必要とのことですから、JR九州が考え直してやはり財政支援は要りませんと言えば解決しますし、それはどうしても要るのでということで案があれば言っていただければと思います。JR九州が今度は打開策も考えてみることになるのだろうと思います。
 時期的には、通勤や通学、病院通院など色んな日頃の生活で利用されている方も多く、一日も早く復旧しなければいけないという気持ちはみんな同じだと思いますので、そんなに時間はかからないんじゃないかと思います。とにかく早く案を作ろうという話で、次回は4月中、遅くとも連休明けに協議します。そこはすんなり、反対する人もいませんでしたから、早くしようという気持ちは変わらないのではないかと思います。
記者  1億6千万円の財政支援について筋が通らないというのは、赤字、黒字は、JR九州の事業全体で考えるべきなのに、あの区間だけで計算して赤字と想定するのはどうだろうか、筋が通らないのではないかということで良いですか。
広瀬知事  ハード面の復旧については、黒字会社であっても赤字路線の場合には、国や地方が支援することもあると言っているので、運行のところまでは言及していません。
記者  額の問題ではなく、運行費の負担が基本的な考え方として納得できないとおっしゃっていますが、例えば、額を1億6千万円から減額して交渉するとかそういう考えはなく、運行費自体の支援が理解できないということですか。
広瀬知事  今は、そうです。だから、これは高いというような話はまだ何もしていません。
幹事社  よろしいでしょうか。それでは、最後の定例会見を終わります。
広瀬知事  大変、長い間お世話になりました。ありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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