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令和元年10月8日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2019年10月8日更新


動画は「おんせん県おおいた!ちゃんねる」へ                                                   
日時:令和元年10月8日(火曜日)13時30分~
場所:第一応接室


幹事社  会見を始めます。知事からお願いします。

ラグビーワールドカップ2019日本大会大分開催について

  知事会見

広瀬知事  9月20日からラグビーワールドカップが始まり盛り上がっています。大分でも10月2日、5日に熱戦が繰り広げられました。県民の皆さんにも大会を盛り上げていただき心から御礼を申し上げます。
 大会会場のハイブリッド芝のコンディションも心配しながら見ていましたが、非常に状態が良く、ワールドラグビーの皆さんからも良い評価をいただきました。大変良いコンディションで試合ができていると思います。
 また、国内外から多くの観戦客が来県していますが、試合会場やファンゾーン、おもてなしゾーン、観光地で、ボランティアや県民の皆さん、そして、特に高校生や小・中学生が、観光客の皆さんに気軽に声を掛けていただき、各地で微笑ましい友好の輪が広がっていると思います。私も、オーストラリア対ウルグアイ戦前日の4日にホテルに居たところ、オーストラリア人のご夫妻がおられて、ニュージーランド対カナダ戦から大分に来て試合観戦していて、行く先々で「メイアイヘルプユー」と声を掛けてもらえると話していました。宇佐神宮に行った時には、高校生が非常に良い案内をしてくれて会話が弾んだとも話していました。
 交通輸送については、初戦の10月2日は、大分駅のシャトルバス乗り場で早くから長い列ができたり、復路の大分駅行きのシャトルバスの降車に時間がかかったり混乱もありましたが、待機方法の変更など改善を図り、5日はスムースに運行できました。タクシーについても、2日は、会場で一時的に降車列ができましたが、降車場所を整理することで円滑に運行できています。
 それから、何と言いましても、交通の総量抑制がうまく機能していて、県民の皆さんにご協力いただき大変ありがたく思っています。
 第3戦目、準々決勝2試合も無事に終えられるよう最後までしっかり取り組んでいきたいと思います。
 今は、台風19号の影響が心配です。大分県にはほとんど影響はないと思いますが、東海・関東では影響が出るのではないかと心配しているところです。

 シャトルバス・パーク&バスライドの運行状況、タクシーの利用状況について [PDFファイル/91KB]

いきいき茨城ゆめ国体2019の成績について

 ラグビーワールドカップに注目がいっていますが、9月28日から本日10月8日まで「いきいき茨城ゆめ国体」が開催されています。今年は、天皇杯順位ではなく、1,000点獲得を目標に取り組んできました。本県は全試合が終わり、最終的に921.5点で23位になりました。残念ながら目標を達成できませんでしたが、選手の皆さんがよく健闘してくれたと思います。
 優勝した競技も多く、水泳の競泳と飛込種目で3つの優勝、空手道成年男女形で男女ともに優勝、陸上競技少年男子5000mで優勝、ボート競技少年男子ダブルスカルの優勝、それからカヌー競技のカナディアンシングル、カナディアンペアで4つの優勝がありました。
 1,000点には及びませんでしたが、チーム大分として全力で戦い、良い成績を残してくれたと思います。県民の皆さんの心からの声援に感謝します。また精進をして1,000点を目指して頑張っていきたいと思います。

令和2年度県政推進指針及び当初予算編成方針について

 令和2年度県政推進指針と当初予算編成方針が、今日の部長会議で決まりましたので報告します。
 まず、令和2年度の県政推進指針についてです。
 基本方針が三つあり、一つ目は、大分県版地方創生の加速前進です。子育て満足度日本一、健康寿命日本一、障がい者雇用率日本一の実現や、女性の活躍推進、若者・女性・シニア・外国人等の多様な人材の活用と働き方改革の推進などに取り組みます。
 二つ目が、先端技術への挑戦です。ドローンやアバターを活用した産業の創出や、次世代モビリティサービスの導入などによる地域課題の解決に取り組みます。
 三つ目が、強靱な県土づくりです。国の方針もありますが、県土の強靱化に取り組みます。
 主な取組については、安心・活力・発展の大分県づくりの推進として、それぞれ展開していきます。
 まず、「安心」の分野では、子育てしやすい環境づくりの推進として、多様な子育てニーズに対応するためのファミリー・サポート・センターや病児保育などの柔軟な運用を推進します。ワークライフバランスの実現は要望も多いものですから、力を入れたいと思います。また、子どもの貧困対策やひとり親家庭・障がい児への支援として、貧困が世代を越えて引継がれないように、学習支援などに取り組むことにしています。それから、健康寿命は、県民総ぐるみでの機運醸成を図っているのですが、なかなか伸びていません。原因は、若年層が健康に無関心ということがあげられます。このため、若年層に対する働きかけとして、健康経営事業所における心身の健康づくりの支援を強化することにしています。障がい者雇用については、障がい者の就労支援で、障がい者雇用アドバイザーによる知的・精神障がい者の職場定着支援の強化など雇用アドバイザーを活用して雇用促進を図ります。地球温暖化対策については、ラグビーワールドカップ大分開催により発生するCO2の実質ゼロ化の県民運動に取り組んでおり、今後、更なる普及促進を図ります。多くの観戦客が来県するとCO2の排出が増えますが、CO2を削減するオフセット運動をしていますので、この気運を引き継いでいきます。また、子育て、健康寿命、障がい者雇用などの取組について申し上げましたが、このような取組を支えるためには、やはり人と人とのつながりを実感できる地域共生社会の実現が必要です。子育てが終わった世代が子育て中の若い世代を応援する会や、高齢者が集まりやすいサロンを作ったり、しっかり体制を作り、地域力を強化していきたいと思います。それから、県土の強靱化については、県民の命と暮らしを守る県土の強靱化の推進ということで、市町村の強靱化計画策定の加速化と施策を推進します。県は既に計画を策定していますが、市町村で策定しているのは大分市、策定中が佐伯市、臼杵市、豊後大野市だけになっていますので、県としてしっかり支援していきたいと思います。この他、移住・定住のための環境整備を促進していきます。
 次に「活力」の分野では、農林水産業の活性化として、水田の畑地化、肉用牛の産地づくり、林業・木材産業や水産業の成長産業化に取り組みます。商工観光業では、特に商工業については、多様化するニーズに対応した商業・サービス業の振興に取り組みます。また、事業承継が深刻な問題になっていますので事業承継の円滑化に向けた取組を推進します。創業にも力を入れます。創業する事業主の28%が女性ということですから、女性の就業支援も非常に大事だと考えています。それから、先端技術を活用した産業振興や、5G先進県を目指した実証エリアの創設等に取り組みます。現在、昭和電工ドーム大分にNTTドコモが5GのPRコーナーを設置していて非常に人気になっています。5Gは大容量で、ライブ画像を様々な角度から楽しむことができます。このような5Gの魅力をうまく活用してOITA4.0を推進していきたいと思います。また、デジタルマーケティング手法の活用にも力を入れていきます。
 「発展」の分野の教育県大分の創造では、科学、技術などの教育にアートを加えて感性豊かな人材を育てるSTEAM教育の推進に向けた取組や、グローバル社会を生きるために必要な意欲と能力を備えた人材の育成として、高校生を対象にしたスタンフォード大学との遠隔講座を実施します。また、不登校児童生徒の学ぶ機会の確保に向けたICT活用による支援に取り組みます。それから、九州の東の玄関口としての拠点化ということで、大分空港へのアクセス向上のための海上交通の検討結果を踏まえた取組を更に前に進めていきます。また、大分空港の国際航空路線の充実として、中国・台湾その他アジア地域からの路線誘致に取り組みます。
 なお、このような取組を加速前進させるために予算特別枠「令和挑戦枠」を設けます。
 併せて、令和2年度当初予算編成方針についてです。
 先ほども申し上げましたが、予算特別枠として「令和挑戦枠」を設けます。予算枠は、平成16年度の創設以来最大となる25億円です。地方創生と、先端技術への挑戦について、緊急課題として取り組むことが大事だという認識で設定しています。

 令和2年度県政推進指針のポイント [PDFファイル/159KB]

 令和2年度県政推進指針 [PDFファイル/563KB]

 令和2年度当初予算編成方針のポイント [PDFファイル/73KB]

 令和2年度当初予算編成方針 [PDFファイル/155KB]

大分港の港湾機能強化に向けた港湾計画の変更について

 大分港の港湾機能強化に向けた港湾計画の変更について、今日、地方港湾審議会を開催しましたので報告します。
 主な変更点は二つです。一つは、大在公共埠頭から6号地C-2地区にRORO船のターミナル機能の移転・集約を図ります。そして、新たに岸壁、埠頭用地、6号地C-2地区に連絡する橋梁などを整備することで、物流の効率化を図ります。
 2点目として、埠頭用地の背後に物流企業の進出用地を創出します。現在、フジボウ愛媛(株)と全農が進出していますが、そこに物流企業の進出を促し、更なる貨物の集荷促進を図ります。 

 大分港の港湾機能強化に向けた港湾計画の変更(概要) [PDFファイル/581KB]

令和元年度大分県農林水産祭について

 令和元年度大分県農林水産祭についてです。
 今年は、水産部門を今月12日、13日、農林部門を26日、27日に開催予定でしたが、台風19号の接近が見込まれることから、水産部門は中止にさせていただきます。農林部門については、26日、27日に別府公園で開催します。
 今年も、色々な展示やパフォーマンスを用意していますので、是非、お楽しみください。

 令和元年度大分県農林水産祭ちらし(水産部門中止) [PDFファイル/1.41MB]

リボーン197「グッドデザイン賞」受賞について

 10月2日に公式ホームページで受賞が発表されていますが、平成29年度から事業していす国道197号昭和通りの再生計画、リボーン197が、この度、2019年度のグッドデザイン賞を受賞いたしました。
 グッドデザイン賞は、1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価、推奨の仕組みです。Gマークで親しまれていますが、今回のように道路の改修事業が受賞したのは、これまでの4万8千件を超える受賞の中でも、東京都の丸の内駅付近や愛媛県の松山城付近などの6事例のみで、九州では初めての受賞です。
 受賞理由は、「昭和通り交差点の四隅の広場の存在が全国的にも珍しい。」とか、「OPAMや大分市役所、県庁などのすぐ近くにあるものが、これまで、うまく活用されていると言えなかったが、空間を見事に再生させている。」など評価していただいたことです。
 リボーン197は、平成27年に学識経験者などからなる協議会を設置し、色んな構想を練っていただき事業を推進してきました。多くの方のご協力に心から感謝します。
 私からは以上ですかね。

 リボーン197「グッドデザイン賞」受賞について [PDFファイル/1.84MB]


幹事社  ありがとうございます。発表項目について、質問のある方はお願いします
記者  予算編成方針について、予算特別枠が今までで一番大きくなったという話でしたが、その狙いを改めてお願いします。また、今後どのように新年度の予算編成をしていくのかお聞かせください。
広瀬知事  この予算特別枠を活用して、地方創生に向けた地域課題の解決や、新しい産業の創造など先端技術への挑戦について、政策投入を行います。
 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の第一期を今年で終え、来年から新しい5年が始まるのとあわせて、県の重要なプラン「安心・活力・発展プラン2015」もちょうど中間見直しをしていて、新しくスタートする時期になります。地方創生を実現するための取組は、早ければ早いほど良いので、スタートはできるだけ早く切りたいと考えています。時期を失すると取り返しがつかないことになりますから、今こそ加速前進しなければいけない時だと思います。今こそやらなければならないということで25億円の枠を設けました。
記者  ラグビーワールドカップ大分開催の2試合を終え、具体的に点数を付けるのは難しいとは思いますが、どのくらいうまくいったとお思いですか。また、県民の方の協力があり、交通輸送も円滑にできたということなのですが、残り3試合で、改めて、県民に協力して欲しいことや、ラグビーワールドカップを楽しんで欲しいとかがありましたらお聞かせください。
広瀬知事  自分で点数を付けるのは、おこがましいので、県民の皆さんにお願いしたいと思います。
 ハード面では会場整備や会場アクセスの課題、ソフト面では、県民の皆さんだけでなく来県される観戦客にも楽しんでもらえるようなおもてなしが十分できるかどうかということが、一番心配でしたが、その点については、いずれも合格点が取れているのではないかと思っています。ワールドラグビーや日本組織委員会の皆さんも、大分県の盛り上がりや準備を高く評価しておられたとのことです。
 これから、予選プールのウェールズ対フィジー戦と、準々決勝の2試合が大分で開催されますので、ますます盛り上がると思っています。県民の皆さんには、引き続き、楽しんでいただくと同時に、おもてなしの気持ちで来県されるお客さんを迎えていただければと思います。
 また、交通輸送については、現在、素晴らしい成果を上げていただいてますが、引き続き交通総量の抑制などにご協力をお願いいたします。交通マナーも国内外で違うところがあるので心配していましたが、今のところ大きな問題もなく順調でありがたく思っています。
記者  予算の話に戻りますが、来年度の地方財政計画がまだとは思うのですが、来年度予算の規模感と言いますか、現段階で積極的な財政をしたいとか、お考えがあればお聞かせください。
広瀬知事  先ほど申し上げたように、地方創生という大命題については、「安心・活力・発展プラン2015」もちょうど中間見直し時期ですし、今、取り組んでおかないと、ますます難しい問題になってくるので、力を入れて積極的に打って出る時ではないかと思っています。
 しかし、予算規模については、災害の有無など分からない面もありますので、これからの話だと思います。
記者  消費税率の引上げや海外の景気の状況に対する警戒感はいかがでしょうか。
広瀬知事  消費税率の引上げの影響については、特にラグビーワールドカップの真っ最中で、海外から来るお客さんに影響があるといけないと思っていたのですが、今のところあまり大きな混乱はないのではないかと思っています。しかし、まだ、税率が上がったばかりですから、これから色んな影響が出てこないかどうか、よく状況を見ていきたいと思います。
 外国との関係については、米中貿易摩擦や日韓問題など下振れリスクはあると思いますが、政府が対応をよく考えているとところですから、警戒感を持って見ていきたいと思っています。
記者  グッドデザイン賞を受賞したリボーン197について、昭和通り交差点の四隅の広場が珍しいとのことでしたが、シチリア島の都市パレルモのクァットロ・カンティなどを参考にしているのでしょうか。
広瀬知事  そこまでは考えてはいなかったのですが、四隅にあった歩道橋を撤去したら広場にちょうど良いスペースができました。人通りの多い場所ですから、ちょっと休んだり、集ったりできる広場を四隅に作ろうではないかと協議会の皆さんが考えてくれたのだと思います。
 福猫ふくにゃんを設置するのにも非常に良い場所でしたし、色々な使い方があると思います。
記者  今後もイベントなどで何か設置したり、活用をお考えですか。
広瀬知事  そうです。
記者  歩道橋があるときは、ちょっと休憩できたり、設置したり場所ではなかったということでしょうか。
広瀬知事  なかったと思います。
記者  すごく綺麗で、おしゃれですね。
広瀬知事  ありがとうございます。あのような広場ができると、もう少しおしゃれにしようとか、色んな意味で上向きに引っ張ってくれると思います。
幹事社  その他、発表以外も含めていかがでしょうか。
記者  JR日田彦山線の復旧について、JR九州が、BRTや自治体の財政負担を前提とした鉄道での復旧など3つの復旧案を出していますが、改めて、県として、どの復旧案でとお考えでしょうか。また、いつ頃までに県の考え方を伝えるのでしょうか。
広瀬知事  JR日田彦山線の復旧なくして北部九州豪雨からの復興・復旧はないと、いつも申し上げていますから、一日も早く復旧しなければという気持ちに変わりはありません。そうは言っても、いつ頃を目途にという話になるので、今年度末までには目途を付けなければいけないと申し上げていますが、それでも一日も早くということに変わりはありません。来年まで期限を延ばしたのかと、よく聞かれますが、決してそういうつもりはありません。調整を急いでいる状況です。
 もちろん、災害復旧ですから、鉄道で元通りに戻して欲しいという気持ちもありますが、他方、利便性など、これからのこともよく考えなければなりません。一つの方向にとらわれるのもどうかと思いますし、色々と考え、よく議論していきたいと思います。要は、沿線の住民の皆さんの利便や、多くの人を呼べる魅力的な交通ネットワークにできるかということだと思います。地元の皆さんも、そのような気持ちで議論しているようですから、これから急いで調整をしていきたいと思います。
記者  今のところは、まだ、色々調整中ということでしょうか。
広瀬知事  そうです。今は、こういう方向でと申し上げられるところまでいっていません。
記者  今のお話で、遅くとも今年度末までに目途を付けたいとおっしゃったのですが、これまでは、そのようなはっきりした発言はなかったと思います。改めて伺いたいのですが、本年度末までに3案の中から復旧案を決定するということでよろしいのでしょうか。
広瀬知事  別に、3案の中からとは言っていません。今まで言っていた目処は、昨年度末だったので、もう遅れています。
記者  議論していきたいとおっしゃいましたが、議論する対象は、JR九州を指しているのですか。それとも沿線自治体のことを指しているのですか。
広瀬知事  両方です。
記者   JR九州とは担当レベルでのやり取りがあると思いますが、地元自治体との協議では、県と自治体で住民説明会を開催するなど具体的に考えていることがありますか。
広瀬知事  これから、共同で住民説明会を開催しようということがあるかもしれませんが、まだ、そこまでの話はしていません。
 自治体とJR九州で、一方では、鉄道での復旧だとか、また一方では、鉄道でに復旧であれば1億6千万円の運行費負担が必要だとか色んな議論がありますから、まだ、共同で住民説明会を開催するという話にはなっていません。しかし、結局、福岡県、大分県と沿線市町村が、JR九州と一緒に結論を出さなければならないことには変わりはないので、話し合いをして詰めていくことになると思います。
記者  大分県側の自治体全体の意見や、了承するのかどうかを決断するにあたって、県と沿線自治体と協議するのですか。大分県側の沿線自治体との協議のみで進めていくつもりなのか、福岡県側とも調整した上で時期もすり合わせせて決断するのかお聞かせください。
広瀬知事  JR日田彦山線は福岡県と大分県を走っている線ですから、それをどうするかという議論で、福岡県側と大分県側で個別に結論を出す訳にはいきません。福岡県側とも一緒にすり合わせをしていくことになると思います。
記者  福岡県知事も同じように今年度末までにどうにかしたいということになりますと、知事レベルでの最終的な話をするのですか。
広瀬知事  頻繁に会っています。
記者  この件のことでですか。
広瀬知事  話はしています。福岡県と連絡が取れていないとか、対立するという話はありません。
記者  福岡県側と一緒に、県の意見をまとめていつ頃までに回答されるのですか。
広瀬知事  県の意見ではありません。JR日田彦山線の復旧をどうするかについて、関係者の合意を遅くとも年度内には取りたいということです。方向を決めるのに十分な話し合いの機会はもっていると思います。
記者  関係自治体全部でまとまってということですか。
広瀬知事  あとはJR九州です。いつ、まとまるかという話でしょう。
記者  大分県として独自に、JR九州に意見を言うことはあるのですか。
広瀬知事  それは、いつもしています。
記者  元通りの鉄道での復旧という意見がある一方で利便性等から色々と考えていきたい、あまり一つの方向にとらわれるのではなく色々と考えていきたいというお話でしたが、日田市、添田町、東峰村の首長は、1億6千万円の運行負担はなしで鉄道での復旧をしてくださいという意見で、一つの方向にとらわれている意見のように思います。これに対して沿線自治体に再考を促すような意見だったと思うのですが、真意はいかがでしょうか。
広瀬知事  一番、難しいご質問です。大分県も福岡県も3つの沿線市町村も、最初は鉄道での復旧という意見でした。しかし、色々と話をすると難しい点もあり、もっと魅力的な交通手段もあるということで、少しニュアンスが違ってきたのではないかと思います。だから、この5つの自治体が、皆、同じ方向かと言うとそうでもないし、考え方に違うところはあるかもしれません。
 ただ、住民のために一番良い結論を得るということについては、皆、同じ思いだから、きちんと話をまとめて、JR九州と折り合いを付けていくことが大事だと思っています。
記者  JR九州と折り合いを付ける前に、5つの自治体がまとまることが必要かと思うのですが。
広瀬知事  それは、おっしゃるとおりです。自治体がまとまっていなかったら、JR九州のとって都合の良い自治体と話を付けてということもあるかもしれません。しかし、そのような自治体はないと思います。
記者  5つの自治体で考え方が違うところもあるということですが、どういうところで考え方が違うと思われますか。
広瀬知事  やはり、鉄道での復旧と考えるかどうかだと思います。鉄道もそうですが、通勤通学のことを考えると定時制、迅速性、利便性などが一番大事ですから、そういった意味では色々な方法があるのではないかと思います。このような話をすると、もう、鉄道を諦めたのかと言われるのですが、鉄道も含めてです。
記者  一番最初は、鉄道での復旧なくして豪雨からの復旧はないということだったのですが。
広瀬知事  そのとおりです。
記者  少しトーンダウンしてるように聞こえるのですが。
広瀬知事  トーンダウンかトーンアップかは分かりません。
記者  結局、県として、財政負担することは考えられないという立場に変わりはありませんか。
広瀬知事  鉄道軌道法の改正で、鉄道の災害復旧の際に、地方自治体や国も復旧費を負担し、JRの負担を軽減する制度ができました。地方自治体もそれは負担しようという気持ちがあった訳です。しかし、現在、JR九州は、復旧費だけではなく運行費を年間1億6千万円負担してくださいと言っています。それは、負担のあるなしではなく、それ以前の問題で、JR九州の経営全体の中で考えていくべきではないかと思います。
記者  県もしくは沿線市町村が、運行費を負担するという考えはありますか。
広瀬知事  全くないです。
記者  中心部に鉄道が走っている東峰村が一番熱心に鉄道での復旧を訴えていると思いますが、福岡県側が運行費負担してでも鉄道での復旧をということになれば、自治体間で考えが折り合わないということになりますが。
広瀬知事  そのような意見があっても良いですが、福岡県側も運行費を負担することはないと思います。JR九州の赤字削減のための運行費負担ですから、もっと赤字になった場合はどうするのかなど、県民に対する説明がなかなか難しいと思います。だからこそ、鉄道軌道法で、そこまでの負担は書いていない訳です。
記者  知事としては、鉄道での復旧を諦めた訳ではないが、県民に説明ができない案しかJR九州が提案してこない以上、交通ネットワークの維持が最重要だと考え、BRTや高速バスなどの他の可能性も探っていかなければいけないという感じですか。
広瀬知事  他の可能性も探っていかなければいけないというか、鉄道しかない、他はないとはなかなか言える状況ではないと思います。
記者  県として、JR九州の案はおもしろいかと。
広瀬知事  いえ、そうではありません。
記者  年度末に向かって合意形成をしていくにあたって、基本的には、自治体の担当者レベルで協議で進めていくことになるのですか。
広瀬知事  いえ。担当者で協議を進めたら、JR九州の言うがままになるのではないかと思います。
記者  2県3沿線市町村が、年度末に向けて合意もしくは何かしらの意見を出すにあたって、ロードマップが全く見えません。例えば、JRも含めて担当者レベルで調整して最終的な意見を出すとか、JR側に申し入れなどをして住民説明会などを開催するとか、どのようなロードマップで進めていくのですか。
広瀬知事  正直、申し上げて、今のところロードマップはありません。だから、見えるはずがないのですが、最終的に決着するためには、住民の皆さんに納得してもらう必要がありますから、それなりのロードマップで説明していくことが必要になってくると思います。
記者  繰返しになりますが、年度末までに合意形成というのは、JR九州も含めての合意形成ということで良いのでしょうか。
広瀬知事  目指すのはそうです。
記者  それまでに、まず、5つの自治体で意見をまとめる話し合いの日程などは決まっていないのですか。
広瀬知事  そうです。ロードマップはまだありませんが、冒頭に申し上げたように、昨年度末までには結論を出したいと言っていたのが間に合わなかったので、今年度末には合意形成をしたいと思います。
幹事社  他に質問はありませんか。ないようですので会見を終わります。


※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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