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平成22年10月25日知事定例会見

印刷用ページを表示する 更新日:2010年10月29日更新

 

                                              日時:平成22年10月25日(月)13時30分~
                                              場所:第一応接室


幹事社 では、知事からよろしくお願いいたします。
広瀬知事 今日は、いろいろ発表項目が多いです。

九州地方知事会議及び九州地域戦略会議の結果について

 初めに、先週行われました、九州地方知事会議と九州地域戦略会議のご報告をしたいと思います。
 九州地方知事会議は、先週18日に開催されました。いつものように特別決議や政策連合等について議論をしましたが、一番大きなものは、国の出先機関の原則廃止に伴う受け皿について議論したところです。お手元に「九州広域行政機構の設立を目指して」という資料をお配りしていますが、国の出先機関廃止は、地域主権の大きな柱として議論されていますが、なかなか進んでいない。いろいろ理由はありますが、一つの理由として、そうは言っても地域に受け皿がないではないかという議論があります。それについては、今年5月から議論を進めていまして、今回、一応大きな方向づけができましたので、こういう形で発表させていただいたところです。知事近景
 どんなものかといいますと、上に箱が二つ書いた図があります。これは今、県と国の出先機関が仕事を分担しているわけですが、その出先機関の仕事を、原則丸ごと九州広域行政機構でお受けしましょう。もちろん、国税局の仕事や防衛局の仕事など、本来国がやるべきものについては従来どおりやっていただいき、しかし、いわゆる出先機関の廃止として問題になっています8府省15系統の仕事については、原則受けさせていただきますという形になっています。
 ただ、ハローワークみたいなものは、今国の労働局でやっていますが、これは全国知事会で、もう各県でやったらいいのでないかということになっています。政府の体制もその方向だと思いますので、そういったものは、県で受けます。
 それから、電波の周波数の割り当てといった国でやるべきもの、これは国の出先機関や国でやってもらおう。そういうもののほかは、原則として丸ごと九州広域行政機構でお受けしましょうという発想になっています。
 したがって、九州広域行政機構のイメージ、中ほどの図としてありますが、二元代表制の原則を受けて、知事連合会が執行機関としていろいろ仕事をする。それぞれ知事さんがいますが、それぞれ仕事を分担管理をして、ただし、意志決定そのものは連合会議で決めていく構図になっています。議会代表者会議は、各県の議会代表者に構成してもらい、ここで条例の制定等は行ってもらうということにして、二元代表でやろうという形です。
 仕事のイメージとしては、3ページ目にあります国の出先機関8府省15系統と、上記以外のもので国が本来やった方がいいというものと、二つあります。この8府省15系統の分を受けてやりましょうという形です。
 こういうことによって、より住民に近いところで意志決定をし、事業を推進して、そしてまた、これについて評価をし、管理、監督、監査をしてもらうということで、ガバナンスがより確立されることになるのではなかろうか、ということで、こういうものを作ってはどうかということを考えているわけです。
 ただし、今、広域連合という制度がありますが、それではなかなか、どこが入るのか、非常にはっきりしない。また、入った後、広域連合として仕事をする時にも、多くの事項について議会の承認をそれぞれ得なくてはいけないということもあり、なかなか機動的ではない。したがって、この構想はむしろ特別立法で、どこが入るか、はっきり決めてもらって、そして、その中で、こういうことについては、もうこの機構で仕事が出来るという、仕事の権限についてもはっきり書いてもらう形で、法律上の特別法を作って、そしてやるということを考えているわけです。
 九州地方知事会議は、九州7県と沖縄県、山口県が入っていますが、沖縄県はかねてから自分たちは別途するから、ということで入っていません。山口県も別途するからということで、入っていません。したがって、これについては九州7県は皆さん入ってやろうということになっておりますから、その範囲でこの行政機構は考えられると思っています。
 国でも、初の特別法による受け皿ということで、感心を持って、いろいろ総務省からも問合わせがあっています。よくそこのところと話をしながら、詰めていきたいと思っているところです。
 九州広域行政機構(仮称)ですが、そういったものを作ろうということです。
 それから、翌19日には九州地域戦略会議がありました。ここでは、いろいろなことが議論されましたが、やはり「第3次九州観光戦略」が決められたところです。お手元にお配りしていますが、戦略1は「九州の魅力を磨きブランド化する戦略」、それから戦略2は「国内の大都市圏などからの誘客戦略」、それから戦略3は「海外からの誘客戦略」といったことで、3つの戦略から成り立っているわけです。
 特に、新幹線が西側を通り、観光をめぐる環境が変わってきていますが、新しい戦略で、九州全体として観光の浮揚を図ることは非常に大事なことではないかと、前向きに期待をしながら進めていきたいと思っているところです。

九州広域行政機構(仮称)の設立を目指して [PDFファイル/151KB]

第3次九州観光戦略の概要 [PDFファイル/86KB]

(ダム事業の検証作業について)

 ダム事業の検証について、全国知事会の地方の社会資本整備PTで意見書をまとめましたので、披露させていただきます。先月の27日に国土交通省の「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」から評価基準が示されたところです。
 これから、国の直轄ダムについては各地方の整備局長を中心に、補助ダムについては事業主体である都道府県知事を中心に検討作業が進められることになるわけですが、その検討作業が進められるにあたり、社会資本整備PTとしては、一つは,最終的には国土交通大臣が判断することになっています。それについては事業が長い間滞って、事態の進展をみんなが待っていますから、早期に判断をしてもらいたい、というのが一つ。
 もう一つは、直轄事業についても、地域の実情をよく判断し、また、地域の意向も尊重してもらいたい。特に、補助事業については、都道府県が中心になって実施するわけですから、その判断を尊重してもらいたいと言っているところです。
 大分県の場合には、玉来ダムが補助事業としてありますが、今、検討委員会を編成中でして、早急に編成して、今年度中には検討委員会の報告をいただきたいと思っているところです。

ダム事業の検証作業について [PDFファイル/101KB]

東九州地域医療産業拠点構想の策定東九州地域医療産業拠点推進大会の開催について

  第3点ですが、東九州地域医療産業拠点構想の策定が出来ましたので、発表させていただきます。
 大分県と宮崎県には、旭化成クラレメディカルをはじめ血液・血管関連の医療機器メーカーが集積していまして、例えば、血液浄化アフェレシスと言うらしいのですが、その機器や白血球の除去フィルターの生産など、この地域は日本で一番の集積で、日本で一番ということは世界で一番らしいのですが、そういう大きな集積があり、それを活用しながら、東九州地域の医療産業拠点を作ったらいいのではないかということで、今年1月に発表させていただき、研究会を設置して、勉強を始めたところです。その構想がまとまりましたので、発表させていただきますが、「東九州地域医療産業拠点構想~東九州メディカルバレー構想~」というので、やろうということです。
 お手元の資料4ページ目です。この地域で産学官連携をして、一つは研究開発拠点を作ろうということです。大分・宮崎に大学病院、大学医学部等がありますから、そういうところを中心にしていったらいいのではないか。それから、医療技術の人材育成の拠点を作ったらいいのではないか。それから、血液・血管に関する医療の提供拠点を作ったらいいのではないか。あるいは、そういった物を支える基盤としての医療機器産業拠点づくりをやろうではないか、ということで、多様な分野にわたってやらなくてはいけないことが多いわけですが、そういったことを産学官連携していこうという構想です。
 また、この地域は素晴らしい温泉地域でもありますから、そういったものも利用しながら、観光と一緒になった医療サービスの提供といったことも、これから議論していったらいいのではないかということで、ようやくこういう構想がまとまりましたので、発表させていただき、これからこの方向でいろいろと肉付していきたい、実行していきたいと思っているところです。
 なお、併せまして、東九州地域医療産業拠点推進大会を11月6日土曜日に、別府で開催することになりました。この構想に対する情報発信をし、またいろいろな有識者に集まってもらってパネルディスカッション等も行いながら、この構想を盛り立てていきたいと思っているところです。
 併せて、日本アフェレシス学会のシンポジウムも開催されることになっています。
 東九州地域医療産業拠点構想がまとまりましたので、発表させていただきました。

農業の企業参入 今年度上半期の状況について

 それから、農業の企業誘致です。
 上半期の状況がまとまりましたので、発表させていただきますが、上半期は10件の農業関係の企業誘致がありました。19年度から累計すると81件の農業企業誘致が実現しました。計画が達成された時点で、産出額は88億円ぐらいになります。
 雇用も常雇いと臨時、パート合わせて840人の雇用機会が創出されることになりました。また、耕作放棄地118ヘクタールを含む402ヘクタールの農地が活用されることになります。
 大きなものとして、九州GGCという企業は、竹田でもやしを製造してますが、それが竹田だけでは足りないということで日田に進出し、これにより産出額が22億円、雇用も80名見込まれています。そういったものを含めて、さっきの数字になるわけです。
 農業の方はこのようにうまくいっていますが、逆にこういう時期ですから、製造業の企業誘致は、大変苦戦しています。昨年までが148件でしたが、今年度はまだ5件ということで、今のところ153件です。製造業に代わって今、農業の企業誘致が随分増えています。

農業への企業参入の実績 [PDFファイル/306KB]

平成23年度当初予算編成方針について

 それから、予算編成の時期になってきました。来年度の予算について、どうするかということです。
 来年度は統一地方選挙があり、知事選もあります。したがって、原則として来年度の予算は、まず骨格予算を組まざるを得ないということになります。
 そのことを今日、部長会議でお願いしました。来年の当初予算は、骨格予算でいきたいと考えています。
 継続事業を中心にすると、来年度予算は50%ぐらいの範囲の要求ということになると思います。ただ、緊急災害対策や景気の下支えのために、どうしても継続的にしなくてはいけないこともありますから、そういったことはよく考えながらしてもらうことになると思いますが、原則骨格予算でいきたいと思っているところです。

第30回記念大分国際車いすマラソン大会について

 それから、恒例の国際車いすマラソン大会ですが、いよいよ第30回の記念大会になります。11月14日日曜日に開催されます。今年は、海外23ヶ国から83人、国内267人、合計350人の選手がエントリーしていただいています。大分県からは、36名の方がエントリーしています。
 合計350人ということですが、昨年が264名ですから、かなり出場選手数も増えました。また、質的にも豪華な顔ぶれが揃いました。2年連続14度目の優勝をいたしましたスイスのハインツ・フライ選手もまいります。第27回大会の覇者であります南アフリカのエレンスト・ヴァン・ダイク選手もまいります。日本記録の保持者、福岡県の副島正純選手、それから女子では昨年の覇者であります東京の土田和歌子選手等、県民におなじみの選手が多数おみえになり、量的にも質的にも記念大会らしい充実したものになると思っているところです。
 レースの前々日12日の金曜日に、記念式典と車いすマラソンセミナーを県庁舎新館14階で開催します。
 前日13日の土曜日には、ガレリア竹町ドーム広場で開会式を行うことになっています。
 スタートは、14日午前11時です。
 この国際車いすマラソン大会については、例年、多くの企業に協賛していただき、また、2,000名を超えるボランティアの皆さんにも協力をいただいています。こういう方に心から感謝を申し上げ、引き続きよろしくお願いしたいと思っているところです。

第10回豊かな国の森づくり大会

 10月30日に「豊かな国の森づくり大会」を開催します。第10回になりますが、今年は国東市国見町で開催をすることにしています。
 ちょうど、森と海の連携を感じさせる地域です。山と海をつなぐ森づくりということで、第10回を開催したいと思っています。

第10回豊かな国の森づくり大会 [PDFファイル/211KB]

街なかにぎわいプラン」公開プレゼンテーション

 「街なかにぎわいプラン」の募集を8月20日までにしてきたところですが、学生枠については7件、一般枠については20件の応募がありました。外部の審査員による第一次審査で、それぞれ5件ずつに絞ったところです。
 この5件ずつ合計10件について、第二次審査を10月31日に公開プレゼンテーションで行います。
 どのような案が来ているかについては、お手元にお配りしていると思いますが、この応募者にプレゼンテーションをしてもらって、最終選考をしていこうということです。10月31日に公開プレゼンテーションで決めていくということです。

「おおいた教育の日」推進大会

 11月1日は「おおいた教育の日」です。「おおいた教育の日」は、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を果たしながら、一体となって、子ども達の教育を振興していこうということで作られた日です。今年は、熊本県の高等学校の元校長先生で、赴任した学校であいさつ教育をやって学校の雰囲気をよくしたことで知られる、今、九州ルーテル学院大学の客員教授であります大畑誠也先生の講演をお願いしています。
 また今年も、「おおいた教育の日」エッセーの募集をしました。500作品を超える応募をいただきましたので、優秀作品の発表朗読等も行いたいと思っています。
 また、10月1日から11月30までを「おおいた教育の日」普及期間と位置付けて、いろいろな関連行事を行っていますが、こちらの方もよろしくお願いしたいと思います。

おおいた教育の日 [PDFファイル/228KB]

稲葉ダム竣工式

 行事ですが、11月7日、竹田市で稲葉ダムの竣工式を執り行うことになりました。
 ご存じのように、昭和57年7月、平成2年7月と豪雨による水害があり、竹田が大きな被害を被り、それをきかっけに稲葉ダムと玉来ダムを作らなくてはいけないということで、ようやく稲葉ダムが竣工式を迎えることになりました。

稲葉ダム竣工式 [PDFファイル/698KB]

県政ふれあいトーク

 10月27日ですが、県政ふれあいトークで杵築市と国東市にうかがうことになっています。
県政ふれあいトーク [PDFファイル/75KB]

 私からは以上です。


幹事社 それでは、まず発表項目について質問のある社はお願いします。
記者 ダム事業の検証は、どういう形でどちらに出されたのですか。
広瀬知事 事務的に国土交通省に出しました。今週上京する機会がありますから、その時に国土交通大臣に直接お渡ししたいと思っています。
記者 提言になるのですか。
広瀬知事 そうです。
記者 玉来ダムが対象ということで、玉来ダムに対する検証はこれからということですが、知事の考え方と、近々検討委員会を編成ということで、時期などが大体入っていれば。
広瀬知事 今月中には編成できるのではないでしょうか。それから、年内に何回か検討して、年度内に報告してもらうことになっています。しかし、私なりに考え方がありますが、せっかくこうやっていろいろな意味で、検証してくれということですから、予断を持たずに客観的に検証してもらった方がいいのではないかと思っているところです。
記者 どういった方に検証していただくのか、メンバーとかは。
広瀬知事 決まれば発表できると思います。
記者 広域行政機構ですが、これはそれに道州制を。   
広瀬知事 九州地域戦略会議では、道州制についていろいろな議論を進めて、道州制九州モデルを作ったりしたりしてきましたが、この道州制の方はまだまだ時間がかかるだろうし、他方、受け皿づくりは急ぐという面もあるので、一応、今の県や市町村を前提にして、広域行政機構という新しい機構を作って、そこが受け皿になるということで、道州制を否定するものではありませんが、それを前提にしてということでもありません。
記者 将来につながるワンステップという考えでいいか。
広瀬知事 将来はつながる可能性もありますが、それを別に今意識しているわけでもありません。
記者 結果的にそうなるかもしれないのか。
広瀬知事 そうなる可能性が強いと思います。
記者 条例の制定があります。その議会代表とかよくわからないのですが、この九州広域行政機構としての条例とは。
広瀬知事 九州広域行政機構としての条例ということになるわけです。
 例えば、少なくともこの機構の予算があるはずです。それは、事業予算がいろいろ出て来ると思いますから、その予算については、ここで議決をしてもらわなくてはいけないし、また、それを執行するにあたってのいろいろな条例というのも、ルールというのも出て来ると思います。それも、ここで作ってもらわなくてはいけないということになると思いますから、条例という名前になるかどうかは別として、そういったものの、ルールメーカーとしての機能というのも出て来ると思います。
記者 具体的に言うと、次のステップというのは。
広瀬知事 次のステップは、まずは政府が総務省に話をしてと思っていましたら、総務大臣からさっそく連絡がありまして、大変関心を持っている、少し自分たちも勉強するからいろいろ法律的な詰めをしておいてほしい、という話がありましたの知事遠景で、結構、我々よりも国の方が早く飛び付いてきたという感じです。
 九州地方知事会としては、これまで、この構想づくりで各県の担当が集まってしてきましたから、そこを中心にもう少し詰めを行い、そして、もう少し、各県知事が集まって決めなくてはいけない大筋もあるかもしれないので、そういったことについても、必要に応じて議論をしながら詰めていきたいと思っています。
 年末には、この分権、アクションプランを作りたいという政府の考え方もありますから、そういったものに間に合えば、のっけてもらうということもあると思います。
記者 知事からみて、まだ詰めなくてはいけないところ、細かいところ多々あるのかもしれませんが、一番大きなものとしてはどの辺ですか。
広瀬知事 要するに、丸ごと受けるということになっていますが、国との関係をどういうふうに考えていくのか、それから、各県がありますが、その県や県議会との関係をどういうふうに円滑に進めていくのか、といったことについて、もう少し具体的な案件で議論をしてみる必要があるかと思っています。
 その辺はあまり固定的に考えないで、いろいろ、みんなが納得出来るような形にしていったらいいと思っています。
記者 一つ、出先機関の職員としては、そのまま、今の形を取ろうというところまでは確認して。
広瀬知事 そうです。予算も、権限も、機構人員、丸ごといただきましょうということにしています。
記者 知事が、総務大臣と直接この件の話を。
広瀬知事 私、大分にいましたが、福岡県知事が向こうに行った時に、総務大臣から呼び込まれて、そういう話があったので、九州地方知事会長よろしく、といって麻生さんから電話がありました。
 早速今週にでも会うことになっています。
記者 今週ですか。
広瀬知事 総務大臣には、会おうと思います。
記者 東九州地域医療産業拠点の構想ですが、改めて構想がまとまったことに、大分県としての意義というか、こういった拠点づくりを進めていくことの大分県としてどういったメリットが、今後考えられると思うのか。この辺を。
広瀬知事 大分県と宮崎県、一緒にということになっていますが、がっちり手を組みながら、しかし、お互いに競争意識も持ってやっていこうということですから、そのあたり、手を組むことによって、前向きの相乗効果が出てこなくてはいけないと思っているところです。
 したがって、大分県としてのメリットとか、宮崎県としてのメリットということはあまり言いたくはありませんが、さきほど4つの拠点づくりについてお話をしましたが、その拠点づくりにあたって、大分県の産業界や大学、地域がいろいろと参画することによって、東九州、大分県の活性化につながっていくだろうと思っています。
 また、それと温泉等が融合することによって、さらに広がりのある医療拠点が出来るということも夢としてあるわけで、そういった意味では、これからどう地域のメリットを活かしていくかということが知恵の出しどころになると思います。
 ぐずぐずしていたら宮崎県に置いて行かれるぞ、と言っているし、逆に宮崎県がぐずぐずしていたらうちが置いていく、というぐらいのつもりで、お互いに切磋琢磨しながらやっていきたいと思っています。
記者 車いすマラソンですが、参加人員の増加に、今回から賞金制度と取り入れたことがあると思うのですが、知事としては、この賞金制度は次の大会以降も継続してとお考えですか。
広瀬知事 今、国際的な流れとして、車いすマラソン大会出場するにあたってはなかなか大変なところがありますので、大きな賞金ではないのですが、こういう形で、少しでも出場負担を軽減出来ればということで、この制度が出来たわけです。それ自身は大事なことだと思うし、国際的な流れだと思いますので、続けていければと思っています。
  やってみたが、参加人員が減ったりしたら大変だったのですが、このように相当増えましたし、それなりの効果があったと思っています。
記者 農業の企業参入の方は、1社大きいところがあったので額的には十分達成されていると思います。ただし、知事があわせておっしゃった、いわゆる製造業の今年度誘致件数が5件ということについて、どのように思っていらっしゃるのか。これだけ円高が進んで、既に進出している企業が逃げ出さないように、何か対策をお考えになっていることがあれば。
広瀬知事 かねてから申し上げていますが、この企業誘致というのは、景気の流れがあったり、海外移転の動きがあったりする中で、潮時がそれぞれにあります。
 したがって、たくさん来てもらえる時にはどんどん来てもらうようにしなくてはいけない、という気持ちでいました。
 逆に言えば、今の時期は、そういった意味では、新しい設備投資の動きがそれほど出て来るほどには製造業に元気がない。それから、円高等があり、海外にも目を向けなくてはいけないという時代になってきていますから、それはそれで、しようがないところもあります。ただ、逆にいうと、またいい潮が流れてくるかもしれないので、そういうチャンスを早くつかんでいくことが、地域間の競争としては大事なことではないかと思っています。
 そういった意味では、時期的な問題はありますが、悪い時は悪いなりに、常にいろいろな企業を回って、よくなれば行きます、という話をちゃんとしておくことが大事ではないかと思っています。言われるように、せっかく大分県に立地してもらって、それがうまくいかないとか、あるいは、うまくいっているが海外の方がもっとうまくいくから向こうに行くとか、そういうことは当然心配しておかなくてはいけないので、できるだけそういうことのないように、情報収集をしながら、よく話をしていきたいと思っています。
記者 後段の部分について、今、具体的には。
広瀬知事 今、特に引止め策として何かあるということはありません。
 それは、大分に立地してみたらいろいろ立地上のメリットが出て来る、という環境を作っておくということが非常に大事なことだと思います。人材が豊かにあるとか、優秀な人材がそろっているとか、いろいろな面で、やっぱり大分に来てよかったといってもらえる、そういう環境を作っておくということが大事ではないかと思っています。
 そういう意味では、私は二つあると思います。いろいろな企業が集積しているから他の地域よりも大分県では仕事がしやすい、仕事があるということと、もう一つは、人材をちゃんと育成しておくということだと思っています。
幹事社 それでは、発表項目以外でも、質問のある社はお願いします。
記者 美術館について、今日午前中に由布市から、誘致というか、要請ということがありましたが、いわゆる検討委員会の方は、まだ素案の段階で新設ということを継足しています。結論が出るのは11月と聞いていますが、この段階で、もうすでに誘致合戦が、先般別府市も来られましたが、加熱しているのかわからないということもありますが、この状況をどういうふうに捉えられていますか。
広瀬知事 加熱しているかどうか、受け取り方ですが、どこからも誘致がないというよりも、こっちも一つ考えてくださいという話があるのは、ありがたいことだと思っています。
 いずれにしても、今日申し上げたのは、作るか作らないかを含めて議論をしていただいているので、それがまとまったらということになると思います。
 いろいろこういう時には難しいことになりますが、とにかく県民のために一番いい選択をしなくてはいけないと思います。
記者 東九州メディカルバレーが誕生するかどうかで、東九州自動車道の方なんですが、蒲江~北浦間はある程度の目途はついていますが、佐伯~蒲江間について、どのくらいのスパンでと考えていますか。
広瀬知事 佐伯までは既に供用開始しており、蒲江~北浦間は24年度供用開始を目指して、今大いに進めてもらっています。そして、26年度には北の築上~宇佐間が出来てくるという状況ですから、佐伯~蒲江間は遅くとも26年度までには供用開始ということにしてもらいたいと思っているところです。
 今のところ、まだ、そこのところの供用開始の予定すら未公表ということですから、早く26年度というのを頭に置いて、やってもらうように引き続き活動を進めていかなくてはいけないと思っているところです。
記者 国からは、計画みたいなものはまだ出ていませんか。
広瀬知事 そうです。まだです。
記者 教員採用の問題で、県教委が賠償の問題で、元教員、元教諭、元受験者と話を進めていると思いますが、まだ全ての受験者と合意が出来てないという状況です。その状況について、知事はどう思われているのかということと、あと全ての総額がおよそ9,000万円余りということで、一部はカンパで賄うということですが、多くが県費で賄われるということで、それについて、県民の理解を求めるために何が必要かというところをお願いします。
広瀬知事 今、教育委員会が関係の皆さん方と個別に話を進めていると思います。
 額の問題になっているところもあるかもしれないし、そもそもお金で解決出来るような問題ではないということを言っておられる方もいるということで、これは丁寧に一人ひとり話を進めていくことが大事ではないかと思います。
 とにかく、金額が幾らということがまとまってくると思いますが、これは、県の不法行為ということで、県庁職員、県の教育委員会がやった不法行為ですから、県が賠償責任を負うということになると思います。ただし、その時に関係者もある程度負担をしようということで、今教育関係の皆さん方がカンパをしているということですから、それはそれで大事なことではないかと思っています。
 もう一つ、それで足りない分をどうするか、求償するかしないかという問題があると思いますが、このあたりは、まずは教育委員会でよく議論をするのではないでしょうか。よく見ておきたいと思います。
 とにかく、何か国が公的な権力の行使で不始末があった時には、国なり地方公共団体が賠償することになって、その時には予算でやらざるを得ないわけです。 それは、一義的にそういうことにならざるを得ないということで、まことに残念なことですが、そういう不法行為があった以上は、しょうがないということになると思います。それをどうやって賄っていくか、という問題だと思います。よく、これから議論されるだろうと思います。
記者 トリニータですが、一昨日県民デーがありました。結局今、まだ計画作って1年に満たない中で、再建計画の見直しに入っていますが、その見直しに関して、知事としてどう思っていらっしゃるのかというのと、今後、Jリーグへの返済、もうすでに1億円が迫っていますが、その返済に向けて、またさらに県費の投入なり、そういうことも視野に入るのかどうなのかを。
広瀬知事 なかなか成績も振るわないし、経営的にもまた苦しくなっていると聞いていますが、今、原因を分析し、対策を考えている時期だと聞いています。けれども、当初の見込みに対して、スポンサーが付かないとか、入場料収入が思うように伸びないとか、そういう問題があるだろうと思います。その辺の状況が、理解出来るのかどうか、というところが一つあります。
 つまり、もうこれはとてもじゃない、このままではいけない数字なのか、このようにすれば成り立つことになっているのかどうか、というようなことをよく詰めてもらう必要があるのではないかと思っています。県がどういう対応をするかということについては、もう少しそれを見てからになるだろうと思います。
 県ももちろんですが、市や県民、経済界がどういうふうに考えておられるかというところも非常に大事なことになると思います。みんなが、これは大事な問題だ、みんなで支えていこう、ということになるかどうかというところです。
記者 県議会の政務調査費の問題で、県に対して、先日120万円が返還される事態になっていますが、知事のご所見を伺いしたいのですが。
広瀬知事 この問題は、去年、政務調査費の使い方が適切ではない部分があるのではないかということで、県議会が相当突っ込んだ議論をして、そしてこういう場合には使える、こういう場合には使えない、それから使った場合にはこういう証明書を付けてください、など大変詳細に決まって、これで透明性が増したのではないかと思っていましたが、そういう中で、今度の問題が明らかになったということで、それ自身は大変残念だと思います。本人も議会もいろいろ対策を講じるだろうと思いますが、県民の信頼を回復出来るように、しっかりと対応してもらいたいと思います。
記者 今のに関連の質問ですが、今の事務所の使い方もそうですが、インターネットから盗用した問題です。これも、知事自身が県のトップとして恥ずかしい思いをされたと思いますが、その件についてのご見解をお伺いしたいのが一点と、もう一つは、そのような事務所の問題やインターネット等、公費の使い方について、かなり本県においては認識が薄くて、透明度は増したとおっしゃっいましたが、結構イタチごっこが続いていると私どもは捉えています。それで、例えば県議会に、コンプライアンスの重要性や必然性を認識してないというような、我々も思いがあり、県職員の不祥事が起こった時にコンプライアンス研修をやったように、例えば県議に対しても、道徳教育というか、やっていいこと、いけないことをきちっとその辺を理解させるような手法が必要ではないかと私自身は思うのですが、その辺、二つのことに対するお考えをお伺いしたいのですが。
広瀬知事 併せて、出張報告の件が明らかになりましたが、出張については、いろいろな議論がある中で出掛けていって、その後どういう出張でどういうことをしてきたのか話を聞きましたが、真面目に調査をしていたと思っていまして、これこそ、あの報告書の作成にあたって、もう一つ注意しておけば本当に良かったのではないかと思います。これまた、注意を怠っていたというか、いろいろと引用するならそのことを明らかに書いておけば何の問題もないのですが、そんなことで残念だと思いますが、出張自体は非常に真面目にやってきていたのではないかと思います。
 コンプライアンスの問題ですが、私どもは議会からチェックをされる方でございまして、なかなかチェックをするのは得意ではないので、議会の方で、県民の信頼を得て、そしてしっかりと仕事をするということは非常に大事なことですから、議会の方で何かお考えになるのではないでしょうか。
記者 トリニータの話ですが、どうにもならないものなのか、何とかなるものなのか、そこのところを詰めてもらわないとという話ですが、それは具体的に、会社側に、そういったものを報告するように投げかけはされているのですか。
広瀬知事 それは、当然来ると思います。報告するように別に言っているわけではありませんが、今期この計画でいきますと言って、私もそれではということでJリーグに頭を下げに行ったわけですから、そういう意味では、その結果がどういうふうに今なっているのかについては、言ってくると思いますが、気にしているのは、何とか、県民、経済界、行政の応援を得ながらやっていけるという図が描けるかどうかということだと思います。
 もうずるずるいって、この調子でいくと成り立たないのではないかということになったら、もう手の打ちようがないと思うので、そこをこうしたらやっていけるのでついては、という話があるかどうか、ついてはって甘いことを言っているわけではありません。そういう議論があるだろうということだと思います。
 まずは、経営計画としてこんなことを考えている、そしてそれを支えてもらうために、県民や経済界、行政にこういうふうにお願いしたいと、自分たちもこういう努力をするということが姿として描けて、しかも納得が出来るかどうかというところが、大事なことではないか。我々は、県民の皆さんのお金を預かっているわけですから、県民の皆さんがそういう意味で納得出来る姿が描けるかどうかということが大事だと思います。
記者 ある日、突然、もうどうにもなりませんと持って来ることはないと思うので、ある程度途中経過がお耳に入っていると思うのですが、その辺、感触的にはどうですか。
広瀬知事 今、ひたすらお待ちしています。
 それは、連絡をしてくると思いますから、みんなが納得できるような姿が出来るかどうか、そもそもここまで至ったのはどうしてなのか、そこについてもみんなが納得出来るような理由があるのかどうかが大事です。
 それにしても、先週と今週勝てたのだから、もうちょっと前から勝てば良かったのにと思います。
記者 知事としては残す、残さないも含めて、みんなで議論していくべきだと思われますか。
広瀬知事 そこは、最初に残すことがありきではないと思います。
記者 奄美大島の大雨の件ですが、大分県として何か支援を考えていらっしゃるかどうかと、大分県にも離島が幾つかありますが、その辺の防災の体制を確認したりとか、再検討したりとか、そういうところを考えていらっしゃったら、お考えをお聞かせ願えますか。
広瀬知事 大雨については、今ご存じのように、ようやく通信が出来るようになったところで、実情がどうなっているかがよくわかりませんので、その辺が明らかにだんだんなってきて、それに応じて、県としても何かできることがあれば、一生懸命応援、支援をしなくてはいけないと思っているところです。
 それから、大分県にも、住民が住んでおられる離島が幾つかありますが、とにかく連絡が付く体制はいろいろ出来ていますので、そのことについて、今度の奄美大島に関連して、特に何かしておかなくてはいけないことは、今のところ考えついていません。これも、何かあればもちろん考えていかなくてはいけないところだと思います。
 今のところ、今度の災害に関連して、これをやっておかなくてはいけないということはあまりないと思っています。
記者 違う質問です。
 他県の知事が先週、育児休暇を取得することを発表しました。それに対して、関西のある子だくさんの知事が、知事の場合は一般職員とは違い、住民の生命を預かるのが自治体の知事の考え、そういうのはちょっといかがなものかという形で、批判的な発言があったと思います。そこで、「子育て日本一」を掲げる本県の知事としては、その辺はどういうふうにお考えですか。
広瀬知事 私は、よかったのではないか、いいのではないのかと思います。
 もちろん、知事として重い責任を負って仕事をさせていただいているわけですから、ご本人も当然、何かそういう緊急事態をそれによって回避するというつもりは全くなくて、やらなくてはいけない仕事はしっかりと果たしながら、そういう中で、育児のための時間を少し取っていくということだと思いますから、それと県民に対する責任とを対比して考えるほどの話ではないのではないか、そんなことをいうから、いつも育児休業がうまくいかないのではないかと思います。
 仕事は仕事、育児は育児、ということがワークライフバランスの考え方ではないでしょうか。
記者 仮に、広島県知事と同じ立場でしたら、どうされますか。
広瀬知事 うらやましいです。そんなことはないですから。
記者 来春の知事選について、お聞きしたいのですが、知事の任期満了が4月27日ですので、およそ半年ということになります。先般、県商工会議所連合会が政策要望に来られた時も、姫野会長から是非にという要望があった経過もありますが、半年のこの時点で、改めて今、来春の去就についてどのように考えていらっしゃっるのかということと、県民の声を聞いてご判断なさると言っていますが、いつ頃までに考えて判断したいと思っていますか。
広瀬知事 この話は、自分で決めるのもいいのですが、出来ればできるだけ丁寧に県民の皆さんのお話を承りながら決めていく、という性格のものと思っているところです。したがって、もうちょっと、いろいろご意見を伺いながら、時間をかけてみたいと思っているところです。
 また、いろいろ知事としての仕事をやらなくてはいけませんし、やっていくについて、何か選挙に関連した話になっても、片腹痛いところがありますので、そういった意味でももうちょっと時間をかけたいと思っているところです。
 それで、いつ頃決めるのかというお話ですが、それがわかれば簡単な話ですが、もうちょっと時間をかけたいということで、ただ、いつまでもふらふらしているのも潔くないという感じもしますので、そんなに長い間ということではないのではないかと思っています。その辺で勘弁していただければと思います。
記者 確認ですが、今、いろいろ選挙と関連づけられてもという、知事としての活動の中で、早く何らかの表明した場合に、そういうふうに選挙運動的なものと捉えられないようにという深い配慮ですか。
広瀬知事 そういう配慮というのか、例えば、ふれあいトークひとつ行っても、何となく、虚心坦懐に話したいところが、そうではない見方をされるのも住民の皆さんに申し訳ないし、そういったところもあるのではないかと、余計なことを考えています。
記者 いまの関連で、3つほど伺いしたいのですが、この間、玖珠の商工会連合会が来た時に、知事の顔の箸置きを置いて、機関車のように引っ張って欲しいとおっしゃった時に、それを笑っていらっしゃったようなことがありますが、それを聞いてどう思うかということと、結局県民のいろいろな声を聞きながらというお話だったのですが、これまでもいろいろな声が、姫野会頭やこうした商工会から上がっていますが、続投を望む声以外の声もお聞きになっているのかどうかということと、そろそろ来月になると年末も近くになるのですが、来し方行く末を考える時期というのは、知事も一般の人たちと同じような時期なのかという、その3点よろしくお願いします。
広瀬知事 玖珠の方がおみえになった時は、機関車の箸置きがあって、顔が非常に似ていましたので笑っただけで、それ以外の何もありません。
 それから、いろいろな方から激励をいただいていますが、それは大変ありがたいことだと思っています。今のところ、私の聴き方が足りないのかもしれませんが、辞めろという方はいません。
 それから、来し方行く末、これはいつも何かやるについては人間は歴史的な人間ですから、いろいろなことを考えながらやっていくということではないかと思っています。
記者 さきほど、ふれあいトーク等の話がありましたが、万が一身を引かれるということであれば、早く表明されても別にいいと思うのですが、そういうことは、その逆の選択と考えざるを得ないと思うのですが、どうでしょうか。
広瀬知事 なるほど、いい詰めです。ただ、そういう場合でも、少しは関連するのではないかという気がします。
 そういうことを含めて、慎重にしています。
幹事社 よろしいでしょうか。終わります。
広瀬知事 今日は厳しかったですね。
 ありがとうございました。
※知事及び記者の発言内容については、単純ミスと思われる字句、重複した言葉づかい等を整理の上、作成しています。
[記録作成:企画振興部広報広聴課]
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