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新年祝賀互礼会にて 平成22年1月4日

印刷用ページを表示する 更新日:2010年1月13日更新

新年祝賀互礼会 知事あいさつ

平成22年1月4日

 皆さま、明けましておめでとうございます。
 皆さんのことですから、きっと悲願や秘策を胸に新春をお迎えになったことと、心からお慶びを申し上げます。
 また、日頃から大分県政の推進にあたり、いろいろとご指導、ご鞭撻を賜っており、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。
 県政については、今年も皆さん方に、心配になるぐらいたくさんのご心配をおかけいたしますので、どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
 今年は、寅年です。十二支については、私もあまり勉強したことはありませんが、この寅年の意味だけは大変気に入っているところです。
 本によりますと、「春が来て、そして草木が生え立つ」ということだそうです。私もこれにちなみ、いろいろあった去年のことは振り返らず、諸事、前向きに積極的に進めていきたいと思っているところです。皆さん方には、いろいろとご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 特に、今年は3点に取り組みたいと思っています。一つは何と言いましても、「景気対策、雇用の確保」です。昨年末、政府が経済見通しを発表しました。平成21年度の実績は、マイナス2.6%ぐらいになるだろうということです。一方、平成22年度は、1.4%ぐらいのプラスになるということで、どたばたで作った計画、見通しにどのくらいの信頼がおけるかという心配はあります。しかし、今年は寅年です。後ろを振り返らずに前を向いて、ぜひこれを実現するように努力をしなければならないと思っているところです。
 大分県も微力ながら、景気回復、雇用確保には全力を投入したいと思っています。
 そんなこと言って大丈夫かと、心配そうなお顔ですが、悪い話ばかりではありません。たとえば、大分県の大変大事な産業である農業は、平成19年、20年と2年連続で前年を上回りました。この2年連続で上向いたことは、実に18年ぶりであり、大分県の農業も回復の兆しが出てきたと思っているところです。
 産業の方は大変厳しい状況ではあります。しかし、特に輸出型ものづくり産業の中には、正月を返上して工場を稼働したところが幾つもあり、そんなところも大分県の経済復興のよい兆しであると思っているところです。
 心配なのは雇用です。雇用については、特に新卒の子どもたちの就職を大変心配しています。県では、高校卒業の子どもたちが県内で就職できるように力を入れているところです。年末にかけて努力した結果、だいぶよい数字が出てきました。学校を出て、大分県で仕事をしようという殊勝な子どもたちには、ぜひそのチャンスを与えなければならないと思っているところです。私どもも努力をいたしますが、今日、ご出席の皆さん方にもぜひ、あと一人、あと二人、高校卒のかわいい子どもの就職にご協力を賜ればと思うところです。
 景気・雇用を考えるにあたり、キーワードは、輸出の面であろうと思います。いま内需中心で景気回復を図るということが言われていますが、とてもそんなことが出来るような内需の風はまだ吹いていないと思います。
 幸い、いまはBRICs諸国が大変な勢いです。2008年度で中国がなんと9.0%成長、インドは6.0%成長、そして、ブラジルは5.1%の成長というような時代ですから、ぜひ輸出に力を入れながら内需拡大が実現できるまで時間を稼がなければならないと思っているところです。
 今年は、1月22日から上海でフェアを行います。大分県からも、15社50品目を出展するということです。それから5月には上海万博が始まります。その中で、9月には九州・沖縄ウィークがあり、大分県からも大いにPR隊を出そうと思っているところです。また、8月には、アジア太平洋経済協力(APEC)の経済委員会ハイレベル会合が大分県で開かれます。輸出、国際経済を中心に、景気の回復を図っていきたいと思っているところです。
 景気回復のキーワードにはいろいろありますが、一つは、新分野と言いますか、省エネルギー、あるいは環境だと思います。いま新産都に行けばどの工場でも最先端の省エネルギー設備を使っています。そして、環境によい機械を使っています。きっと世界で一番進歩した環境・省エネ設備が大分県にもあると思いますが、こうしたことをさらに前に進めて行くという分野もあろうかと思います。
 また、医療、これが結構盲点ではないかと思います。大分県には、血液浄化、あるいは血管医療関係の機器を作っている日本一、世界一のメーカーが立地しています。
 こうしたところを中心に、医療サービスとモノの提供を組み合わせた産業もこれから大変有効ではないか、そういう新分野も開発していきたいと思っているところです。
 さらには将来の布石として、新しい技術開発もやっておかなければならないと思います。皆さんも少しは聞き覚えがあるかもしれませんが、次世代電磁力応用技術開発という次世代モータの開発をしているところです。
 モータなんかたくさんあるじゃないか、と思うかもしれませんが、小型で強力なモータであり、大変にエネルギー効率がよくなるそうです。モータがどのくらい地球環境に寄与するかと思うかもしれませんが、日本で使われている電力の半分はモータを回すために使われています。コンピュータもモータが回っています。工場はもちろんです。いろんな意味でモータを回すために、電力の半分が使われているということですから、そこが省エネルギーになれば大変な効果があるということです。いま大分大学を中心に、産学官で研究開発を進めており、全国的に期待されているところです。そういう布石も打ちながら、やはり、景気・雇用対策を行い、大分県が真っ先にこのトンネルから抜けて、そして、よい方向に行けばと思っているところです。
 二番目は、「子育て満足度日本一を目指す大分県」ということです。平成20年末の調査では、出生率が1.53ということで、何と、改善率は全国2位となりました。大変に勢いが出てきています。この勢いに乗って、ぜひ大分県は子どもが育てやすい県、楽しく子育てができる県にしていきたいと思っているところです。
 また、経済的に大変だということですので、保育園の保育料の応援、加えて医療費の応援もやっているところです。いま学校に入るまでの子どもの医療費を応援していますが、やはり入院費が大変のようですので、入院医療費については、できれば中学3年生までは大丈夫なようにしたいと考えているところです。保育料や、乳幼児の医療費応援レベルにおいて日本で一番というところまでもっていきたいと思っています。
 子育てにはいろんな心配ごとが多くあります。そういう心配ごとにすぐ対応するということも非常に大事なことです。したがって、24時間子育てに関して、心配ごとがあれば何でも相談に応じる行政サービスもやろうと思っているところです。大分県は子どもを育てるのに最高だと言われるような県にしていきたいと思っています。
 三番目は、「社会資本の整備」です。大分県は大変に社会資本の整備が遅れています。そういう中、新しい政府においては、社会資本の整備はどちらかというと後回しになっていますが、私はそれでは困ると思っています。厳しい予算配分ではあるかもしれませんが、戦略的道路の整備を進めて行かなければならない、あるいは治山・治水事業も進めていかなければならないと思っています。ここのところは、国にいろいろ要求して、そしてまた我々自身、選択と集中を図り、知恵を出し、とにかく社会資本の整備を着実に進めていく努力をしていかなければならないと思っているところです。
 ことほどさように、やりたいこと、やらなければならないことがたくさんあります。ひとえに皆さん方のご指導ご鞭撻をいただかなければなりません。ぜひ、よろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、皆さん方のこの新しい年のご健勝とご多幸を切にお祈り申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。
 皆さん、おめでとうございました。ありがとうございました。

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