狂犬病予防について
印刷用ページを表示する掲載日:2010年4月1日更新
○海外へ旅行する場合の注意
我が国においては昭和33年以降、動物における狂犬病の発生は認められていませんが、世界各地ではいまだ狂犬病の流行が続いています。
特に狂犬病の発生が多い国では、犬やキツネ、タヌキなどの動物とむやみに触れあわないようにしましょう。また、旅行先の国の狂犬病に関する情報を収集し、予防接種を行うなどの対策をとりましょう。
万が一旅行中に流行地域で犬等に咬まれた場合には現地医療機関を受診しましょう。平成18年に東南アジアを旅行中に、犬に咬まれた方2名が国内で発症して亡くなっています。
現地医療機関への受診を有無にかかわらず帰国時に検疫所(健康相談室)に相談しましょう。
特に狂犬病の発生が多い国では、犬やキツネ、タヌキなどの動物とむやみに触れあわないようにしましょう。また、旅行先の国の狂犬病に関する情報を収集し、予防接種を行うなどの対策をとりましょう。
万が一旅行中に流行地域で犬等に咬まれた場合には現地医療機関を受診しましょう。平成18年に東南アジアを旅行中に、犬に咬まれた方2名が国内で発症して亡くなっています。
現地医療機関への受診を有無にかかわらず帰国時に検疫所(健康相談室)に相談しましょう。
○犬を飼っている方の注意
狂犬病の国内での発生・まん延を食い止めるため、国では水際の防疫体制を強化していますが、万が一狂犬病を発生しても、被害を大きくしないようにするため登録・予防注射を実施しましょう。
登録・予防注射は狂犬病予防法で義務付けられています。
登録・予防注射は狂犬病予防法で義務付けられています。
○ 犬の登録
お住まいの市町村役場に犬の登録をしてください。 万が一、狂犬病が発生した場合、早くに対策をとることができます。
○ 年1回の予防注射
狂犬病予防注射を毎年受けさせることで、狂犬病が発生した場合でも、飼い犬への感染及びまん延を防ぐことができます。
病原体 | 狂犬病ウイルス | ||||||||||||||||||
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感染動物 | すべてのほ乳類(犬科の動物だけではありません) | ||||||||||||||||||
感染経路 | 感染動物による咬傷(咬み傷)の部位から、唾液に含まれるウイルスが侵入します。通常、ヒトからヒトに感染することはなく、感染した患者から感染が拡大することはありません。 | ||||||||||||||||||
ヒトに感染したときの症状 | 発熱、食欲不振、咬傷部位の痛みや掻痒感 → 不安感、恐水及び恐風症状、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状 → 昏睡(呼吸障害によりほぼ100%死亡) | ||||||||||||||||||
潜伏期間 | 1~3ヶ月程度 | ||||||||||||||||||
人に感染したときの治療方法 | 発病後の有効な治療法はありません。 | ||||||||||||||||||
発症予防 | 罹患動物に咬まれた場合の治療として、ワクチン接種などにより行います。 | ||||||||||||||||||
世界の発生状況 | 日本、英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて、全世界に分布年間の死亡者数推計 5万5千人(WHO 2004年) | ||||||||||||||||||
日本の発生状況 |
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