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特殊詐欺被害防止のポイント

印刷用ページを表示する 更新日:2018年4月16日更新

(1) 犯人と話をしない対策

    特殊詐欺の犯人は、詐欺師ですので、騙しのプロです。
    そもそも犯人と話をしないで済むよう、予め犯人と話をしない環境を構築しましょう。  

対策(1)「振り込め詐欺撃退電話機」などの被害防止機器の設置

 現在、家電量販店には、振り込め詐欺の被害防止に有効な、「電話機」や、電話に取り付けるタイプの「被害防止機器」が1万円程度から販売されています。
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 機能的には、電話が繋がる前に、「この電話は振り込め詐欺被害防止のため、通話がすべて録音されます。」とアナウンスされ、実際に会話を録音して犯人を牽制する装置や、「犯人が犯行に使用した電話番号を着信拒否する」ものなど様々ですが、これらの機器の設置は、被害防止対策上、非常に有効です。

対策(2)「ナンバーディスプレイサービス」や「留守番電話」機能の活用

 被害防止機器の設置ができない方は、「ナンバーディスプレイサービス(月額400円程度)」を利用し、「番号非通知からの電話」や「知らない電話番号からの電話に出ない」ようにする方法があります。
 また、ナンバーディスプレイサービス登録をしていなくても、「常に留守番電話」にしておき、必要な場合だけ、電話に出たり、かけ直したりするだけでも、かなり効果があります。
 なお、これまでに詐欺の電話が何度も掛かってきているお宅では、電話番号を変えて、新しい番号を親しい人だけに伝え、電話帳には登録しない方法もあります。
(市役所等からの大切な連絡は、基本的に郵送で送られて来ます。犯人に知れ渡っている電話番号を使い続けるより、思い切って新しい番号への変更を検討してみてください。)


(2) 犯人から騙されない対策

対策(1)常に「最新の情報」を入手し、抵抗力を高める

  警察では、特殊詐欺被害が発生した際には、できるだけ新聞やテレビで注意喚起をしてもらうため、積極的に広報を実施し、これを受けて、各メディアも多数報道を行ってくれています。
    これらの情報に興味を持って、自分のところに犯人から電話があった際の対策を考えておきましょう。
    また、県警では「大分県警察電子メール情報配信システム(まもめーる)」でも、注意喚起を行っています。

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対策(2)犯人から電話が掛かった際の対応を検討しておく

   特殊詐欺の被害を受けた方に質問すると、多くの方が「『オレオレ詐欺』や『還付金詐欺』のことは知っていますが、知っていながら、『オレオレ詐欺』や『還付金詐欺』の被害に遭われているのが実状です。
  その理由は、日常生活をする上で、「まさか自分に電話がかかるとは思ってもなかった」ため、実際、犯人から電話を受けた際、冷静に対応できず、お金を渡した後で、我に返り、「さっきのは、もしかすると詐欺だったのは・・・・」と気づくからです。

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  このようなことにならないよう、いつ犯人から電話が掛かってきても、冷静に対応ができるよう、日頃から家族や知人と合言葉を決めるなど、具体的な対策を検討しておきましょう。


(3) 騙されても犯人にお金を渡さない対策

対策(1)大きな支払いは、ATMではなく、金融機関の窓口を利用する

現在、県内の各金融機関では、高齢者を特殊詐欺被害から守るため、「預貯金小切手を活用した特殊詐欺被害防止対策」を実施しており、金融機関窓口で、高齢者が高額な現金の引出し、振込を行う際、窓口職員がお金の使い道などを聞き取り、被害に遭わないためのアドバイスを行っています。
この対策によって、近年、金融機関の窓口で、多くの特殊詐欺被害の発生を未然防止しています。
大きな金額の引出しや振込をする場合は、ATMを利用せず、「必ず金融機関窓口を利用する」だけでも、かなりの抑止効果が期待できます。
※金融機関の窓口職員は、高齢者の味方です。窓口で現金の使い道を聴かれた場合には、必ず、本当のことを申告してください。また、還付金詐欺対策として、予め「ATMでの引出し限度額を1日10万円~20万円以下」に設定するだけで、たとえ被害を受けても、大きな被害にならずに済みます。
検討をお願いします。

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