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こころちゃんの気がかり

印刷用ページを表示する掲載日:2020年5月1日更新

新型コロナウイルス感染症に関連する人権への配慮について

県民の皆さまへ

 新型コロナウイルスへの感染が拡大する中、感染への不安から不当な差別や感染した方への誹謗・中傷が国内や県内でも報告されています。

(実際に報告のあった事例)

 ・感染した人や家族、その施設や周辺地域への誹謗・中傷

 ・PCR検査で陰性にも関わらず、その子どもの保育園登園拒否

 ・医療従事者や若年層をウイルス菌保有者と断定して差別

 ・県外ナンバーの車に乗っているというだけで忌避・排除

 誰もがウイルスには感染したくありませんが、誰にでも感染は起こりうることです。新型コロナウイルス感染症に関連した誤った情報や不確かな情報に基づく不当な差別、いじめ等の人権侵害はあってはなりません。

 不確かな情報に惑わされて人権侵害につながることがないよう、公的機関が発表する正しい情報に基づいて、人権に配慮した適切な行動をお願いします。

新型コロナウイルス感染症に関する情報

 新型コロナウイルス感染症に関する正しい情報については、次のページをご覧ください。

人権侵害を受けた時の相談窓口

 法務省人権擁護局では、コロナウイルスに関係した不当な差別やいじめ等の人権問題について相談を受け付けています。

 私たちの周りにはいろんな人たちがいて、共にこの世界で生きています。それはまるで、いろんな色が隣り合う虹のようです。虹は、いろんな色があるから美しいのであって、1色や2色しかなかったら、寂しいでしょう?

 虹はLGBT(性的少数者)のシンボルとしてよく使われます。LGBTとは、レズビアン(L)やゲイ(G)といった同性に恋をする同性愛者、異性・同性どちらにも恋をする両性愛者(B、バイセクシュアル)、自分が思う性別と身体の性別が違っていると感じているトランスジェンダー(T、性同一性障がいを含む)のことです。2015年に電通が行ったアンケート調査では、「自分はLGBTだ」と答えた人が7.6%いました。この結果によれば、性的少数者は13人に1人の割合でいることになります。

 自分の周りにはLGBTはいない、と思うかもしれませんが実際は近くにいるのです。LGBTがそのことを告白できない社会だから見えていないだけなのです。

 LGBTの状況を知るデータがあります。岡山大学病院のジェンダークリニックを受診したトランスジェンダーのうち、59%が自殺を考えたことがあり、28%が自傷・自殺未遂を、29%が不登校を経験しています。そして、自殺を考える時期で最も多いのは、第2次性徴による身体の変化、自分が思う性とは反対の制服、恋愛といった問題が重なる中学時代で、2番目に多いのは社会へ出る前後です。

 LGBTの人たちも自分らしく活き活きと成長し、暮らしていけるようにするために、学校で、職場で、地域で、何をすればいいのでしょう?

 一緒に考えませんか?  多様性に満ちた虹のようなこの世界で。

<お店やオフィスなどに虹の旗(レインボー・フラッグ)や虹のポスターなどをつけると、LGBTの人たちへの「理解してるよ」「応援してるよ」というメッセージになります。簡単ですね!すぐできます。“大分県人権情報プラザ”の入口にも。>

プラザ入口

法務省人権擁護局へのリンク

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